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神々を超えし者を創りし世界  作者: 永澄水樹
第二章 学園と冒険者と闘技場の日々編
14/70

♯14 2-1 皆の装備お披露目会と刹那の恋愛事情

さて、遂に新章スタート888888。ですが時間がなくて前書き無しで投稿でした。


なので遅れて書きます。今回は刹那達の装備の再確認と奏、セレナの戦闘能力(恋の戦いも有り)査定。


アルは今回も不幸な子に4949。でもアルの場合は自業自得なのであまり同情できない。


それよりも今回はちょっと子供にしては大人な階段を一つ登るお話です。


刹那は変な字は付くし、奏とセレナに…おっとここからは見てのお楽しみだぜ!


という事で神超新章。


第二章 学園と冒険者と闘技場の日々編スタートと第14話 「皆の装備お披露目会と刹那の恋愛事情」をどうぞご笑覧あれ!

 刹那とアルが魔気混闘を覚え、刹那と奏が神気を扱える様になった後は、しばらくの間、それぞれの鍛錬をしていた。


  ただ、最初は制服でしていたが本気でやる為に全員がバリアジャケットに着替えるのだった。


  そこで皆のバリアジャケット姿とデバイスのお披露目会になった。



 「それじゃあ、まずは俺から変身する」



  そう言うと刹那は漆黒のカードを取り出し変身した自分を思い浮かべる。すると刹那が変身した。


  黒い服に黒いズボン。手には黒い指が出るグローブを着け、次に胸に銀のプレートメイルが装着される。


  その後に腰に10本の特殊な剣のデバイス付きのロングスカートが履かれ、黒のロングコートが羽織られると、体に剣のホルダーが付き、背中に大剣のデバイスが装備された。


  服は黒と灰色と銀のプレート、そして漆黒だがとても輝く10本の特殊な剣と1本の大剣が装備された姿で現れた。


  それを皆が評価する。



 「お兄様。とても素敵です。何か配色がダークヒーローっぽいですが、スカートもお似合いですし、身の丈の大剣がとても格好良いです」



  奏はうっとりとした目で刹那を見ながら、とても興奮していた。


  次に評価したのはアルとミリスだった。



 「相変わらず黒が多いな、黒と銀ばかりじゃねぇか」


 「僕は格好良いと思うな。髪も瞳も黒いし、何か神秘的だよね」



  2人の評価は分かれていたが、まぁ、何度も見ているのでこんな感じの反応だろう。


  その後はリースが評価する。



 「刹那君は顔可愛いし、体付きも華奢だから、とってもスカートが似合うね。それなのに何だか格好良いよ?」



  リースが言うには女の子っぽいのに、男らしい感じがするそうだ。その評価は元居た世界でもされていたので微妙な心境になる刹那だった。


  最後にセレナが興奮気味に言う。



 「おおっ、漆黒の剣士だな。だが奏の護衛だし、漆黒の従士かな?名付けるなら、シュヴァルツ・スクウェアだな」



 リースが勝手に刹那の字を決め始めた。直訳すれば、黒の従士かな?そんな事を考えながら中二全開な名前に頷く刹那だったが…



 「いや、その名前は可笑しくないか?」



  アルが文句を言ってくるがセレナが睨みながらアルに言う。



 「ならお前の名前も考えてやる。たけのこという意味でバンブスシュプロスなんてどうだ?」



  そのネーミングに刹那が大笑いする。中二全開で格好良いが意味は所詮はタケノコである。


  そんなネーミングを付けられそうになり、セレナに文句を言うと変な名が付くと理解した一同は沈黙を選択した。



 「さて、バンブスシュプロスよ、お前の変身を見せろ」



  セレナの言葉にアルは嫌そうにしながらもドックタグタイプのアクセを握り変身をする。


