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登場人物紹介(第二章)

▼セラフィーナ

アルトの隠れ家で、確実に起きる未来の出来事をラウラとアルトに説明した。女官の仕事も慣れてきて、イレギュラーな雑務を合間にこなせるようになった。休日は書庫に通っている。レクアルに頭をぽんと触れられたとき、実の両親にもされたことがなかったのに、不思議と安心感があった。断じて自分は恋などしていない。


▼エディ・ダールグレン

騎士宿舎の受付前で騎士たちに囲まれていたセラフィーナを発見した。女官たちの嫌がらせの現場を目撃していた。アルトにからかわれて「あり得ません」と即座に否定したことで、セラフィーナが傷ついたことは知る由もない。


▼レクアル・クラッセンコルト

セラフィーナに「第二妃になる気にはなったか?」と遠回しに尋ねたが、すぐに断られた。再会した際には、元気な顔を見て安心した様子で「これからも励めよ」と声をかけた。両利きだが、利き足は右(エディ談)。


▼ラウラ・コントゥラ

セラフィーナの教育係。セラフィーナをアルトの隠れ家に連れて行った。アルトとは昔馴染み。マルシカ王国のことを心配している様子。


▼アルト・オークランス

レクアルの近衛騎士。赤銅色のゆるふわヘアー、紺碧の瞳。ラウラとは浅からぬ縁があって今は友人だが、恋人になる予定らしい。魔法が使えることは秘密。


▼若い文官

休日の書庫でばったり出会った。肩までつく長さの藤色の髪、長い前髪から見えたのは青紫の瞳。『占い大百科』を愛読している。だが敵と判断した人間には、態度が百八十度変わる。成人男性だが、中身が少し子供っぽい。ちょっと面倒くさい人。


▼ヘレーネ

ほとんど利用者がいない書庫を管理している司書。無類の猫好き。女子寮に入ってからモフモフに飢えていたところ、セラフィーナがプレゼントした猫のイラストを毎日眺めて癒やされている。


▼ジーニア

下級女官。三人組その①。赤髪の三つ編み少女。そばかすがある。上級女官の口調を真似しているが、発音に癖がある。親切なふりをして騎士団への差し入れを奪った。


▼バイオレット

上級女官。三人組その②。赤みがかった茶髪。話し方は穏やかだが、よく見ると目が笑っていない。一番敵に回したくないタイプ。


▼プリムローズ

上級女官。三人組その③。縦巻きの金髪。高飛車なお嬢様らしく気位が高い。三人組の一番年上で、内心では婚期が遅れていることを気にしている。


▼大魔女イリス(マルシカ王国)

故人。敵意を持つ者の侵入を拒む魔法で、今もマルシカ王国を守っている大魔女。複雑な魔方陣を同時展開する手腕はさることながら、扱いが難しいとされる古代魔法も巧みに操るなど、逸話が多く残されている。世界に二人といない天才。


▼バルトルト(偽物)

シルキア大国からやってきた商人の男。クラッセンコルト公国で店を構えるため、献上品を持ってきた帰りにセラフィーナと出会う。三十代前半。碧色の瞳。灰茶色の髪は癖があり、右端が少し跳ねている。毛織物や宝石などを取り扱っている。


▼大怪盗ノイ・モーント伯爵

国をまたにかける大怪盗。新月の夜に現れる。百の顔を持つ。貴族風の衣装を纏った、礼儀正しい紳士。洗練された所作から「怪盗伯爵」と呼ばれている。盗みの手口は鮮やかで、富豪ばかりを狙い、霧のように姿を消すという。仲間がいるらしい。

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