聖炎と学園クエスト
アルのバースデー更新に間に合わずすみませんでした><
アルもごめんよ〜!
結局忙しくて現在9月8日21:10に書き終わりました……ぎりぎりだぁ〜。
さて、今回いよいよ物語に新たな展開がやってきます。
題名の通り、聖炎と学園クエストについてのお話です。
これから物語が又進展していくので出来るだけ更新しないと話が滞ってしまうのでがんばります。
それでは久しぶりの更新をお楽しみ下さい。
それでは早速本編をどうぞ!
では神超新章第四章第53話「聖炎と学園クエスト」をどうぞご笑覧あれ。
聖炎の実演と言う事で皆が静かに見守る中フレイヤが皆に聞く。
「魔法を実演するのはいいのだが、私の魔法は大体が広域殲滅魔法だから、あまり参考にはならないかもしれんが……」
「フレイヤ。フレイムアローやフレイムランスみたいな小規模の魔法を見せてやってはどうじゃろうか?」
「フレイムアローやフレイムランスか……いいが初歩的な魔法だから皆も出来るのではないか?まぁ、それでいいならそういった魔法を実演していこう」
フレイヤがそう言うと皆がフレイヤに注目をする。
そして、いよいよフレイヤが魔法を使い始める。
『1000本の炎の矢よ射貫け!』
フレイヤがいきなりそう叫ぶと、空中には1000本に及ぶ炎の矢が出現して、フレイヤが指差した方へ一斉に飛んでいく。
その光景を見ていた皆が驚きながら話し出す。
「凄いな……詠唱が殆んど無いし、一気に1000本の矢を出すとか凄すぎだ……」
「アル、フレイヤがその気なら一切の詠唱をしなくても同じ魔法が使えるはずじゃぞ?」
「そうなのかレーシャル?」
「詠唱破棄は高等技術じゃがまぁ使おうとすれば使えるものじゃ。じゃが詠唱は全てなくすより、今位の短い詠唱はした方が魔法は使いやすいんじゃがな」
するとアイナが戦闘の仕方を説明し始める。
「戦闘中は一言で済ませたり、完全に詠唱を破棄して戦ったりもするよ〜」
「アイナさんはそういう戦い方は出来るんですか?」
「当然よ!まぁ、皆はまず魔法の意味を理解する事からかな〜。詠唱を省くにも色々考える事多いしね」
「アイナは意外と凄いんだな」
「セレナちゃん……意外とって酷くない?」
「最近のアイナのイメージだとしっくりこなくてな」
フレイヤの魔法を見た皆は色々と話して居たが、フレイヤが他の魔法はいいのかと言い始めたので、一旦話しを中止してフレイヤの魔法を見る。
そして、フレイヤはフレイムランスを使う。
『薙ぎ払え炎よ!』
次はいきなりフレイヤが何かを掴む様な仕草をして、そのまま左から右へ薙ぐと炎のランスが薙ぎ払われる。
「お姉様……では無くてフレイヤさん。今のってフレイムランスですか?」
「ああフレイムランスだが?」
「私達のフレイムランスとはレベルが違いますね……それに詠唱がありません」
「先程から気になってたのだが詠唱の事は驚くところなのか?」
フレイヤの一言で皆が固まった……レーシャルを除いては。
そして、フレイヤへの質問が始まる。
「えっ?だって詠唱をする事によって、魔法という奇跡を具現化してるんですよね?」
「リースの言う通りじゃが、言葉にしなくてもイメージ等でも魔法は発動するのじゃ。まぁ、詠唱の事はしっかり魔法学の授業で学ぶんじゃな」
どうやら詠唱は色々と難しい様で、レーシャルは自分が担当している魔法学で学べと言った。
その後も、フレイヤによる魔法の実演がなされるのだが、フレイムアローやフレイムランス以外はフレイヤのオリジナルスペルの様で、皆馴染みが無い様であった。
『咲き誇れ爆砕炎華』
そうフレイヤが唱えると地面に魔法陣が出来て、一気にその範囲が爆炎に包まれる。
他にも色々とオリジナルスペルを披露した所で、刹那がそろそろ仕事に行かないとと言い出したので魔法の実演会は終了した。
「それにしても凄かったですね?お兄様」
「あぁ、聖炎と言われるだけはあるな……しかし、魔法は色々と興味深かったな?」
「何がですか?」
「普段俺達が魔法を使う時は詠唱して使うだろ?フレイヤの場合は体内から直に魔法を起動してる感じだったんだよな」
「そうなんですか……でもそうだとすると魔法の詠唱ってなんなんですかね?」
「意味がないって訳じゃなさそうだが、詠唱破棄等もある様だし、詳しい事はやっぱりレーシャルに聞くしかないかな……」
刹那と奏はそんな感じで魔法について話していた。
他の皆もフレイヤのオリジナルスペル等について話していたが、刹那がふとフレイヤに訪ねたので皆が注目する。
「そう言えば聖炎祭が終わってから昼飯食ってないけどどうする?フレイヤも身体があるなら食べるんだろ?」
「我は食事を必要とはしていないと思われるが、食べられないという事でもない」
「食べれるなら食べといたほうがいいぜ!フレイヤさん!」
「そうだな。飯は美味いからな。食べられるなら食べた方がいい!」
食いしん坊二人組のアルとセレナがフレイヤに食事を勧めたのでフレイヤも食事を一緒にする事になる。
こうして、昼食の為に薫香味亭へ向かうのだった。
そして、薫香味亭について、中に入るとマージリーが話しかけてきた。
「おっ?みんなお揃いかい?……あれみない顔も居るね?」
「我か?我はフレイヤだ。聖炎の具現体だ。よろしく頼む」
「聖炎?まぁなんでもいいけど一杯食べて行っておくれ」