  服は茶色系でその上に全身黄土色の全身鎧を着たアルが現れた。左の腕に小さな盾を装備して、右手には巨大なランスを持っていた。


  ちなみに頭には飾りの様な兜の代わりの装飾を着けていた。




 「俺のは土魔法で属性強化が出来る様にしてもらった一品だ。それにこのランスは普通の奴じゃ扱えない代物で俺専用だ」



  そう言って自慢するが皆驚くばかりで微妙な反応だった。



 「何回見ても思うが何故、全身鎧なのに兜がそんな軽装なんだ?それに盾も腕に着ける小さいタイプだし」


 「僕も何か兜もちゃんとフルフェイスタイプの方がいいような気がするな」



  刹那とミリスは今一この装備が気に入らない様だった。


  そこで奏達3人が評価する。



 「アル君は全身鎧にランスですか。前衛でタンク役になるかと思いますけど…何で盾はそのサイズに?」


 「アル君っぽいね。なんか剣士って感じの刹那君に対して騎士って感じだね」


 「アルはやはり脳筋っぽい装備だな。そんなランスを本当に扱えるのか?」



  そこでアルが的に目掛けてランスを放つ。投げる瞬間にランスの先に魔法陣が浮かんでいるので一応魔法の様だ。



 「アル、それ何度か見たけど魔法なのか?」



  刹那の質問にアルが答える。



 「ああ、一応ロックアローと同じ原理だ。放つのがロックアローじゃなくてランスになっただけだ!だが、威力は段違いだし、こうやって…」



  アルがそう言うと投げたランスが手元に再構成された。



 「な?こうやって、デバイスなら投げても分解と再構築で手元に戻ってくるんだ。だから、一撃一撃を必殺の物に出来る」



  そうアルが言うと皆がまぁアルっぽいかと思って黙った。そこで刹那が一つ案を出す。



 「そのランスの先にライフルマークつけてドリルにしたら、近接で役に立つぞ?それに多分、飛距離と貫通力も上がる」


 「マジで?ドリルってどんなのだ?」


 「男のロマンさ」



  刹那のよく分からない説明だったが、強くなると聞いてアルは装備の変更をする事にするのだった。



 「アルはバリアジャケットはそれでいいが武器はマキナ先生に言って変更な!」


 「おう、早速明日にでも装備の強化をしてくるぜ」



  こうして、アルの装備のお披露目はあまり盛り上がらず終わりを告げた。


  次は誰かと思ったが、ミリスが立っていた。



 「僕のは戦闘服ぽくないし、デバイスも見せてるからすぐ終わるよ」



  そう言ってミリスは両耳に着けたイヤリングが光るとザ・執事という感じの服装に変身するのだった。


  両手には一丁ずつ銃が握られていた。



 「どう?一応刹那君のデザインなんだけど似合うかな?」



  そう照れながら言うミリスに女性陣が食いついた。



 「ミッ、ミリス君。おかえりなさいませご主人様って言ってくれないかしら」


 「わっ、私にも言ってくれるかな?」


 「私も言ってもらっても構わないぞ」


 「えっ、おっ、おかえりなさいませご主人様?」



  ミリスはとんでもない効果の装備を手に入れてしまった。


  それは奏を魅了し、リースを夢の世界へ誘い、セレナを悶絶させるものだった。



 「お兄様。ナイスです」


 「刹那君。いい選択だよ!」


 「さすが刹那だな。いいチョイスだ」



  ミリスは何だか困った顔をしながらキョロキョロしていたが、女性陣はその姿すら良いらしく、とてつもなく喜んでいた。



 「おい、刹那?何で皆、こんなに喜んでるんだ?」


 「お前には無い属性だからほっとけ。分かる者には分かるんだ」



  そう言いながら、刹那もミリスの姿を見て何だか分からない感情が出ていた。



