♯9 1-8 ミリスのお風呂と刹那の文献
じゃじゃん!第9話、現在22時50分なり、ぎりぎり完成。
今回はミリスと刹那のお風呂と刹那の新しい技を学ぶ過程を書いてます。
ミリスと刹那のお風呂話はまったりとして行きますが。
刹那が読んだ本、文献は刹那の色々が分かるものでした。
今回で刹那君は6つもの技を身につけます。(使うのは3つだけ)
新たな技とはなんでしょうか?
それでは気になる内容はWEBで!
って当たり前の事を言ってスタートです。
神超第9話「ミリスのお風呂と刹那の文献」どうぞご笑覧あれ。
刹那が出て行ってしばらくすると201号室の扉がノックされた。
そこで何用なのか声を掛けた。
「はい、何か御用でしょうか?」
ミリスはドアを開けるなと言われていたので開けずに答えた。
「いや、2人ともお風呂まだかなと思って誘いに来たんだよ」
「そうそう、一緒にお風呂行かないか?」
そう言われたのでミリスは断りを入れるのであった。
「ごめん、僕忙しいから後で刹那君と行くから遠慮するよ」
そう言うと2人組みは諦めず声を掛けて来た。
「そうだ、ちょっと渡したい物が有るから開けてくれないか?」
「渡したい物?後ででいいかな?」
「いや、今渡したいんだ。開けてくれないか?」
どうしても今じゃなきゃ駄目だというのでミリスはドアを開けて応対した。すると。
「ごめん。渡す物って特に無いんだ。開けてくれないから」
「えっ、えっ?」
ミリスが開けるとすぐに扉が全開になり2人組みが姿を現した。
「あれ?他の2人は居ないの?」
「ちょっと出てて、すぐ戻ってくるけど」
「すぐ戻ってくるの?」
「マジかよ、でもチャンスじゃね?」
2人組は顔を見合わせた後、不気味な笑みを浮かべミリスに話しかけた。
「風呂は時間もあるし、先に俺達と行ってようぜ?」
「いや、僕は刹那君と行く約束してるから。遠慮するよ」
「友達付き合い悪いのは良くないぜ?行こうぜ」
そう言って1人はミリスの手を引き、その後、もう1人が背中を押してくるのでミリス廊下に連れ出されてしまった。
「ちょっと待って。僕は刹那君を待ってないといけないから!」
「まぁ、まぁ。いいじゃん。俺達とも親睦深めようぜ」
「そうだよ。友人は大切にしなきゃ」
ミリスは無理やり連れて行かれそうなので魔力付加を使い、無理やり2人を引き離して後方に逃げる。
「ごめんね。やっぱり、僕は刹那君と入る約束してるから。部屋戻るね。それに着替えも用事してないから」
「おい、ちょっと待てよ」
「いくら何でも俺達に対する態度酷くないか?」
2人はミリスに因縁をつけてくるので。ミリスは謝りながらダッシュで部屋に逃げ込み鍵を掛けた。
「おい、ちょっと。鍵まで掛けなくてもいいだろ?」
「俺達が何をしたって言うんだ?」
「君達は僕の意思を無視して連れてこうとしたじゃないか」
「それはそうだけど。その態度は酷くないか」
「そうだぜ?俺達が悪者みたいじゃないか?」
2人組はまだミリスに突っかかってくるのでミリスは文句を言った。
「人を無理やり連れてこうとするんだから悪者に見えるよ!僕は嫌がったじゃないか!」
「そんなに嫌がらなくてもいいだろ。もういいよ。そんな事してると友達なくすぜ!」
「そうだぜ。そんな態度でいると友達なくすよ」
2人は捨て台詞を吐いてようやく行った様だった。
そしてミリスは怖くなってベットに潜り込んだ。
その後もドアがノックされたがミリスは居留守を決め込んだ。
しばらくするとベランダが開いて人が入ってきた。
ミリスはもしかしてさっきの2人組が来たのではと、ベットの中でビクビクしていたがミリスを呼ぶ声に安心した。
「おい、ミリス。今帰った。あれ?ミリス居るか?」
ベランダから入ってきたのは刹那であった。だがさっきの事で恐怖していたミリスは泣きながら刹那に返事をした。
「刹那君…おかえりなさい」
「えっ、どうしたミリス泣いてるのか?」
そう心配そうに声を掛けられミリスはベットから出て、刹那に飛びついた。
「刹那君。怖かったよ〜」
ミリスは刹那を抱きしめながら泣いていた。
刹那はどうしたもんかと泣き止むまで待つ事にした。
そしてミリスが泣き止んだので事情を聞いた。
「2人組が訪ねて来て無理やり連れてかれそうになって。慌てて逃げて来たんだよ」
「ミリス、だからドアを開けるなと言っただろ?」
「だって、渡す物が有るから開けないと駄目って言うから開けちゃったんだよ」
どうやら騙されて開けてしまった様で刹那はミリスを叱る気がしなくなった。
「分かったから安心しろ。今後の事はアルが戻ってきたら考えよう。だから泣くなよ」
「ありがとう刹那君」
そして抱きついていたミリスはぎゅっと抱きしめる力を強めるのであった。
そんな状態で刹那はミリスに魅了されそうになり、慌てて頭を振り、ミリスをそっと引き離した。
「とりあえず。落ち着いたら風呂に行こうな。23時までらしいからちょっと時間無いし」
「分かった。もうちょっとしたら行こ」
そう言って刹那はテーブルにつくのだが、何故か対面ではなく、隣に座るミリスであった。
