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神々を超えし者を創りし世界  作者: 永澄水樹
第四章 聖炎と原初の炎 異世界転移編
67/70

フレイヤの現状とコンタクトレンズVer.2

奏さんハッピーバースディ♪


3月3日は時乃宮奏さんの誕生日でした。


時間がなかったので本編は短いですがお楽しみいただければと思います。


それでは本編をどうぞ(∩´。•ω•)⊃ドゾー


では神超新章第四章第67話「フレイヤの現状とコンタクトレンズVer.2」をどうぞご笑覧あれ。

お風呂場での戦いが終わった刹那とリーシャ、そしてフレイヤとクロノスも部屋へと戻ってきた。


刹那はお風呂が無事に終わって本当に安心した。


ちなみに部屋に戻ったので刹那は今後についてリーシャに話をする。



「リーシャさん?ちょっといいですか?」


「何?刹那さん」



刹那が話しかけると若干不機嫌そうに返事が帰って来る。


刹那は気を取り直して話を続ける。



「今日の実技の演習でフレイヤの凄さはわかってもらえたと思うのですけどどうでしょうか?」


「確かに凄かった……いえ、凄まじかったです」


「ですがフレイヤはあの時の様な力はしばらく使えない様になってしまってるんです」


「えっ?どういう事?」


「リーシャさんを護衛する上で驚異となる障害があった方が相手方も手を出しづらいと判断して、フレイヤには今出来うる限りの力を見せてもらいました」


「という事はあれは一種のハッタリですか?」


「そういう事ですね……まぁ、フレイヤが今どの程度戦えるかは本人にしか分からないのですが、フレイヤ?今の状態でどの程度戦えそうかしら?」



刹那がそう言ってフレイヤに話を振るとフレイヤが考え込む。


そして、現状を話し始める。



「私は今、刹那の封印の剣を寄り代にして顕現してるのでうまく魔力の変換が出来ないのだ。本来なら今日使った魔力量があれば街を2、3個は破壊出来るだけの魔法が使えたはずだ」


「えっと……街2、3個破壊できるだけの魔力を使用してたんですか?フレイヤは……」


「ああ、リーシャ。その通りだ。ただ変換効率が悪かったのであの程度の魔法しか使えなかったが……それに相当防護障壁に魔力が割かれてたのも原因だな。それでもある程度皆に脅威だと認識されたと思っている」


「それは間違いないと思うわ……あれだけの魔法でも十二分に脅威だと感じたと思うわ……それにしても話しを聞いてる限り私への脅威を減らす為にしたみたいね。迷惑かけてごめんなさい」



突然リーシャが謝るので刹那は慌てて話し出す。



「リーシャさんが悪い訳では無いので謝らないで大丈夫ですよ」


「でも、刹那さんも奏さんもフレイヤもクロノスもみんな私を護りに来たのでしょ?」


「まぁ、そうなのですが、そもそも始まりの世界の聖炎を私が吸収してしまったのが原因ですし……」


「それはしょうがないのではないかしら?普通に考えたら聖炎を吸収してしまうとは思わないでしょうし……ただ、だからと言って私が始まりの世界に行くかどうかとは別ですけど……」


「リーシャさんが始まりの世界に来てくれるのが最も速い解決方法なのですが……やはりすぐにはうんと言ってもらえませんね……ただ、これから危険が増えるかもしれないのでその事だけは肝に銘じておいてください」


「一応胸に留めておくわ。それでこれからどうするの?私は刹那さんにテストで負けちゃったので勉強をしようと思っているのだけど」


「私はコーヒーを飲みながら朝まで読書をしているつもりだ……」


「フレイヤは読書ね……でクロノスは?」


『私は外を散策して来ます。一応警邏も兼ねてです』


「クロノスは外を散策ね……それで刹那さんは?」


「私は研究かしら?」


「フレイヤとクロノスはわかるのだけど、刹那さんの研究って何?」



リーシャは刹那の研究というのに興味があるのか聞いてきたので刹那は軽く発明したものについて話す。


すると、リーシャは驚きの表情を浮かべて刹那の話を聞く。



「まぁ、始まりの世界では調理器具ばかり作ってましたね。それにこちらに来てからはコンタクトレンズを作りましたし」


「それですよ!コンタクトレンズってメガネをなくす為の物って認識してましたがとんでもない装備です」


「そうですか?望遠、顕微、魔力の流れ、気の流れ、見た対象を燃やす……の5つしか機能ついてないですよ?」


「それ本気で言ってるの?」


「本気ですが?」


「あのねぇ、遠くを見るのに使う双眼鏡でもせいぜい100M先を普通に見える程度です。ですが、刹那さんの望遠機能は800km先のコインが見えるってどんなですか?」


「でもですね。水平線ってそもそも170cm位の人で4.65km位先までしか見えないので800km先まで見える仕様でも、実質見える距離は4.65kmですよ?まぁ、天体観測には便利ですが……」


