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けー19

「八景亭自体には何もなかったですね。

やはり違う場所なんでしょうか?」

八景亭を三人でくまなく探したが何も見つからなかった。いろはが言うように建物自体には隠されていないのかと思わざるを得なかった。

「八景亭とそのバックに彦根城の天守が写ってたりする写真が多いのでもしかしたらそっちの方かもしれないですね。あちらです。」

秋に『観月の夕べ』という茶道協会や近くの学校の協力で行われるお月見のイベントをする辺りまで来た。

ここまで来ると八景亭の屋根の上方に天守閣が見える。

辺りを見渡すと立て看板の裏に紙が張られていた。

「え~と、なになに‥‥‥八つの謎を探せ。あなたが本当に知りたい事はその中にある。あなたが何個目でこの紙を見てるかはわからないが隠したいと思うことはきっと明るみに出るだろう。私はあなたのすぐそばにいる………って書いてますね。」

「ってことは、犯人は田中さんですか?」

「えっ?私じゃないですよ。確かに部外者のあなた方に比べたら私が怪しいかも知れないですけどそんなヒントを出す意味がわからないじゃないですか?」

「確かにそうですね。これを見つけるのは文化財保護課の誰かを想定していたなら仲間内で疑い合わせる事が目的な可能性もありますね。」

いろはが言い、田中さんはあわてて

「そうですよね。探偵を頼んだ私がわざわざこんなことをするはずないですよね?」

「探偵を雇うのは田中さんの案だったんですか?」 

「友人がおたくの会社の清掃部署に勤めてまして。なにか困ったら探偵課に頼めばある程度は解決してくれると聞いてたんです。警察を頼れないなら仕方ないなと思いました。」 

「なるほど。とにかく、暴露は8つで全部見つけ終わったわけですけど犯人に繋がるのは何もなかったですね。」

とにかく、全部見つかったので他の捜索している職員を集めて捜索を打ち切った。田中さんを含めてタモンといろはの三人で事務所に戻って話し合いをする事にした。


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