聖炎という人物
どうも皆さんお久しぶりです。
なかなか更新できなくてごめんなさいです。
ちょっとアルファポリスにちょっかい出してて更新が遅れました。
アルファポリスでは神超とは違った作風?(中身は結構似たもの同士な気がする)の小説を連載スタートしました。
興味がある方はアルファポリスでタイトル「魔王様は今日もDowner」でお調べください。
さて、肝心の神超ですが、聖炎さんのお話がやっとスタートです。
今回の話はまだまだスタートなので聖炎さんの紹介が主です。
それでは早速本編をどうぞ!
では神超新章第四章第52話「聖炎という人物」をどうぞご笑覧あれ。
刹那がサモンサーバントと唱えると1人の女性が剣を突き立てた場所に立っていた……。
「……我を呼び起こしたのは貴殿か?」
目の前に現れた女性は刹那を見ながらそう問いかけてくる。
なので刹那は少し思案する……。
確かに剣を刺して呼び出したのは刹那だが、この女性を召喚する気など無かったので、考えた。
すると刹那に背負われていたクロノスが自分から背中を抜け出し、その女性の前に行き答える。
『そうだ聖炎殿……マスター……この少年が貴女を召喚して顕現させた』
「そうか……では改めて……我を呼び起こしたのは何故だ?」
「いや、やろうと思ってしたのではないんだが……貴女が聖炎なんですか?」
「聖炎?……あぁ……私はそう呼ばれていた気がする……もう私には記憶も殆んど失われてるが皆にそう呼びかけられてた気がする……」
聖炎がそう答える。
どうやら聖炎は自分が聖炎である事をあまり認識していない様である……。
さらには記憶も無い様で虚空を見つめて寂しそうな笑いを浮かべている。
その姿がどうも嫌な刹那は聖炎に名前を尋ねる。
「聖炎って呼ぶのも変ですし、名前はなんて言うんですか?」
「我の名前か?……ふふっ……我は自分の名前も思い出せないらしい……好きに呼ぶといい」
「好きに呼べって……うーん……」
刹那は聖炎の名前を考え始める。
時間も無いのでぱっと思いついた名前が頭をよぎる。
聖炎は見た目が髪も瞳も真っ赤で燃えるような赤である。
そのイメージから刹那はよく使われてるであろう名前を口にする。
「それじゃあフレイヤってのはどうだろう?」
「フレイヤ?」
「あぁ、俺の世界で有名な神の名から貰った。髪や瞳の色からイメージしたんだがどうだろう……」
刹那がそう言って聖炎に名前を告げるのだが、奏が口を挟んで来る。
「お兄様……大切な名前を安直に考えすぎでは……それにフレイヤは月の女神のイメージもありますし……銀髪の様な気もしますけど?」
「えっ?普通赤髪じゃないかフレイヤって?」
「お兄様……フレイヤって名前の響きから火を想像して勘違いしてるんじゃないですか?メディアで使われるフレイヤの容姿は赤髪の方が希な気がします……」
「いやっ、俺の知ってるフレイヤ像は炎髪灼眼って相場が決まってるから聖炎にぴったりだ!」
「お兄様は一体どこでそんな設定を拾ってきたんですか……聖炎さんもこんな感じで名前を決められたら困りますよ」
そこで聖炎が名前を口に出しながら楽しげに口を出す。
「いや……フレイヤ……フレイヤか……私は気に入った……」
「えっ?気に入ったんですか?」
「ああ……最初に口から自然に出てきた名前だったし……響きも悪くない……それにそちらの世界の神の名なのだろ?」
「そうですが?いいんですか?」
フレイヤという名前に難色を示していた奏ではなく聖炎本人から気に入ったと言われたので、奏もまだ疑問がありそうだが、諦めた表情を浮かべた。
実は刹那のお気に入りの神はフレイヤとルナなのを奏は知っていたのでまぁ、お兄様はしょうがない人だなと思いながらも、自分の好きな神の名前をつけた事をちょっぴり評価するのであった。
こうして、聖炎改めフレイヤになったのである。
そして、刹那がフレイヤに名前を付けたところで学園長達が会話に入ってくる。
「あの?刹那君?聖炎……フレイヤさんでしたね……フレイヤさんの状況を知りたいんだけどいいかしら?」
「そうだ刹那。聖炎を吸収してしまったんだろ?どういった状況なのじゃ?」
「状況ですか?俺もよく分かりませんが……クロノスは何か知ってるか?」
刹那が疑問をクロノスに投げかけるが、クロノスの回答は微妙であった。
『マスター……姐さんが聖炎であるという事以外は私も分からない……』
「姐さん?フレイヤで良くないか?」
『なんか姉御って感じがするのでな……私はフレイヤの姐さんと呼ぶ……』
「クロノス?貴方もお兄様みたいな事言い始めないでくださいよ……」
『奏さんも姐さんって感じはするのだが、マスターの妹なのでそう呼べなかったのだ……よければ奏さんも姐さんと呼びましょうか?』
「それは辞退させて頂きます……」
何故か、学園長が聞きたい話から大幅にそれて、奏が姐さん呼ばわりされそうであった。
奏自身が嫌がったのでそうはならなかったが……。
結局、聖炎の詳しい所は分からないのだが、クロノスが気になる事を言い出す。
『一応聖炎の力が使いたければ自分に力が流れ込むイメージと言葉を発しながら封印の剣を胸に刺すのだ』
「えっと、今はフレイヤになってるから剣はなくなってるが?」
『姉さんを抱きしめれば大丈夫だマスター。試しにやってみるといい……』
「そうだな……じゃあフレイヤ……抱きしめてもいいか?」