「刹那さん……なんでそんなに無駄に性能を向上させたんですか?」


「いや、できる限りやってみようと思ったら出来てしまったので……ちなみに顕微の方は役に立つと思いますよ。ただ、研究をするにはですが……」


「はぁ、刹那さん……顕微の機能も拡大鏡レベルで問題ないかと……」


「でも、いざ研究をする時に便利ですし、いいじゃないですか……それと後の魔力と気力の流れを見る機能と見た対象を燃やす機能は普通に便利だと思いますけど?」


「確かに前者の2つに比べれば必要性はあるでしょうけど、ちょっと便利過ぎる気が」


「そうですか?でもこれからコンタクトレンズの改良に取り組むところなのですが?」


「えっと、まだコンタクトレンズを強化するんですか?」


「ええ、まぁ」



刹那がそう言うとリーシャは頭を抱える。


刹那としてはまだまだコンタクトレンズには改良の余地があると思っているので、改造は当たり前なのである。


しかし、リーシャは今の機能でも十分すぎるのに一体何を付けるのかとヒヤヒヤするのであった。



「さて、リーシャさんは勉強で、フレイヤは読書、クロノスは散策で私は研究って事でいいわよね?」



刹那がそう言うと特に反対意見も出ないので各々やりたい事をはじめるのであった。


そして、刹那はコンタクトレンズについて考えていた。



「う~ん、他にいる機能はなんでしょうかね?とりあえず暗視スコープも便利ですから暗視の機能を追加しましょう」



刹那はそう言うと魔術刻印を作る為の紙を用意して考えてる性能が出るように魔術刻印を書いていく。


その様子を見て居たリーシャが話しかけて来る。



「刹那さん。それって魔術刻印よね?どんな刻印を書くの?」


「暗視を可能にする刻印なので、暗闇から光を知覚出来る様にするんですが、詳しい説明をするとかなり科学的な物になってしますので今の説明で納得してください」


「確かに詳しい話をされても分かりそうにないわ好きな様にやってください……でもよくそんな魔術刻印が書けますね……」


「魔術刻印って結構科学からの応用が利くのでやってて楽しいですし、色々できて役にも立つのでいいですね」


「まぁ、がんばって」



リーシャはそう言うと自分の勉強に戻っていった。


とりあえず刹那は暗視の魔術刻印を試行錯誤して作っていく。


ちなみに、実際に出来ているかは使ってみないと分からないので刹那は創造魔法で暗視の刻印が施されたコンタクトレンズを作って試してみる。


一応は暗視が出来るようだが最新鋭の暗視スコープには適わない代物なので、この刻印は没になる。


そうこうして、刹那はしばらくしてようやく求めた性能の暗視の刻印を開発する事に成功する。


刹那は完成品を目に装着すると窓を開けてベランダから飛び降りて夜道をかけに行く。


その様子を見て居たリーシャが驚いて刹那を止めようとしたが刹那は直ぐさま4階から飛び降りるのであった。


その後のリーシャはちょっぴり怒っていた。



「刹那さんって、ここ4階なのにいきなり飛び降りるんですから、ビックリします……」


「リーシャ……まぁ、心配は無用だろう。刹那ならもっと高い所からでも普通に飛び降りれるだけのポテンシャルがあるしな……」


「フレイヤは心配じゃないの?」


「刹那は普段はかなり安全マージンをとってるようだからな、非常事態でもない限り無茶はしないと思うぞ」


「ならいいのだけど……」



そうして2人が刹那の話をしていると、ベランダの窓が空いたのでそちらを見ると刹那が戻ってきていた。


ただ、1階に飛び降りるのは分かるが、4階にジャンプで戻って来る非常識さにリーシャはビックリするのであった。



「刹那さん……ここ4階なのだけど飛び降りるのはわかるけど、戻って来るってどういう事?」


「えっ?普通にジャンプしたら戻れませんか?」


「少なくても私は戻れません」


「そうですね……気力で身体能力を強化するか、魔力で身体能力を強化するか、もしくは同時にするかでこの程度なら出来る様になりますよ」」


「そもそも気の力というものがわからないのですけど?それに魔力で身体能力を強化してもそこまでできません。ましてや同時使用なんて……」


「あ~……そうですよね……やっぱり気の力はわかりませんよね……でもリーシャさんの場合縮地を使っているので気自体は無意識に使ってるんですよね……」


「そうなんですか?」


「縮地使用時は気での身体強化を無意識でしているので、気の扱い方を学べばリーシャさんも同じ様な事が出来る様になりますよ」


「その気っていうのを教えて貰うことは出来ない?」


「そうですね……委員長も気はマスターした方がいいと思っていたので、今度の休みに皆で気のトレーニングしましょうか?」


