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神々を超えし者を創りし世界  作者: 永澄水樹
第一章 入学騒乱編
6/70

♯6 1-5 刹那とアルと新しい仲間の命運

ぱーんっぱっっぱらぱっぱっぱーん!今回は会話がメインでちょっと毛色の違う話。


第6話目突入、投稿されてる頃、作者は北海道に行っている事でしょうちょっと旅行をば。


はてさて今回の話は前半部は刹那とアルの馬鹿話をしながらチート計画の話。


しか〜し、後半に現れる新キャラはとっても重い設定の方。ちょっとメンタルちっくな話しになるので注意なう!


新しく現れるのは刹那とアルの新しいルームメイトですがとある事情でアルが馬鹿な真似に走ってしまい。


今まで投稿した話よりネタが詰まっています。だが、新キャラの設定は重傷。


たぶん、読んでると腐の付く方々は耐性があるかもですがそれ以外の人はハラハラ、ドキドキの話です。


今回は一人のキャラの為に物凄く多くのネタを仕込んだ為引火し爆発するかもしれないので注意して下さい。


一週間に一度、毎週金曜23時までに1話は更新の神超をよろしくお願いします。

 刹那はアルフォートを何だかんだ言って、むさ苦しい奴と思いつつも、意外と気が合うと思い談笑は続いていた。


 「アル、お前はどんな目的でこの学園に入学したんだ?」


 「俺か、お前には分からない事だから、言わねえよ」


 「そんな事言うなよ。俺もお前の質問にはできるだけ答えてるつもりだしな」


  そう言うとアルは刹那に質問を始めた。


 「刹那こそ、神を超えるって事は聞いたが、妹の話しはまだしてくれてねぇじゃねぇか?」


 「奏の事か?それなら簡単だ、奏はとある家の姫だったんだが、家の事情で俺の家に預けられたんだよ」


 「預けられた?」


 「ああ、俺の家は代々奏の家の守護職でな。その為に俺の家に来て妹として育ってきたんだ」

 「もちろん、俺は兄としても、護衛としてもちゃんと役目を果たすつもりだ」


 「へぇ、それで妹ってのは可愛いのか?」


 「可愛いがそれが何だ?」


 「紹介して下さいお兄さん!」


 「ふざけるな!」


  そう言ってアルの頭にチョップをかますが軽く受け止められた。


 「結構やるな、アル」


 「まあな」



  そしてアルの頭に第2激目のチョップが炸裂する。だが、刹那のちょっと本気のチョップをまたも防いだのだ。



 「お前な、手加減ってもんを知らないのか刹那!」


 「お前、馬鹿だし、いくら叩いても大丈夫だと思ったんだ。今より馬鹿になることは無いだろ?」


 「刹那…お前結構良い性格してるな」


 「お褒めのお言葉有難う」


 「褒めてねぇよ!」



  2人はこんな馬鹿なやり取りをしていたが刹那が話しを戻した。



 「で、話しを戻すと俺も奏でもランダム転移に選ばれて、妹がこの世界に来たいって言ったから護衛がてら付いて来たんだよ」


 「そうだったのか。で、妹は特待生になったのか?」


 「もちろんなったよ」


 「刹那はなれずに妹さんだけなったのか…兄の面目丸つぶれだな」



  そう言ってアルは刹那を見ながら笑ってた。なので第3激目のチョップをお見舞いするのだった。



 「危ねっ」



  次の瞬間ギリギリの間合いで尚も防ぐアルだった



 「すごいな、今のはちょっと本気で放ったつもりだったが。これを防ぐとはどうなってんだ?」


 「お前な、自分が驚くような凶悪な攻撃をしてくるんじゃないよ」


 「すまん、なんかどこまで行けるか楽しくなってつい」


 「ついじゃねぇよ」


 「まぁ、まぁ、妹の話しはもういいのか?」


 「そうだな、」


 「で、刹那は属性無しだったんだろ?妹さんは大丈夫だったのか?」



  そう聞かれたので刹那は試験の時の話しをアルにした。


  それを聞いてアルは驚きの声を上げるのだった。



 「ペンタゴンで2つが聖属性?それって星2つって事か?」


 「星?」


 「ああ、星ってのはスクロールに手を置いた時に点滅してた属性の事で、上位属性を示すもんなんだ」


 「へえ、そうなんだ」


 「そうなんだじゃねぇよ。ペンタゴンの、それも、2つ星って事はハイダブルじゃねぇか」


 「何だ?ハイダブルって」


 「上位属性持ちの事を指す言葉だよ。上位属性が1つならハイシングル、2つならハイダブルってな感じで付けてられるんだ」


 「なるほどな。ならハイペンタゴンになれば全属性クリアで神超って事か」


 「いや、なんでもそれだけではまだ足りないらしい。だがそもそもハイペンタゴンなんて今は居ないからな、そこまで行ってから考えるんだな」


 「じゃあ俺も頑張らなきゃな」


 「そうだな、お前も頑張らなきゃって、お前は属性すらねぇじゃねか」


 「うるさい、やると言ったら殺るんだ」