しばらく時間が過ぎ、2人共風呂に行く準備を済ませお風呂に向かうのだった。
「とりあえず、脱衣所では個室使うとして、シャワールームまではバスタオルでも巻くか?」
「うん…湯浴み着ってのはシャワーから出る時に着ければいいんだよね?」
「そうだな。まぁ俺も着るから目立っても大丈夫だろ」
「そうだといいけど、ちょっと不安だよ」
「何が不安なんだ?」
「刹那君は何か気に留めてない様だけど、僕から1つ忠告を…」
「忠告ってなんだ?」
「いや、刹那君も十分に女の子に見えるよ…服着てないと多分」
「うっ」
ミリスの忠告は刹那が気にしている事だった。元々女顔なので温泉旅行の時に、皆の視線を集めた記憶が呼び起こされた。
「でも、今回はミリスがいるから。俺はあまり注目されないだろ」
「それって僕をダシにするって事?」
「だって、ミリスは顔がどう考えても女だろ?俺の様に女っぽいでは無く」
「そうかな?刹那君だって十分女の子だよ」
「いいや、俺は男だ」
「僕だって男だよ」
「「何だよ!」」
2人同時に同じことを言った。それが嬉しいらしくミリスは急に笑い出すのだった。
「僕もアル君みたいに刹那君と息ピッタリになったね」
「ああ、そうだな。だが、そんなに嬉しいことなのか?」
「アル君と刹那君は仲いいからね妬けちゃうんだよ」
「アルとは馬鹿話で盛り上がるからな。でもミリスと話すのだって俺は楽しいぞ」
「そう言ってもらえると嬉しいな」
そんな話しをしながら2人はお風呂場に到着する。
「とりあえず俺から着替えるからカーテン閉めるから前で待っててくれ」
「うん、わかったよ」
刹那は更衣室の個室に入ってカーテンを閉め着替え始めた。
全部脱ぎ終わり、タオルを腰に巻き付けようとして、奏の言った言葉を思いだす。
1人だけ違うと目立つという事だ。ミリスは上半身を隠す為にバスタオルを巻くので、刹那も同じにしとく事にした。
「着替え終わったぞ」
「うん、刹那君次は僕だね…」
「どうした?」
「いや、そうやってバスタオルで上半身まで隠してると本物の女の子みたいだなと思って」
「あのなぁ、お前も同じ格好になるんだぞ。人の事言ってる場合か?」
「そうだった。ごめんね」
「まぁ、いいが」
「じゃあ、着替えてくるから待っててね」
「ああ」
交代でミリスが更衣室に入ってカーテンを閉めたので刹那は前で待つ事にした。
そして、しばらくするとリボンを外して長い髪をしたミリスが出てきたのだが。
「ミリスだよな」
「何言ってるの?僕に決まってるじゃない」
「そうなんだが、髪を下ろすと又違って見えてな。その、可愛いぞ」
「可愛いぞって、僕は男だよ?褒めるなら格好良いでしょ?」
「いや、そうとしか言えなくてな」
「もう、からかわないでよ。刹那君だって十分可愛いんだから」
「俺だって格好良いんだぞ」
「それなら僕だってそうだよ。自分が言われて嫌なら言わないでよ」
「すまなかった」
「それじゃあシャワー浴びに行くか」
「そうだね…だけど」
「だけど?」
「僕達注目されてない?」
ミリスが言う通り皆の目がこちらを向いていた。視線を完全に釘付けにしていた…2人が。
「何か俺まで注目されてない?」
「刹那君は文句言うかもしれないけど、可愛いから見ちゃうんだよ」
「そんな事言われてもなぁ。ミリスが横にいるからじゃないか?ちょっと離れてみるか」
そう言ってミリスから距離を取ると、視線の8割はミリスを見てるが残りの2割は刹那を見てた。
そして、ミリスの所に戻ると全部の視線が2人に注がれた。
「やっぱり、ミリスがいるからだな」
刹那は真実を受け入れない事にしたのだがミリスが言わないで欲しい事を言った。
「確かに僕の方、見る人多かったけど。刹那君の方も2割位見てなかった?」
「気のせいだろ?」
「気のせいじゃないよ」
そう言ってミリスは刹那の痛い所を突くのであった。
「お互い大変と云う事で、なっ?ミリス」
「そうだね。見ないでとも言えないし苦労するよね僕達」
「「はぁ」」
2人は盛大に溜息をつきながらシャワーを浴びに行くのであった。
「それじゃあ、身体を洗い終わったら湯浴み着を着て待つという事で」
「わかった。じゃあシャワー浴びるね」
こうして2人はシャワーを浴び、刹那の方が先に出たのだが、ミリスがいない為か視線を刹那が1人で集める事になってしまった。
「う〜ん。男子寮なんだから男しかいないんだから俺を見てもしょうがないだろ」
刹那は1人愚痴っていたがミリスが来るとなんとなくだが理由が分かった。
「いや、男子寮で男子しかいないから可愛い子に飢えてるんだな…」
刹那がそう結論づけるとミリスが出てきた。
「どうしたの?刹那君」
そう言って湯浴み着姿のミリスを見て可愛いと思ってしまう、自分も他の奴と同じだと自己嫌悪する刹那であった。
「じゃあ浴場行くか」
「そうだね」
遂に浴場に行くと結構な人がいた。刹那はミリスを連れて一番端っこに2人で浸かった。
「これ、脱がなくてもいいんだよね?」
ミリスが不安そうに聞いてくるので刹那は安心するように言う。
