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にー7

「鈴木崇さん64歳、奥さんと成人したお子さんが二人。

不動産関係のお仕事で現場での作業経験もあり、古民家を改装するリノベーションを得意とされているみたいです。

誰も住まなくなった古いお家を安く買って、リノベーションして高額で売却してます。

売却時にリノベーション前の写真を見せたり、リノベーションのコンセプトの説明や最新家電や新型コンロ、トイレをいれるなどのこだわりを説明して納得された方に売却されているので、特に悪質な業者とかそんな事もないので、不動産売買の知識やリノベーションをできる能力を発揮してお仕事をされているだけなので、その辺に関して誰からも恨みは買ってないようです。」

「じゃあ、別のところで恨みを買ってる可能性があるのか?」

「そうですね、古民家の買い取り時に元々の持ち主と諍いが起きるのは結構あるみたいです。

原型を残してのリノベーションかと思ってたらまったく違う建物になっていたなんて事は結構あるみたいです。思い出のある建物が姿形が変わるのは寂しいとかそんな話ですね。ただ、売却後にどうなるか等は元の持ち主には関係のない話ですから逆恨みというしかないですね。」

いろはが依頼人について報告した。タモンが

「一応、周辺で聞き込みもしてみたけど鈴木さんがあの家を買って住んでいるという認識はほとんど持たれてなかった。家を直してる大工の人みたいな人だと思われていた。午前中とかにどこからか来て家を直して夕方くらいに手伝ってる人たちを連れてどこかに行って帰って来る時もあれば朝にならないと戻らない時もあったらしい。だから完全に業者感覚で見られてたから特に関係がなさ過ぎて情報とかは何もなかったな。」

「あそこに住んでる風に案内してましたよね。でも、確かに業者感はありましたね。

確か少し離れた場所ですけどそこにある古民家も買って直してるって話でした。

そっちには何もなかったんですかね?」

「まあ、古民家だからって何かあるとは限らないし、もしかしたら何かを隠したままなのかもしれない。

お宝だと思ってるならなおさらこっちにあまり情報を出したくもないだろうからな。」

「そうなりますね。あの落書きみたいな絵の方位を示すやつも見つからないわけないじゃないですか。

それを見つけられるかどうかを試されたのかもしれないですね。」

「とりあえずもう少し依頼人を調べてみよう。」

「手伝ってる人達から調べるのもありそうですね。」

まだまだ何も進んでいないがとりあえず前には進めたような気がした。


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