刹那がそう言うとフレイヤはコクっと頷いて刹那に抱きしめられに近づいてくる。
なので刹那はフレイヤを抱きしめて刹那が考えた言葉を口にする。
「フレイヤ、インジェクト!」
刹那がそう言った瞬間にフレイヤは剣に戻り、その剣が刹那の胸に向かって一気に突き刺さる。
その瞬間に刹那の体が光輝き、刹那の見た目が変化する。
体は女性化しており、髪は赤髪になり、瞳も灼熱のような赤い瞳になっていた。
「お兄様……変身してますね……」
『これでマスターは聖炎の力が使える様になる。ちなみに意識は現在は姐さんになってる筈だから、今はマスターの身体だがフレイヤの姉さんになってますよ奏さん』
「えっ?そうなんですか?お兄様ですか?それともフレイヤさん?」
奏は心配そうに刹那の変身した体に話しかけるが、返答はフレイヤからだった。
「どうやら意識は我の様だ……お前の兄……刹那だったか……刹那なら我の中に居る。まだ、私の力を制御できていないので意識が奥に入ってしまってる様だ」
「ではお兄様は身体の中に居るんですね?」
「ああそうだ。……刹那がどうすれば元に戻るか聞いているぞ?」
刹那の体に入ったフレイヤは刹那の問いかけを口にする。
するとクロノスがその回答を口にする。
『マスター。先ほどとは逆に、外に姉さんが出て行くイメージをして言葉を発するんだ』
クロノスがそう言うと、フレイヤは内に居る刹那と会話してる様で、一つ頷いた後に1つの言葉を発する。
「アウトジェクト!」
フレイヤがそう発すると刹那の変身が解け、フレイヤも刹那の前に戻っていた。
「ふぅ。俺の意思で動く事は出来ないんだな……」
『マスターの聖炎のコントロールが身に付けば人格を好きな時に交代させる事も出来る様になる……しかし、今の段階では聖炎の力を使う時は姐さんに委ねた方がいいと思うぞ?』
「そうか……まぁ、とりあえず聖炎の使い方は分かった……ありがとうクロノス」
『マスターの為ならお安い御用だ』
こうして、刹那が聖炎の使い方をマスターした所で再度学園長達が話に入ってくる。
「結局、聖炎は刹那君の剣に封じられて、力を使う為には刹那君を媒介にしないといけないって事でいいのかしら?」
「どうやら、その様じゃがそれで合ってるか?クロノス」
『学園長殿、レーシャルさん、その認識で合ってると思います』
「ふぅ、とりあえず今日はこれで終わりですかね?」
「そうですね……お兄様も疲れてるでしょうし、聖炎もなくなっちゃいましたしね?どうなるんですか?学園長先生」
刹那と奏が今日はこれで終わりかと学園長に尋ねるのだが、学園長は少し考えてから刹那達に研究所についてくる様に指示する。
そこで、フレイヤをどうするか考えるのだが、フレイヤにも外の世界を見せておきたいと考えた刹那は一緒についてくる様に言う。
結局、刹那とフレイヤと奏……それに何故かレーシャルも一緒に研究所に移動する。
そして、学園長が入学時に使った、スクロールを持ってくる。
「刹那君?一応今の君の能力が知りたいのでもう一度このスクロールに手を置いてくれるかしら?」
「これって入学する時に使った属性を調べる奴ですよね?」
「えぇ、そうよ。刹那君は聖炎を宿したのだから多分能力も変化してると思うのよ……だからもう一度テストさせてもらえるかしら?」
「分かりました……スクロールに手を置けばいいんですよね?」
「えぇ、お願いするわ」
学園長の願いを聞き入れた刹那はスクロールに手を置く。
すると、火属性の星が点灯する。
「えっと……火のシングルになってますね……ロウでもなくシングルです……ですけど聖炎の力があるなら聖属性の炎になるんじゃないかと思ったのですけど……」
学園長がそう言いながら頭を悩ませていると、勝手に空中浮遊しながらついてきたクロノスが話し出す。
『学園長殿……姐さんをもう一度マスターに憑依させて測定してみるといい』
「クロノスさん……でしたっけ?刹那君にフレイヤさんを憑依?させて……つまりインジェクトの魔法を使って変身した姿で再度測定しろって事?」
『そうです。マスター単体でも聖炎の恩恵は受けてるので力はアップしてますが、聖炎の力を解き放つ鍵は封印の剣なので……その剣の化身であるフレイヤの姐さんが憑依してないと本当の力は測れないですよ』
「そうですか……では刹那君とフレイヤさん……もう一度変身してもらってもいいかしら?」
「分かりました」
刹那が了解して、再びフレイヤを抱きしめてインジェクトの魔法を行使する。
そして、変身が完了したので学園長がもう一度スクロールに手を置くように指示を出す。
「えっと、刹那君……じゃなくてフレイヤさんかしら?スクロールに手を置いていただけるかしら?」
「了解した」
フレイヤはそう答えるとスクロールに手を置く。
すると火属性の星が光った後に点滅を繰り返す。
「ふふっ……流石に聖炎の力が宿っただけはありますね……やはり聖属性まで行ってましたね」
「なぁ、エリザ?どうも聖炎の力にしては弱すぎないか?」
「レーシャル……そうは言うけどちゃんと聖属性まで行ってますし、とりあえず聖炎が宿ってるのは確かな様ですけど?」
「甘いなエリザよ……刹那!能力の限定解除をするのじゃ」
そう言うとフレイヤがレーシャルに聞く。
「刹那がリミッターをどこまで解除すればいいか尋ねてるが?」
「リミッター2の後は3まで解除して限界まで力を解放してみて欲しいのじゃ」