 「もっ、もういいでしょ?次の人に行こうよ」



  こうしてミリスのお披露目会が終わった。刹那は格好良いと言われ、ミリスは萌えの真髄を極めていたのだが…アルだけは評価が微妙だった。



 「おい、何で俺の時と反応が違うんだ?」


 「人にはそれぞれ属性があるんだよ。お前なら…そうだなガチムチな方とかに人気が出るんじゃないか?」


 「何だそれ?」


 「ノンケでも気をつけろよ?」


 「どういう意味だ?」



  こうして、またしても扱いが酷いアルであったが、女性陣の変身が始まるので大人しくしているアルであった。



 「では、私から参ります」



  そう言うと奏が変身を始める。奏は五角形の金色プレートに五芒星が書いてあり、そこに小さな水晶が5つと中心に大きな珠があるペンダントを握ると変身した。


  するとそこには魔法少女物の様な姿の奏が立っていた。


  色は赤と黄色で炎と雷の模様が入った物で、武器であるデバイスは槍の様になった杖だった。色も服とお揃いで赤と黄色で先が金属で出来ていたのであった。



 「奏、似合ってるが、如何にもな魔法服だな?」


 「そうですか?似合いませんか?結構気に入ってるんですが」


 「いや、似合ってると言っただろ?ただ、この世界的にその服ってありなのか?」


 「知りませんよ。まぁ、鍛練場とか、他の場所で見かけた方達は皆、映画の魔法学園でありそうな魔法使いの様な出で立ちでしたけど」


 「だよな。杖も皆、教鞭みたいな杖とかだもんな?枝というかな…」


 「私達の世界ではこっちの方が受けがいいでしょ?」


 「それはそうだが、まぁ、気に入ってるなら良かった」


 「はい。ありがとうございます、お兄様」



  こうして兄妹の会話が終わってから皆が評価をする。



 「奏さんの服初めて見たけど格好良いね!」


 「私達とは違った感じだが良いのではないか?何故か心が疼く衣装だ」



  リースは奏が格好良いらしくジロジロ見ていた。一方のセレナは中二の本能なのか刹那達の世界寄りの感性を持っている様だった。



 「奏さんは魔法型なのか?それとも近接型なのか?武器が槍の様に見えるんだが」


 「確かにそう言われればそうだけど。属性がペンタゴンなんだから魔法型じゃないかな?」


 「そうだな。ペンタゴンのハイダブルらしいし、魔法型の方が向いてそうだしな」



  そう言って奏を評価したので刹那がアルにある提案をする。



 「魔法型か近接型か分からないなら組手でもしてみろ。アルと奏で、アルは魔力付加のみ、奏は気力付加のみでやってみろ」


 「良いのか?妹には手を出させないんじゃなかったのか?」


 「お前達が奏の評価を正しく出来る様に許可したんだ。とりあえず戦ってみろ!」


 「分かりました、お兄様。ですが手加減は如何程にすればいいんですか?」


 「ああ、アルなら多少荒くてもいいだろ。その方が馬鹿な考えも捨てるだろうしな。死ぬ寸前まで体験させてやればいい」



  そこで話しは終わり、アルと奏の戦いが始まった。



 「セレナ。アルの心を読んでくれないか?」


 「何だ?急に…」


 「いいから、アルの馬鹿な考えを正すチャンスなんだ」


 「まぁ、いいだろう」



  そう言うとセレナは神眼の透視眼を使い心を読む。



  (まぁ、全力で行くのも悪いし軽くねじ伏せて寝技に持ち込んで、えへへ)

 「まぁ、全力で行くのも悪いし軽くねじ伏せて寝技に持ち込んで、えへへ」


  (後はえっと、どういった寝技にしようかな?出来るだけ触れ合いが多い技を選ばないとな)

 「後はえっと、どういった寝技にしようかな?出来るだけ触れ合いが多い技を選ばないとな」



  (とりあえず、寝技に持ち込む為にちょっと強引に行くか)