  そう言いつつ殺る気を込めて死へ向かう第4激目のチョップをお見舞いするのだった。


  だが放った瞬間、寸での所でアルに止められていた。



 「お前、今のは俺じゃなきゃ洒落になってねぇぞ?また来るかと魔力付加状態で待機してたから良い様な物の。もし魔力付加してなかったら大怪我してたぞ」


 「それはすまんが、魔力付加ってなんだ?」


 「魔力付加ってお前のやってるのと同じだよ。それより俺並みの攻撃が出来るって事はそれなりに魔法力あるんじゃねぇか」


 「えっと、どういうことだ?」


 「魔力付加なんて荒技使えるって事はそれなりに魔法力あるって事だろ?それに俺は強化素体だぞ?その俺並みに攻撃するって事は俺より魔法力あるんじゃねぇか?」



  そうアルが捲し立てるが刹那は意味が分からなかった。そこで魔力付加(マジックブースト)の事を聞いてみることにした。



 「おい、アル。俺は魔法力なんて使ってないぞ。これは気力だ」


 「はっ?今、魔力付加使ってたじゃねぇか?じゃなきゃあんな力でないだろ…それとも生身でこれほどのパワーを出したとか言うんじゃないだろうな…」


 「いや、生身でって訳じゃない。さっきも言った通り気の力を使った。魔法力ではなく気力の付加を使ったんだ」



  そう言うとアルは理解できないようで困惑気味に気力付加(きりょくブースト)について聞いてきた。



 「気力ってなんだよ。魔力じゃないのか?」


 「違う。気力ってのは体内の細胞一つ一つにある生命エネルギーの様なものだ。誰でも持ってるが自由に使うのは難しいんだ」


 「魔力だって人間の体内の魔力回路に通ってるエネルギーだぞ?同じじゃないのか?」



  そう言われて刹那は考えた。そもそも魔法力の無い世界から来たのだから、魔法力なんて使ってない。ならば気力と魔力は別物なのだと思った。



 「俺は確かに気力を使ってた。そして、アルは魔力を使ってた…そういう事だ」


 「どういう事だよ?さっぱりわかんねぇよ」


 「アル…本当に馬鹿だったんだな。いいか?お前は魔力を感じる事は出来るか?」


 「ある程度なら出来るが?それが?」


 「俺は気力なら感じることが出来る、そしてアルは気力を使ってない事が俺には分かる」


 「逆にアルは俺から魔力を感じたか?」



  そこでようやくアルも理解したようだ。


  驚きの声と共に尋ねてきた。



 「確かに刹那からは魔力を感じなかった。だがなぜそんなに興奮してるんだ?」


 「そりゃそうだろ。気力で付加した力はご覧の通りだ。そしてそれを防いだ魔力付加とやらもそれに応じた力だった」


 「だったら何だって言うんだよ」


 「お前は馬鹿か?つまり使えれば単純に考えても倍、魔力次第では何倍もの力を出せる可能性があるって事だよ」



  アルは刹那の考えを本当の意味で理解したのだった。



 「つまり、俺も気力が使えれば数倍強くなれるって事か?」


 「そういう事だ。つまり、俺は魔力付加を学び、アルは気力付加を学べば互いに強くなれるって事だ」


 「まじか、俺もこれ以上の力を出せるようになるのか…」



  互いに見つめ合いながらやっと同じ答えに辿り着く2人だった。


  しかし、そこでアルが困惑と共に刹那に疑問をぶつけてきた。



 「だけど、その気力とやらは簡単に身につくのか?」



  その質問に刹那は躊躇いがちに言った。



 「正道と邪道、2つあるがどうする?」


 「正道と邪道?どんな違いがあるんだ?」



  刹那はその2つの違いを説明した。


  説明はこうだ。


  正道は鍛錬を積み、人間が興奮してある一定値を超えると到達できる力の解放。つまり、火事場の馬鹿力が出る時と同じ状態を維持するということだった。


  火事場の馬鹿力が出てる時、人は筋力のリミッターを解放するとともに気も大量に解放するのでその時の気の出方を感じ取り。


  通常時でも筋力のリミッターではなく気だけを解放する感覚を掴み維持する事だと説明した。



 「その方法だと、どの位掛かるんだ?」



  そんな、当たり前に気になる事を聞いてきたので刹那は答えた。



 「俺の場合は7年掛かったぞ」


 「それって掛かり過ぎだろ…」


 「じゃあ、邪道にするか?」


 「邪道ってどんな事するんだ?」



  刹那は今度は邪道について説明を始めた。


  邪道は人間の急所にある点穴を気を込めて突き、無理やり気をだだ漏れ状態にしてその感覚を維持するやり方だと説明した。


  ちなみに人間の急所を突いていくので間違えば死ぬ可能性もあるし、間違えなくてもしばらく怠くて動けなることを説明した。


  すると、アルは真剣な表情になって刹那にこう答えた。



 「俺はすぐにでも強くなりたいんだ。俺は邪道を選ぶ」



  そうはっきりと宣言したので刹那は言った。