「あぁ、分かった」
フレイヤがそう答えると満足そうにマージリーは厨房に戻っていく。
そして、皆で昼食を注文する。
アルとセレナは大量に注文しているが、フレイヤは何を注文していいのかわからないようで、困っているようであった。
そこでセレナが代わりに注文をしたのだが、セレナと同じ量の料理が運ばれてきてしまった。
皆がその注文を呆れた顔で見ていたのだが、食事が始まってからは驚きに包まれた。
何故ならフレイヤが物凄い勢いで平らげていっているからである。
「ふむ、これもうまいな……これもうまい……こっちもいけるな……」
「フレイヤいい食いっぷりだな!」
「ふむ、フレイヤもなかなかやるな」
そう言いながら第4の食欲魔人フレイヤと一緒に、食欲魔人1号のセレナと食欲魔人2号のアルが一緒になってどんどん食事を平らげていった。
ちなみに食欲魔人3号はパジャである。
こうして、フレイヤの事もあろうかおかわりまでした食事が終了した時、セレナとアル以外は皆恐怖を覚えていた。
そんな中フレイヤは今度はあれを中心に食うか等とブツブツと次の食事時の計画を立てていた。
そんな驚きの食事の後刹那は今後の予定を話す。
「とりあえず今日は授業も無いし、このまま仕事に行くのでいいか?」
「おう、俺はいいぞ」
「僕もいいけど。フレイヤさんはどうするの?」
「フレイヤさんも働きますか?」
奏がフレイヤに仕事をするか聞いたので聖炎が答える。
「仕事とは何をするんだ?」
「そこはお兄様が教えてくださると思いますよ?」
「刹那がか?」
「はい。メイド喫茶なのでその時はお姉様になってますけど」
「ふむ、ただ顕現してるだけなのも悪いし私も仕事を手伝おう」
「フッ、フレイヤさんいいんですか?メイド喫茶ってちょっと普通の喫茶店と違いますよ……結構恥ずかしいです」
リースがメイド喫茶は恥ずかしいと訴えたがフレイヤはメイド喫茶のイメージがつかめない様で物は試しだと、やる気満々であった。
そこでアイナとレーシャルが話に加わる。
「フレイヤも一緒にメイドやりましょうね〜!リースちゃんが言うような恥ずかしい事なんてないわよ!むしろ楽しいわよ!」
「アイナが言ってる事はアイナ独自の見解だが、儂もメイドをやらされてるのでな。フレイヤも是非メイドをする事を勧めるぞ」
アイナは同僚が欲しくて誘い、レーシャルは被害者を増やそうと勧めていた。
結局フレイヤがやってみたいと言うのでメイド喫茶で働く事になる。
こうして、皆でお店のある場所まで移動する。
するとちょうどクレープ屋が見えてきたのでちょっと、立ち寄る。
「ハンナさん、ロシオさんどうですか?」
「えっと、刹那さんどうもです」
「え?刹那さん?あっそっか……刹那さんって元々男の子なんだよね」
「ハンナさん刹那さんに失礼だよ」
「いや、最近メイド姿の刹那さんばかり見てたから忘れてた……」
「それよりどうしたんですか?」
「いや、見かけたからちょっと覗いただけなんだけど」
「えっと、後ろの人初めて見かけますが……クレープに興味があるんですか?」
ロシオがそう言って後ろの人物に話しかける。
その人物はフレイヤであった。
クレープの焼ける匂いや、美味しそうな見た目に心を奪われているようで、目がちょっと怖い感じになっていた。
なので刹那はフレイヤにクレープを食べてみるかと尋ねるとうむと短い言葉で頷いたので、クレープを作ってもらって渡した。
フレイヤは他のお客の食べてる姿を見て、食べ方を理解したみたいでカブリつく。
その表情は素晴らしい笑顔であり、クレープはあっという間にフレイヤのお腹の中に消えていった。
フレイヤに満足かと聞くと、うむと言いながらまだ欲しそうな顔をしてたので、ついつい餌付け感覚でクレープを食べさせてしまった。
だが、フレイヤを見る皆の目は可愛い動物を見るような優しい目であった。
こうして、フレイヤのクレープ初体験が終わり、それぞれの店に皆で散っていく。
アル、ミリス、メリッサの執事組と、刹那、奏、リース、アイナ、レーシャルとフレイヤを加えたメイド組である。
メイド組がメイド喫茶に入ると、従業員にいらっしゃいませと出迎えられる。
そこで、シセリーが出てくる。
「あっ、メイド長いらっしゃい。今日も仕事してくれるの?」
「シセリーさんどうも。今日は助っ人もいますよ」
「助っ人って後ろの美人さん?」
シセリーが美人さんと言ったのは後ろに居たフレイヤだった。
「美人かどうかは知らないが今日からお世話になるフレイヤと言う。以後よろしく頼む」
「フレイヤさんって言うんだ。えっと、メイドは初めてよね?誰が教育するの?」
「シセリーさん。それならお兄様がフレイヤさんに教えます」
「お兄様?っあそうだったね。メイド長というか刹那君は男の子だったわね……でも女性化してなくても、女の子に見えるのよね……」
「まぁ、お兄様は元々女性と勘違いされる方ですからね……」
シセリーと奏は刹那が女性に見える事について苦笑いした。
刹那としては、最近は本当に女性になってしまうので、もう今更な気がして訂正するのも面倒くさくなっていた。
そこでフレイヤが訪ねてくる。
「それで我は何をすればいいのだ?」
「あぁ、フレイヤはまず制服を作るところからだな。まずは上の部屋で採寸してきてもらっていいか?」
「採寸か……やり方が分からないのだが……」