 「とりあえず、寝技に持ち込む為にちょっと強引に行くか」



  セレナがアルの心を読み上げる。そこで刹那が言う。



 「アウトだな。正面から奏と組んだら終わりだ」


 「何でだ?」


 「掴み掛かる所を見てれば分かる」



 アルが襲いかかったのと同時に奏はアルの懐に潜り込み、背負い投げの要領で投げ上げたのだが、刹那がミリスを助けた時より凄い事になっていた。


  アルが宙を舞う瞬間に自分もジャンプして、空中で左手をアルの頭の後ろに添えて、左膝を首の上に当て、右手はアルの右手を巻き込んで極めながら落下する。


  そのまま、落ちるのだが、着地の瞬間に奏は首に当てた膝を背中の鎧の部分に変えてから技を決めた。



 「ぐはっ、いてててってて!ギブ、ギブ、助けて」



  アルの背中の鎧の部分にはヒビが入り、右腕は完全に極められ、頭は地面に押さえつけられていた。



 「おい、アル。どうだ、奏の腕前は?」


 「痛い、痛い、痛い」


 「セレナ?心はどうだ?」


 「うむ」


 (何だよこの技、刹那のよりエグいぞ!というか、全然躱す余裕がなかった。と言うか真正面からやったらマジで洒落にならん)


 「どうやら、反省してる様だぞ?」


 「本当か?アル?奏を襲ってみたいか?」


 「いや、奏さんを襲おうとなんてしてないぞ!」


 「あのな、今の心読みながら観戦してたから下心丸見えだったぞ?」


 「この、馬鹿セレナ!勝手に心を読むな!」


 「やましい心を持ってなきゃ見られても困らんだろ?困るという事はやましかったと肯定してる事になるがいいか?」


 「本当に悪かった。奏さんは魅力的だけど諦める!」


 「セレナ?神眼」


 「うむ」



  そう言うとセレナがアルの心を読む。



  (奏さんは可愛いし諦めてたまるか!正々堂々リベンジ決めるぜ…それにリースさんだっているしな。一応セレナもあわよくば…)

 「奏さんは可愛いし諦めてたまるか!正々堂々リベンジ決めるぜ…それにリースさんだっているしな。一応セレナもあわよくば…」



  その言葉を聞いた刹那は怒り気味になり、奏も怒り、ミリスはゴミクズを見るような目で見て、リースは変態を見るような目で見て、セレナはアルを家畜の如き目線と扱いをした。



 「この色欲だらけの猿野郎!ここまでされてまだ懲りないのか?」


 「そうだぞ変態豚野郎!しかも私まで対象にしてるとは見上げた変態だな」



  刹那とセレナはそう言うとアルをどうするか話し合った。



 「アルに制裁を与えない方がいいと思う人は手を挙げて」


 「うむ、満場一致だな?」



  刹那の問に誰もが手を上げなかった。



 「奏、右肩を外してあげなさい」


 「はい、お兄様」


 「ギャーーーーーーーーーー!」



  アルは悲鳴と共に右肩が外されて悶えていた。



 「お兄様。とりあえず、もう離れてもいいですか?極め続けるのも飽きました」


 「ああ、いいぞ?」


 「セレナ?アルはどうだ?」


 「えっと?」


 (俺は男だ!しかし、今は時期じゃない。煩悩退散、煩悩退散!)


 「一応、煩悩と戦っておるが男を見せると言ってるな。つまりは諦めてないな」


 「アル。どうしたら奏達を諦める?」


 「俺はもうしないと言ってるだろ?信じろよ相棒!」


 「セレナ君?」


 「はい、刹那君」


 (奏さんは超一級、リースさんは違ったタイプでこれまた最高!セレナは何かツンツンしてる所が逆に燃えるぜ!)


 「奏は超一級で、リースは最高。そして、私はギャップ萌えらしい」


 (ふん、それ以上心を読もうが、俺は男だ!可愛い女の子を放置できるか!寧ろ相手にしない方が失礼だろう)


 「刹那。残念だが、アルは本物の馬鹿だ。キングオブバカだ。どんな事をしても諦める気はないぞ?」


 「おい、アル。他にも女の子はたくさん居るだろ?何で諦められない?」


 (何がたくさん居るだ?奏さん達クラスがそんじょそこらに居るかよ!心に決めた相手がいない限り諦めないからな!)