「いいのかって刹那が尋ねてるが?」
「オッケーじゃ!儂が許すのでやるのじゃ!」
「了解した」
フレイヤが了解を示した後に目を閉じる。
その後目を開けてリミッター解除の魔法を口にする。
「魔を司る五つの五芒星をなすアミュレットよ。封じされし力を今一度我に与えよ……リミッター解除2!」
フレイヤがそう口にすると同時に刹那の魔力が解放されて凄まじい、圧力が生まれる。
「ふぅ……凄いわね……」
「何を言ってるのじゃエリザ?これは刹那の現在の通常時じゃぞ?リミッターで通常はかなり魔力を抑えているからな」
「これが通常時なの?凄いわね……リミッターは3まであるのよね……これ以上となると凄い事になりそうね……」
「リミッター3の限界出力を見ればきっと度肝を抜かれるじゃろうな。フレイヤよリミッター3にするのじゃ」
「刹那が本当にいいのか聞いてるがいいのか?」
「いいからやるのじゃ!」
レーシャルがそう言うが、刹那はフレイヤの中で本当にいいのかと考えたが、フレイヤにリミッター3の解除魔法を教える。
そして、遂にフレイヤが魔法を唱える。
「魔を司る五つの五芒星をなすアミュレットよ。我に秘められし力とアミュレットの恩恵によりさらなる力を与えよ……リミッター解除3!」
そうフレイヤが口にした瞬間に刹那の身体の魔力が暴走を始める。
だが、その暴走した膨大な魔力をフレイヤは完全に支配下におく。
刹那がリミッター3になった時は完全に魔力が暴走状態になるので、刹那がリミッター3になる時はいつも暴走しない用意力をかなり加減していたのだが、フレイヤの手にかかると完全に力を出し尽くせる様であった。
「おぉ!凄いのじゃ!リミッター3は刹那でも手を持て余しておったがフレイヤが制御すれば完全制御出来るようじゃな!」
「すっ!凄まじいわね……これが聖炎の力……流石に世界の始まりと終わりを司る炎の化身ね……」
「お兄様……とフレイヤさんですかね……凄まじいですね……」
学園長、レーシャル、奏と皆が驚きながらその光景を目にしていたのだが……当の本人であるフレイヤは微妙な顔をしている。
「皆……凄いと言っていただけるのはいいのだが……我の本来の力はこれ以上だ……刹那の身体は人間の身としては凄まじいが……だが聖炎の領域には踏み込んでいない……」
「じゃろうな……聖炎フレイヤは他の聖炎とは違い、本物の聖炎のようじゃ……刹那のリミッター3の状態の魔力でも本来の聖炎の力には届かなかったか……」
「これで、聖炎の力に届いてないってのも凄まじいですけどね……」
レーシャルがそう言いちょっと悔しそうにして、学園長はそれでも凄まじいと言っていたのだが、フレイヤの口から意外な言葉が出てくる。
「だが……この身体は聖炎の真の力を顕現させるのに足る器の様だな……現在のリミッター3とやらの更に上の力が内包されているようだ……」
「それは真の事か?」
「あぁ……この身体はまだ完全状態ではない……完全な状態になった時にもし力を完全に解放すれば真の聖炎の領域に踏み入るだろうな」
「これで、完全じゃないって……刹那君の身体はどうなってるのかしらね?……」
「お兄様……凄まじいポテンシャルですね……」
フレイヤの説明によれば現在の状態でもまだまだの様だった。
だが、更にその上の力を刹那は内包しているというフレイヤの話はレーシャルにとっても驚きの様であり、学園長はただただ凄まじいと感じていた。
奏は刹那の凄まじさにある意味納得しながらも、凄いと感心して喜んでいた。
しかし、リミッター3になってからしばらくして、フレイヤが苦しそうにし始める。
「くっ……この状態は刹那にとってまだ負担が大きい様だ……維持がかなり厳しい……はぁ……はぁ」
「リミッターを戻すのじゃ」
「リミットマジック!マキシマム!」
フレイヤがそう唱えると一気に刹那から魔力の反応が消える。
刹那の身体が再びリミッター1の状態になったので魔力が激減したようであった。
しかし、フレイヤはそれでも苦しそうであった。
「レーシャル殿……刹那のこの魔法は多用させない方がいい……かなり負担が大きいみたいだ……くっ」
「とりあえず、お兄様に戻って頂けませんかフレイヤさん?」
「あぁ、分かった……アウトジェクト!」
フレイヤがそう言うと再び刹那に戻る。
「ふぅ……身体がちょっとだるいな……」
「お兄様大丈夫ですか?……」
「あぁ、大丈夫だ……それで学園長先生これでいいでしょうか?」
「えぇ、ありがとうございました」
刹那がそう学園長に尋ねると学園長はありがとうと感謝を述べた。
しかし、学園長は何やら考えてる様で、真剣な様子であった。
刹那はとりあえずこれからどうするか考えて、皆に聞いてみる。
「とりあえず、これからどうする?」
「お兄様?今日の聖炎祭は終了してますし、皆とも話してませんから、一度皆で集まりませんか?」
「そうじゃな……聖炎の事も皆に話した方がよかろう……儂はアイナを連れてくるので、鍛練場前で集合でどうじゃ?」
「それでいいかな?クロノスはいいとしてフレイヤはどうする?」
「我か?」
「フレイヤも皆に紹介したいし一緒に着いて来てくれるか?」
「分かった刹那。我も同行しよう」
『私も同行してもいいですかマスター』
「クロノスも来るのか?」
『いや、最近皆と話してないしな……マスターが闘技場と夜の魔力吸収時以外で私を出さなくなったのでな……出来ればこれからは剣……つまり私だけは外に出しといてもらえると助かる』
