フレイヤ登場とテスト結果!そして、謎技術!
更新速度を上げたいのですが仕事が忙しくなったり、ならなかったりと何だか慌ただしくて今月の更新遅れました><
一応一ヶ月に4話更新を目標にしてますが、今回は一話だけになりました事謝罪します○┓ペコリ
とりあえず、これからは文字数をあまり多くせずに程よく終わるように頑張っていきたいと思います。
ただ、作者の意向としましては1万3千文字が平均になるようにはしております。
今回は8500文字とちょっと少なめですがキリが良かったのでこの文字数になりました。
今後は程よかったら文字数が少なくても更新を優先していきたいと思います。
そして、いつも感想をくれる方には毎度感謝してますが、まだ感想をいただいていない方からの感想も大変嬉しいので是非是非よろしくです。
ちなみに、今回まだ感想をくれていなかった人から感想がありました。
とても嬉しかったので、この場でお礼を!ありがとうです!!!!!!!
それでは長くなりましたが本編を(∩´。•ω•)⊃ドゾー
では神超新章第四章第63話「フレイヤ登場とテスト結果!そして、謎技術!」をどうぞご笑覧あれ。
クロノスの風呂場侵入事件の後、刹那は部屋で頭を抱えていた。
「はぁ、これからどうしようかしら……」
刹那はそう呟くと色々と考えなければいけない事が多い事に頭を悩ませる。
まず、リーシャに色々と知られた上に拒否されたのはかなりの痛手である。
しかも、今回のあらましを聞くに、既にリーシャに何かしらの影響が出かねない様子である。
クロノスをこのまま監視につけていてもあまり効果は期待出来ないので早急に次の案を出さなければならない。
刹那はとりあえず、今の状況をどうしようかと再度思考を巡らせる。
すると、それを見ていたリーシャとクロノスに話しかけられる。
「刹那さん?何をそんなに考え込んでいるの?」
「リーシャさんが始まりの世界に来てくれないから困ってるんですよ」
「それは言われても困るわね。私は元々断っていたのだし今更言われてもこっちが困るわ」
『でもリーシャさんが監視されてた事実もありますし、マスターの言も重要かとは思いますが……リーシャさんの言う事も……』
クロノスも言い淀んだが、リーシャの言う事は確かにその通りである。
だが、刹那が聖炎であるフレイヤを取り込んでしまった事により、リーシャが次の聖炎候補になってしまっている今とでは話が違う。
その事を刹那はリーシャに言ったのだが即否定されてしまって今に至っていたのである。
「クロノスも言っていましたがフレイヤに出てきてもらうのがいいかもしれないわね……」
『いいんですかマスター?』
「他に手もないですし、フレイヤと接すれば少しは状況も変わるかもしれませんからね……それに護衛の面でも強化はしたいですし」
刹那とクロノスがそんな話しをしているとリーシャがフレイヤと言う聞きなれない名前が出たために質問をしてきた。
「ねぇ?フレイヤって人?」
「えっと、人といいますか……そうですね……元、人でしょうか……」
「元、人?」
リーシャは元という言葉に違和感を感じているようであった。
刹那はもうこうなれば勢いだと判断してフレイヤを召喚する事にする。
「リーシャさん、今からフレイヤを顕現させます。話しは直接した方が早いと思います……ではいきます!」
刹那はそう言うとデバイスを起動して服を戦闘服にチェンジする。
そして、腰にある12の剣の内の一つを手にして地面に突き立て呪文を唱える。
『サモンサーバント!フレイヤ、来なさい!!』
次の瞬間、光が収束していきその場にフレイヤが形作られる。
「フレイヤ、ちょっと早いけど貴女の出番よ」
「刹那……話しはクロノスから聞いてはいたが……ふむ、その娘がリーシャか……」
フレイヤが顕現した事に驚いているリーシャにフレイヤは近づいていく。
そして、2人の距離が縮まり、フレイヤはリーシャの手を持ち上げ握り込む。
「私はフレイヤ……まぁ、本当の名では無いが、始まりの世界の聖炎だ……」
「えっと、えっ?聖炎?本物?……というか人の形してるけど……」