 「心に決めた相手が出来るまでは諦めんそうだ」


 「心に決めた相手って…」



  そう言うと、2つの目線が刹那に向けられた。その目線は奏とセレナだった。



 「心に決めた相手ですか?」


 「それなら私達は除外だろ?」


 「ですよね?」


 「だよな?」


 「だって私は」


 「だって私は」


 「お兄様しか興味ありませんし、既に愛していますから」


 「刹那の事しか興味ないし、既に私の心に決めた人だ」



  2人はそう言ってアルに目線を送る。



 「ちくしょー!刹那だけこんな可愛い子達を惚れさせやがって!羨ましいぞ!この野郎!」


 「そんな事言われても困るんだが」


 「でもな!言葉では何とでも言えるんだ!証拠がなきゃ信じない!」


 「それでしたら、私の覚悟を見せて差し上げます」



  そう言うと刹那に奏は迫り、唇を奪った。



 「「「「ああぁあ!」」」」



  唇と唇が触れ合うだけの口づけだったが、確かに奏にキスされた。


  皆はその光景に唖然としていたが奏はどんどん捲し立てる。一応セレナも応戦する。



 「これでもう兄も妹も関係ありません!血の繋がりが無いのだからお兄様は私が頂きます!」


 「おっ、おっ、お前!刹那に何をするんだ!」


 「お兄様に誓の口づけをしただけです!」


 「ふん!ちょっと触れ合っただけのキスではないか?そんなのノーカンだ!」


 「いいえ、立派なキスです。これでお兄様の初めては私の物です!」



  そう言うとアルは負け惜しみにとんでもない事を言った!