「そうだな……考えとく。それじゃあ一度解散!」
刹那がそう言った事で皆は自分の役割を果たす為に散る。
学園長もとりあえず、戻って聖炎がなくなった事について会議をするという事だった。
ちなみに職員であるレーシャルも参加して欲しいと言ってたが、レーシャルはめんどいのでパスと言いながらアイナを呼びに行ってしまった。
奏もとりあえずリースとセレナを呼んでくると言って寮に戻ったので、刹那も寮に戻る。
そして、寮に着いたのだが、よく考えるとフレイヤは女性なので男子寮内を歩かせたく無かった。
今でさえ話題になってる刹那達なので、ここでフレイヤまで登場させると男子寮が騒がしくなりそうなので、結局フレイヤに説明して部屋の窓から帰還する事にした。
部屋に戻るとそこにはアルとミリス……そして何故かメリッサがちゃっかり居たので、手間が省けたのと……何故か刹那のベットでくつろいでいるメリッサに頭痛がした。
とりあえず、部屋に戻った刹那をミリスが真っ先に出迎えてくれたのだが、アルは後ろに居るフレイヤが気になる様であった。
「ふぅ……今戻った。メリッサも居るみたいだしちょうど良かった」
「刹那君お帰り……あとクロノスと……えっと誰かな?」
「おう!刹那の後ろの超絶美人なお姉さん!なっ何故にこのような場所に?どなたでしょうか!出来れば俺と仲良くしてください!」
「刹那君お帰り……あとクロノスも一応お帰りー……でっ、後ろの美人なお姉様はどなたかしら?」
三者三様の言葉を掛けてきたがやはりフレイヤが気になる様なので刹那は簡単に説明する。
「えっと、こちらは聖炎のフレイヤさんです……フレイヤ……なにか挨拶よろしく」
「我は聖炎……名を忘れていたのでフレイヤと言う名を刹那からいただいた……これからよろしく頼む」
「えぇっと、聖炎?……って聖炎!」
「おい、刹那!聖炎ってどういう事だよ?」
「刹那君どういう事?フレイヤさん?が聖炎?」
皆が聖炎という事に驚き、疑問を浮かべていたので刹那は今回の出来事を話す。
すると、皆が驚きながら反応を示す。
「へぇ……刹那が聖炎を吸収してしまった……って凄いな刹那……恩恵どころか聖炎そのものを吸収するとはデタラメだぜ」
「刹那君本当に凄いね……で聖炎を吸収して召喚……顕現させたのがフレイヤさんって事なんだよね?」
「聖炎の吸収は凄いけど……それより聖炎ってこんな人だったんだね……めっちゃ美人なお姉様ね……いたずらしてもいいかしら……ハァハァ」
アルは刹那の吸収した事に異様に驚いていたがミリスは普通に驚きながらもなんだか納得していた。
しかし、メリッサは聖炎の吸収よりもフレイヤの事が気になる様で、不穏な発言までしていた。
「メリッサ?流石にいたずらしちゃまずいだろ……」
「なによアル!あんただってさっき超絶美人のお姉さまと仲良くしたいって言ってたじゃない!」
「メリッサのは俺とは別方向のものだろ!お前変態じゃん!」
「えっ?なによ私は変態じゃなくて痴女よ!それにアルにだけは言われたくないわ!」
何故かアルとメリッサが喧嘩を始めた。
一方超絶美人なお姉様とかいたずらしたいと言われたフレイヤだが、そんな事言われてもどこ吹く風といった感じですっごく普通の顔をしていた。
気になった刹那はフレイヤに聞いてみる……。
「なぁ、フレイヤ?超絶美人とか言われてるけどどう思う?」
「我か?ふーむ……超絶美人と言われてもな……私は既に肉体が無いしな……その残像の様な容姿を今更褒められてもどうしようもないとしか……」
「でもフレイヤって触れるよね……」
「刹那の言う通り一応魔力と剣を媒介にして顕現してるからな……触れられはするが……」
「えっと……感触ってあるの?俺抱きしめたりしたじゃん……一応心臓も動いてたきがするし……体温もあった気がするんだけど」
「偽りの肉体だがな……」
「でも肉体があるって事は……色々とその……出来るのでは?」
「出来るとは何がだ?」
「それは……大人になったらする色々な事とか……」
刹那がフレイヤに容姿について聞いたが、自分は既に肉体が失われていて、容姿は残像の様な物と言う。
なので刹那は身体が実際にあり、触れられる事を聞いた……しかし、反応が薄いのでかなり突っ込んだ質問をしてしまった。
その証明に先程までどこ吹く風といった感じの顔をしてたフレイヤが顔を赤くしてちょっぴり照れている。
「刹那よ……我に何を求めてるんだ……ちょっと恥ずかしいぞ……」
「ごめんフレイヤ……でも折角身体も手に入ってるんだし、世界を楽しんでもいいのではと思ってね……」
「たっ、楽しむって……交わりを楽しめと言うのか!……刹那……ちょっと酷いぞ!」
「いや、交わりを楽しめとは言ってないって!普通に折角生き返った様な物なんだから世の中を楽しんだらどうかと純粋に言っただけだ!」
「それなら紛らわしい事を申すな!我はこれでも……じゅっ、純潔なのだ……ああああああああああもう!兎に角変な事を言うでない!」
「ごめんフレイヤ……でもフレイヤって純潔なんだな……好きな人とか居なかったの?」
「我は戦いに明け暮れていたし……それにそもそも記憶がないんだ……だから好きな人が居たかも分からん……だが我は聖炎になる素質があったからな……人生をあまり重んじていなかった気がする……曖昧な記憶だがな」