「フレイヤは正真正銘聖炎ですよ。私の剣に封印されてます。ですので、私の力で元の姿で顕現させる事も出来るんです」
「えっ!嘘……でも……確かに何だか親しみを覚えるというか……何というか既視感でしょうか……何だか私はこの人を知ってる気がします……」
「私も……リーシャだったか……貴殿には妹の面影が確かに感じられる……そして、同じ血筋なのだという事も何となくだが分かる……」
フレイヤとリーシャはそのまましばらくの間2人にしか分からない何かで通じ合ってる様であった。
そして、時間が少したったので刹那が話しかける。
「さて、フレイヤも顕現させましたし、とりあえずフレイヤのここでの立場が必要ですね……学園長に今から話しに行ってみましょうか……」
「フレイヤさんはこの後どうするの?」
「クロノスと一緒にリーシャさんの護衛になりますが、公の場での立場がいるので臨時講師にしてもらおうかと思ってます」
「臨時講師……確かに聖炎なら講師にはピッタリかもしれませんが……」
「まぁ、なるようになりますよ。とりあえず学園長とフリア先生に会ってきます」
『では私はリーシャさんの護衛を……』
「クロノスも来なさい!貴方の事も学園長達に知っておいてもらいます!主に風呂場及び脱衣所や更衣室に入れないようにお願いします!」
『マスター……私はリーシャさんが心配なので共に行けません……という事で私の事は忘れてください!』
「クロノスには今後一切、女生徒の着替えを覗かせはしません!大人しく連行されなさい!」
『嫌だー!!!!!!!!!!』
そう言って逃亡を図ろうとしているクロノスを直ぐさま手元に召喚して、フレイヤと共に部屋を後にする。
その後部屋に残されたリーシャは考えていた。
「あれが……あの人が聖炎……歳は17歳位に見えたわね……もしくはそれよりちょっと上か……いずれにしても私とそう変わらない年齢で聖炎になった人……」
リーシャはそう呟くと色々と考え込むのであった。
その頃、刹那達はフリアに取り次いでもらい、そこから学園長に話しを通してもらって、現在学園長室にいる。
「でっ、今回の話しはなんだ?時乃宮!」
「まだ、2人には話してませんでしたが、私は始まりの世界の聖炎をこの身に宿しました。その為、この様に顕現させる事も出来ます……その顕現した聖炎がこのフレイヤです」
「どうも、この様な時間にお手数おかけしてすみません。私は始まりの世界の聖炎だったフレイヤと言います。今回、リーシャの事もあり顕現しました」
「えっと?ちょっと唐突過ぎて……えっと、この方が聖炎なの?」
「そうです。間違いなく始まりの世界の聖炎です」
「ですが……始まりの世界の聖炎は消失したのではなかったのか!?」
フリアがそう言って追求をしようとするが学園長をそれを手で制して、すっと立ち上がりフレイヤの近くに寄る。
「貴女が聖炎で間違いないのかしら?」
「はい、私は聖炎です。記憶はかなり欠如してはいますがそれは替え用のない事実です」
フレイヤがそう言うと学園長は椅子に戻ってため息を吐く。
そして、刹那に話しの内容を尋ねる。
刹那はリーシャが今回監視されていた件。
今後リーシャにはより警護が必要である為、自分の剣であるクロノスと、聖炎であるフレイヤに護衛についてもらう等の話しをする。
結局刹那の話しを聞いた学園長は刹那の案を採用する事にした。
これにより、フレイヤは2年S組の特別講師という立場になる事になった。
生徒達には刹那達を教えていた教師で、到着が遅れた事にするらしい。
こうして、刹那の提案は受け入れられフレイヤも居場所が出来る事になった。
ちなみに、部屋はどうするか聞かれたフレイヤは自分は寝ないので刹那の部屋で読書をしながら護衛にあたると言って話しを終えてしまった。
そして、刹那とフレイヤ……そして、クロノスが部屋に戻るとリーシャはこちらを見て溜息をついた後で話しかけて来る。
「で、結局どうなったの?」
「フレイヤは遅れてきた私達の教師で、これからは2年S組の臨時講師になる事に決まりましたよ」