 「奏さんには悪いが刹那はもう既にキスしてるんだよ!」


 「なんですって?いったい誰と?お兄様?」


 「えっとだな。俺はキスなんてしてないぞ?」


 「そうだよ。アル君何言ってるんだい?」



  刹那とミリスはこの瞬間心が凍りついた。



 「へっ、刹那はミリスと既にキスしてるんだよ!しかもコンダクトって言う誓の絆を結ぶ濃厚なキスをな!」


 「アルっ、てめぇ!」


 「アル君のバカー!!!」



  刹那とミリスがアルに文句を言っていたが、それこそが誠にキスをした証明になってしまった。



 「お兄様本当ですか?」


 「刹那本当か?」



  2人に迫られて刹那は救命処置でキスをされたと言い訳をした。しかし、アルが煽る。



 「刹那とミリスは長い長いキスをしたんだ!奏さんも諦める方がいい!それにセレナなんて口で言ってるだけだしな!」



  その煽り文句にしばらく黙っていたセレナが突然刹那に抱きついた。


  そして、顔を引っつかみキスをした…だがそれだけでは終わらなかった。セレナはいきなり刹那の鳩尾に拳を当てる。



 「うっ!」



  その瞬間刹那の口が開いた。その時、皆が信じられない光景を目にする。セレナが口を開けた刹那の中に自分の舌を入れたのだった。



 「刹那、刹那、刹那」



  セレナは熱に浮かされた様に刹那の名を呼びながら必死に舌を絡ませてくる。


  その光景にセレナ以外の時間が止まった。



 「ちょっ!」



  最初に再起動を果たしたのは刹那だった。何とか首に腕を絡ませながら、ディープキスをするセレナを剥がして落ち着こうとする。



 「セレナ!今自分のした事分かってるのか?」


 「そんな事いちいち聞くんじゃない!分かってやったに決まってるだろ!」


 「おっ、お兄様になんて事をするんですか!」


 「うっさい!これで一番長くて濃厚なキスをしたのはこの私だ!刹那は私の物だ!」


 「なんですって!おっ、お兄様!」


 「だっ、駄目だぞ!お兄ちゃんは許しません!」


 「まだ、何も言ってないじゃないですか!」


 「お前もするって言うんだろ?」


 「そうですよ!いけないんですか?」


 「駄目に決まってるだろ!俺達は兄妹だぞ!」


 「でも血は繋がってません!それにお兄様の事を愛してるのは本当です。私が覚悟を決めたのですから…おにい…さま…も」



  そう言うと奏はすとんと膝をつき、俯いて肩を揺らした。



 「奏、よく考えろよ?アルの挑発に乗って過激になっただけだろ?きっ、キスだってしたじゃないか?」


 「そっそれは…」


 「ちょっと待て刹那。奏に問う。お前は兄をどう思ってるのだ?」


 「まさか心を読むのか?」


 「その方が確実だろ?覚悟の程も分かる」



  そう言うとセレナは深い所を読む事を試みる。


  すると、奏の想いが伝わってくる。最近の事から順に昔の事まで読んで行く。


  奏は兄を慕ってた。小さい頃からずっと好きで、本当の兄の様に接して来た。


  そして、奏は刹那と楓のとある所を見ていたのである。


  奏は刹那を兄として慕っていたが、楓は既に男の子として接していた様だった。


  そして、楓は本で知った、2人がずっと一緒にいる約束の仕方を実行していた。


  それは誓のキスだった。つまり、刹那は楓とファーストキスを済ませていたのだ。


  しかし、話しはそこで終わらない。刹那は楓を段々と姉から女の子に見る様になっていた。


  ちなみに、楓は5日だけ早く生まれただけなのにお姉さんぶっていた。


  だが、そのお姉さんだった、楓は刹那を弟では無く男の子として、意識していた。


  その結果が誓のキスだった。その光景をたまたま見ていた奏はそれから段々、兄を男の子として見る様になった。


  そこで、あの忌まわしい事件があったのだ。刹那と奏がこの世界にくる原因になった事件が…


  でも、その事件は奏にとって2重に辛い事件だった。1つはもちろん楓の事だ。だがもう一つは刹那が楓への永遠の想いが残ってしまった事だ。


  その事件の時に、最初に狙われたのは奏で、助けたのは刹那だ。その時救われた奏は完璧に刹那に恋をした。


  しかし、目の前で刹那は胸を貫かれて死んだ。その時、2人の大切な人を失い、一番苦しんだのは奏だった。


  だが、刹那は助かった。それからは、姉への思いと刹那への想い。2つの強い感情は刹那を異常に愛する事によって満たされる様になった。


  でも、楓が死んでからは刹那はずっと目覚めない恋をし続けた。そして、奏はそんな兄を見て、姉への想いを自分へ向けて欲しいと願う様になった。


  それで誕生したのが、超絶ブラコン娘の奏である。奏の人生とは兄その物なのである。