「でも純潔なのは覚えてるんだね……」
「刹那……確かになんでそんな事は覚えてるのか我にも分からんが……とりあえず刹那がデリカシーが全く無い事だけは分かった」
「いや……俺はわりかしデリカシーある方なんだけどね……だってフレイヤは自分への労りがない感じで悲しかったんだよ……」
「そんな風に思われてたのか……まぁ気遣ってくれるのは感謝するが、あまり私に構うな……」
「それは聞けない話だな……俺は大いにフレイヤを構う気だから」
「ふん……好きにするがいい」
刹那はフレイヤと話していてフレイヤをもっと楽しませたいと大いに思った。
フレイヤはなんか生へのこだわりが無さそうでほっとけない感じなので、刹那の特殊なセンサーに引っかかっていた。
刹那的には大いにフレイヤを楽しませてやるぞと考えていた……色々と……。
そんな感じで2人で話していると他の3人は興味深そうにその光景を見て居た。
「なぁ?なんかフレイヤさんめっちゃ美人なのになんか可哀想な感じだな……」
「そうだね……聖炎になった人だしかなり凄い人生歩んでたんだと思うよ……ただ記憶が殆んどないみたいだけど……」
「あんな綺麗なお姉様が悲しむ世界なんてあっていいはずがないわ!私達も刹那君に負けないくらいフレイヤさんを楽しませてあげましょう!あと私はフレイヤお姉様の初めてをもらう役でお願いね……」
「何言ってんだよ!変態め……だいたい健全な体験をするなら男じゃないと駄目だろ!という事で俺がフレイヤさんの初めてはいただくぜ!」
「あの〜2人共……変な事言わない方がいいよ……すっごく見られてるよ……刹那君とフレイヤさんに……」
『えっ!?』
アルとメリッサが馬鹿な事を口走っていたので刹那もフレイヤも完全に意識が2人に向いていた。
ミリスがひぃっ……と言って後退したのをきっかけに刹那とフレイヤから物凄い殺気が2人に放たれる。
「せっ、刹那。落ち着け!俺はメリッサの馬鹿を止めてただけだ!」
「何言ってるのよ!あんたも馬鹿な事言ってたでしょアル!……って怖いわよー刹那君もフレイヤさんも……」
「……す……凄い殺気だね……というか刹那君はいつもの事だけどフレイヤさんの殺気は尋常じゃないよね……僕関係ないのにめちゃくちゃ怖いよ……」
刹那はミリスが泣きそうだったので殺気を止めたが、フレイヤは普通の雰囲気に殺気を纏った様な感じで自然に殺気を放っていた。
刹那はフレイヤの殺気を感じて感心していた。
「フレイヤ……ミリスが可哀想だから殺気を放つのやめてあげてくれないかな?」
「ふむ、そうだな……アルとえぇっと……」
「メリッサな」
「そのメリッサとやら……あまり私をからかうな……私は自分で言うのもなんだが冗談が通じないのでな……」
「とりあえず、2人は反省しろよ」
「なによ最初に変な事言ってたの刹那君だったくせに!」
「そうだよな……刹那が最初に言い始めたんだ!俺は悪くない」
「私だって悪くないわよ。だいだい刹那君の婚約者よ!もっと刹那君は私に優しくていいと思うな」
「もう!2人共反省しなよ!僕まで被害受けたんだからね!フレイヤさんにちゃんと謝りなよ!」
『ごめんなさい』
ミリスの怒りで2人共素直にごめんなさいを言った。
するとそのやり取りを見て居たフレイヤはさっきとは違い楽しそうな感じであった。
「フレイヤ……なんか楽しそうだな?」
「刹那……いやいい友を持っているなと思ってな……改めて私を紹介してもらっても良いだろうか?」
「そうだな」
結局フレイヤの機嫌が良くなったので改めて刹那がアル、ミリス、メリッサを紹介する。
ちなみにちゃっかり刹那の婚約者で未来の嫁ですと挨拶するメリッサに軽く頭痛はしたが、フレイヤは若いのにもう婚約者がいるのだなと楽しげだったのでよしとした。
その後はなんとなく色々と話して居たが、奏達と合流しなければならないので、その事を伝えて、話の続きは奏達を交えてという事になった。
皆で奏達との集合場所に行くと奏達は既にいた。
「おっ奏、待たせたか?」
「いえ、お兄様今来たところです」
「何言ってるんだ?一応十五分位前には着いていただろ?」
「セレナ!それ言っちゃ駄目って前にも言ったよー!」
「いいではないかリース……奏はいいかっこしたがり過ぎなんだ」
「そうか、ちょっと待たせたか……フレイヤの話で盛り上がってな……すまん」
刹那がそう言って謝ると3人とも許してくれるのだが、リースとセレナの2人はどうやら後ろに居るフレイヤが気になる様であった。
「おい、刹那……後ろの……えっと超絶美人なお姉さんがフレイヤ……さんか?」
「セレナ……アルと同じ事言ってるぞ……」
「でもセレナが超絶美人って言っちゃうの分かる……すっごい美人さんです……」
「リースがここまで言うなんて珍しいわね?」
「だって奏さんフレイヤさん凄い綺麗だよ?」
「まぁ、気持ちは分かるのだけど、あまり美人だの綺麗だの言っちゃうとフレイヤさんが困ちゃうかもしれないでしょ」
「それは大丈夫よ奏!私達が散々色々言った後だから」
メリッサが謎の自信で無い胸……とは言ってもこの仲間内ではある方だがの胸を張って言う。
その様子から奏は心配になった様でフレイヤに尋ねる。
「フレイヤさん?そこの変態に変な事やされませんでした?」
「ふざけた発言はあったが……まぁ、済んだ事だから気にしないでいい」
「はぁ、メリッサ……何言ったのよ……」