「それは困ったな……奏に手伝ってもらうか……」
刹那は採寸が出来ないフレイヤを奏に任せて自分も女性化して制服に着替える。
しばらくすると刹那の元に奏とフレイヤがやってきた。
「お姉様。フレイヤさんの採寸終わりましたよ」
「それじゃあ、さっさと制服作るわね」
刹那はそう言うと創造魔法で制服を作り上げる。
その光景を見たフレイヤが酷く驚いていた。
「刹那……今のは創造魔法ではないのか?」
「えっとそうですけど?」
「創造魔法は神の中でも創造神のみが使える御業……刹那は一体何者なんだ?」
「さぁ?私自身分かってないから答えようがないわね」
「ふむそうか……」
フレイヤが創造魔法に驚いて何か考え事をしていたが、刹那はフレイヤにこれからメイドの仕事を教えると伝える。
「それじゃあ、フレイヤにメイドの仕事を教えたいと思います。奏は下で接客お願いね」
「分かりましたメイド長。それではフレイヤさんのメイドのお仕事姿楽しみにしてますね」
そう奏は言って下の階に戻っていった。
「さて、それじゃあ、まずはマニュアルを一通り読んで、その後接客の練習してから、下で働いてもらうわね」
「あぁ、分かった」
こうして、フレイヤのメイド特訓が始まった。
フレイヤは真剣にマニュアルを読んでいたが、読み終えるとなんだが、微妙な表情になっていた。
「なぁ、刹那よ。あーんやら美味しくなる魔法とかはやらないといけないのか?」
「えぇ、もちろんやってもらいます。皆さんちゃんとやっているので……」
「すまない、我には荷が重そうだ……」
「フレイヤ……まさか逃げる気ですか?」
「刹那、武人の情けだ!これは流石に我は嫌だ!」
「フレイヤ!貴女が評価していたレーシャルもやってるんですよ!」
「レーシャル殿が……いや、でもレーシャルどのは可愛らしい御仁だし……」
「フレイヤも相当な美人さんでしょ!貴女ならやれるわよ!」
「う〜む……」
「貴女と同じ年位のアイナだってやってるのよ?」
「う〜む、分かった。やる。やればいいのだろ」
「最初からそういえばいいんですよ。それでは早速接客をしてみましょう!」
刹那はかなり乗り気で下の階にフレイヤを連行していく。
そして、いよいよフレイヤの接客が始まる。
だが、フレイヤのいらっしゃいませご主人様という挨拶に客はビビっていた。
フレイヤの顔は無理やり作ったであろう笑顔に軽い怒りが含まれたような顔になってて、微妙に怖かった。
フレイヤが出迎えると客が皆怯えるのでシセリーが頭を抱えていたのが印象的であった。
結局、再度フレイヤに教育を施して、接客に送り出す。
しばらくして、やっと挨拶は出来る様になったが、指名が入ってしまって、問題が発生する。
フレイヤが接客しに客の元に赴いた時に既に異変が生じていた。
フレイヤのバックに炎が見えるのである……リアルに……。
フレイヤの魔力が具現化したのであろう炎を背負いながら、フレイヤは必死にマニュアル通りにお客様に接客をする。
だが、客も流石にビビリ気味である。
しかし、その客はフレイヤがかなり気に入った様で、美味しくなる魔法とアーンのオプションまで注文してきた。
そして、いよいよ、フレイヤの人生初の美味しくなる魔法が炸裂する。
「おいしくな〜れ萌え萌えキュン!……うっうわ〜!」
フレイヤはなんとか言い終えたが厨房に真っ赤な顔をして撤退してきた。
現在は顔を手で覆って、微妙に泣いている様であった。
しかし、そんな状態のフレイヤにさっきの客からあ〜んはまだかと催促が来る。
シセリーを始め、奏に刹那もフレイヤを慰めて説得して、なんとか客の元へ行かせる。
そして、フレイヤは炎をぼうぼう言わせながら、震えた手でオムライスを一口掬いお客にあーんと言って食べさせる。
食べさせた後のフレイヤは、ダッシュで厨房の中に逃げ込んできて泣いていた。
結局この日のフレイヤの仕事はこれだけで終わってしまった。
刹那は闘技場もあるので早めにあがり、闘技場に向かう。
フレイヤも付いてくるという事なので一緒に闘技場に向かい。
今回もメリッサを倒しての連勝で幕を締めた。
そして、喫茶店に戻ってきた後に、皆仕事が終ったフレイヤを慰めて、寮に戻って来る。
しかし、刹那達が帰ったら風呂に入ろうといっていた時にフレイヤの風呂についてどうするかと話が出る。
「フレイヤも風呂に入った方がいいよな?でも流石に男子寮じゃ駄目だし……」
「それなら刹那君私の女子寮で入らせればどうかしら?」
「それは絶対に駄目だな。刹那、メリッサに任せるのはやめておけ!」
「なんでよアル!」
「だって、お前と風呂になんて入れたらフレイヤさんの貞操が危ないだろ!」
「くっ!アルの癖に鋭いわね……」
「メリッサ……お前そんな事狙ってたのか?」
刹那がそうメリッサに聞くとやーねと言いながら、手をひらひらさせる。
結局、メリッサの寮は男子寮並に危ないと言う事で奏達の寮で風呂を借りてくる事になった。
そこで、さっきまで静かだったクロノスが話に加わってくる。
『マスター。私は姐さんに付いていなきゃいけない筈だったな。私も姐さんと共にちょっと行ってくる』
「クロノス……お前は俺の部屋で待機だ」
『しかし、私を監視するのは姐さんなのだろ、なら私もついていかなければ。なに、私はただの剣だ。一緒にお風呂に入ってても問題はない』