 「分かった。まあ今の俺なら失敗しないと思うし。やってやるよ」


 「ホントか?なら、早速やってくれ。天は急げだ」


 「お前は本当に馬鹿だな、急がば回れだ。俺がお前に気力付加を教える代わりに、俺にも魔力付加のやり方を教えてくれ」


 「そりゃそうだな。わかった。だけど魔力付加はお前のと違って、この世界の人間なら大抵出来る品物だぞ」



  そうアルは微妙そうな顔で言ってきた。


  なので刹那はこう言った。



 「俺は転移者だ。それに魔法も殆んど無い世界から来たんだから、方法なんて知らない。だからそれを教えてくれ」


 「そうか、お前はランダム転移者だったよな…ランダム転移ってどんなのか知ってるか?」



  そこでアルは何故かランダム転移について聞いてきた。



 「ランダム転移ってのはこの世界から違う世界に居る、魔法の才を見出した者を転移させる事だと聞いたが」


 「大体合ってるけどちょっと足りないな。ランダム転移は殆んど魔法が無く、魔法の才を見いだせない者をこの世界に招待するシステムだ」


 「魔法の才を見出せない者?逆じゃないのか?」


 「言い方が悪かった。つまり、魔法が無くて、自分自身が魔法の才があるのかどうか分からない人間を、こちらが才能を見出して招待するってことだ」


 「あれ?俺の言ってた事と何が違うんだ?」



  アルはその言葉を聞くと急に偉そうになりながら言った。



 「つまりランダム転移者であるお前は、魔法が無い世界から招待されたんじゃないかって言ってるんだよ」



  そう言われて刹那は驚いた。魔法が無い世界だと言い当てられたのでそれも当然である。



 「だから、お前の場合は魔法の使い方を知らなかったんだって言いたいんだよ。魔法が無いと思ってたんだろ?この世界に来るまで」


 「ああ」


 「やっぱりな。いいか魔法力は必ず世界に存在する。だから刹那は使い方を知らなかっただけなんだよ」


 「そうなのか?」


 「ああ。招待されたからにはお前には魔法の才能があるってこの世界に判断されたんだよ。だからお前の場合、魔法力さえ自由に扱える様になれば、魔力付加も簡単にできるはずだ」


 「わかった。その方法を教えてくれ」


 「よし、任せろ!」



  そう言ってアルは張り切った様子を見せるのだった。


  だが、アルは鋭かったが詰めが甘かった。


  刹那のいた世界を魔法力があるが魔法が無い世界だと勝手に勘違いしていた。


  正確には、刹那達の居た世界は、魔法力自体存在しない世界だと云う事は分からなかった様で、刹那は内心ほっとするのであった。



 「所でアル。気になった点が1つあったんだが聞いてもいいか?」


 「なんだ?なんでも答えてやるぞ」



  そうアルは息込んでいたが、次の質問をすると空気が凍りついた。



 「強化素体って何だ?」



  刹那の質問に苦虫をかんだ様な顔でアルは渋々答えるのだった。



 「よく聞こえる耳をお持ちの様で…」


 「そんなことはどうでもいいから答えろ」


 「ちぇっ、しょうがないな」



  そして、アルは観念したのか強化素体について説明をするのだった。


  それを聞き終わると同時に刹那は聞いた。



 「それって試験管ベイビーだったって事か?」


 「試験管ベイビー?なんだそりゃ?」


 「俺のいた世界でのアルの様な子供の事だよ」



  アルの話しは自分は強化素体という事だった。


  強化素体とは、優秀な遺伝子を持っている者どうしを掛け合わせ。特殊な魔術が込められた魔導器の中で子供を造る方法らしい。


  つまり、現代で言う所の試験管ベイビーを自分好みに薬品などで造り出すものらしい。


  簡単に言うと某戦士がデスティニー的なプランで生み出された物と同じ様だ。


  アルの名前をいっその事、日本的で、忠臣蔵の悪役的な名前に変えるとぴったりである。


  そんな冗談を考えているとアルが真剣に訴えてきた。



 「俺はその中で出来損ないだったらしい。俺の家は他にも兄弟が居るがそいつらの中には、トライアングルのハイダブルまでいたらしい」


 「らしい?」


 「ああ、俺が生まれる前に死んだって話しだ。だから俺もいつ死ぬか分からなくてな…」


 「そうか、だから話したがらなかったのか…悪かったな」


 「いや、いい。別にお前が悪い訳じゃ無いしな」


 「それよりも俺の気力付加の手助け頼むぜ。ちなみに俺は死んじまった素体の弱点だった、生命力を大幅に強化した素体らしい」


 「ってことは?」


 「まあ、魔法の才能はただのシングル止まりだが、生命力に関してはピカイチらしい。つまり超長生きするかもしれないんだってさ」


 「おい、アル、お前」


 「ははははは。という事で俺が悩んでるのは命が短いって事じゃなく、無能呼ばわりされてるのが気に食わねぇって話しだよ!だからお前の話しに乗ったんだしな。よろしく頼むぜ相棒!」