「安心しろ、元々理由があって肌を見せられない人の為に作られた物だ。タオルと違って脱ぐ必要は無い」
それを聞いて安心するミリスであったが、しばらくすると馬鹿が出てきた。
「お前等なんでそんなの着けてるんだよ。タオルは湯船に入れないのは常識だろ」
一見まともそうな意見を言ってくるので刹那は説明した。
「これはタオルじゃなく湯浴み着というもので、風呂の中に着て入ってもマナー違反にならない物だ」
「そんなの知らないぞ?それに男同士だし裸の付き合いって物があるだろ?脱ぐべきじゃないか?」
「それはそっちの理由だろ?俺達には関係ない」
そう言いながら刹那は文句を言うのだが男連中はなぜだかしつこい。そこでミリスが声を掛けて来た。
「ごめんね、刹那君」
「ごめんって?急になんだよ」
「こうなってるのって多分僕のせいなんだよ」
「ミリスのせいってどういうことだ?」
「前に刹那君が言ってたじゃない?男と認識するのを拒んで、女と認識しようとするって」
確かにそんな事をあった時に言ったような気がした。そこで話しが続く。
「男性同士でもいいって趣味の人とか、女と認識したくなる様な人とかって普通でもいるよね?」
「確かにそういった人もいるかもな」
「例えば僕は男同士でいいってのとは違うけど、刹那君は女と認識したくなる様な人なんだよ」
「それは、言わないで欲しいな」
「ごめんね。でも僕の説明には重要な事だったから」
「まぁ、それなら仕方ないか。それで?」
「つまり、僕の場合は刹那君と同じく女と認識したくなる様な人なんだよ」
「それは納得だな」
「でもそれだけじゃないんだよ。刹那君より僕の方が酷いんだよ」
「酷い?」
「説明したでしょ?僕達の種族は魅了の魔法を放つって。それがあるから、普通じゃ男同士だと嫌悪感が出る物だけど、僕の場合はそんな理性は効かなくなるんだよ」
「それって非常にまずくないか?」
「だから、お風呂とか着替えとか嫌なんだよ。もし裸でも見られたら理性なんて無くなりそうだし」
そう言われて、改めてミリスを見ると確かに男とか女とかが些細な物だと思わせる魅力があるのだった。
「確かに、これはマズイな」
「マズイついでに1つ謝るけど。刹那君もジロジロ見られるでしょ?」
「確かにさっきも2割程は俺を見てたな」
「それって、僕の魅了で男性でも可愛ければいいって思っちゃった人なんだよ。それで刹那君は可愛いから僕を見ないで刹那君を見てたのは、多分刹那君が好みだったんだと思うよ」
どうやら、刹那が視線を集めたのはミリスの影響もあった様だ。しかし、ミリスでは無く刹那が好みの人が2割もいるという事に刹那は恐ろしくなった。
「怖いなそれ」
刹那がそう呟くと、ミリスは若干笑いながら答えた。
「僕の怖さが少しでも理解できてもらえて嬉しいよ」
ミリスがそう言い刹那を同類であるかの様に頷いていた。すると刹那達とは反対側の男が文句をつけてきた。
「おいおい、さっきから俺達無視して何の話をしてるんだ?」
刹那はそんな事を言う奴を睨み付けながら刹那は聞いた。
「無視って、そもそもおたくらと話なんてしてないんだが?」
その言葉にその男は答えた。
「その強気な所いいねぇ。屈服させたくなる」
男は危険な発言をして来た。刹那は一言文句を言った。
「気持ち悪い事をこれ以上言うな。もし言うなら…」
「もし言うなら?」
「この程度では済まないぞ!」
その言葉と共に刹那は気力付加をして、上半身の力だけで拳による気の遠当を繰り出した。
すると相手に向かってお風呂のお湯が割れ、一直線に伸びていく。そして、相手が呻き声を上げ倒れ、お風呂のお湯が戻る。
「そいつ、そのままだと溺れるぞ?誰か支えてやれ。ついでに起きたらこれから言う事を伝えておけ」
刹那の言葉で近くにいた寮生がお湯の中に沈んだそいつを救出していた。
そこで刹那はみんなに聞こえる様に宣言する。
「もし、俺達にちょっかい出そうとした奴は容赦しないからな!食堂でも言ったが俺とミリスに手を出すとどんな目に遭うか覚えておけ」
その言葉でその場の寮生は刹那とミリスに手を出すのはタブーなのだと思い知った。
「そろそろ出るか?」
「そうだね、刹那君」
こうして2人はシャワーで身体を洗い流し。タオルで全身を拭いた後。体にタオルを巻きつけて更衣室の個室に順番に入り着替えを済ますのだった。
刹那は黒の長袖のTシャツに黒いジャージ姿で、ミリスはポピュラーなパジャマ姿だった。
「ミリスはパジャマなんだな」
「普通でしょ?刹那君はラフな格好だね」
「いつでもすぐに動ける様な服にしてるだけだ」
「そうなんだ」
「それにしても。ミリスの髪、乾かすの大変そうだな。ドライヤーとかあればいいのに」
「そうだね。でもここは一般寮だし無いのはしょうがないよ」
ミリスが無いのはしょうがないと言ったので、スルーしそうになったが慌ててミリスに聞いた。
「この世界にドライヤーってあるのか?」
突然の質問にミリスは驚きづつ答えるのだった。
「あるよ。というか僕の部屋にあるけど?」
なんとドライヤーがあると言われて刹那は驚いた。電気も無いこの世界になぜドライヤーがあるのか?