「そう……で、この部屋に皆が集まってるのはどうして?」
「私は睡眠を必要としていないので、教職員の部屋を借りるのは断った……なのでこの部屋で夜は読書をさせてもらう事になった」
「……そう……まぁ、いいわ。で、クロノスも一緒に居るの?」
『私も姐さんと同じく睡眠は不要なので夜中は外の月でも見ながら過ごします』
「剣が月見て楽しいの?」
『リーシャさん。私も人と同じく感情があります。ですから月見をする事はなんらおかしくありません』
「まぁ、クロノスがいいならいいけど……それにしても、話す剣……インテリジェンスデバイスに、聖炎の顕現体であるフレイヤさん……なんだか一気に人が増えたわね……ついこの間まで1人部屋でしたのに」
「それはすみませんが、我慢してください……」
「別に出てけとか言わないから安心して……」
「ちょっといいか?リーシャ……私の事はフレイヤと呼び捨てにしてくれないか?」
突然フレイヤが呼び捨てにしてくれと言い出したのでリーシャはちょっと困った顔をしたが、その後でこう呼んだ。
「フレイヤ……。これでいいかしら?」
「感謝する。リーシャ。これから私は貴殿の為に頑張る次第だ!」
「そんな堅苦しくなくていいわよ……というかそもそも先生になるんだから、その時はフレイヤ先生って呼ぶからね!」
「あぁ、普段の時だけ呼び捨てにしてくれればいい……」
「話しは終わった感じかしらね?それじゃあ、とりあえず、そろそろ寝ましょうか……」
「ちょっと、待って……寝る前に質問……テストはどうだった?」
刹那が質問をされまいと、とっとと寝ようとしてたのにリーシャに質問を受けてしまう。
しょうがないので刹那は正直に言う。
「多分全教科満点ではないかと思います……」
「そう……明日が楽しみね……じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみなさい、リーシャさん……」
こうしてその日は終了するのであった。
ちなみに、刹那は皆が寝静まった後、こっそりとある物の制作をしてから、就寝した。
次の日、刹那が殺気に反応して目を覚ます。
「……何をやってるのかしら奏は……」
刹那がそう呟くとベッドの上から降りてきたリーシャが答える。
「昨日、サラに奏さんを部屋から出さない様に言っといたから多分それで揉めてるのでしょう?」
「奏も奏ですが、サラさんもサラさんでよくやりますね……」
「サラってああ見えて律儀ですからね……」
「で、フレイヤとクロノスはなんでそんなに普通なの?」
「別段刹那の妹は害をなす訳ではないしな……」
『私も同じく奏さんは別に警戒する必要がないので……』
「えっと、一応私のベッドに奏が侵入しようとしたら止めてくれないかしら?」
「善処はしよう」
『私は羨ましいので、そんな状況にさせたりはしないので安心してください!』
「クロノス……貴方は色々と微妙ね」
「私は朝の鍛錬に行くけど?フレイヤとクロノスも来るの?」
「あっ、私も行きます。もう護衛してるのはバレてますし近くに居た方が何かあった時に対処しやすいので」
「分かったわ。でも足でまといにはならないでね?」
「大丈夫だと思います。さて、では鍛錬に行きましょうか?」
こうして、刹那の部屋の面々は皆で鍛錬に行くのであった。
その頃奏の部屋では、奏とサラが戦っていた。
「サラさん……もう、お姉様が起きてしまった様なのですが、なんで邪魔するんですか!」
「そう……刹那さんが起きたという事ならもう戦う必要はなさそうね……それにしても奏さんは近接戦闘の心得があったとは驚きですわ。委員長といい勝負……いえ、もしかすると上を行くかもしれませんね……」
「そういえば委員長さんはどういった戦闘スタイルなんでしょうか?」
「委員長は珍しい組み討ち術の使い手ですわよ?」
「へぇ、魔法は使わないのですか?」
「いえ、委員長は炎の属性付与を使って来ますから……」
「なるほど……ちょっと、どういった戦い方をするのか興味がありますね……ですが、今日の所は私の完敗ですね……サラさんにお姉様の部屋へ行くのを見事に防がれてしまいました……」
