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むー13ぶ

「……………………ということで、事件は解決しました。

詳細はいろはが文面で提出します。」

『了解で~す。どうだったタモン君的には楽しかったかい?』

社長に報告の電話をすると楽しそうに聞いてきた。事件に楽しいもないだろうと思いながら、

「特にたいした事はありませんね。元から店長は怪しかったですし、おそらく警察もなんとなく犯人は店長だと疑ってたから捜査がゆっくりだったんじゃないかと思います。

店長が自分の店の物を壊したとしてもそれは会社内で解決するべき事案ですが、普段の悪評を知ってた捜査員がこの機会に他の件を立件しようとしたんじゃないですかね。」

『う~ん、いろは君の集めてくれた証拠はだいぶ有力だったみたいだね。感謝されたよ。』

「知ってたんじゃないですか?わざわざ俺達を送らなくても社長は店長が犯人だったこと。」

『鋭いね。でも、それは不正確だよ。なんとなくそうだろうなくらいには思ってたけど確証がなかったからね。

それに色々と恩を売れた人がいたからその意味でも二人に行って貰った意味はあったよ。』

「それなら良かったですよ。」

どんな人に恩を売れたのかは聞いても無駄だなと思った。社長が

『それじゃあ、また何かあったら連絡するよ。』

「はい、失礼します。」

社長が電話を切るのを待ってからいろはに向かって

「恩を売れたそうだぞ?誰にだと思う?」

「あのスーパーの社長・従業員、ヤスさんとかですかね。

会社の害悪の排除ができたわけですし、犯人にされなくて済んだわけですから。」

「かるたについての報告はするか?」

「しなくて良いでしょう。色々と警察から情報を仕入れましたが今まで私達以外に絵札を見つけた人はいませんでした。

つまり、あれは私達に向けたものと推測できましたからね。」

「とりあえず、報告書の方だけよろしく頼んだ。」

「承知しました。」

いろはが高速でタイピングしていく。あの調子なら今日中には終わりそうだなとタモンは思った。

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