そんな気持ちで刹那はミリスを急かして部屋に戻ってきた。
「ドライヤー見せてくれ」
刹那に急かされ荷物からドライヤーを取り出す。すると刹那は使ってる所を見せて欲しいと言ってきたので実演した。
そして、ミリスは櫛を使いながら長い髪をドライヤーで乾かすと、それを刹那は興味深げに見ていた。
「よし、終わり」
「終わったなら、ちょっと教えてくれるか?」
刹那はミリスが髪を乾かすのと同時にドライヤーについて聞き始めた。
「コンセントがないが動力はどうなってる?」
「コンセントは一般家庭には無いから、これの動力は魔力だよ」
その言葉を聞いて刹那は驚いた。動力が魔力なのよりコンセントがある事に驚いた。
「コンセントもあるのか?なら電気も?」
「コンセントと電気って何か関係があるの?」
刹那の質問にミリスは疑問だった。
「とりあえず、コンセントとドライヤーについて教えてくれ」
「まぁ、いいけど」
そう言うとミリスの説明が始まった。
コンセントは魔力が通っている物で、挿す事で魔導器が動くらしい。
そして、ミリスの持っているドライヤーが魔導器で、コンセントが無いのは、一般的にコンセントが普及してないかららしい。
ミリスのドライヤーは筒から風が出る様に握り手の人差し指の所と、親指の所に魔術刻印が施されているらしい。
「ドライヤーの使い方は簡単だよ。握り手の人差し指の所にある緑の魔術刻印に魔力を流せば風が出て強さとかも調整できるよ」
「温度は親指の所に2つ並んでる、赤と青の刻印で調整するんだよ。赤は熱量を上げて温かくなって、青は熱量を下げて涼しくなるんだよ」
「つまり、緑が風量調整で、赤が熱風、青が冷風なのか?」
「そういうことだね」
「それにしても刻印だけでこんな風につかえるんだな?」
刹那がそう呟くとミリスは違うと話してきた。
「刻印だけじゃ動かないよ?」
「えっ、そうなの?」
「うん。吸魔石を使ってるんだよ」
「吸魔石?」
「吸魔石は魔力を吸収する魔石の一種でとても高価な物だよ」
「そんなに高いのか?」
「うん。貴重だからこのドライヤーにだって粉末しか使われてないよ」
「粉末?」
「そうだよ。この世界の照明とか、シャワーとか、ドライヤーとか。手に触れて動かす魔導器は、大体吸魔石の粉末を混ぜた結晶を使ってるんだ」
「へぇ、すごいな。電気がないのに便利だと思ってたらそんな仕組みになってたのか」
「詳しく知りたいなら、アンドレイク・マキナって言う先生に聞くといいよ」
「それってデバイス研究室の責任者の?」
「そうだよ。あの先生はデバイス関係では有名で、魔導器に関しても一線で活躍する。研究者ギルドのSランクギルド員だよ」
「Sランクってすごいのか?」
「ギルドはGランクから始まってSランクまであるんだよ」
「GからFまでが初心者。EからCまでが中級者。BからSまでが上級者。だけど通常はA,Bが上級で、Sは何らかの偉業を達せないと与えられないランクなんだよ。つまり超一流って事だね」
「じゃあマキナ先生はなんでSなんだ?」
「学校の設備やデバイス等を総合的に発展させた功績によってなったみたい」
「へぇ、すごいなマキナ先生」
「そうだよ。僕達が楽できてるのもマキナ先生のお陰だから感謝しないとね」
「そうだな」
「で、さっきの話しに戻るけど。そういう事だからマキナ先生にデバイスや魔導器の事は聞いた方がいいよ」
そう言われて刹那は色々聞きたい事が出来たが一旦保留にして、これからについて考えた。
「もう、23時だけど寝るか?」
「そろそろ寝ようかな。刹那君も寝るでしょ?」
「俺はちょっと読みたい物があるから先に寝てていいよ。照明消さないと眠れないか?」
刹那は読み物をしようとしてるので、明かりが欲しいのでミリスに聞いてみた。
「刹那君が寝ないなら、僕はお茶でも入れるよ」
ミリスは部屋にある簡易キッチンでお湯を沸かし始めた。
その間に刹那は逆鬼から渡された文献を読むのだった。
「時守一族の歴史と技?」
本にはそう書いてあった。刹那は早速。読むことにする。
最初にはまず、この本を読む者へのメッセージが書かれていた。
『魔法力を失いし世界に生まれし異能者へこの話を託す』
本の最初はこれで始まっていた。
『この本を読んでるという事は世界の魔法力が尽き、時守一族の秘剣、クロノスブレイバーを使って転移してる事だと思う』
『台座に刺さりし剣の名は、瞬刻永神流の技を使う為の瞬刻剣、クロノスブレイバーなり』
『転移せし者。汝は時守の歴史と役目。それが終わった後の最期の役目を知り、実行せねばならない』
『まず、時守一族の始まりから書き記す』
本にはそう書いてあり、まず時守一族の事が書かれていた。
時守一族は神々を創りし神が、自分の作り出した神々の制御が自分の手を離れて暴走し始めた為、世界の秩序を戻し、神を打倒せし使命と力を与えられ創られた種族だそうだ。
ベースは人で、魔法力によって、時間と空間を支配し、世界の秩序を戻す事と魔力の反転による闇属性の力によって神を打倒する為の種族だと記してある。
神々と魔族と人間は三すくみの戦いにより拮抗を保っていたが、神による、人間への力の付与により、魔族との拮抗が崩れ、神を抑止していた魔族は弱まった。
その後、神は自分達の考えこそが正しいとして、魔族の淘汰と人間への身勝手な支配が始まったのだという。
それを嘆いた神々を創りし神は最期の希望を掛けて人でありながら魔を従え、神々を打倒する力を持つ時守という種族を作ったそうだ。
世界は時守一族により2人の人間を核に2つの世界に分離された。
一方の分離された世界は神々がいなく、ちょっとした魔法力を持っただけの人間の世界だった。
もう一つの世界は魔法力もあり、神々が自分勝手に暴走していたままの世界だった。
しかし、世界を分離する時に2人の救世主を作り出し、それぞれを2つの世界へと転移させたのだそうだ。