「これでもぎりぎりでしたわよ……さすがに委員長を相手にしてなければ多分先程掴まれた瞬間に終わってたでしょうしね……」
「掴んだ瞬間に爆発させるとは思いませんでしたから……」
「あれでも、委員長なら構わず組み討ち術を使ってきますけどね……まぁ、奏さんも委員長の様に戦いだしたら手に負えそうにないですわ」
「そう言われると委員長の戦い方が知りたくなりますね……」
「それは後にして、そろそろ教室に行く準備をして、食堂に行きませんこと?」
「そうですね。そうしましょう」
サラと奏は相対するのをやめて学校へ行く準備をする。
そして、刹那達も鍛錬が終わり準備を終えて食堂に来る。
そこで、刹那とリーシャ、奏とサラ、さらにはキアーラとキュカが何故か普通にテーブルにつく。
だが、注目を浴びているのはその面々では無く、クロノスと一緒に座っているフレイヤに注目が集中している。
それは見知らぬ17歳位の女性が居るという事では無く、その前のテーブルに置かれている大量の食事に注目がいっているのである。
フレイヤはとりあえず、超大盛りを超える程の超大盛りで食事を要求した。
その結果、驚かれたがラウアに無理を言って特別メニューが即興で作られた。
フレイヤは普通の顔をしてるのかもしれないが、食事を前に何だか嬉しそうに見えるのは見間違いではないだろう。
そして、しばらくして、刹那が委員長を無理やり、同じテーブルに招いたところで食事がスタートした。
そこからはフレイヤに注目が集中して、皆の頭からとりあえず、試験の事は忘れられていた。
だが、食事が終わり、皆が謎の人物のフレイヤについて噂話に花を咲かせてる所で職員室の前に紙が貼られる。
刹那、奏、リーシャ、サラ、キアーラ、キュカ、委員長の面々は職員室前に居た。
それもその筈、今日はテストの結果が発表されるのである。
ちなみに、フレイヤとクロノスはフリアに呼ばれて離れている。
そして、遂にその結果が張り出された。
主席、時乃宮刹那。
次席、リーシャ・アグニス。
三席、時乃宮奏。
四席、サラ・ナヴァール。
五席、キアーラ・オロフィーノ。
結果はこうなっていた。
その張り紙を見た皆が驚いていた。
刹那は主席になった事でリーシャとギクシャクしないか心配したが、となりに居るリーシャは何処かスッキリした顔をしていたのでとりあえず安心した。
逆にショックが隠せないといった感じのサラに奏が困惑していた。
「サラさんに教えて貰ったから三位になれたんです。だから……」
「いえ……私が驚いてるのは確かに奏さんに抜かれたのもありますけど、リーシャが抜かれた方がショックでしたの……」
「えっと、私五席になっちゃった……刹那お姉様主席……それに奏お姉様は三席……凄すぎます」
「私は六席かなぁ?委員長にテストでは負けてたですけど、前まで四席だったですからぁ……」
「私は七席でしょうか……それにしても刹那様凄すぎますリーシャ様から主席を奪うなんて……」
結局、結果を見た後教室に移動しても騒ぎは大きかった。
やはり、主席のリーシャと次席のサラが揃って転入生に抜かれたという事実は大きいようであった。
教室では、リーシャとサラは席で何だか話しかけづらいオーラを出していたので、刹那と奏、キアーラとキュカ、そして、刹那に捕まった委員長が輪になって話していた。
「とりあえず、刹那お姉様主席おめでとうございます!奏お姉さまも三席おめでとうございます!」
「お二方ともおめでとうですぅ!」
「おめでとうございます。刹那様、奏様」
「ありがとう三人とも」
「私からもお礼を言わせてください、ありがとうございます」
刹那と奏はキアーラ、キュカ、委員長におめでとうと言われてやっと実感が湧いてくる。
それと同時に自分の席に座っているリーシャとサラが気になる。
だが、気にしても結果は変わらないので刹那は話しを切り替える。
「そういえば、委員長は目が悪いんですよね?」
「はい、この通りメガネを掛けないと見えません……」
「そこで、これを作ってきました!」