 「まったく、お前って奴は…」



  その話しを聞き命の心配がない事に刹那は安心するのだった。



 「ちなみにな、俺がお前に協力したいと思ったり、仲良くできるのは。お前も俺と同じように無能呼ばわりされてるのが気に食わなかったからだ」


 「確かに俺達似ているのかもな」


 「そうだろ!だから一緒に皆の鼻を明かそうぜ!」


 「おう!」



  こうして刹那とアルフォートの絆は深まり、互を強化する計画がなされたのであった。


  そして、2人がこれからどうしようかと話そうとした時に部屋をノックする音が聞こえた。



 「すみません。入っても大丈夫でしょうか?」



  そんな声が扉の向こうから聞こえたのである。


  アルと顔を見合わせた後一言声を掛けた。



 「扉なら空いてるのでどうぞ」



  そう言うと茶色っぽい髪に赤い瞳をした少年、いや少女が立っていた。



 「あの、失礼ですけどここ男子寮ですよ?」


 「それを刹那が言うか?お前も女と変わらないだろ」



 アルはその少女と刹那を見比べながら笑っていた。


  なので第5弾目のチョップが放たれた。それをアルは………防げなくてもがき苦しんでいるのであった。


  刹那の本気のチョップはアルの全力でも防げない様であった。


  そして、もう一度仕切り直して少女に問いかけようとしたら、向こうから話し掛けて来た。



 「あの〜僕は男ですよ?」


 「よ?…」


 「よ?」



  刹那とアルは2人して言葉尻を踏んだ。


  この少女もとい少年は男であった。



 「確かに男子の制服着てるな、アル」


 「だが、男にしては何か、誘われるって言うかなんというか不思議な感じがするんだよな。そんな感じしないか?刹那?」


 「とりあえず中に入ってもいいですか?此処だと人目が気になるので…」


 「あっ、どうぞ…」



 立ち話していた2人だが、少年が入ってきたので、中央のテーブルに対面する様に座った。


  そうすると少年はテーブルに近づいてきて、2つ空いてる席の刹那の隣に座るのだった。



 「初めまして。僕はミリスティム、セフィラムと言います」


 「どうも、時乃宮刹那と言います。よろしく」


 「俺はアル、アルフォートだ。よろしくな」


 「あっ、はい。よろしくお願いします」



  こうしてミリスティムと名乗る少年が部屋に入って来たのである。


  なので刹那が少年に質問した。



 「えっと俺の事は刹那って呼んでくれ。君の事はなんて呼べばいいのかな?」


 「あの、ミリスティムなのでティムと呼んで下さい」


 「なんでだ?ミリスティムなんだしミリスだろ普通」


 「それだと女の子みたいになっちゃうので、ティムがいいかなって変ですか?」



  そう言うと泣きそうな顔に潤んだ瞳で男心をくすぐる様な顔を向けてきた。


  この顔はそう、奏の必殺技と同じ物であった。


  違う所があるとすれば、それは奏は強い子なので涙は大抵嘘泣きだが、この子の場合マジ泣きなのである。


  その破壊力は、女の子以上に破滅的で効果抜群であった。


  そんな顔を向けられ、刹那は奏で慣れていたので耐え切ったが、耐え切れなかった馬鹿者が1人いたのであった。



 「おっ、俺とやらないか!?」



  ここで例のBGMが刹那の中で盛大に流れ始めた。このままではノンケの少年が食われてしまう。


  そう咄嗟に思った刹那はミリスティムに飛び掛ってきたアルを、そのまま一本背負いして投げながら、空中で腕拉ぎ十字固めを決める。


  飛び付き腕十字固めを決めるという超絶コンビネーションでアルを地面に叩き伏せつつ極めるのであった。



 「ギブッ、ギブッ、ギブッ、ギブッ、ギブ!」



  そう言い、手をを足にパンパン叩いてきたので緩めると、正気に戻ったアルは刹那に一言呟いた。



 「刹那、俺とやらないか!?」



  そして刹那はアルの肘を完璧に極め、肘の脱臼という離れ業で撃沈したのである。


  通常、肘は脱臼し辛い部位なので、刹那の神がかった技の成せる所業であった。


  どうやら、最初にミリスティムを襲う時は正気を失っていたみたいだが、刹那に対しては悪ふざけしただけの様で。


  外された肘をぷらんぷらんさせながら刹那を避難の眼差しで見るが。刹那はどこ吹く風なのであった。


  そして、刹那が情けで肘の脱臼を直してあげたアルを、椅子に縛り付けた後、話しを再開させた。



 「どうしてこうなった?たけのこが悪いはずがない、きのこのせいだ!」


 「いいや、きのこはいい物だ!たけのここそ悪だ!」



  そんな、言葉を呟いた刹那とアルは混乱したまま、謎の戦争を勃発させるのであった。


  ちなみにこの戦いでの役割的には刹那が長州維新志士一藤斎で、アルが新選組藤田五郎である。この戦いがどうなるか気になる方は歴史を勉強しましょう。


  そんなこんなでこの場を狂わせた張本人に問ただしてみる事にした。



 「なあ、ミリス君。なんでこうなったんだ?」


 「僕の名前はティムですよ〜」



  名前を訂正しようとするティムもといミリスを無視して刹那は話しを続けた。



 「君の名前はミリスだ。ティムと呼ぶのは何故か君には相応しく思うんだ」


 「えっと僕の名前はティムです…」


 「助けてあげた事だしここは名をミリスにすることで水に流そう」



  意味不明な刹那の説得でティムは正式にミリスと呼ばれることになってしまった。



 「所でなんで君を男と認識するのを拒むようになっていて、女として認識しようとしてしまうのか説明を求めます」



  やっと重要な事を話しだした刹那であった。


  するとミリスが説明を始めた。



 「僕はクロマソウ族という種族なんです」


 「クロマソウ族?」


 「はい。僕の種族は12歳になると同時に性別を選択します。それまでは女の子として成長するんです」


 「12歳まで女の子で?って君今何歳?何月生まれ?」


 「3月14日生まれの12歳です…」



 それを聞いて刹那は計算した。そしてすぐに反応した。



 「それって男になって1ヶ月経ってないって事か?」


 「えっと、そうです…」



 そこで何故かアルが口を挟んできた。



 「謎はすべて解けた、じっちゃんの名に掛けて。犯人はお前だヤス」



  そう言いつつ、唯一自由になっていた、負傷した右手を懸命に上げ、ミリスの事を指すのであった。



 「ヤスって何だよ、というかミリスが原因ってのは分かってるんだよ。だからお前は黙ってろ。そもそも何故俺の世界のセリフを知っているんだ?」


 「俺はお前の世界のセリフなんて一つも言ってないぞ?」


 「言ってただろ?」


 「それはこの世界の翻訳魔法が刹那に理解できるネタに変換しただけで。俺の口から言ってるセリフは全部この世界のネタだぞ?」



  そんなどうでもいい、この世界の翻訳魔法のお節介機能を聞かされげっそりする刹那であった。



 「まあ、理由が分かったのは本当だぞ?クロマソウ族って言ってただろ?その種族はこの世界特有の種族で、12歳を皮切りにして魅了の魔法を振りまき出すって種族だ」 


 「それってどんな状態になるんだ?アル?」


 「さっき見た様に正気を麻痺させるほど人を魅了するんだ。害は同性同士が悲しい結末へ一直線になるだけという…何とも恐ろしい物だぜ」


 「マジか…」



  その言葉通りに受け取るならば悲劇を生み出す恐ろしい種族だ。


  そんな話しをしてるとミリスが話し始めた。



 「アル君の言った通りです。補足するなら普通の種族は生を受ける時に性別が決まりますが、僕達の種族は12歳の時に女性のまま生きるか、男性として生きるか決まります」

 「ですが通常は好きになった者に合う性になる様になってるんです。つまり、僕の場合だと女性に恋したから男になったはずなのですが僕達の種族特有の症状がありまして」

 「それは、片方の性に強い憧れを持つと脳が錯覚を起こして、間違った性に定着しちゃうと言う物なんです」


 「症状?」


 「はい、ですから、僕らはあまり本などは読まないのですが、母が女の子になる事を望んだので、強い憧れを引き起こさせて強制的に女の子になるように仕組んだんです」

 「それは、女性の憧れであるお姫様抱っこで救出されるという物語りだったのですが、普通なら颯爽と現れてお姫様抱っこで助けられる事に強い憧れを抱くのですが」


 「憧れなかったの?お姫様抱っこ。奏とかめっちゃ憧れてるけどな」



  そうなのである。奏は足を挫いた時おんぶじゃなくお姫様抱っこで運んだ所大層気に入って、事ある毎にせがむ様になっていた。


  そんな、妹をお姫様抱っこしている時首に手を回されるのが、実はお気に入りなシスコンの刹那であった。


  しかし、ミリスの場合違った様だ。



 「僕の場合は逆で、颯爽と現れて助けるヒーローに憧れてしまったのです。その為、格好良い男性になることに強く憧れてしまって12歳になった時に突然男になってしまったんです」

