表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/101

けー18

龍臥橋から魚躍沼の方を見ると浮かんでいる小島のような所に大きな石がある。この石が鶴が鳴いているように見えるから鶴鳴渚と呼ばれている。橋などで繋がっていないので舟で運んで貰った。

「鶴鳴渚は鳥つながりで堅田の落雁ですかね?」

「そうな気がしますね。」

田中さんが聞きタモンが答えた。

そのやり取りの後で石の回りを捜索すると裏側に紙が貼ってあった。今までのやつよりも少し大きめな気がした。

「え~と、最近できた市の施設の建設に関して、とある県議会議員が個人的な友人の建設会社を指定業者にした疑いがある。ですか~、談合ってことですかね?」

いろはが読み上げた。タモンが

「まぁ、そういうことだろうな。正直、噂レベルでは結構聞く話だが警察が調べるとかまで行かないレベルだな。その議員がよっぽど力があるか相手にする価値もない程度なのかって話だな。」

「ですが、暴露のレベルとしては一番強いんじゃないですか?公務員としてはあまり無視できない話ですよ?」

田中さんが言った。

「談合だった場合はかなりヤバイですけどこれ完成する前からの話なのでだいぶ前ですね二・三年くらいは前ですね。」

「そんな話だったんですね。でも、これでおおかたの暴露は出てきたように思いますね。えーと、7つくらいは出たので、お二人の推理で言うところの近江八景になぞらえるなら後1つですね。後はなんでしたっけ?」

「後は比良の暮雪ですね。でも、玄宮園十勝にはそれらしい場所はないですね。」

いろはが言い、タモンが

「矢橋の帰帆があまり関係ない所にあったからそれも違うところにあるかも知れないな。田中さんは思い当たる所はありますか?」

「玄宮園で雪のイメージは八景亭ですね。

雪景色の写真とかネットに出てるのをよく見ますから。」

「じゃあ、とりあえず八景亭まで行きますか。」

タモンが言って舟で八景亭に向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