刹那はそう言うと箱を取り出して開けてみせる。
「なんでしょうかこれ?」
「なんだろ?分かるキュカ?」
「えっと?わからないですぅ」
「お姉様?もしかしてコンタクトレンズですか?」
「奏が正解。というかコンタクトレンズってやっぱり無いのでしょうか?」
「コンタクトレンズってなんですか?」
「目に直接着けるメガネの様な物です。これでメガネがなくても大丈夫になります」
刹那はそう言うと手に持っていた箱を委員長に渡す。
その後、刹那にトイレに連行された委員長はメガネを外して、コンタクトレンズを装着していた。
キアーラとキュカがメガネがなくても大丈夫なのか心配していたが、刹那がコンタクトレンズについて説明する。
「えっとですね。このコンタクトレンズというのはメガネの代わりになるんですよ。ちょっとした細工がされてましてね」
「細工ですか?」
「一応さっきトイレで最後の仕上げはしました」
「仕上げですかぁ?」
「えぇ。委員長のメガネの度数がわからなかったのでその場で作って完成させました」
「その場で作る?」
「どういう事ですかぁ、刹那お姉様ぁ」
キアーラとキュカ不思議そうな顔をしていた。
そこで刹那に委員長が確認をとった上でトイレでの話しをした。
とは言っても、トイレでしたのは度数を合わせるレンズの作成をしただけだったのだが、そこで使った力が驚愕だったようである。
その話を聞いた2人は刹那に真偽を確かめるように話しかけて来た。
「刹那お姉様……作ったって聞いた時はちょっとしか驚きませんでしたが、まさか創造してたとは驚きです……」
「刹那お姉様が創造魔法を使えるとは驚きの事実すぎるですぅ。ちなみに金とか作れるんですかぁ?」
「えっと……一応確認の為に創った事はありますが危険すぎるので一度しか創った事はありません……」
「……刹那お姉様がいればお金いらずですぅ」
「キュカの馬鹿!それは駄目だから刹那お姉様も一度しか作らなかったって言ってたんでしょ?」
「それで、結局コンタクトレンズはどうなったですかぁ?」
「えっと、刹那お姉様に完成品を渡されて、今はそれを装着してます……ですがちょっと機能が多くてまだ全部は使いこなせてないです……」
「機能ってなんですか?メガネの代わりってだけじゃないんですか?」
「普通の状態なら視力2.0と同じです。ですが望遠機能を使えば800km先のコインが何枚あるか数えられる位にはなります」
「えっと……それってどんな性能?」
「ちなみに顕微鏡の様に使えば0.1ナノメートルの物を見分ける能力がありますね」
「えっとナノメートルってなんですか?メートルはわかるんですが……」
「えっと0.0000000001メートルの事です」
「お姉様がよく分からない事を言い始めたですぅ……」
「まだ、他にも魔力の流れを見たり、気の流れを見たり、見た対象を燃やしたり等色々と機能が付いてるのですが……」
「お姉様……やりすぎです」
「えっと、やっぱりやりすぎでしたでしょうか?」
刹那がそう尋ねると皆が首を縦に振っていた。
ちなみに委員長はこれでもかと言う程にうんうんと頷いていた。
そこから刹那のコンタクトレンズの価値についての話が始まった。
そこで刹那がえっと一応ただですけどと言うと皆が驚きながら口論を始めた。
「刹那お姉様。ただはいくらなんでもおかしくないですか?」
「私も刹那お姉様に言ったのですが材料は創造魔法で創ったし、魔術刻印は別にお金がかかる訳ではないと言われまして、タダでいいと押し付けられました……」
「それは委員長でなくても困るですぅ!というか私も欲しいですぅ」
「えっと、キュカは目が悪い訳ではないので必要ないですよね?」
「刹那お姉様……タダのメガネと同じ性能ならキュカだって欲しがりませんよ……他の機能が凄すぎです……というか望遠と顕微の機能だけでも凄いのに他にも色々ついてるとか……というか魔術刻印って普通はお金払って施してもらう物ですからね」
「でも施す事自体そんなに難しいものでは無いですからね……お金とか貰えませんよ」