 「当然、恋をして性別を決めた訳じゃないので、僕の場合は体は男性になりましたが、心だけが男性にも女性にもなれずにいるんです」

 「なので、魅了の魔法も両性を強く惹きつけるようで、アル君の様に襲って来る人がいるんです…」



  それを皮切りに泣き出してしまった。


  刹那はどうしようかと迷ったが、とりあえず男性になった以上、男として強く生きる事を進める事にした。


  なのでその事を刹那はミリスに言った。



 「ミリスは男になったんだろ?なら悩む事ないじゃないか!憧れた通り強く、格好良い男性目指して生きていけばいいんだ」


 「そうですね。刹那君の言う通りです。僕が強い男性になればいいんですね。よし、がんばるぞ」



  そう、ガッツを入れたミリスだが、どう見ても仕草が女の子っぽいので格好がつかないので、刹那はある提案をした。



 「とりあえず、髪を男みたいに短髪にしたりしてみてはどうだ?」


 「それが無理なんです、実は僕達の種族には、生んだ母親だけが12歳の転性の日にのみ使用できる。三つ子の魂百までと呼ばれる聖なるの令呪を授かるのです」

 「その令呪は3つの願い事を、無理の無い範囲内で100歳まで守らせる事ができるというもので。その願い事のせいで髪は切れないんです」

 「母の下した3つの命令は…1つ、髪の毛をこの長さに保ってと…その時は丁度今の様にポニーテールにしても。腰の長さまである髪だったので、この状態が維持されます」


 「そんなの切ればいいじゃん?」


 「切っても無駄です。魂に命令は刻まれてるので。髪を切っても肉体が長さを維持しようと、すぐに元の長さまで伸びるんです」

 「ちなみに自分では切れないので、他人の手を借りてやってみたこともありますが、結果はご覧の通りです」

 「そして、2つ、必要な時以外絶対にリボンをはずさないでと…これによりお風呂に入ったり、寝たりする時以外、外す事ができなくなりました」


 「外せる時があるなら。そのまま外してればいいだけでは?」


 「さっきも言った通り、魂に刻まれているので必要な時以外で外すと苦痛を味わう様になります」


 「苦痛ってそんなに恐ろしいもんがあるのか?」


 「苦痛って言っても、言葉で表すなら、かゆいところに手が届かないって感じですが、それをずっと味わい続けるんですよ?」


 「それ、地味に辛いな」


 「はい、地味ですが辛いです。そして3つ、これは本当はスカートを常に着けさせるつもりだったようですが寸前で変えられました」


 「スカートってのも地味に厳しい気がするが…まあ俺もスカート履かされてるし、別に下からズボン履けば大して気にならないか」


 「そうですね。確かにスカートはズボンで…って刹那君スカート履いてるんですか?」


 「ああ、バリアジャケットの装備がロングスカートになってるんだよ。もちろん下にズボンは履いてるが」


 「刹那君も僕と同じような悩みがあったんですね」



  そう言うと何故か味方が出来た様な目で見てきたので釘を刺しておいた。



 「俺の場合は別に絶対命令じゃないから、ミリスと同じじゃないぞ」


 「そうなんですね…」



  その言葉を聞くと又、泣きそうな顔と潤んだ瞳でこちらを見てきた。


  刹那はその顔をやめろと言いたかったが、今にも泣きそうな顔で見られると言えなかった。


  そして3つ目の命令を教えてくれた。



 「3つ目が一番厄介で、母の知恵の結晶と言える物でしょう」


 「と、言うと?」


 「3つ、女の子だった時の気持ちを忘れないでと…」


 「それってどういうことだ?」


 「つまり、最後の命令は女の子だった時の気持ち、つまり異性への憧れが含まれます。僕は格好良い男に憧れてました」

 「それで自分は男になりましたが、女の子の時の気持ちというのが問題です。」

 「男に憧れて男性になったのは僕の憧れという脳の誤解が原因です。ですが当然正常な女の子の気持ちも持ってたんです」

 「なので女の子の時の気持ちを忘れないでと言われた後から、今まで興味が無かった男性への、女の子としての気持ちが芽生えてしまったのです」


 「えっ、男に興味無かったんじゃないの?」


 「いえ、脳が誤解してただけでちゃんと男性にも興味持っていたようです」


 「つまり、どうなったの?」


 「男になった瞬間に、確かに女性への興味が湧きました。ですが母の命令を受けた瞬間男性にまで興味を持ってしまったんです」

 「要するに女が好きだけど、男も好きと言うややっこしい事になったんです」

 「ですから男性への嫌悪感と共に憧れがあり、女への嫌悪感と共に憧れがある…」

 「つまり、最初に言った通り男にも女にもなりきれない心を持ってしまったんです」

 「だから、困ってるんです。男になりたいのに、女の子としてあろうとする自分と常に戦わなければいけないんですから」



  その言葉を皮切りに又泣き出してしまった。刹那は言葉を失ってしまったがそこで今まで黙って聞いていたアルが話し始めた。



 「それなら男として生きればいいだろ?心は男と女、でも体は男、なら2対1で男の方が強いんじゃないか?」


 「それは単純過ぎないかアル?」