「大ありだ!お前に奏やリース、セレナにフレイヤの裸を見せれるか!このエロ剣!大人しく俺の部屋で待機してろ!」
『ならマスター!私はマスター達と共に風呂に入ろう。男子寮の風呂なら問題あるまい!』
「ク・ロ・ノ・ス!お前は俺やミリスが目当てだろ!」
『何の事だマスター。私は同じ男として男子風呂に入るだけだが?』
「しらばっくれるな!お前は俺が風呂に入ると女性化する事を知ってるだろ?それにミリスを邪な目で見てるだろ!」
『何の事やら。私は紳士だ。決してやましい事等ない。ただ純粋にお風呂に入りたいだけだ』
刹那とクロノスの言い合いが平行線を行っていたので、他の者が代案を提示する。
「それなら今日はクロノスには収納されてもらって、明日からは他の男子寮でお風呂を借りられるようにしてもらえばいいんじゃないでしょうか、お兄様」
「そうだな。レーシャルなら教師だし、許可も取れるだろ。今日はクロノスはもう収納するか」
『そんな……奏さんマスター……そんなのは酷すぎる!私も奏さんや姐さんと風呂に入りたい!』
「結局クロノスは下心ばかりだな……やっぱり。だから外に出しとくの嫌だったんだよ」
刹那がそう言うと皆もクロノスの下心っぷりに同情はなくなっていた。
結局皆が何も言わないので刹那に強制的に収納されそうになったクロノスは外に出ていたいのは本当だったらしく、刹那の部屋で風呂が終わるのを待つのを条件に外に出てていい事になった。
そして、フレイヤは奏達の寮へ風呂を借りに行き、刹那達は自分達の寮で風呂に入る事になった。
刹那達が風呂に行くと、今日も今日とて男子がうんざりする程一杯風呂に来ていて、刹那は軽く頭痛を感じながらアルを盾にしながら、ミリスと一緒に小さくなって風呂へと入る。
その間も皆の視線は刹那とミリスに集まっており、刹那は風呂はもっとのんびりと入りたいなと考えながら、しょうがなく風呂を終えるのであった。
そして、刹那達が風呂を終えて部屋についてからしばらくすると、窓からフレイヤが戻って来る。
「おっ、フレイヤお帰り」
「あぁ、刹那ただいまだ」
「お帰りフレイヤさん」
「あっ、おかえりなさいフレイヤさん」
皆に迎え入れられたフレイヤだったが、とりあえず、勉強をしていた面々は一度お茶にする為テーブルに着く。
そして、軽く話しをしていたが、フレイヤは睡眠はどうするのかと言う事で、その話になる。
「フレイヤは睡眠はどうするんだ?」
「うむ、我は食事と同じで睡眠も必要としない体なので、本でも読んで過ごすつもりだったのだが」
「フレイヤさん。その美しい美貌を保つ為にも寝た方がいいぜ?」
「僕も睡眠は摂った方がいいと思うけどなぁ……」
「食事は確かに素晴らしかったが、睡眠は我としてはいらない気がするんだが……」
アルとミリスはフレイヤに睡眠を摂った方がいいと勧めていたがフレイヤは乗り気では無いようである。
結局今回は寝る場所がない事もあり、フレイヤは朝まで学校の図書館を使うつもりだそうだった。
ちなみに、夜に学校の施設が使えるのかと聞いたら、夜は図書館で本を読むつもりという話を聞いていた学園長がフレイヤにカードキーを渡していたらしい。
なので、今回の夜は学校の図書館で本を読む事に決まる。
ついでにクロノスも図書館に付いて行くと言っていたので今日はお開きになった。
次の日、朝になると鍛錬の為にクロノスを召喚したのだが、一緒にフレイヤも何故か召喚されてきた。
理由を聞くと、朝の鍛錬に興味があるという事なので、とりあえず一緒に鍛錬をした。
その後、朝食になるが、フレイヤの朝食をどうしようかと考えたのだが、流石に1人食べさせないのも可哀想という事になり、結局男子寮で一緒に食事する事になった。
もちろん、フレイヤのような年上の綺麗なお姉さんが突然寮の食堂に現れたので皆驚いて遠巻きから見て居た。
当のフレイヤは我関せずといった態度で、普通に食事をもらって、一緒にテーブルに着いた。
ちなみに、アルに勧められてアル盛になってるのが微妙にこの場の雰囲気にあっていなかった。
食事が始まると皆フレイヤを見ていたが、この寮で一番の大食いであるアルと同じアル盛を普通にどんどん食べていく様を見て皆驚いていた。
その驚きもあってか今回は特に絡まれる事も無く食事が済んだのでとりあえず、刹那の部屋に戻った。
本日は休日という事もあり、普通だったらこれから仕事なのだが、フレイヤの事もあるので、どうしようかと考えていた。
すると部屋をノックする音が聞こえる。
「すみません。時乃宮刹那君はいらっしゃいますか?」
そう言いながらノックされたので刹那が応対の為にドアを開く。
「はい。自分が時乃宮刹那ですがなんでしょうか?……」
ちなみにその頃奏の寮でも同じ様にドアがノックされていた。
「すみません。時乃宮奏さんはいらしゃいますか?」
「はい!ちょっと待って下さい」
そう言いながら奏が応対する。
その後それぞれ話が終わり、刹那と奏……そしてフレイヤは学園長室に居た。
「刹那君、奏さん、それにフレイヤさん。呼び立ててすみませんね」
「いえ、別に構いませんがそれより呼ばれたのはどの様な要件でしょうか?」
「そうね。それについては説明をいたします」
そして、学園長の説明が始まる。
今回呼ばれたのは昨日の聖炎の消失の為だと言う。
