表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◯◯は◯◯で、神さまでした。  作者: 黒一黒
お隣さんは引き籠りで、神さまでした。
1/3

始まりの始まり


 ――どうしようもない世の中だけれど、神さまというのはいるもので。 


 別に天地創造だの開闢だの、途方もないことをしている訳ではなく。日本で増えつつある齢三十越えの魔法使いもビックリなファンタジーを作り出したり、NINJAめいた走法で水の上を闊歩する(実際、NINJAにはそういうジツがある。僕は詳しいんだ)なんてこともない。


 どちらかといえば、どこにでもいるもので。


 道端に転がっている石ころ、とまでは言わずとも探せば見つかるし、なんなら会いに行くことだって出来る。


 もしかしたらけっこ、んの前に鏡を見る必要があるのは確かだけれども……。


 なんにしても、神さまというのは案外そこいらにいるのは確からしい。


 まだ神さまに会ったことのない人で今すぐ一目見てみたいと思うなら、パソコンの電源を入れてニッコニコ動画にアクセスすればいい。


 ホームページの神動画一覧から好みの動画を閲覧すれば、不思議でもなんでもなく神さまっていうのはそこにいて。


 一般人の僕たちの理解を軽く飛び越えて、頭が白く焼けるような熱と首筋から背中にかけて泡立つような快感を植え付ける、超絶技巧を晒しているのを目の当たりに出来る。



 そうしたら、皆さ。



 賢者みたいにさめた表情で腹の底から滾ってくる感情を零すんですよ。







 ――なんだ、ただの神か……って。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