 「いや、これは単純に考えるべき事だよ。刹那こそ頭が固くなってるんじゃないか?」


 「そんな、別に頭が固くなってるとは思わないけど…ミリスはどうしたいんだ?」



  そこでミリスに矛先を向けると、戸惑いながらも話し始めた。



 「確かに、男になる様に努力してきましたし、そのおかげで多少は話し方も男っぽくなりました」

 「それに、一人称も今まで私だったのを僕に変えられたんです。ですから男らしくなれるように頑張りたいと思います」


 「そうだ、そうだ。なるなら男の中の男、真の漢になるんだ!ミリス」


 「なら名前をティムと呼んでください」


 「「それは無理!」」



  こうして、2人揃って名前をティムに変えるのは無理だと言われ、結局落ち込むミリスであった。


  そして、新たなる仲間ミリスティム・セフィラム、通称ミリスという仲間が増えたのであった。



 「あっ、そうでした。襲われるの怖いので、ベットは3段目がいいのですが?いいですか?刹那君?アル君?」



  ミリスは無自覚かもしれないが下から怯えた表情をしながら見られると、女の子にしか見えないのであった。


  そして3段目をミリスが使う事になるかと思いきやアルが文句を言ってきた。



 「1段目が駄目で3段目も駄目ってちょっと待て。3段目は俺のベットだ」


 「ミリス、3段目にとっとと登れ」


 「ちょい待ち、ミリス、俺のベットに登るな!」


 「いや、まだお前一度もベットに寝てないだろ?」



  刹那とアルがやり取りしてる間にミリスは素早くベットに入った。



 「ごめん、アル君。このベットはもう僕の物だよ。だよね刹那君?」


 「ああ、早い者勝ちらしいからな、アルの話しでは」


 「この卑怯者どもが!俺を椅子に縛り付けたままで何言ってるんだ?」


 「自業自得だろ?ミリスを襲おうとしたんだから」


 「さすがに僕もその事については怒ってるんだからね。アル君」



  その事を言われると何も言い返せない様でがっくりうなだれた。



 「そうだ、机なんだけど、人来ると怖いから窓際の机使っていい?」



  そう言うとアルがこの時とばかりに口を挟んできた。



 「無理、無理。強欲の権化である刹那が窓際の席を使ってるから諦めろよ」


 「いいぞ、ミリス。じゃあ俺は扉側でいいや」


 「ありがとう。刹那君」


 「ちょっと待て刹那!なんでミリスの時は良くて俺の時は駄目なんだよ」



  ミリスに譲った事によってアルが喚き始めたのではっきりとした態度で言った。



 「アル、言いか?前にも言ったけど。俺の物は俺の物、アルの物は俺の物だ。それを忘れちゃいけない」


 「刹那!お前はやっぱり自己中のとんでも野郎だな!ミリスも気を付けろよ。刹那はお前の物も自分の物だと言ってくるぞ」


 「刹那君本当?」


 「俺の物は俺の物、ミリスの物はミリスの物、そして皆は一人の為に、一人は皆の為にだ!」


 「いいか?忘れるなよミリス!」


 「わかったよ刹那君。皆は一人の為に、一人は皆の為にだね?いい言葉だね」


 「おい、刹那!俺の時と態度が違くないか?」


 「いや、だってアルだし」


 「アルってのを蔑称みたいに使うなよ!この陰湿野郎が!」


 「いいのかそんな事言って。縄解かないぞ。まあミリスを襲ったんだ一晩くらい椅子で寝るか?」


 「スミマセンデシタ」


 「人間素直が一番だ」



  そう言って、刹那はアルの縄を解くのだが、ほどいた瞬間襲ってきた。


  しかし、それも予想済みだった刹那は、アルを足払いするとうつ伏せに倒し、もう一本の左手に裏十字固めを極めるのだった。



 「もう一本いっとくか?」


 「それはマジで洒落にならないって」


 「じゃあ、もうミリスを襲わないと誓うか?」


 「はい!」


 「もう、俺にも襲ってこないか?」


 「はい!!」


 「これからも一生俺の犬か?」


 「ワン!!!」


 「よ〜し、いい子だいい子だ」


 「ってアホか!誰が犬だ!」


 「いや、ワンって言ったのはお前だろ」


 「場の空気を読んだだけだ!刹那調子に乗るなよ!」


 「いいぞ、相手になってやる。掛かってこいワン子」


 「ワン子言うな!」


 「お前だって俺の事、女顔とか言ってただろ?」


 「刹那!お前はいつまで根に持ってるんだ!俺みたいに大人になれ」


 「お前だってさっきまでベットの事言ってたじゃないか、お互い様だ!」


 「こうなったら、一泡吹かせてやる!刹那」


 「出来る物ならやってみろ!アル」


 「本当に2人共仲がいいんだね?」


 「「どこがだ!!」」


 「ほら息ピッタリ。あはははははは」


 こうして、刹那とアルの仁義なき戦いが開始された。


  ミリスはそんな2人を見てこれからを安心して暮らして行けると思いながら。2人の戯れを見ているのだった。

又、予約うp終了です。この話しは9月16日水曜23時に爆発するようにセットした!(投稿設定しといただけです)


書いたのは月曜日。北海道に旅行に行くので後金曜日分を書かなければ(゜Д゜)ノ


さて今回のお話しいかがだったでしょうか?


