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のー2

「新しい依頼ですか?」

「【野田山の祟り】だとさ。聞いたことあるか?」

「とても興味深いですね。でも、聞いたことも見たこともないですね。」

いろはが少し悔しそうに言った。谷町さんが

「ここ一ヶ月くらいでささやかれるようになった話ですね。確か野田山町に住んでる若い人ばかりが水難事故にあってるってやつですよね?」

「何かご存じなんですか?」

タモンが聞くと谷町さんは焦ったように手を振って

「いえいえ、噂話を聞いただけですよ。たぶん、野田山町に住んでる人達の間で噂されてるのが少し広がった程度の話だと思います。だから、ネットとかにもまだ載ってないと思いますよ。」

それを聞いていろはは少し安心したようで、パソコンでSNS の確認を始めた。そして、

「あっ、ありました。野田山には船の神様を奉ってる神社があるみたいです。それなのに水難事故に遭うっていうのは祟りなんじゃないかって噂になったのが始まりみたいですね。」

「確か金比羅宮があるんですよね。琵琶湖を渡る船の安全祈願とかが行われていたらしいですよ。」

谷町さんが言った。いろはもそれを聞いて新しい情報がないかを検索し始めたので、タモンは長くなる予感がしたため話をずらすために

「で、依頼を受けるか?」

「受けましょう!興味が湧いてきました。

でも、被害者に話を聞いても意味はなさそうですよ。

被害者を自称する大学生はたまたま事故に遭っただけなのに、祟りだとか言われて迷惑してるって呟いてますね。本人に自覚がないのかあるいは隠したい何かがあるのかもしれません。こういう人達ってひた隠しにしようとしますからね。」

「じゃぁ、とりあえずは神社に行くか?

今までも祟りがあったのかとか神様が怒るような何かがあったのなら被害者に隠し事があっても突き崩すきっかけにはなるだろ。」

「そうですね、その線からいきましょう。

あと、社長に受託の連絡お願いします。」

面倒事が一つ増えたが仕方なく、社長に電話して依頼を受けることを伝えた。

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