聖炎であるフレイヤが刹那に吸収された為、聖炎の結晶体が無くなってしまった。
そして、それはこの学園にとって非常に困った事であるという事らしい。
昨日の緊急職員会議で今後どうするかを話し合った結果、聖炎になりうる人材の確保が最優先だと話が決まったらしい。
その聖炎になりうる人材というのは普通はそう簡単には見つからないらしいが、実は昨年に聖炎の候補者が居たらしい。
ただ、この学園に招こうとしたが拒否された為、他の世界の学園に通ってるらしい。
「学園長、その招こうとした人にまた来て貰う様に催促するって事ですか?」
「まぁ、そういう事になるわね」
「それと自分達が呼ばれたのに何の関係があるんですか?」
「それはこれから話すわ」
刹那の質問に学園長が答えていく。
どうやらその学園に通ってる学生が今回、招きたい人材らしいのだが、その人材はフレイヤと関係があるそうである。
なんでも、フレイヤの妹の血筋らしく、その人材はフレイヤ並みの素質を秘めてるらしい。
しかし、同じ血筋の系譜からは一つの聖炎しか生まれないという話だそうだ。
そして、今回フレイヤが聖炎の結晶体でなくなり、聖炎としての使命から解放された為、フレイヤの血筋である、その人材が次の聖炎になる可能性が一気に高まってしまったらしい。
そうなると、あらゆる世界の人々がその人物を狙う可能性があり、又、その人材以外のフレイヤの血筋の人材を確保している人々からは命が狙われかねないとの事であった。
なのですぐにでもその人材を確保して、この世界で保護したいらしい。
そのエスコート役に刹那と奏が選ばれたというのが今回の顛末らしい。
「えっと、つまり学園長。今回自分達はその世界に行ってその人材を連れてくればいいって事ですか?」
「まぁ、そうなのだけど、さっきも言った通り命を狙ってくる輩も出てくる可能性があります」
「それを自分達がやるんですか?」
「刹那君はずば抜けて強いですし、聖炎を吸収していますからね……フレイヤさんが行けばその子ももしかしたら話を聞いてくれるかもしれないじゃない?」
「まぁ、確かにそうかもしれませんが危険そうじゃないですか?奏を連れていくのは危険では?」
「お兄様!それなら私は大丈夫ですのでお供します!」
「だが……」
「刹那君。奏さんに同行してもらうのにも理由があるの。まだ貴方達は魔法に詳しくないでしょうからわからないかもしれませんが、聖属性に対抗できるのは聖属性だけなんです」
「どういう事ですか?」
まず魔法には属性がある。
そして、各属性はロウシングル、シングル、ハイシングルと3種に別れる。
今回刹那達が向かう世界は火の属性が強い世界らしく、聖属性の使い手が殆どらしい。
しかし、刹那の場合現在火属性はシングルであり、聖属性の炎に届いていない。
インジェクトすれば聖属性になるが、それでも弱い聖属性であり、リミッター3を使わなければならない。
だが、刹那のリミッター3は未完成でまだまだ運用が不安定である事。
そこで、火の聖属性である炎の属性持ちである奏の登場である。
奏の場合、火属性に関しては聖炎の恩恵を受けたため学園でもぶっちぎりのトップ実力になっているそうだ。
その奏が刹那のサポートとして付いていくのは理想的らしい。
しかし、刹那はそれでも奏を連れて行きたくないと学園長に言ったが、奏自身が行く気満々になってしまっていたので、学園長の話を最後まで聞いてとりあえず、質問をする。
「つまり、俺1人だと聖属性の連中にやられる可能性があるからサポートに奏を付けるって事ですよね」
「そうです。今回学園は時乃宮刹那君並びに時乃宮奏さんに学園クエストを発注します」
「学園クエストですか?」
「そうです。本当はこんなに早く学園クエストを受ける事はないのですが、緊急の案件ですので。そして、今回の内容は異世界に渡り、今話した人物をこちらの世界に招くことです。その過程で襲撃を受けたりする可能性もある為、非常に難易度の高い依頼になります」
「まぁ、受けるのはいいんですが、他に仲間を連れては行けないんですか?レーシャルとかアイナとか……」
刹那はいきなり最強クラス2人をお供に付けたいと言ってみる。
しかし、学園長はすぐさま却下してその理由も述べてくれる。
「レーシャルは確かに強いですがこの世界の神である為、その世界に移動するのは困難を極めます。アイナさんに関しても同様で、神ではありませんが神の恩恵で強くなっているので、この世界以外でその能力の行使をするのは難しいですね。そういう訳で2人は無理です」
「それなら、リースやセレナはどうですか?」
「セレナさんに関しては今回は難しいですね。彼女は当学園の保護下に置かれてるので、リースさんに関しては、属性的な問題であちらの世界に行かせるのは困難だと判断します」
「そうですか……わかりました」
「あれ?アル君やミリス君、メリッサさんは連れて行きたいと言わないんですか?」
「あの三人はどう考えても今回は不向きですからね……」
「そうですか……まぁ、どの道アル君は難しかったでしょうね……ミリス君ならともかく……」
「それってどういう事ですか?」
「今回行ってもらうのは異世界にある女学園ですから。ミリス君ならともかくアル君は無理があるでしょ?」
「学園長!ちょっと待ってください!ミリスならともかくとかじゃなくて女学園なんですか?」