「いや、刹那お姉様……800km先が見える様になる刻印とか、0.1ナノメートル?とかが見える様になる刻印とか普通に誰も開発してないですからね?他の機能も軒並み同性能になるか怪しい刻印があるかってところですから……それと1つのレンズにどうやってそれだけの刻印をしたんですか……」
キアーラが刹那にいかにおかしい性能なのかと、それを実現した刻印のおかしさを言ったが刹那はピンと来なかった。
そこで奏が話しかけて来る。
「えっと、お姉様?その刻印ってどうやって開発したんですか?」
「奏なら分かると思うけど科学技術の応用といいますか……結構科学で学んだ事が刻印には流用出来るんですよね……例えば今回の様に多重に機能を発動させるにはレンズを何枚も重ねて作ったりとかですかね?」
「あぁ、コンタクトレンズのサンドイッチ方式ですか……でもそれは機能の数を増やす方法ですよね?機能の実現をする為の刻印はどうしたんですか?」
「自分で作った刻印ですからオリジナルになるんでしょうかね?一応これでも高等科卒業程度の刻印学の知識はありますし、独自に図書室から借りた本などで研究もしてますから」
「それで、ああいった性能になるんですか?」
「出来てしまったのはしょうがないじゃないですか。どこまで出来るか挑戦したら成功してしまったのですから私に言われても困ります」
「お姉様……」
奏は頭痛を覚えたが、刹那が天然物の天才である事を思い出し、なんとか自分を納得させたのであった。
そうこう話してるうちにチャイムがなったので各自自分の席についたので話しは結局うやむやになるのであった。
しかし、刹那が作ったコンタクトレンズはかなりのオーバーテクノロジーである事を刹那は自身は知らずにいた。
ただ、委員長がこのかなりやばいコンタクトレンズを着けてる事に悩まされる以外の被害が出なかったのが不幸中の幸いであった。
そして、朝のHRが開始され、フリアの後ろを着いて来たフレイヤに皆が驚くのであった。
今回はフレイヤの登場とテスト結果と謎技術こと、コンタクトレンズの登場でした。
まぁ、後書きは長くなるので今回も省きます!
ただ、あとがきが恋しくなったらいつでも復活するので、メッセージ飛ばすか感想等から言ってください。
それでは、次回いよいよフレイヤの登場です!
次回をお楽しみに(*´∀`)♪
それでは毎度お馴染みのセリフと共にお別れしましょう。
目指せ書籍化!第三章終了です♪で第四章開始♪現在第63話です。パンパカパーン♪♪♪
現在ブックマークが247人なう。ちょびっと増えて……ます!皆さん私に力を〜○┓(アイナ風)ペコリ(登録してくれてる人は感謝です感謝(*´ω`人)感謝(TдT) アリガトウ○┓ペコリ)
今回はブックマーク増加した……!!!!!!!!!!!!!!♪……10人増えた!でもまだまだぁ!本当に皆さん御慈悲を下さいorz
では評価、感想お待ちしております。ちなみに感想くれた方ありがとうでした。
他の方もよければどんどん感想をば
というか最後の言葉はやっぱり書籍化目指して頑張るぞ(*´ノд) ダヨネー( ´゜д゜)(゜д゜` )ネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー(書籍化を望む人が増えてる気がする!(作者の中でだけw))
最後の方はいつも使い回しでごめんね?では神超をよろしくです♪♪♪(音符を増やしたw)
ちなみに第一章が終わったので第一章を読んでない方は要チェックや!
遂に二章完結。いや〜二章は長かったな…w第三章開始。というかもう終わるけどwというか終わったw次はいよいよ第四章です!
結局ネット小説大賞は夢へと消えたのでした……チャンチャン♪
でも次回があれば再チャレンジするぞ!
後、感想がまた伸びたのですが、まだまだどんどん感想待っております。
目指せ書籍化!この調子でどんどん話を投稿するぞ!(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!(。`・∀・´)⊃