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秋定与太話

救世主。その名は「木クレオソート」~「秋定与太話」第三弾

作者: 秋定弦司

 あ、どうも。秋定弦司です。(最近挨拶雑じゃねーか?)


 さて、そろそろ誤解されている方もおられることと思われますので、ここで一言申しあげておきます。

 「ネタを作るために身体を張っている」訳ではありません。「ネタの方から私に這い寄ってくる」んです。私は悪くありません(また自己保身が始まった…などと思わないでください)

 その這い寄ってきたネタをネタとして消化するまでに時間がかかり、更に元来のズボラな性格が災いしてこれだけ不定期になるんです!(やっと自己批判したよコイツ)

 とりあえず、「御託」はこの辺にして、「秋定与太話」第三部、開幕します。

 とくとご覧あれ!


 飾磨県(以下略)より


秋定 弦司

 ここのところ、大沢勝男は色々と不運に見舞われていた。

 数日前には、自販機で百円のジュースを買うために、千円札を入れ、お釣りの九百円を取り忘れたことに始まり、次に財布を落として警察のお世話になり、さらには胃腸に「急降下爆撃(内容はお察しください)」を受け、とどめに「椅子に座るときに勇気が必要となる炎症」を起こすという災難を1週間の間に次々と遭った。

「一体ワシが何をしたんじゃぁ!」

そう心の中で叫んでいた。

 ついでに彼は花粉症持ちで、この時期になると八つ当たりのごとく…いやそれしかないでしょう…手元の自動小銃やら何やら撃ちまくって「気分転換」を図っていた。

 本人は「空砲(弾丸やら何やらが飛び出さない、発射音だけがする銃弾)」だと主張しているが、物騒にも程がある。「空砲」…知るかそんなモン!

 ちなみに、財布どころかスマホを海に落とすという、「想像の斜め上」な事を実際にやらかした人物を知っています。

 …「秋定弦司」って奴なんですがね…

 そんなアホな奴の話はどうでもいいので本題に戻ろう。

 「一体ワシが何をした?」…心当たりがあるとすれば、自販機という名の「神」(第2作「神は死んだ」を参照してください)に千円札を「お布施」した際に神からの「慈悲」とも言える九百円を取り忘れるという不敬極まりない行為に対する「報い」…そう思わずにはいられなかった。

 彼は己の愚かさを心から恥じた。

とはいえ、お腹が痛い事は変わらない。

 気が付くと、彼は「禁断の薬物」の瓶に手をかけていた。

 「木クレオソート」…世間一般でいうところの「正〇丸」である。

 昨今、それ以上に効く胃腸薬、止瀉薬は色々とあるというのに、「〇露丸ソムリエ」を自認する彼にとって、それらの薬に手を出すことは屈辱以外の何物でもなかった。

 いや、屈辱だ何だ言ってる場合じゃないでしょうに。

 彼はおもむろにその瓶のフタを開けた。ほのかに漂ってくる木クレオソートの香り…それだけで彼の胃腸の調子が半分ぐらい良くなった…気がしただけである。

彼はその幻覚に溺れ、気が付けばその褐色の瓶の中に鼻を入れていた。ここまで来たら単なる変態でしょうが。誰かコイツにツッコんでやってください。

しかし、その彼の至福な一時を一瞬にして破壊するが如く、腹痛は無慈悲に襲ってきた。

無理やり現実に引き戻された彼は、素早くその褐色の瓶に詰められた黒い丸薬3つを口に含み(この先はさすがに自粛)、その後清々しい笑顔で戻ってきた。

そう、まるで何事もなかったかのように…

事実、それ以外は何も解決していなかった。そのことに気づくのはもう少し先になるだろう。

…というか、ずっと気づかないような気もする。


ねぇねぇ、「三部作」やら「シリーズ化」なんてしないって公言していたのはどこのだぁ~れ?(釘バットを構えながら満面の笑みで)


…あ、失礼しました。

 今回も私の与太話にお付き合いいただきありがとうございました。

 しかし、もうそろそろ「秋定与太話」も打ち止めかな?って思っているのは確かなんです。

…なんですが、「ネタになりそうな話」があちこち転がっており、時には自分が見た「強烈な夢」ですら「ネタ」にならんのかな?と覚えているうちにメモを取っているぐらいでして。(何かヤバい人になったような…気のせいです。多分)

ならば、いっそのこと「とことん書いてやろう」という気になってしまいました。なので、今後も、「秋定与太話」は不定期に続けていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。


それでは、またご縁がありましたらその時はよろしくお願いいたします。


秋定 弦司

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