その後、世界は色々と変異しながら今の状態に落ち着いたそうだ。
だが、その世界は魔法力の枯渇した世界になり、徐々にだが世界が崩壊する様になってしまっているらしい。
そこで、良識を持った神々は世界を創りし神を蘇らせる為、継承による子供を作り、最後の方に最高の神が出来る様に仕組んだそうだ。
そこまで読んで刹那は思った。自分の世界には楓と奏の2人しか神が居なかった事を。そして、継承によって創られた楓こそがその神であったと。
楓は継承で生まれ。奏は残った力を受け継ぎ、継承と通常の2つの方法で創られた神だという事を思い出した。
そして、刹那は本を改めて読み始めた。
神々が計画した神を超える神を創り出す計画は最終段階に入った時。時守一族もその神の計画を助ける為に異能者を創り出す事を約束した。
そしてこう書いてあった。
『 この本を読みし者よ。そなたが世界を転移したのなら、その時に一緒に転移し神々が作り出した最高の神を守り、時守の異能者であるそなたはその世界で反転せし6つの闇族属性を手に入れよ』
『さすれば6つの聖属性を持つ神々が創りし遺産の神とそなたの子は世界を創りし12属性を持つ子になるであろう。そして、世界を救うのだ』
その文を最後に話しは終わっていた。
つまり、刹那は神々が創り出す最高の神である楓を守る為の時守の異能者だという事だった。
しかし、楓はいない。でも楓の…神の力の源である心臓は刹那の胸にある。
だからこそ逆鬼は6つのエレメンタルを集めろと言っていたのだと解釈した。
これは刹那の予想だが、時守の一族である刹那は闇属性を集められると。そして、楓の心臓は聖属性を集められると思った。
逆鬼が言っていた神々を超える神とは12の属性を持つ神だと云う事だから、子供を12属性にするのではなく、自分が12属性になれば神々を超える神になれるのだと。
逆鬼は刹那がその神々を超える神になればいいと言っていた。
なら、刹那はそれになればいいという事だ。
結局当初の目的通り神々を超える神になれば良いだけの事であった。
だが、刹那は哀しくなり涙を流した。
刹那は奏が好きだが、楓の事はもっと好きだった。
その楓と本当なら結ばれるはずだった事を知り泣いたのだった。
しかし、楓を生き返らせる方法はあると逆鬼は言っていた。
なら、自分がやる事は当初と変わらない。
愛する妹である奏を守り、自分を鍛え、神々を超える神になればいいのだと。
刹那は気持ちを新たにして席を立った。
するとミリスが近寄ってきた。
「刹那君大丈夫?」
いきなりミリスに心配されたので何でか聞いてみた。
「さっき、泣いてたでしょ?その事が気になって」
どうやら泣いていた所をミリスに見られていたらしい。
なので笑顔でミリスを安心させるように笑いかけた。
「大丈夫だ。ちょっと感傷的になってただけだから」
そう、刹那が笑顔を向けるとミリスも笑顔で言ってきた。
「辛かったら言ってね?僕が力になれるか分からないけど、できる限りの事はするからね?」
ミリスはそう言いながら刹那に紅茶を渡してきた。そして一口飲んで答えた。
「凄く美味しいよ。ありがとうな、ミリス」
「別にお礼なんていいよ。だから元気出してね?」
そのミリスの優しさに刹那は勇気づけられるのであった。
「もう読書はいいの?」
「もうちょっと読もうかと思う」
「じゃあ、僕も書き物してるから何かあったら言ってね?」
そう言うとミリスは書き物を始めた。どうやら魔術関係の様だ。
ミリスも集中し始めたので刹那も続きを読むのだった。
刹那の書物の続きは技の説明になっていた。
『この本を持ちし者。真の時守の力を従えん』
そう書かれていた後に技について書いてあった。
まず書いてあったのは逆鬼が言っていた思考加速だった。
思考加速とは時守本来の魔力である時間を操る能力を利用し思考時間を大幅に伸ばす技だと記されている。
思考加速は1秒間の思考で最長1時間にまで伸ばせるが、集中力がとてもいるので戦闘では完全にマスターしても1秒間を10秒間にするのが精一杯だと書かれている。
この情報は逆鬼の言っていた通りの様だった。
「思考加速か…ちょっとやってみるか」
刹那は記述に書かれてる通りにやってみた。
記述には詠唱が書かれていた。
「えっと、我が求めに従い、刹那の時を万に変え、思考する時を刻め」
「思考加速」
詠唱が終わると刹那に異変が起きていた。
思考加速が掛かった途端に周りのものが全てスローになったのだ。
その証拠に手を動かそうとしても全然動かない。
手を上げるのに1秒かかるなら、刹那の体感時間では1時間掛かるということだ。
これが時守一族の異能者の技の1つ思考加速だ。
刹那は思考加速を止め文献を読んだ。
そこには思考加速の使い方が書いてあった。
思考加速は瞬時に判断しなければならない時のみ発動させるのがベターであり。
思考加速したり、しなかったりをして使う技だと記してあった。
ちなみに一度詠唱をしておけばしたり、しなかったりは簡単に切り替えられるらしい。
こうして、刹那は新しい技を覚えた。
「おい、ミリス。俺が本読み終わるまでの時間計ってくれないか?」
「いいけどなんで?」
「それは後での楽しみだ」
「うん?」
ミリスは訳がわからないようでとりあえず頷いてくれた。
そこで刹那はもう一度思考加速を使った。
そして、新たにクロノスシフトという時間と空間を超越して、ワープする技のページを読み。
クロノスドライブという時間と空間を早送りする技のページを読み。
クロノスバインドという時間と空間を拘束する技のページを読み。
マジックルーフェンとマジックラディーレンというページを読んだ所で技は終わっていた。
最後にはこう記されていた。
『時守一族の魔法は特殊であり色々な可能性を秘めている。だが、他の魔法も常識に囚われなければ新たなる魔法へと繋がるであろう』