奏が頭を抱えて溜め息をついていた。
そんな中リースがとある人物?に話しかけた。
「あれ?クロノス久しぶりですね……えっと声かけても大丈夫でした?」
『リースさん!貴女は天使だ!』
「えっ?どうしたんですか急に?」
『いや、今までずっといたのにアルもミリスさんもメリッサさんも私に気づいて無いのか話しかけてきてくれなかったので……』
「あはははは……クロノスはいつも刹那君に背負われてるイメージだから話せるって事忘れちゃうじゃないですか?」
『その中で気づいて話しかけてくれるリースさんは本当に天使の様だ!いや天使だ!いや聖女様だ!』
クロノスに気づいたリースは過剰なまでにクロノスに称えられていた。
その様子を見ていたみんなが反応をする。
「そういえばクロノスが普通に出歩いてる乗ってめずらしいな?」
「そうだね……ごめんねクロノス……僕も気づくの遅れたよ……」
「クロノスってそういえば話せたんだよね……てかなんで話しかけてくれないの?話しかけてくれれば反応するのに……」
『マスターがいつも私を収納してしまうので出歩けないんです!折角皆様からいただいたアクセサリーのおかげで自由に出歩けるのに……』
「そう言えば私とレーシャルの知識で作ったアクセサリーをプレゼントしたからクロノスは自由に出歩ける筈だったな……自由にすればいいだろ?」
『だからマスターがいつも収納してしまうんですよ……私から言うのもなんですし……それにマスターも全然話しかけてくれないんで……』
「お兄様……クロノスは一応生きてるんですし、自由に動けるんですからちゃんと外に出しとかないと駄目ですよ?」
「いやークロノスってバリアジャケット収納しちゃうとセットで収納になってるし、いつも寝る時位しか召喚してないからやっぱり収納しちゃうんだよね……癖で……」
刹那がそう言ってたははっと言ってると皆から白い目で見られたのでこれからはクロノスを外に出しておくと約束する。
すると意外にもフレイヤが話に参加してくる。
「そういう事なら我がクロノスを見ていようか?私はこれから本を読んで過ごす気だったし」
「いいのかフレイヤ?」
「あぁ。それにクロノスは封印の剣の核みたいな存在だからな……居場所も常に分かるしな」
「そういう事ならフレイヤにクロノスは任せるよ」
「そう言えば刹那……クロノスで思いついたのだが、出来れば我の装備を用意してはくれないか?」
「装備?でもその身体じゃ戦えないだろ?」
「いや、刹那とインジェクトしてる時に使いたいのだ。我専用に用意してもらえないだろうか?」
「そういう事ならバリアジャケットとセットで新しく作っておくよ」
「恩に着る」
結局クロノスはこれから外に出しておく事になり、その保護観察はフレイヤがしてくれるようだ。
ちなみに、インジェクトしてる時に武器も用意して欲しいとの事なので刹那はフレイヤにぴったりの装備を作ろうと考えていた。
そうこうしているとレーシャルがアイナを連れてこっちに来るのが見えた。
「お〜い!皆のアイドル!アイナさんはここだよ〜!」
「おい、アイナ……聖炎がおるんじゃぞ、いきなりそれはやめい」
「えっ?いいじゃん。聖炎さんはどこかしらって……もしかしてあの超絶美人のお嬢さん?」
遠くから話しかけてくるアイナであるが、またしても超絶美人と言われてるフレイヤであった。
アイナとレーシャルが近くに来たのでそのセリフはもう3度目だと伝えるとアイナがなんで?と落ち込んでいた。
「はぁ、それにしてもフレイヤさん?フレイヤちゃん?……なんか見た目の年齢が私と同じ位だよね……17歳〜19歳ってところかな?」
「我の事は好きに読んでくれていい……貴女こそエルフの血が入ってる様で年齢が分からないんだが?」
「私?私は29歳よ……でも見た目は同じ位よね?貴女は人間よね?」
「あぁ、人間だ……だが、私は若くして神になりそして聖炎になったからな……この姿の時に肉体年齢は固定されていた筈だ」
「凄いわね……う〜んフレイヤさんってのも違う気がするし……フレイヤちゃんもなんか違うかな?……フレイヤ……うん、フレイヤ。呼び捨てがしっくりくる……なんか同い年のお友達が出来たみたいな感じ」
「友達か……我で良ければ友となろう……これからよろしくアイナ」
「よろしくねフレイヤ」
アイナにしては珍しく呼び捨てにする存在が出来たなと刹那は思った。
実際アイナとフレイヤが並ぶとちょうど同い年に見えるのでいい感じではある。
そして、レーシャルが話に入ってくる。
「おい、アイナばかり話してるんじゃない。改めてレーシャル・ブランカだ。聖炎フレイヤよ、以後よろしく頼むのじゃ」
「レーシャル殿よろしく頼む」
「なぁ?なんでレーシャルは殿なんだ?」
「レーシャル殿は見た目通りの年齢ではなかろう……それに魔力の気配が圧倒的だ……神の気配もするしな……相当な人物と認識してる故な」
「ほぅ……儂の事を色々と分かってるようじゃな……確かに儂も神じゃ……まぁ、元は魔王だが一応これでも5817歳じゃからな」
「レーシャル殿は魔王でだったか……なるほど……相当な魔王な様だ」
レーシャルとフレイヤは互いに凄い人物と認識している様であった。
ただ、レーシャルはフレイヤを呼び捨てだが、フレイヤはレーシャルに殿とつけているのがなんだか不思議である。
そんな見た目10歳のレーシャルとフレイヤが話してると違和感がバリバリである。