「そうですけど?」
「あのですね、俺も男なんですが?」
「レーシャルのアミュレットの力で男性の状態を保ってるのでしょ?なら常に封印を解除してれば女性になれますよね?」
「いや、そういう問題じゃなくて男性が女性の学園に潜入とかまずいでしょ!」
「大丈夫ですよ刹那君なら。それに刹那君が行かないと意味がないでしょ?今回のキーポイントはフレイヤさんなんですから」
学園長がフレイヤがキーポイントと言ったので刹那もこれ以上言えなくなってしまった。
しかし、刹那は女学園に潜入とかどうしようと、本気で悩んでいた。
そんな姿を見て奏ではお兄様ったら可愛いなとか考えていた。
フレイヤに関してはなにやら難しそうな顔をして悩んでいるようであった。
結局、学園長とその後詳しい話をして、今回はお開きになった。
刹那は今回の事が急だったので、急いで昨日の夜に考えてたフレイヤの装備をマキナに依頼しに行き。
その後、とりあえず、今回の事を皆に報告する為にも仕事場に行かなければならないので、刹那と奏で、そしてフレイヤはメイド喫茶目指して出発するのだった。
しかし、フレイヤが最初メイド喫茶に行く事を拒否ったので、かなり時間がロスしてしまい、昼頃ようやく店に着いた。
ちなみに、フレイヤにはクレープを大量に与える事で何とか連行してきた。
昼に着いたので話をする為に薫香味亭に移動する事になった。
そして、薫香味亭で皆に話をする。
「という事で、俺と奏とフレイヤは異世界に学園クエストをこなしに行く事になった」
「だから、さっき呼ばれてたのか」
「でも、学園クエストってこんな早い時期だし、危険もあるんでしょ?僕は心配だな……」
「そうだね。私もミリス君と同じで心配だな……私も行ければ良かったんだけど……」
「私もついて行ってやりたいんだがどうせ許可が降りなかったんだろう?」
「セレナに関してはそうだな」
「私は?私を頼ってくれてもいいのよ!」
「メリッサはいいや……それにお前は連れてくのは危険だからな」
「えっ?それって私が大切って事?」
「それは違うわメリッサ。今回行く場所って女学園なのよ」
『えっーーーーーーーーーーーーーーーー』
刹那は今回の話をするにあたって女学園に行くことは伏せていた。
しかし、奏の暴露で皆が騒ぎ始める。
一方、話に加わらず、フレイヤと喋ってたアイナとレーシャルは皆の叫び声で話に入ってくる。
「ほう、今回行くのは異世界の女学園か……なるほど、刹那にうってつけじゃな。そして、メリッサを連れてかないのは正しいな」
「刹那ちゃんいいなぁ〜女学園とか面白そう……私も学校って行ってみたいな〜私も付いていければ良かったんだけどね。フレイヤの助けも出来るし。でもその学園にフレイヤの妹さんの子孫が居るんでしょ?フレイヤは楽しみじゃない?」
「我か?我は妹の事も殆んど覚えてないしな……私の同じ系譜と言われてもしっくりこないってのが正直なところだ」
「ふ〜ん、そっか。まぁ3人とも気をつけて行ってこないとね……まぁ、フレイヤがいるからいざという時はいいけど、通常時は刹那ちゃんと奏ちゃんの2人で対応しないといけないんだから気をつけなよ〜」
「それもあるんじゃが、刹那に関しては不安があるな……確かに強いが、魔法の属性によるハンデが厄介だろう……Aランクの相手でも刹那は精一杯かもしれないのじゃ……」
「そんなに魔法の属性の差って問題になるのか?」
「刹那は魔気混闘が使えるから普通の戦闘なら大丈夫じゃろう。魔気混闘はアルティメットスキルじゃからな……じゃが、各属性の封印術等は厄介じゃぞ?」
その後はレーシャルによるちょっとした、魔法戦闘の講義があり、食事をしながら今回は厄介だなと刹那は思った。
ちなみに、フレイヤも何か気になる様で1人考え事をしながら食事をしていた。
しかし、考え事をしながらバクバクと食べていたのでアルやセレナ以上に食べ続けていた。
その事に気づいたのはミリスで、フレイヤを見たら皿の陰に埋もれてたので慌てて注文を中止させた。
フレイヤの場合満腹という感覚がないらしく、考え事をしてたらつい、美味しいので食べ続けていたとの事だった。
第4の食の魔人はある意味一番の危険人物であった。
こうして、学園クエストについては説明を終えて、皆で仕事に戻った。
だが、フレイヤがメイド服に着替えるのをごねたので皆で無理やり着せ替え、仕事が始まった。
そして、仕事が終わり、寮に帰り、風呂に入って寝た。
次の日、刹那は朝早くから準備をしていた。
何故なら今日異世界へ旅立つ為である。
今回は兎に角急ぎとの事で、明日には異世界に行ってもらいますと言われて為である。
本日は5月3日で日曜日である。
刹那は準備を済ませてアルとミリスと何故か食堂に居たメリッサにも見送られ学園長室へ向かう。
奏も食事後にリースとセレナに見送られて学園長室に向かった。
学園長室に入ると、既に学園長と、教頭とマキナが待機していた。
「あれ?マキナ先生も来てたんですか?もしかしてフレイヤの装備間に合いました?」
「あぁ、刹那君……使える人員全部使って研究所フル稼働で最高と言える装備を用意したよ……刹那君が設計した以上の装備に出来た自信があるよ。それに完全に火属性に特化した剣を作り上げたよ……なんといっても聖炎が使う剣だからね。どんな魔力が込められるかわからないから動力炉も完全オリジナルで一から組んだ最高品だ。世界をまるごと焼き尽くす究極の剣というレヴァンティンという物に恥じない剣になってる筈だよ」