『時守一族の命運を背負いし者よ。常に精進し、新しい可能性を見出すのだ』
そう記されて終わっていた。
そこで本をとりあえず閉じてミリスに時間がどれ位経ったのか聞いた。
「えっ?刹那君もう本読み終わったの?さっきから10秒位しか経ってないよ?」
どうやら思考加速は順調に機能してる様だった。
刹那はページをめくる時のみ思考加速を停めていたので、ページをめくる時間しか掛かっていなかった様だ。
「新しい技を覚えたんでね。ちょっと実験してみた」
「へぇ、どんな技なの?」
「なんでも、1秒考える間に最大で1時間考えるのと同じ様になるらしい」
「それってどういった事に使うの?」
「一瞬の判断が必要な時に考える時間を伸ばしたり。今みたいに本を読む時に使える様だ」
「そうなんだ。それなら勉強とかも楽そうだね」
「そうだな。これなら、人より3600倍捗りそうだ」
「まぁ、単純計算だとそうだね」
「でも戦いだと1秒を10秒にするのが限界だそうだ」
刹那はちょっと残念そうにするのだがミリスに怒られた。
「そんなずるい技覚えて置いて、戦いまで有利に運べるんだからいいじゃないか」
「いや、まぁそうなんだけど」
「刹那君は贅沢だね」
確かに刹那は思考加速なんて物を手に入れた今、知識を手に入れるのには困らなくなっていたので、贅沢な事を言っていると自覚した。
「それで結局その本ってなんだったの?」
ミリスが疑問に思った様で尋ねてきた。
「これには俺の一族の歴史やら使命やら技やらが書いてあったんだ」
「そうなんだ。歴史と使命は聞いたらまずそうだけど技なら聞いても大丈夫だよね?」
「歴史は聞いてもしょうがないが、使命は別に隠すようなものでもないぞ?」
「どんな使命なの?」
「妹を守って、俺は神々を超える神になるのが使命だってさ」
「それって妹さんのは別だけど。この世界の人達が目指してるのと同じだね。」
「だから、別に隠す必要がないと言っただろ?」
「それで技は?」
「思考加速以外は後4つあったが、3つは実践技だった」
「そうなんだ。後の1つは?」
「それが何だか大層な技みたいだ」
「へぇ、どんなの?」
「マジックルーフェンって魔法で分類は創造魔法だって書いてあったな」
「創造魔法?創造魔法って神が使う魔法だよ?」
「本にもそう書いてあった」
「凄いね!どんなの作れるのかな?」
「試しにやってみるか。でも有機物は無理らしいから無機物でな」
「じゃあ、このリボンとか作れるかな?」
そう言うと。ミリスは自分のリボンを摘んだ。
「それなら、できるんじゃないか?」
「じゃあ、やってみて」
そう言われて刹那は詠唱に入る。
「我が意に従い、我の望む物を彼方より此方へ顕現せん」
「マジックルーフェン!」
その言葉が紡がれた瞬間に何もない所に黄色いリボンが出てきた。
「成功みたいだな」
「凄い、凄い、こんな魔法使えるなんて凄いよ!」
「ちなみに必要なくなったら、自分で作った物に限り消す事もできるらしい」
そう言って刹那は詠唱した。
「我が意に従い、我の顕現せし物を此方より彼方へ消失せん」
「マジックラディーレン!」
するとリボンがふっと消えた。するとミリスが文句を言ってきた。
「折角僕がもらおうと思ってたリボンを消さないでよ!」
「いや、だって消す事もできるって言ったじゃないか」
「それなら違うの出して、消せばよかったじゃないか!」
なぜかミリスが怒ってるので刹那は1つ提案した。
「分かった。今度はお前の好きなもの作ってプレゼントしてやるから」
「本当だね?約束だよ!」
そう約束するとミリスは嬉しそうにしながら聞いてきた。
「じゃあ、僕の欲しい物が出来たら絶対に頂戴ね?」
「それじゃ、小指出せ」
「小指?」
そう言って刹那はミリスの小指を自分の小指に絡ませ指切拳万で約束するのだった。
ちなみにこれの意味を聞いてきたので伝えると、約束破っても僕はそんな事しないよとちょっと怯えていた。
指切拳万はこの世界の人からすればとんでもなく恐ろしい約束になってしまう様だった。
そして、刹那はミリスにそろそろ寝ようかと持ちかける。
「ミリス。俺は本読み終わったし寝ようと思うんだがどうする?」
そう聞くとミリスはすぐに答えてきた。
「刹那君が寝るなら僕も寝るよ」
こうして、2人はそれぞれのベットに潜るのだった。
そこで、刹那は明日の予定を聞いてみた。
「ミリスは明日どうするんだ?」
「僕は明日の午前中にデバイスとバリアジャケットを作りに行くよ。たぶんアル君もだと思うけど」
それを聞いて刹那は明日までにデバイスを考えなければと思い、何かアイテムが無いかと考えた瞬間あるアイディアが浮かんだ。
「ミリスにピッタリのデバイスを思いついたから俺も明日付いて行くよ」
「僕のデバイスのアイディアまだ考えてたんだ?僕は魔力符でもいいんだけどな?」
「いや、俺の考えた装備なら、絶対に気に入るはずだから、楽しみにしててくれ」
「それじゃあ、明日はよろしくな!おやすみ。ミリス」
そう言って刹那は布団を被った。するとミリスも挨拶してきた。
「それじゃあ、また明日ね。おやすみなさい。刹那君」
こうして2人は眠りにつくのであった。
今回は刹那とミリスのお話でした。
前半はミリスと刹那のお風呂のお話し。
でも刹那君は結構脅すのが好きなようです(ちょっと怖いw)。
無事、お風呂を終えた様ですが、お風呂話しで盛り上がるのはもうちょっと後の話での予定なのでもうちょい待って下さい。
そして、刹那の時守一族のちゃんとした説明が追加されました。
ちなみに時守一族の話。実は作者の第4作目から第6作目の話しになってるんですw
まぁ、この第7作目が小説家になろう初作品なのでこちらをお楽しみ下さい。
そして、刹那君の思考加速が遂に発現しました。
おっとここで23時になったので一旦投稿をば。