  それからは、刹那の家に引き取られた事もあり、刹那は今まで以上に兄として振舞う様になった。


  しかし、奏は逆に兄では無く1人の男性として強く認識する様になっていた。


  これが、2人の不幸の始まりである。刹那は兄である事を大切に思うあまり、奏の気持ちに気づきながらも知らない振りをしてきた。


  だが、奏は自分でも歯止めが効かない程に刹那を愛していた。そこで、1つの変化があった。


  それは、奏の強い思いが刹那の心を5年間支えた事により、奏を妹とと見る刹那と、女性と見る刹那に分かれていたのである。


  刹那は楓を助けれなかった思いから、奏を絶対に守ると誓った。だが、守る対象の奏を女性と見ていいのか悩んでいた。


  それが、現在の状況を生んでいた。刹那の心は5年前より楓の事をずっと想ってる。それは変わらないが、奏の事も想う様になっていた。


  そして、5年分の想いと、今現在の想いを読んだセレナは刹那に覚悟を迫る決断をする事にした。



 「刹那!お前は私を救ってくれた!その事は感謝してるし、その時から私はお前に惚れている。」

 「だが1つ許せん事がある。それは最も大事にするべき対象を一番近くにいながら傷つけ続けたお前だ!刹那!」

 「奏は楓とやらの件で一番苦しんでおる。お前は自分が一番傷ついてるつもりでいたんだろうがそれは甘えだ!」

 「もっとも、苦しんでいたのは奏ではないか!しっかりしろ刹那!奏は強いから、いや、強がりだからあまり本音を出さん」

 「だがな、時折見せる悲しみはお前が思っているよりずっと重かったのだ!」

 「刹那の心は前に読んだから分かる。私と同じ様に傷つき、それでも強くあったお前だから惚れた」

 「だが、私は自分が惚れさせた女を放置する様な最低な奴はごめんだ!」

 「私も腹を括ろう!刹那っ、選べ!私も奏でも等しく愛するか。2人共傷つけてでもお前の小さなプライドを守るか!どっちだ?」



  セレナは言いたい事は言った様で、後は刹那がどうするか見ていた。



 「奏、今セレナが言った事は本当か?正直に言ってくれ」


 「いえ、わっ、私は別にちょっとからかっただけです。確かにお兄様を愛していますが…でもそれは」


 「奏、もう言い訳はいい。俺は本当の事が聞きたい。お前はどう思ってるんだ?」


 「私は…私はお兄様の事を1人の男性として見ています。兄としてなんて見れません。ごめんなさい…」



  そう言うと、奏を支えていた嘘は全て崩壊した。兄への想いは男性へ抱くものだと完全に認めた。



 「刹那、分かっただろ?後はどうすればいいか?分かってるな?」



  セレナに言われて刹那は奏の頬に両手を添える。



 「奏、今まで辛い思いをさせていて済まなかった。俺は兄失格だ。だから今日からは1人の男として接する!お前の事が好きだ!」



  そう言うと刹那は奏の唇を奪った。そして、舌で奏の口を開かせて、舌を絡め合せるのだった。


  こうして、セレナと刹那、そして奏と刹那は本当の意味で互いに絆を結んだ。


  ただし、セレナと奏が満足してる中、気まずい人々がいた。


  リースは濃厚なディープキスを見ながら何だか身悶えていた。


  そして、ミリスは見てはいけない物の様に目を反らせ、恥ずかしそうに悶えていた。


  アルは濃厚なキスを見ながら奏とセレナへの愛しさから悔しんでいた、切なさから男泣きをしていた、そして心強さで乗り切っていた。



 「お兄様、お兄様、お兄様」


 「奏、奏、奏、」



  2人のキスは止むことが無かった。そこで唯一起動していたセレナが口を挟む。



 「おっ、おい。しろと言ったのは私だが、流石にもういいのでは無いか?」



  そう口を挟まれて奏は残念そうにしながら唇を離すのだが、最後に左頬にキスをするおまけを残した。



 「お兄様の頬に口づけをした人は今まで居なかったはずです。なのでこれで本当にファーストキスですね」



  そう言う奏はとても魅力的な1人の女の子であった。そこでセレナがムッとして刹那に近づいてくる。



 「奏ばかりずるいぞ!私の事も忘れるなよ!」



  そう言ってデコをベシッと叩いてきたので目を瞑った。すると右頬に柔らかな感触がした。



 「これで、右頬のファーストキスは私の物だ」



  少し照れくさかったのかセレナはそう言うと目を逸らしながら頬をかいていた。



 「あの〜僕達は装備のお披露目会をしていたんじゃ?」


 「そうだよ。ミリス君の言う通りだよ?」


 「そうだぞ!勝手に盛り上がってるんじゃねぇ」



  3人は口々に文句を言い始めた。



 「ふん、私と刹那の愛の力を見せてやったのではないか?」


 「お兄様と私の愛の力です」


