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けー14

「あの~大変言いにくいのですが、先程の暴露?みたいなものが見つかるくらいなら問題は特にないかなと思うので捜索をやめませんか?」

男性職員が申し訳なさそうに言った。

「ただのイタズラならそれで良いのですが何か大きな目的があった場合、捜索を中止した事が問題にならないという確証がないと難しいですね。それとも何か捜索をやめたい理由が他にあるんですか?」

タモンが聞くと男性職員が

「実は今日は娘の誕生日でして。定時で仕事を終わらせて帰るつもりだったので先の見えないこの捜索をするよりも課においてある仕事を片付けたいなと思いまして。

これ何か暴露されたら恥ずかしい事がある人が困るわけですよね?私は特にそういう事はないので早々に切り上げたいわけです。すみません、自分勝手な事を言ってるのはわかってるんですが娘との約束の方が大事なもので。」

「まぁ、仕方ないですよね。職場の人達はその事をご存知なんですか?」

「あっ、はい。一応、課長にもお願いして今日は少し早くあがらせて貰えるように頼んでありましたので。」

「では、あなたは抜けてもらって大丈夫ですよ。

捜索員が一人減ったからって特に何もならないと思いますし。」

「そ、そうですよね。では、私が信頼する人に案内役を代わらせて貰いますね。依頼しに行った田中さんなら大丈夫だと思いますので。」

「承知しました、お気をつけて。」

いろはが男性職員を見送り、戻ってきて

「他の人達にも謝って帰られたので、本当の話だったみたいですね。職場の人達もわかってたので快く送り出してましたね。」

「まぁ、親ってのも大変だな。」

「とりあえず観月峯に行きますか?」

「事務所で話してた所だな。近江八景の石山の秋月がとりあえず月が入ってるのでそこだろうって話だったな。」

「私達だけでもある程度見つけときたい感じですからね。

一応、必死に探してますよ感は出しときたいですからね。」

「場所としては正面入り口から左側の道を通っていった所だな。

捜索範囲が広そうだからササッと探しに行くか。」

二人でとりあえずその場所に向かった。

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