さて、一旦投稿したのですが後書きの続きをのんびり書きます。
刹那君の思考加速ですが、これにより刹那君は頭脳が超発達します。
刹那の学校では試験は学期試験のみで中間はありません。
ですがちゃんと試験はあるのでその時の刹那君を楽しみにしていて下さい。
そして、アイテムを自由に作り出してしまうチート技「マジックルーフェン」。
無機物であれば魔力量によって何でも作れるチート技。
でも一応作れる物に制限はあるのでそこまでチートではないです。
そして、作ったものを消し去る魔法「マジックラディーレン」。
その他にも技名だけの登場ですが後3つも技があります。
やっと刹那君が強くなってきた気がする。今日この頃。
最後にミリスに何でも作ってやると言った刹那君ですがこれはとても重要なフラグです。
忘れないように!ここ!試験に出ます!!(何の試験でしょうか?)
それでは今回のお話はこんな感じでした。
次回は何回も宣伝しときながら出来なかったアルとミリスの装備が完成!
ただ、新たな仲間を出す事が出来るか心配です。
すっかりお馴染みになってきた。刹那達能力説明です。
では男達から紹介ですが、今回は刹那意外能力に変化がないので他の話で見た方は刹那のステータスだけ読んで下さい。
(変わってるのは刹那の技の項目のみ)
第一の男 主人公 遂に時守一族の能力解禁になったチートな 時乃宮刹那 4月12日生まれ。
力 単純な力は限界突破してさらに限界に。これは時守一族の異能者だからここまでこれました。
気力も常人より遥かに多く、それが異能者の能力の一つです。
気力付加ですでに超人な刹那。
しかし、折角覚えた魔力付加は気力付加と一緒に使えていない模様
新キャラの力を借りるまで気力と魔力の同時行使はできないので新キャラを待ちましょう。
技 瞬刻永神流、一閃、画龍点睛、龍牙追、翔波閃。家事スキル高し。執事ファンなのが判明。なので自身も執事スキルを幾つか保持。
一応、気力付加、魔力付加、魔力増幅。遂に文献読んで一気に技が増えました。
新たな技はクロノスシフト、クロノスドライブ、クロノスバインド。そして、逆鬼が言ってた思考加速。
最後にアイテムを創造する技マジックルーフェンと消す技マジックラディーレン
魔法 しょぼいフレイムアローが今では立派な子に(涙)
ダブルチャントでフレイムアローが超強力に。
トリプルチャントでフレイムアローが対戦車ミサイルを凌駕するレベルにというか比較するのが馬鹿らしい矢に。
容姿 髪は相変わらず黒のショートボブ。目は黒。顔はやっぱり女の子に間違われるレベル。まだ女体化してないのにすでに可愛い。
体はまだ発展途上だが、現段階では限界まで鍛え上げた筋肉に包まれている。しかし、やっぱり筋肉質に見えない謎体型。
女子寮で女の子達から格好良い女の先輩と勘違いされるという、刹那ならではのイベント発生。今後もご期待をば。
支持される層 変態という名の紳士を受け入れられる人 ミリスと危ない関係になりそうでも気にしない人
キャラを表すと 王子のキスで目覚めるヒロイン体質 今回は女子寮で女に間違われてた男。でも女の子化すればやっぱりレジェンドオブヒロイン
第二の男 ルームメイト 読者の代弁者的役割を与えられし熱血馬鹿野郎 現在医務室で不貞寝中 アルフォート・マギヌス
力 刹那に感化されて早朝トレーニングに付き合った結果本気出して刹那に負けた馬鹿。次回でランスのデバイス取得予定。
ランスの技は現在考え中。しばし待たれよ旅人よ
魔法 フレイムアローは属性的関係によりしょぼいと判明。しかし、ロックアローは刹那の通常フレイムアローと同程度だとか。
ただ、アルも魔力増幅は当然使えるわけで使い方次第でいくらでも強化できそう。しばらくは魔法は成長しません。残念。
変身 デバイス取得時にバリアジャケットも装備。現在は登場してからずっと学生服のまま。変身シーンはあと少し。
容姿 髪は短め、目と髪が黄土色。顔は男っぽさのあるちょっと残念なイケメン。
某医務室の方からのコメント追加。「境遇に似合わない良い子ね」だそうで密かに好感度アップしてました。
支持される層 暑苦しい奴 馬鹿共 エレウィスからは好感度高し。実は年上に好かれる体質。ちなみに登場してくるモブは意外とアルの事が好きだったりする。
キャラを表すと 1人だけ男で疎外感を感じ始めてる、根は寂しがり屋な馬鹿な真似もただのかまってちゃんなアル君でした。そんなアルは現在不貞寝中
第三の男 ルームメイト2 お風呂を怖がる、男の娘(なんか字に変化が)。魅了能力ヒロイン ミリスティム・セフィラム
力 相変わらず女の子レベル。魔力付加ができることが確定、だけど既に魔力付加を覚えた刹那より弱い。やっぱり女の子でOK?な感じの男の娘レベル
技 コンダクトは主人公との契約。家事能力は結構ある。武術系統全般ダメポ。相手の力を利用する合気道すら使いこなせない残念さん。
ただし、いつかは男として見返すと息巻いているので暖かく見守っててください。でも技は全然追加されない。
変身 アルのデバイスを作る時に一緒にできます。戦闘服は刹那作画の執事服に確定。字は○○のコンバットバトラー
容姿 遂に判明。茶髪の長い髪をアップ気味に後ろでリボンを着けポニーテールに、目は皆を魅了する赤い瞳。
体は華奢で顔は小顔でとても可愛いのが特徴。
支持される層 男同士のキスが許せる方 腐な方々 魅了され始めた寮生一同 新たなるジャンルを開拓するベンチャーな方々
ヒロイン説明
今回から変更があってもなくても書いておく。前のページ見るのめんどいかもと思ったので。
ヒロイン1 皆の妹と言うと「いいえ私はお兄様だけの妹です」と言う。キングオブ妹ヒロイン 時乃宮奏
力 多少の気のコントロールすると3階から飛び降り、登ってく位は朝飯前な模様、意外?と強い。神気は新キャラが出ないと発覚しないのでお預け!
