好きじゃない!
呪いたくない。呪いたくない。
ダメだ。こんな気持ち、持っちゃダメ!
やるからには、やらないと。呪うんだ。由希のことをー・・・。
呪いが怖いなんて初めて思った。こんなこと、初めてなんだ。
友達ができたのも、友達を持ってよかったって思ったのも、呪いたくないって思ったのも。
それから、今まで友達なんかいらないって思ってた私に
友達がいると、楽しい、離れたくないって気持ちを植え付けたのも。
全部はあいつのせい。由希が、私を友達に誘ったせい。由希の存在が私をおかしくしてる。
そう考えると、なんだかできる気がした。
私は、由希の名前を書いた。わら人形に。
あんなの好きじゃない。好きじゃない。
そう言い聞かせて、由希の髪をわら人形に入れた。
あとは呪うんだ。このわら人形に針を突き刺して。
針を・・・。突き刺して・・・。
「・・・・メテ・・・・」
「ヤメテ・・・・・・・・ワタシヲ・・・ノロワナイデ・・・。」
なに、これ。
由希の声??でも、なんか違うような・・・・。
意識が遠のいていった私は部屋の中でしばらく意識を失って倒れていた。
早いですけど、これは広げるのは難しそうなので、あとからあとから修正を入れていきたいと思います。
時々見てみてくださいね。