「お兄様レヴァンティンって……せめてレーヴァテインにしましょうよ……teinnの前に綴りにないN音を含んでいるからレヴァンティンはご表記ですよ……まさか通称とかマキナ先生に吹き込んでないでしょうね?」
「通称かい?略して呼ぶときはレヴァでは無くレバ剣と言うと刹那君に説明を受けたけど違うのかい?なんでもこの剣を最初に拾った人がレバ剣拾った!と言ったのが始まりだとか……」
「お兄様……マキナ先生に何を吹き込んでるんですか……まさかフレイヤさんにも剣を与える時にレバ剣拾ったって言わせるつもりだったんじゃないですよね?」
「えっと、あれだな。お約束というやつだ許せ妹よ!フレイヤには是非レバ剣拾ったと言ってもらいたいんだ!後レーヴァテインでは無くレヴァンティンだぞ」
「だからそれはご表記です……まぁ、お兄様の事ですからこれ以上突っ込むのはやめておきます……某法律的に危険そうなので」
「妹よよくわかってるではないか!深く考えたら負けだぞ!レヴァンティンというのもけしてパクリではないし、レバ剣拾ったってものこの世の定めのようなものなのだよ」
「あの〜君達その位にしてはどうかね?」
マキナの発言に始まり、刹那と奏が言い争ってると教頭が話を進めようと話に入ってくる。
そして、ようやく学園長の話が始まる。
「マキナ先生無理を通してフレイヤさんの装備を作ってくださって有難う御座います。今回の学園クエストはかなり重要なクエストになります。無事フレイヤさんの子孫であるリーシャ・アグニスさんを連れ帰って下さい。それではこれより正式に時乃宮刹那、時乃宮奏両名に学園クエストを発注します」
『はいっ!』
学園長がそう宣言して、学園クエストがスタートした。
まず、学園長に連れられて、転移の間まで移動する。
「それでは頑張ってきてちょうだい。向こうの学園長には話は通してありますので、それと刹那君は今から女性に変身して以後男性とバレない様に気をつけて下さい」
「わかりました。ではとりあえず、女性化しておきます」
刹那はそう言うとリミッターを2に切り替え魔力が体に満ちた状態にしておく。
魔力が満ちた事ですぐさま刹那は女性化した。
そんな刹那の事を奏は何故かじっと見つめていた。
ちなみにリターンサーバントで既にフレイヤは一旦剣に封じ直している。
そして、学園長も準備が済んだようでこれから転送の儀式を始めるそうだ。
「奏。準備はいいか?」
「お兄様こそ大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だ。無事2人、いやフレイヤも居れて、目的のリーシャさんも入れて4人で帰って来よう」
『マスター私も含めてくれ』
「それなら5人ですね。皆で無事に帰ってきましょうね」
「それじゃあ、転送を開始しますいいわね?」
『はい!』
「それでは転送開始!」
こうして刹那と奏、フレイヤにクロノスはリーシャの待つ異世界へと旅立っのであった。
とりあえず前回の続きで聖炎の魔法実演会開始。
聖炎曰くあまり参考にならない大規模魔法ばかりだと言うので、レーシャルがよくある小規模の魔法を見せてはと提案。
結果、フレイムアローは一言言うだけで1000本の矢が召喚され一気に目標目掛けて飛んでいくという、全然小規模じゃない魔法。
フレイヤは詠唱というものがほぼなく、ただ一言命令を下しただけで魔法を発動。
その事に皆驚くが、詠唱破棄もできるとレーシャルが説明する。
ちなみにアイナも詠唱破棄や短縮を使うと説明。
確かにアイナと刹那が戦った時アイナは技名しか言ってなかったw
その後もフレイムランスを見せるも、規模が普通と違いすぎてあまり参考にはなりそうにない。
その後も魔法は見せてくれるがオリジナルスペルになってしまい、皆驚きだけが残る結果にw
刹那の仕事宣言でとりあえずお開きになり、皆で仕事へ。
ちなみにアイナの本業はギルドの受付(特別戦闘ギルド員ランクS)でレーシャルの本業は教師(魔王だから本業は魔王じゃないのというのは隅に置いておくスタイルでw)
途中昼食を摂る事になるが、フレイヤに食事は必要かという事になり、とりあえず食べる事に。
フレイヤが注文に困ってるとセレナという食の魔人が手助けしてくれる……その結果はセレナと同じ量の料理を食べるということにw
しかし、フレイヤさんどうやら満腹感という物が無い様で、美味しいと言いながら食べ続け、こともあろうかセレナの量+おかわりという食の魔人っぷりを発揮!
その後は仕事の話に。
フレイヤが仕事をするかという話で、リースが心配するも、アイナは同僚が欲しくて、レーシャルは犠牲者仲間が欲しくて誘う結果……。
仕事へ行く途中でクレープでフレイヤを餌付けに成功。
その後メイド喫茶の仕事内容を知ったフレイヤが嫌がりだだをこねる。
しかし、超絶美人の赤髪お姉さんであるフレイヤさんは一気に注目される。
だが、あまりの美貌に皆指名できずにいる中空気を読まない勇者が指名をいれてしまう。
フレイヤあまりの恥ずかしさ等の感情からリアル炎を纏いお客の元へ。
皆が見守る中、フレイヤによる究極魔法おいしくな〜れ発動!