神気を纏った奏さんはヒロインにあるまじき力技を使う可能性有り。
技 素敵な笑顔をあなたに届ける。パーフェクトスマイルと。泣き顔しながら上目線の誘惑攻撃。現在技の追加は刹那と同時の予定。
魔法 まぁ、どんな魔法もそつなくこなし、炎と雷系は正に神がかり的。そろそろ体調が回復してくる模様、実は旧型のスカウターは既にいくつもパリン済み。
魔法を使えばたちまち最強クラスの化物になる予定。
変身 まだ書かれてませんが黄色と赤が使われる予定。デバイスは杖を選択した模様
容姿 髪は黒のロング。刹那とデート後に髪型帰るか検討中。瞳は刹那とお揃いの黒。顔はこの世で表現できる限り最高の顔…の一歩手前。なぜなら一番は主人公に奪われるから♪哀れなり奏さん
身長体重BWHは乙女の秘密。正し12歳にして既に男性をその気にさせる色香を纏っているのでご想像にお任せします。
支持される層 妹萌えの方々 妹萌えの方々妹萌えの…以下永遠と 真面目に書けば男も女も魅了するので全層射程のあいも変わらずスーパーヒロイン
キャラを表すと 兄を他の女に近づけさせないように画策する影の暗躍者。妹分担当なのにお兄様しか目に入らない超絶ブラコン妹。読者様に対しても「私を見て良いのはお兄様だけ」と言ってしまう危険物指定系妹
ヒロイン2 皆のアイドルお嬢様。聖女の如き微笑みになぜだか萌え〜な言葉遣いの リース・フラメル
力 通常時ひ弱。魔力付加はミリスより上。使っても常人よりちょっとだけ動ける程度
技 魔法担当なので技がでない可能性あり。力も無く技もないが氷系魔法の腕だけは超逸品。
刹那君のちょっかいで技が完成するのか乞うご期待。
魔法 水の属性のハイシングルなので聖属性の氷を使える。とにかく回復はこの人にお任せというお助けキャラ。
変身 まだ書かれてないのでしばしお待ちを。とりあえず青色なのは確定要素
容姿 見た目は先にウェーブが掛かった長めで水色に白を混ぜた様な色の髪に青い瞳。とてもおっとりとしている感じの顔立ちでとても可愛い。可愛さランクは10段階で8だがお好きな人には未知数。
身長体重BWHは乙女の秘密。まだまだ体は発展途上。餅をつく音が聞こえてくるような…
支持される層 何だか癒されたいと思う人々 言葉遣いが何故か萌える方々 普通に好みの方 ちなみに回復魔法を受けるともれなく惚れさせるスキル持ち
キャラを表すと 一見普通の美少女だが好みにハマると中毒になる可愛さ。言葉遣いもちょっと僕っ子よりなのが特徴のおっとりお嬢様。常に皆の心を癒す聖女様系ヒロイン。
ここからは毎度お馴染み文書。
毎回長くなって行く後書き、これは書籍化しても載せられない部分なので小説家になろう限定特典とも言える物でざんす。
作者は後書きが長くなってしまう呪いに掛かってます。神父さんがいたら解呪をば。
さて、--------ここまで読んだ-------方々は勇者の称号を与えましょう。
それでは毎度お馴染みのセリフと共にお別れしましょう。
目指せ書籍化!現在9話。あとちょっとで区切りの良い10話。まだまだ頑張って参りましょう。
ブックマーク登録が1人減り、1人増えイーブンに。だけど1人増えた♪(感謝です感謝(*´ω`人)感謝(TдT) アリガトウ)
でもまだまだ結局伸び悩み中ですので皆さん御慈悲を下さいorz
では評価、感想お待ちしております。ちなみに感想くれた方ありがとうでした。
他の方もよければどんどん感想をば
今回も後書きの最後は使い回しの使い回しの使い回しで切りby貼るでした。
というか最後の言葉はやっぱり書籍化目指して頑張るぞ(*´ノд) ダヨネー( ´゜д゜)(゜д゜` )ネー