今回の話、作者自身は前半は今まで通りな気がしましたが新キャラ出てから調子が変に。


今回登場したミリス君。設定が重かったので先行き不安な人が多く出ることが予想されるので予防をば


とりあえず、男が女になってしまう話、つまり刹那君が女体化する前になんと男子化してしまった女の子の急登場。


ミリス君はあくまで男として生きて行くので読者の皆さんのご理解をお願いします。


男になったが同性から狙われてしまう体質持ちのミリスは朝食、勉強、昼食、帰り、夕食、お風呂に寝るまで24時間安心セキュリティー、刹那&アル社によって保護されております。


なので腐の付く方々の想像は阻害しませんが、そういった展開は無いので普通の方々は安心して下さい。


ですが1つフラグを立てさせて頂きます!女体化した刹那は男でも女でもあります。そしてミリスは女でもあり男でもあります(心だけ)


まぁ、なんということでしょう、匠(作者)の手により、201号室のベット1段目の住人がビフォー:男、アフター:女になってしまいました。


男心を刺激する、レジェンドオブヒロイン刹那さん、乙女心を射止める、爽やか美形(女顔)の心までイケメンな刹那君


そんな刹那君&刹那さんの貞操の危機が今着実と不協和音を奏ながら(妹ヒロインの奏さんも一緒に)迫っております。


さて、男子寮で男達に狙われるミリス君と201号室とういう密室でミリスに狙われる刹那君どっちが危険でしょうか?


これはまさにケミストリーな予感・・・と散々煽りましたがぶっちゃけ、刹那君はノーマルで進み、ハーレムエンド確定ですし。


ミリス君も刹那君に魅了されますが刹那君と幸せに…はならずにちゃんと真っ当な男へと成長します。


主はバッドエンドほど嫌いなものはありません。絶対にみんなを幸せにするハッピーエンド主義者です。


なので波乱万丈に作品を書きますが全てはハッピーエンドへの道に繋がっています。


なのでバッドなENDをお望みの方は期待に添えそうにありません。


ハッピーなENDをお望みの方は期待に添えると思います。


という事で運命を揺るがす、ミリスという爆弾を抱えましたが。


まだセットは完了していない。設定を変える道も残されている。


ですが男が女になるのは結構ありますが、女が男になるという事は中々作者は出会ってません(探してないので見つけるはずがない)


という事でミリスにはこのまま女の子から男の子に変わってしまった設定で一気通貫致します。


むしろ、乙女ちっくなミリス君の魅了の魔法に読者が掛からない事を願っています(何人ミリス君に魅了されるか楽しみですげへへへへ:裏作者)


それでは次回のお話しは刹那とアルの互の強化を掛けた人体実験と、ミリスの男への道を書いて行きたいと思います。


ただ最後に宣言します。ミリスは見た目はどう見ても女の子で体は完全に男というちょっと変わったキャラクターになります。


作者の狙いとしてはミリス君には新たなるジャンルの確立を期待しての登場になりました。


今後のミリスにご期待下さい。






さて、毎度お馴染みになってきた刹那達の能力値説明 今回はミリスの説明追加なう。


次回からは左に追記ありか書いて行きたいと思います。


ちなみに今回も微妙に説明文が変わってるので気になる方はチェックをば。


主人公 男としても格好良いが、真のヒロインとの呼び声高い 時乃宮刹那


力 第5話の設定と同じ。遂に気力付加に頼っていた刹那に魔力付加という新たなる力が宿るそうですよ?

主人公の気は現在最大値になっております。なので伸びしろがあるとすれば魔力量に呼応して伸びる魔力付加に懸っています。

魔力付加の付いた主人公のチートぶりをしばらくお待ち下さい。


技 第5話から変わり無し。しかし、次の話でいよいよ刹那君は逆鬼より託された文献を読むようです。

これにより、主人公の技は増えます。ご期待下さい。


魔法 第5話から変わらずorzだけど魔法士である、アルとの出会いにより魔法が身近になるりました。そして次回から魔法の修練も始まります。

ご期待をば。


変身 第5話と説明同じ。闘技場に行くまで変身に変化はありません。

デバイスは時守一族の秘剣の大剣、名前はもうちょっと後で出てきます。

バリアジャケットは黒い服に黒いズボン、銀の胸当てに黒のロングコート、10本の剣付きスカート

これが刹那君のバトルスタイル


容姿 髪は黒でボブカット。目は黒。顔は女の子に見間違うレベル、ちなみに可愛いい。

体は筋肉意外は無いと言わんばかりに鍛えられているが見た目は全然筋肉質じゃない不思議体質。

細っそりしているので女装をさせたがる輩が多数存在(静那とか逆鬼とかアルとかアルとかアルとか)


支持される層 女性からは好感度高し。何故か男性からも好感度高し…ちょっと間違った方向へ男達を導いてしまう。基本刹那を知ると女顔なのに男を強く感じるので惚れる者多し。