お客から即逃亡するフレイヤに勇者のオムライスあ〜ん指名発動。
またまた、勇者な方へあ〜んをしに行くも体に纏う炎は大変な事に。
結局あ〜んを完遂したフレイヤは泣きながら本日の仕事終了。
あっさり流される今回の闘技場へ一応行って優勝。
ちなみに、今回もメリッサが準優勝……また負けたw
そして、仕事も闘技場も終った皆は帰って風呂へ。
そこでフレイヤは風呂に入るのかと話になるが男子寮が無理なのでメリッサが寮へ誘う。
しかし、メリッサが変態という名の痴女?である事を知ってる面々はそれを却下。
結果、奏の寮で風呂に入る。
だが伏兵クロノスさんが色々とだだを捏ねるがそのおかげで皆もクロノスがえっちい剣だという事を思い出す結果に。
クロノス、女性化する刹那や女に見えるミリスを狙うも失敗して、皆からぞんざいに扱われるついでに刹那の部屋でお留守番w
ちなみに刹那の寮は今回も勇者達のおかげで、刹那さん涙目w
そして、今度はフレイヤの睡眠について。
フレイヤに睡眠は不要と言われるも、アルは美貌を保つ為と言い、ミリスは健康を気遣いそれぞれ寝る事を推奨するも、結局寝る場所がなくて、図書館に。
何げに学園長からカードキーを預かっていたフレイヤさんw
そして次の日、朝の鍛錬の為にクロノスを召喚するとフレイヤさんもおまけで召喚される。
どうやら鍛錬が見たいという事で一緒に鍛錬。
その後、食事の問題が生じるが、結局男子寮で食事。
アルにアル盛を勧められ、普通にアル盛を注文する。
超絶美人のお姉様が男子寮の食堂に乱入するもあまりに美人なのと歳上な上に( ー`дー´)キリッとしてるフレイヤさんを見ることしか出来ない寮の面々。
フレイヤは動じず黙々と食事をして、食堂を去るw
部屋に戻ると、刹那と奏が学園長に招集される。
話を聞くに聖炎の消失についてと、その代わりについての話し。
結果、刹那と奏は学園クエストという形で異世界に行く事にw
ちなみに今回の刹那は学園長的には戦闘面で不安がある模様。
その代わり火属性の聖属性である炎属性をかなりのレベルまで使える様になったと思われる奏がサポート役に抜擢。
刹那は奏1人なのが心配なのでレーシャルとアイナのある意味チートな方々を連れて行けないかと聞くも却下される。
他にリースやセレナも却下される。
アル、ミリス、メリッサは戦力外w
そして、最後の方で重要情報が流れる。
アルが連れて行けないのは女学園だからだと……???刹那って男じゃないのw
刹那、異世界の女学園潜入ミッションに早変わりw
刹那君の登場回数は減るけど、刹那さんの登場回数は増加する……主人公的にどっちがいいんだ?w
まぁ、結局はフレイヤがキーポイントと言う事で納得する?
そして、嫌がるフレイヤをクレープでおびき寄せお店へ。
昼ごはんがてら皆へ報告。
奏がメリッサは行けない理由をさらりと説明。
刹那が女学園に潜入することがばれるw
そして、その後は刹那の戦闘能力についての忠告。
刹那苦戦の予感。
ちなみに考え事をしながら食事をしていたフレイヤはミリスが発見した時には大量の更に囲まれているという、摩訶不思議状態にw
無限の胃袋を持つフレイヤさんには餌を与えすぎないようにしてくださいといった感じにw
結局、仕事を終えて、風呂に入り、眠って次の日。
いよいよ学園クエスト開始の日。
学園長室に行くと、刹那が無理やり頼んだフレイヤの装備を持ったマキナが居た。
マキナの説明を聞いていた奏がだんだんと嫌な予感を感じるが正にビンゴ。
レーヴァテインはレヴァンティンになっており、略称は何故かレバ剣にw
奏に注意されるが、刹那は押し通す。
結局、某法律が怖くなった奏がそれ以上考えないようになり一件落着……か?
その後久しぶりに登場の教頭の注意で本題に。
正式に学園クエストを受けていざ出陣。
学園長に言われて刹那君から刹那さんへチェンジし、準備完了。
2人を学園長が転送したところで今回は終了。
さて、察しの良い方にはお分かりかもしれないが、しばらく刹那と奏以外のレギュラー陣が出てこない話に突入しちゃうんです><ノー!
次回以降は神超異世界篇、第一バージョン、刹那の女学園潜入ミッション篇に移行します。
しばらくは刹那さんと奏さん、そして、今回のキーパーソンのフレイヤさん達の活躍をお楽しみに。
まぁ、ちょくちょく、アルやミリス、リースにセレナ、メリッサにアイナにレーシャルの小言も微妙に挟むかもw
でもこんだけのキャラが一気に出なくなるというのは悲しいねw
その代わり新キャラリーシャさん達、異世界学園組の方々をお楽しみに。
次回はいよいよ異世界の女学園です。
刹那はどうなるのでしょうか以後お楽しみに。
それでは毎度お馴染みのセリフと共にお別れしましょう。
目指せ書籍化!第三章終了です♪で第四章開始♪現在第53話です。パンパカパーン♪♪♪
現在ブックマークが186人なう。ちょびっと増えたよ〜○┓(アイナ風)ペコリ(登録してくれてる人は感謝です感謝(*´ω`人)感謝(TдT) アリガトウ○┓ペコリ)
是非まだまだ伸びたいので、ですので皆さん御慈悲を下さいorz
では評価、感想お待ちしております。ちなみに感想くれた方ありがとうでした。
他の方もよければどんどん感想をば
というか最後の言葉はやっぱり書籍化目指して頑張るぞ(*´ノд) ダヨネー( ´゜д゜)(゜д゜` )ネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー(書籍化を望む人が増えてる気がする!(作者の中でだけw))
最後の方はいつも使い回しでごめんね?では神超をよろしくです♪♪♪(音符を増やしたw)
ちなみに第一章が終わったので第一章を読んでない方は要チェックや!
遂に二章完結。いや〜二章は長かったな…w第三章開始。というかもう終わるけどwというか終わったw次はいよいよ第四章です!
追加!追加!追加!?♪
小説家になろうの『ネット小説大賞5』に無謀ながらそのまんま又チャレンジ!すなわちエントリー(*´∀`)♪
そして『ネット小説賞感想希望』もしたので感想を書いた方はもれなく特典がもらえるかも工エエェェ(´д`)ェェエエ工
是非とも『ネット小説大賞』のノミネート作品になれる様に皆様ご協力をお願い致します。
結局ネット小説大賞は夢へと消えたのでした……チャンチャン♪
でも次回があれば再チャレンジするぞ!
後、感想がまた伸びたのですが、まだまだどんどん感想待っております。
目指せ書籍化!この調子でどんどん話を投稿するぞ!(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!(。`・∀・´)⊃