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3話

鳴き声のした方へ行くと、耳の尖った、緑色の肌の人型の魔物がいた。

そいつに、街で買った剣を使い倒した。

人型の生き物を殺したのは初めてだが、そこまで憂鬱にはならなかった。

そんなことを考えながら、倒していった。


「ある程度倒したが、結構森の奥の方まで来たな。」

そう言えば、ギルドの中で森の奥は今危ないみたいなのを聞いた。ここで思い出したということは、絶対フラグになると思う。


後から、なにかの気配を感じた。

(気配察知のスキルを習得しました。)

無機質な声が聞こえた。多分女の人だ。

まぁそこまどうでもいい。

(今は、後ろの気配の確認を…)

振り返って、絶望仕掛けた。

神眼が発動して、Errorと出たのだ。

「嘘だろ…」

見た目は、完全にキメラ。というか、絶対キメラやん!


そこからは逃げまくった。

森の奥の方へ来てしまった。

まだ、追われているが、身体強化をしているので追いつかれはしない。

だが、体力的に危ないと思っていた。すると、目の前に小さめの洞窟があった。

そこに逃げ込んだ、てゆうか、逃げ込むしか手が無かった。

入って気づいた。何かがおかしい。


なぜ、あのキメラは近づこうとしない。

なぜ、奥から魔力が流れてくる。


気になり、奥へ行くことにした。

150メートルほど行ったところで、広間に出た。

そして俺は目を疑った。

神眼が勝手に発動した。


フェンリル 746歳 雌

スキル ??? ??? ??? etc...


膨大な量の魔力を纏った白銀の狼だった。

ただ、めっちゃデカい

「ほう…ここまで来るヒューマンがおるとはのう」

大人びた、そして力強い声が聞こえてきた。

「喋れる…のか?!」

「あたりまえよのぉ…伊達に750年生きてないわ。」

そして続けた。

「750年生きていて、このような魔力をしたものを見たのさことがない。」

俺を見つめ、興味深そうに言った。

「ほう、その目…神眼を持っておるのか…」

「なっ!なぜ分かった!」

「私の両眼も同じじゃぞ?」

そして…

「気に入った!お主、私と一国作らんか?」

「はぁ?!国を作るってどうやって!」

「別に簡単なことよ。私がおる。そうと決まったのなら、契約をするかのぉ」

そんなことを行った、フェンリルは俺の目の前に魔法陣を作った。

「そこにお主の血をいれろ、そうすれば私と契約が出来るぞ。」

「契約ってなんだよ!詳しく聞かない限りやらない。」

フェンリル曰く、契約を、することで従魔にすることが出来るそうだ。

「私のような、神獣の場合、神獣の加護が付く。私の加護は 率いる者 というやつじゃな。まぁデメリットはないぞ。」

そして、言われるがままに契約を結んだ。

「それでは、私に名前を付けてくれ。」

「名前?」

「そうじゃ。お主が付けてくれ」

「うーん…ポチとか?」

「食い殺すぞ?」

「すいませんでした…

じゃあルナはどうだ?」

「ほう、そのこころはなんじゃ?」

「綺麗な白銀の毛がここの月と同じだから、月と書いてルナだ。」

「ふむ…いい名じゃ

ますます、気に入った!名を貰ったのだいいものをやろう。」

そう言って、出してきたのは腕輪だった。

「それは私が気まぐれで作ったものじゃが…フェンリルの加護と身体強化(特大)が、ついたものだ」

「なぜ、これを俺にくれるんだ?」

「それはこれからこの森で強くなって貰うからじゃの。お主が強くなれば私との結び付きも強くなる。」

「結び付き?なんだそれ?」

「はぁ…お主、神眼で自分を鑑定してみろ」

してみて、分かったことがある。

スキルの中に

神獣に愛されし者 とかいうものがある。

「そのスキルを使えば、お主が強くなればなるほど私も強くなり、そして…おっと、危ないところじゃった。ここから先はお楽しみじゃ。」

そんなことを言って立ち上がったルナ。

「少しばかり散歩へ行ってくる。

うーん…そうじゃのぅ…5年ほどほかの大陸へ行ってくる。帰ってくるまでに強くなっておけよ。外のキメラが倒せるぐらいには…な」


そして、フェンリル…いやルナは消えた。いや転移したと言うべきだろうか。


俺は一旦街に戻ることにした。

突然のフェンリル(ルナちゃん)が出てきました。

ここから話が飛びますのでご注意ください!

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