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イマゴロセツナ 詩集

墓碑銘メモリー

作者: keisei1

 君と別れて知った どれだけ君が大切か


 どうしてあの時に 君の具合に 気づけないのか


 涙を拭うほど 傷痕はうずき行き


 手作りのレジンが 無性に愛しい



 この作業場の隅 手を休ませずに 動かして


 涙零れた 掌 強く響く 君の想い出



 千年経とうとも 例え灰になろうとも


 君のことを 君の笑顔を 忘れないさ


 朽ちていく体と 心を抱きながら


 心の奥 君がくれた 優しさを忘れない 



 ガタガタの予定表 埋まるこのスケジュール


 忙しさにかまけて 君 置き去りだった


 胸の内を読めば 君の泣き顔が見えたはず


 だからか 僕は逃げた 心読む力から



 だけどこのスキルは 人に備わる摩訶不思議さ


 そうさ 悔いも 懺悔も 全て受けて 君とさよなら



 万年経とうとも 例え土に還ろうと


 神様から 贈られた 君の笑い声


 後悔と一緒に 思い起こしてみても


 やっぱり君だけに 出逢えて良かったと



 失恋でもなく 別れ話でもない


 この心の叫び声 君に届けと


 君が静かに眠る 墓碑の前


 祈る想い 灰になった君に贈るのさ



 億年経とうとも 例え星と消えようとも


 君と過ごした あの時間を忘れないさ


 時には傷つき 傷つけていたとしても


 僕の体 刻み込まれた 墓碑銘エピタフなのさ



 墓碑銘エピタフが染み行く


 墓碑銘エピタフが疼く


 墓碑銘エピタフが感じさせる


 

 死に別れた君への後悔 そして愛情 

 


 

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