ただ、レーシャルとアイナが話してても違和感がないのはやはり、アイナがレーシャルをちゃん付けで読んでるからか……アイナが子供っぽいからか……違和感は無い。
とりあえず、そんな感じで皆との会話が終わったフレイヤを引き連れて、今は空きになってるという第5鍛練場に皆で入る。
そこで、刹那のインジェクトのお披露目という事になった。
「そういえば、刹那君の火属性ってどうなったの?」
「俺は火のシングルになったぞ?」
「おお、良かったな刹那!」
「刹那君おめでとう!」
「凄いですね刹那君!おめでとうございます」
「刹那おめでとうだ!」
「刹那君おめでとさん」
「いやーアルもミリスもリースもセレナもメリッサも喜び過ぎだって!」
刹那がそう言って苦笑いする。
すると異様に迫力のあるリースが話しかけてくる。
「何言ってるんですか……刹那君は属性無しじゃなくなったんですよ!すっごいです!良かったです!」
「リース……ありがとう……でもインジェクトすると実は聖属性まで行くんだよな……」
「へっ?……刹那君それ本当ですか?」
「あぁ、素の状態でが火のシングルで、インジェクトした状態ならハイシングルまで行く……とういうか聖炎が使えるみたいだぞ?」
「聖炎が使えるって……それ普通の聖属性より凄いじゃないですか!」
リースが驚いて騒いでいると、アルやミリス、セレナにメリッサもかなり驚いて居るようであった。
一方、アイナだけは特に驚いて居なかったので理由を聞いてみた。
「アイナは驚かないんだな?」
「まぁ……刹那君の能力はよくわかってるからね〜聖炎を吸収したって聞いた時に刹那君なら聖炎使えそうだなって思ったから」
「アイナはこういう感だけはピカイチじゃからな」
「レーシャルちゃんこういう感だけとはなによ!」
「まんまじゃろう!しかし、皆の前でインジェクトするなら魔法も披露してほしいのじゃ」
「俺はいいと思うけど、インジェクト時はフレイヤが身体を動かしてるからな……フレイヤいいか?」
「我ならいいが……とりあえずインジェクトしてみない事には……」
「それもそうだな……それじゃあこっちにおいで」
刹那がそう呼ぶとフレイヤが刹那に近づいていく……そして刹那がフレイヤを抱きしめたところで皆が驚き始める。
「えっと、刹那!なんでフレイヤさんを抱きしめてんだよ!ずりーぞ!」
「そうよそうよ!刹那君なにフレイヤさんを抱きしめてんのよ!」
アルとメリッサが騒がしいので刹那はとっととインジェクトした方がいいと判断して憑依の魔法を唱える。
「インジェクト!」
次の瞬間フレイヤが剣になり、刹那の胸を貫く。
その瞬間、皆が驚いて刹那を見たが、次の瞬間には刹那が光って女性化する。
その事に皆が驚いていた。
「うお、刹那女性化してるじゃんしかも髪の毛が真っ赤になっちまった……それにポニテなんだな……フレイヤさんと一緒だな」
「あっ、刹那君の瞳も赤くなってるよ……というかインジェクトすると刹那君女性化するんだね……」
「凄いですね……でも女性化するところが刹那君らしいですね」
「刹那……インジェクトすると刹那がフレイヤになったみたいだな」
「刹那君素敵……新しいお姉様……あー抱きたい!」
「おお!刹那ちゃんが紅蓮に……紅蓮の刹那の称号を与えよう!」
1人だけなにか余計な者を与えようとしているが、刹那は全くこの連中はと思いながらフレイヤの頭の中で溜め息を着いた。
ちなみに既にインジェクトしているので刹那の身体はフレイヤの意識下に置かれている。
「皆、すまないがインジェクトした状態だと刹那ではなく我が意識を占領する事になるんだ……」
「我?って事はフレイヤさん?」
「えっ?刹那君じゃないの?フレイヤさん?」
「あぁ、刹那は今は頭の中に居るって状態だ……刹那が聖炎の力を完全に制御できれば人格も刹那のままインジェクト出来るとは思うのだが現状は……」
「という事は今から魔法を見せてくれるのはフレイヤさんって事ですか?」
「聖炎自らが魔法の実演とは凄いな」
「フレイヤお姉様が魔法の実演……なんか凄そうだわね」
「紅蓮の刹那ちゃん……じゃなくて紅蓮のフレイヤ……でいいかな?」
「アイナ……私は聖炎だ……紅蓮ではないぞ?」
「いいじゃん……真っ赤だし紅蓮のフレイヤを名乗りましょうよ!」
「アイナ……聖炎に変な字を付けるな……紅蓮はアイナ1人で十分じゃ」
「皆さん!お姉様……というかフレイヤさんが実演するんですから静かにしてください」
結局奏に言われて皆が静かになる。
アイナだけはまだ紅蓮がいいとぶつぶつ言っているが……。
そして、聖炎であるフレイヤの実演が始まるのであった。
遂に新章の第四章を更新。
とりあえず、聖炎祭当日の続きです。
聖炎さんの姿が登場。
聖炎は記憶喪失している模様w
聖炎さんは名前が無いので刹那の好みで有名どころを名付けるが奏に安直と言われるw
しかし、聖炎さんが気に入ったご様子なので結局はフレイヤと命名されるw
何故かクロノスに姐さん呼ばわりされるフレイヤさんが刹那さんに憑依する事に。、
聖炎の力を手に入れる為に刹那とフレイヤがインジェクトされる。
その結果は赤髪ポニテの赤い瞳の刹那さん誕生♪
しかし、意識はフレイヤさんが握ってるので刹那さんはしばらくお休みw
結局憑依解除して刹那に戻ってからの研究室。
そこで刹那の属性の再診断!
