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登場人物紹介(第四章)

▼セラフィーナ

他国の使節団が滞在するすずらんの館の掃除要員として駆り出される。ローラントからのご指名で一時的に文官補佐をすることに。ラウラの配慮で、使節団の世話係から外される。だがエディに連れて行かれた先で、元婚約者と再会。八年前、ディックに贈った懐中時計を本人から返却された。


▼エディ・ダールグレン

周囲から鑑賞用として遠巻きに見られていることには気づいていない。型破りのセラフィーナを見るたび、貴族令嬢の概念が揺らいでいる。レクアルから「何かあれば助けられるように待機せよ」と命じられ、セラフィーナとディックの会話を聞いていた。静かに涙を落とすセラフィーナにハンカチを差し出した。


▼レクアル・クラッセンコルト

エディにセラフィーナを呼んでくるように命じた。ディックに対して、セラフィーナの庇護者として牽制し、舞踏会の会場に戻った。


▼ラウラ・コントゥラ

伯父から「セラフィーナさんの力を借りたい」と泣きつかれて、セラフィーナと持ち場を入れ替わった。前世の記憶保持者。アルトいわく、前世は、世紀末の大魔女だったらしい。


▼ローラント・コントゥラ

事務次官。文官棟でたちの悪い風邪が流行し、優秀な部下も次々倒れた結果、部屋が処理待ちの荷物であふれかえって途方に暮れていた。文官の間で丁寧な仕事ぶりに定評があり、数人分の仕事を捌けるセラフィーナの腕を見込んで、助けを求めた。


▼ジーニア

下級女官。赤髪の三つ編み少女。そばかすがある。ユールスール帝国の文官から絡まれていたところ、たまたま通りがかったセラフィーナに助け出された。ツンデレ要素がある模様。


▼アルト・オークランス

クラヴィッツ公太子主催の舞踏会では、正装姿でレクアルの後ろに控えていた。仕事終わりのセラフィーナを連れ出して夕食をご馳走し、セラフィーナの胃袋をつかんだ。嘘を暴く魔法・防音結界が使える。前世の記憶保持者。


【ユールスール帝国の関係者】

▼ディック・ユールスール

ユールスール帝国の皇太子。セラフィーナの元婚約者。治水技術の視察のため、ユールスール帝国の使節団として同行。銀の鎖がついた懐中時計を取り出し、自分では処分できないから代わりに捨ててほしいと渡す。いつまでも後悔する性格なので、国のトップに向いていない人。


▼マリアンヌ・リュイ・シルキア

シルキア大国の第五王女。ディックの婚約者として、使節団についてきた。流されるまま生きてきたが、最近やっと吹っ切れたらしい。昔のようにただ自分の不幸を嘆くだけではなく、皇太子妃になる未来を受け入れた。


【用語解説】

▼唯一の魔法(始まりの魔法)

魔法は誓約によって使えないものがあるが、唯一の魔法は特別。誓約に縛られず、自分にしか扱えない魔法。些細な魔法だったり、国家存亡に関わる魔法だったり、一生に一度しか使えないものだったりと多岐にわたる。魔力を持つ者が少なくなった現代では、唯一の魔法を知らずに生を終える者も珍しくない。


ラウラ:触れた相手の魔力量を知ることができる。

アルト:現世の名前から前世の名を知ることができる。

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