「わかりました。では今度の休みにちゃんと教えてくださいね」


「わかりました。では私はまだ違う刻印を作らなきゃいけないので」



刹那はそう言うと自分の机に戻る。


その様子を見て居たリーシャは呆れていた。


そんなことは気にせず刹那は次の機能を考える。


暗視はとりあえず完成した。


暗闇の中での戦闘では役に立つであろうと思い、次に必要な物を考える。


刹那は次は料理にも使える熱感知と、何処に誰がいるかを探知出来る様に熱紋照合機能を追加する事にする。


早速刹那は魔術刻印の制作に入る。


ちなみに熱感知と熱紋照合は1つの刻印で作れる筈なので刹那は1つの刻印を作るのに全力を注ぐ。


試行錯誤の上なんとか完成品が出来上がる。


試しに装着してみる。


そしてリーシャを見る。


熱感知によりリーシャがサーモグラフィーで表示される。


そして、温度など詳しい数値が記載されており、熱紋αと表示されている。


そのα目標をリーシャに変更して、もう一度見るとちゃんと熱紋リーシャとなっていた。


ちなみに刻印に記録機能を持たせるのにはかなりの苦労をした。


セレナが神眼で熱紋照合をしたと聞いたので簡単にできるかと思ったが、セレナの場合、神眼と脳が繋がってるので記憶しておくだけでいい。


だが、刹那のコンタクトレンズでは脳に記憶させるのは無理なので、一時的に刻印に魔力で書き込む事で、そこに記録させる事に成功してこの問題をクリアした。


この技術はHDDのディスクに書き込む要領に似ている。


まさに科学技術からの引用と言える魔術刻印であった。


次に刹那が考えたのは防御の面である。


炎を出せるがそれだけでは防御面で不利である。


そこで、瞬時に任意の場所に魔力障壁を作り出す魔術刻印を考える。


これは炎を出す刻印から応用が利くので比較的早く完成した。


試しに出来上がったコンタクトレンズを装着して魔力障壁を展開する。


それを見たリーシャが驚の声を上げる。



「ちょっと刹那さん……それって魔力障壁よね」


「ええ、そうですよ。ちなみに属性を付与すれば火属性の魔力障壁も作り出せます」


「それって、見るだけで障壁ができるのよね?」


「そうですね……なにか問題ありますか?」


「いえ……それって誰でも簡単に強くなれるのではと思いまして……」


「使い方と使い手次第だと思いますけど?そもそも普通の人は魔力障壁も自分で作れますし、炎だって出せますよね?でも委員長は属性付与しか出来ないって言ってましたから……」


「確かに委員長は魔法は属性付与しか使えませんね……コンタクトレンズは委員長の補助にはもってこいね……でも性能がどんどん凄くなってる気が……」


「委員長魔改造計画の一つがコンタクトレンズによる委員長改造ですからね。他にもっといい機能があれば参考にしたいくらいです」


「刹那さん……現状のコンタクトレンズでも十分に凄いですから……これ以上は本当にやりすぎになると思います」


「そうですか?まぁ、今日は暗視に熱感知と熱紋照合と魔力障壁の機能がついたので寝ますかね」


「そうですね。私も勉強はこのくらいにして寝る事にします」


「フレイヤはこのまま読書よね?」


「ああ、私は朝まで読書をしているつもりだ」


「じゃあ、電気消しますよ」


「ええ、それじゃあ刹那さんにフレイヤ。おやすみなさい」


「リーシャさんにフレイヤおやすみなさい」


「2人共おやすみなさい」



こうして長い長い一日が終了するのであった。


刹那が眠りについてしばらくすると人の気配が部屋の中で移動している。


刹那は集中して気配を探ると直ぐにフレイヤだと気づく。


フレイヤはベットに近づいて、梯子を登ってリーシャを見ているようであった。


刹那はフレイヤもリーシャが気になるのだなと何だか嬉しい気持ちになりながら再び眠るのであった。

今回はフレイヤの現状とコンタクトレンズの改造でした。


フレイヤはいいとして、コンタクトレンズがどんどん凶悪化していくw


そんな話でした。


次回はどうなるかお楽しみに♪





それでは毎度お馴染みのセリフと共にお別れしましょう。


目指せ書籍化!第三章終了です♪で第四章開始♪現在第67話です。パンパカパーン♪♪♪



現在ブックマークが251人なう。1人増えて……る……よかった……Σ(|||▽||| )!皆さん私に力を〜○┓(アイナ風)ペコリ(登録してくれてる人は感謝です感謝(*´ω`人)感謝(TдT) アリガトウ○┓ペコリ)



今回はブックマークも1人ですが増えて一安心……!!!!!!!!!!!!!!♪……でもまだまだぁ!本当に皆さん御慈悲を下さいorz




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