湖
掲載日:2026/07/08
たとえば親しいひとの部屋にゆく
ふたりで楽しくゲームでもして
ただの孤りがふたりになれば
それだけで暖かくかまわずに笑ってる
冷たいメロンを一切れ食べて
垂れる汁を皿のうえに収めるよう心がけ
窓の外青空のはるか上空を
音もなくキラッと光る飛行機が飛んでいる
さぁ夏がやって来る
ギラギラ心を締めつける真夏が
幸せで快適なこの部屋は
空調もよく効いて水のうえを漂ってるよう
青空に馬の形をした薄い白雲が
美しい疾走をみせてくれている
目のまえの彼女はなにをみて笑ってる
私は目が合わないよう君をみて笑ってる
なぜかはわからないけれども
青空が清くすき透る湖にみえた
(水中でも生きてゆけるねふたり)
彼女はなにも云わず私をみて笑ってる