新たなる項目:キャラを表すと 刹那は男だけどヒロインだったり、ヒロインだったり、ヒロインだったりつまりはレジェンドオブヒロインです。


男性仲間キャラ 読者の代弁者であり、馬鹿担当の熱血漢 アルフォート・マギヌス


力 実は鍛えているので常人レベルを突破。魔力付加で力を増幅してることが判明。

気力の付加を手に入れられれば主人公並に成長する。この物語の特攻隊長。


技 第5話と同じ。まだ書かれてないがランスの使い手、技は無く普通に振るうだけだけで単純だが、だからこそ逆に強い

刹那がちょっかい出し始めるので新技が出る模様


魔法 第5話と同じ。土属性の属性持ちで石の礫を飛ばす魔法とデバイスとバリアジャケットに魔力を通わせることによりある変化が生じる。

一応全属性使えるが土属性にばかり頼る為、土属性馬鹿、現在は星無しのただの土属性だが今後に期待。


変身 まだ書かれてないのでお預け。


容姿 髪は短めで目と髪が同じ黄色っぽい土色。顔は男っぽさがあるちょっと残念なイケメン風

身長は刹那より高く体付きも逞しい。


支持される層 ガチムキ兄貴 暑苦しい奴 馬鹿共 男気を見せるとき2枚目半が2枚目に変わり隠れファンが付くことあり。つまり多少女性受けも良い。


キャラを表すと 馬鹿担当の残念イケメン風、熱血野郎


ニューキャラクター


男性?仲間キャラ2 見た目に騙される人多数、男の天敵。スーパーヒロイン ミリスティム・セフィラム


力 女の子レベル。魔力付加を使うと男の子レベル。つまり普通にしてればただのかよわい女の子と見せかけ男の子


技 普通に家事ができる。武術全般ダメポ。


魔法 次回衝撃の能力が明かされます。


変身 戦う執事をご想像下さい。


容姿 次回詳しくご紹介。


支持される層 男の娘好きの方。魅了の魔法に掛かってしまった方々 新たなジャンルに食いつく人




ヒロイン達の説明文に変更無し。




ヒロイン1 皆の妹と言うと「いいえ私はお兄様だけの妹です」と言う。キングオブ妹ヒロイン 時乃宮奏


力 第4話から変わり無し。神気は刹那君が気の乱れを感じ始めたのでそろそろ覚醒か!?

神気を纏った奏さんはヒロインにあるまじき力技を使う可能性有り。


技 第4話より安定の変わり無し。しかし、主人公より早く新技を身につける可能性有り。


魔法 第4話から変わらず。まだ体調が回復していない模様なのでそろそろスカウターがパリンしそう。

使えばたちまち最強クラスの化物になること確定か!?


変身 まだ書かれてませんが黄色と赤が使われる予定。デバイスは杖を選択した模様


容姿 髪は黒のロング。瞳は刹那とお揃いの黒。顔はこの世で表現できる限り最高の顔…の一歩手前。なぜなら一番は主人公に奪われるから♪哀れなり奏さん

身長体重BWHは乙女の秘密。正し12歳にして既に男性をその気にさせる色香を纏っているのでご想像にお任せします。


支持される層 妹萌えの方々 妹萌えの方々妹萌えの…以下永遠と 真面目に書けば男も女も魅了するので全層射程のスーパーヒロイン


キャラを表すと 妹分担当なのにお兄様しか目に入らない超絶ブラコン妹。読者様に対しても「私を見て良いのはお兄様だけ」と言ってしまう危険物指定系妹


ヒロイン2 皆のアイドルお嬢様。聖女の如き微笑みになぜだか萌え〜な言葉遣いの リース・フラメル


力 通常時ひ弱。とある技法により常人よりちょっとだけ動ける程度


技 魔法担当なので技がでない可能性あり。力も無く技もないが氷系魔法の腕だけは超逸品。

刹那君のちょっかいで技が完成するのか乞うご期待。


魔法 水の属性のハイシングルなので聖属性の氷を使える。とにかく回復はこの人にお任せというお助けキャラ。


変身 まだ書かれてないのでしばしお待ちを。とりあえず青色なのは確定要素


容姿 見た目は先にウェーブが掛かった長めで水色に白を混ぜた様な色の髪に青い瞳。とてもおっとりとしている感じの顔立ちでとても可愛い。可愛さランクは10段階で8だがお好きな人には未知数。

身長体重BWHは乙女の秘密。まだまだ体は発展途上。餅をつく音が聞こえてくるような…


支持される層 何だか癒されたいと思う人々 言葉遣いが何故か萌える方々 普通に好みの方 ちなみに回復魔法を受けるともれなく惚れさせるスキル持ち


キャラを表すと 一見普通の美少女だが好みにハマると中毒になる可愛さ。言葉遣いもちょっと僕っ子よりなのが特徴のおっとりお嬢様。常に皆の心を癒す聖女様系ヒロイン。


毎回長くなってしまった後書き、これは書籍化しても載せられない部分なので小説家になろう限定特典とも言える物


永澄水樹が書くと後書きが長くなる呪いです。ある意味で読者サービス。


では、ここまで長い後書きを読んだ貴方は勇者です!


それでは毎度お馴染みのセリフと共にお別れしましょう。


目指せ書籍化!やっとこさ6話ですけども頑張って参りましょう。


後、ブックマーク登録の伸び悩み中ですので皆さん御慈悲を下さいorz


では評価、感想お待ちしております。ちなみに感想くれた方ありがとうでした。


他の方もよければどんどん感想をば


今回の後書きの最後は使い回しです。


それでは又よろしくお願いします。

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