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けー7

とりあえず怪文書が見つかったという事にして、その謎解きは探偵のいろはとタモンに任せるという体をとって暴露文の存在を隠すことに成功した。でも、これも次が他の人に見つかってしまえば意味がないので、早急に自分達で他の暴露文も探さなければいけなくなった。いろはが

「タモンさん、これ爆弾じゃないなら探さなくても良いんじゃないですか?この紙も特別な物じゃないですし雨風にさらされれば朽ちてなくなりますよ。ただのイタズラだった事にして人を帰した後で事情を知ってる私達だけで回収に来た方が穏便にならないですか?」

「確かに爆弾じゃないなら危険性はないから大げさにする事じゃないかもしれないが、職員が探すのをやめたらその時点であの暴露を含むすべてがSNSなどを通して公開されるおそれがある。

あんな個人的な暴露を知ってるって事は職員内部に犯人がいる可能性がある。役所の1部署とはいえ市政に関与する場所が機能しなくなるのは問題だし、文化財の保護は緊密な連携や知識の共有が必須だ。役所の部署移動は癒着の防止を目的にかなりの頻度で行われるからどこかで連携の不足が起こると文化財に被害が出る可能性もある。それが修復不可能だったとなるとかなりの損失になる。ここですべての暴露を確認して犯人も洗い出しておかないと確執を内在した状態になりかねない。」

「犯人捜しは必須事項って事ですか。この暴露対象の女性を個人的に呼んで、内容を共有しておきますか?そうすれば他の暴露が出ても我々が隠した事で批判される事はなくなると思います。

暴露内容を知られていたのに隠されてた方が傷つくかもしれませんから。」

「わかった、じゃあ謎解きのヒントを得るために職員の人に順番に話を聞くといってその人の時にいろはが接触してくれ。

男の俺から言われるよりまだましだろ。」

「そうですね。じゃあ別行動で聞き込みしていきましょうか。」

「了解だ。さっきの職員さんに対象の女性を確認してから行けよ。」

「承知です。」 

謎解きのヒントを得るため名目の聞き込みをはじめて上手いこと暴露された女性に伝える事ができたがかなり動揺させてしまった。こだわっていても仕方ないので、二人で次の場所について考える事にした。

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