結果は……刹那さん火のシングル持ちに昇格……。
だが、それでは終わらなかった……。
クロノスの説明で封印の剣が聖炎の力を解き放つキーであると言われて再度インジェクト。
その状態で調べるとハイシングル……つまり聖属性になってる事が判明。
エリザは満足してるようだが、レーシャルは納得いかず……。
刹那のリミッターは通常1なので刹那の通常時の力であるリミッター2すら解放してない現状なので当たり前w
レーシャルの指示でリミッター3……つまり最強まで力を出すことにw
リミッターが遂に3に移行。
刹那がリミッター3になると暴走する魔力を制御しきれないが、聖炎であるフレイヤさんは刹那の魔力全てを完全制御。
この時点で現状、刹那最強バージョンとなる形態。
しかし、聖炎さんは苦笑気味……刹那の限界状態でも聖炎さんからしたらまだ物足りない模様w
レーシャルはリミッター3を結構評価してただけに聖炎さんの言葉で微妙に悔しい思いをする。
学園長はこの状態でも凄いと言っていたが、聖炎さんが言葉を続ける。
それは刹那の身体は聖炎の力を完全に顕現させるだけの器であるとさらっと教える。
刹那さんは最強物の主人公だけあって将来は有望そうw
しかし、喜んでばかりではいられなかった……リミッター3は負荷がすごいので聖炎さんもダウンw
結局リミッターを再度設定しなおして、リミッター1に。
その後は聖炎さんお披露目会を鍛練場で行う為一度解散。
刹那は男子寮に戻るも、聖炎さん(超絶美人)を連れ歩く事に危機感を覚え、窓から帰還。
何故かベットでくつろぐメリッサも居て、ある意味面倒省けた刹那さん……(ただ、ちょっと頭痛がした模様w)
結局3人にフレイヤ紹介。
皆ただの超絶美人のお姉さんでは無く聖炎と知ってビックリ。
刹那が聖炎を完全吸収した事にもびっくり。
さらに続く話の内容もビックリ。
ちなみに聖炎フレイヤは処女w
アルとメリッサのセクハラも殺気で封じて(ミリスも巻き込まれるw)
色々話が進んで奏達と合流。
またまた、超絶美人と言われるフレイヤさん……。
何故かメリッサにセクハラの事を胸を張って言われるw(微妙な胸でw)
しかし、ここで主役が主張開始。
リースがうっかり声を掛けた為に面倒な奴が反応。
面倒な奴こと……クロノスが主張開始。
皆に自由にすればいいじゃんと言われるが、刹那がいつも収納しちゃってて自由が無いと告白。
刹那は皆に怒られ、クロノスの自由が確定。
しかし、フレイヤの保護観察つきw
その後はフレイヤ用の新装備が誕生予定にw
そして、今回のある意味オチ担当のアイナさん登場。
毎度お馴染みの主張と共に参上したアイナにツッコミを入れるレーシャル。
聖炎さんの見た目が17歳〜19歳位と判明。
ちなみにアイナも同じ位の見た目と判明……ってこれはもう判明してたっけ?(作者は覚えてないw)
その後はレーシャルが自己紹介。
何故か殿と呼ばれるレーシャル……レーシャルっていつも呼び捨てかアイナに限ってちゃん付けだから違和感がw
結局自己紹介が終了してインジェクト披露会へ。
ちなみに刹那の属性がシングルと判明して皆驚く。
しかし、インジェクトするとハイシングルになると知って更に驚き。
インジェクト時のハグに問題視の声が上がるが強行。
結局インジェクトするが、フレイヤの意識が表面にあると知って驚き。
ちなみに刹那はインジェクトすると赤髪のポニテになる。
瞳の色も赤。
アイナが最後まで赤いから紅蓮の刹那か紅蓮のフレイヤにしようと画策しながら強制的に今回の話は終了。
次回、紅蓮コンビ、アイナとフレイヤ始まります!(嘘)
次回は神超の魔法の常識が変わります。
聖炎さんの魔法実演をお楽しみにしていてください。
それでは毎度お馴染みのセリフと共にお別れしましょう。
目指せ書籍化!第三章終了です♪で第四章開始♪現在第52話です。パンパカパーン♪♪♪
現在ブックマークが184人なう。ちょびっと増えたよ〜○┓(アイナ風)ペコリ(登録してくれてる人は感謝です感謝(*´ω`人)感謝(TдT) アリガトウ○┓ペコリ)
是非まだまだ伸びたいので、ですので皆さん御慈悲を下さいorz
では評価、感想お待ちしております。ちなみに感想くれた方ありがとうでした。
他の方もよければどんどん感想をば
というか最後の言葉はやっぱり書籍化目指して頑張るぞ(*´ノд) ダヨネー( ´゜д゜)(゜д゜` )ネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー(書籍化を望む人が増えてる気がする!(作者の中でだけw))
最後の方はいつも使い回しでごめんね?では神超をよろしくです♪♪♪(音符を増やしたw)
ちなみに第一章が終わったので第一章を読んでない方は要チェックや!
遂に二章完結。いや〜二章は長かったな…w第三章開始。というかもう終わるけどwというか終わったw次はいよいよ第四章です!
追加!追加!追加!?♪
小説家になろうの『ネット小説大賞5』に無謀ながらそのまんま又チャレンジ!すなわちエントリー(*´∀`)♪
そして『ネット小説賞感想希望』もしたので感想を書いた方はもれなく特典がもらえるかも工エエェェ(´д`)ェェエエ工
是非とも『ネット小説大賞』のノミネート作品になれる様に皆様ご協力をお願い致します。
結局ネット小説大賞は夢へと消えたのでした……チャンチャン♪
でも次回があれば再チャレンジするぞ!
後、感想がまた伸びたのですが、まだまだどんどん感想待っております。
目指せ書籍化!この調子でどんどん話を投稿するぞ!(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!(。`・∀・´)⊃