ケンタと魔王5
▼魔王の側近、親衛隊長、親衛隊員×4が現れた!!
側近と親衛隊長は呼吸を合わせると
呪文を詠唱し魔障壁を作り出した
親衛隊員達が最前線で勇者勢と向かい合う
どうも事情があるらしい・・
この空間の魔力場があまりに弱いのだ
そのせいで魔王の配下たちも力を出せないようだ
側近と親衛隊の動き、そしてなにより震えている魔王
それらに勇者たちが勘付き、調子づいて猛攻を加える
親衛隊が1人、また1人と打ち倒され、戦闘不能に追い込まれていく
魔法の壁が勇者たちの物理及び魔法攻撃を跳ね返すが、
しかしそのたびに魔力が拡散され障壁が薄まっていく
「いかん、魔障壁が破られる!」
「うーんっ・・!」
側近と親衛隊長が懸命に魔力を補填する
「おいおい、防御ばかりじゃ勝てないぞ」
そっちが守ってばかりなら・・
勇者たちが回復魔法とアイテムを次々と使い
装備を入れ替える
勇者たちの猛攻の前に遂に魔法壁が破られる
親衛隊長が討って出た!
しかしそこへ勇者の会心の一撃、カウンター気味にクリティカルヒット!
魔法使いが最大の火炎攻撃を畳み掛けてくる
「ぐああああっ!」
親衛隊長はもんどり打って戦闘不能に追い込まれる!
「ふ・・不覚ッ!」
立ち上がろうとするも力が及ばない!
側近が回復魔法を放つも魔力が足りない!!
勇者が凄む
「ふん!他愛もない!残るはお前だけだぞ小娘!」
魔法使いが火焔を弄びながら重ねる
「降伏したらどうだ」
戦士や僧侶たちと共に言い合う
「それにしても、こんな可愛い女の子が側近とはね」
「魔王のやつ、ハーレムで酒池肉林ってわけか」
「俺たちは汗水流して働いてるのによお!!」
「不公平だよな」
勇者達が側近の全身を視線でナメまわす
「魔王さまはそんなんじゃない!!」
「へえ、人族の言葉もわかるんだ」
「高位の魔貴族は人族に近いというが」
「戦闘不能に追い込んで・・」
「魔貴族の女はどんな身体してるんだろうな」
「じっくり調べてやるよ、クククク」
欲望の視線だ