 「奏は強情だな。私の手助けで今の状況になれたのに感謝せんのか?」


 「それはそれ、これはこれです。感謝はしてますけどお兄様を愛するのは私が一番です」


 「ふん。そんなもん、知らない内に変わってると思うがな」


 「いいえ、お兄様ならきっと私を一番に思ってくれるはずです」


 「私は出来た女だからな愛する刹那を困らせるような事は言わん」


 「なんですか?私がお兄様を困らせてるとでも?」


 「そうだろ?違うか刹那?どちらが一番なんて決めれるもんじゃないだろ」


 「すまん、奏。俺には一番とか決められない」


 「皆が一番。それでいいだろ」


 「う〜」


 「唸っても無駄だ!」


 「しょうがないですね。抜けがけをしない事を条件に飲みましょう」


 「ああ、堂々とやらせてもらうから安心してくれ」



 そんな話で元の話しからそれているのでミリスがまた文句を言った。



 「もう!いい加減にしなよ!次はリースさんかセレナさんの番でしょ?」


 「じゃあ、私でいいかな?」


 「おっ!リースさんか!いいな。早く見せてくれ」


 「じゃあいくよ!」



  リースは胸に着けた青い雫の様なアクセサリーを握る。すると変身が始まった。


  青を基調に白い模様が入った、法衣をドレスにしたような衣装だった。


  デバイスの方は大きな青い魔石が付いた大きな杖だった。


  ある意味一番魔法使いっぽい装備だった。


  リースは青一色になって、とても清楚で可憐な雰囲気を出しながら皆の前でくるりと回った。



 「どうかな?似合ってるといいな」


 「リースさん!とても似合ってます。よろしければ俺とお付き合いしませんか?」


 「ごめんなさい」



  アルがいきなり告白したが即振られていた。



 「奏さんもセレナも駄目な今、リースさんだけが俺のオアシスなのに」



  アルは悲しそうにしながらリースの事を見ていた。どうやら諦めていないらしい。


  そんなアルの様子を見るミリスがリースの心配をしていた。



 「リースさん、とても似合ってるよ!それに僕も一緒に気を習うから仲良くなりたいな?どうかな?」



  ミリスはさりげなくリースと仲良くしようとしていた。



 「私こそ、よろしくね。気は私も全然だから一緒に頑張ろうね。仲良くしてね?」


 「そんな、僕の方こそよろしくお願いします」


 「「あははははは」」



  2人の仲は良好な様だった。



 「俺ともよろしくして下さい!!」


 「えっと、ごめんなさい?」


 「何で?」



  アルが仲良くしようとしたのだが何故か断られていた。


  そこでセレナが言う。



 「お前な、神眼なんて使わなくても分かる程にがっついてるぞ?そんなんじゃ普通は引くわ」


 「うっせー!セレナは刹那といちゃいちゃでも、ラブラブでもしてろ!」


 「なんだ、折角忠告してやったのに」


 「しょうがないだろ?もう俺の周りにリースさんしか居ないんだから!」


 「別に女は他にも居るだろ?」


 「さっきから心読んでたんだろ?ならリースさんレベルじゃないと駄目だと分からないのか?」


 「確かに奏やリースは男子から人気あるだろう。実際ずっと視線を集めてたからな」


 「お前って、自分には自信無いのな?」


 「ふん、大きなお世話だ」


 「はっきり言ってお前もその中に入ってるんだぞ?」


 「馬鹿を言うな。私は皆からは嫌われておる」


 「あのなぁ、お前はもうちょっと自覚した方がいいぞ?」


 「まぁ、有象無象に興味ないし、褒め言葉だけ受け取っとくぞ」


 「はぁ、セレナが性格も良ければドストライクだったのに…」


 「何だ?私が好みだったのか?」


 「いや、雰囲気がな?俺に似てるから何か気になるんだよ」


 「私はお前と一緒にはされたくないが、まぁ、似てる所があるからじゃないか?」


 「だから、そう言ってるだろ?」


 「認めたくない!」


 「何でだよ!」


 「うっさいなぁ。後は私の装備披露で終わりなんだし静かにせんか!」


 「何だよ。ちょっと仲良くしてやろうと思ったのに…」


 「お前は1人が寂しいだけだろ?」


 「ふん。とっとと着替えろよ」


 「図星だったか…」


 「うるさい!とっとと着替えないとひん剥くぞ?」


 「その前に魔眼の餌食だ!私の肌を見ていいのは刹那だけだ」


 「その割にはお風呂の時にすぐ全裸になるわよね」


 「そういえば、奏さんの言う通りだね?肌を見せたくないなら湯浴み着がいいよ?」


 「そんなの邪道だ!」


 「そうだ!湯浴み着は邪道だ!」


 「なんだ?アルもそう思うのか?」


 「ああ、風呂では当然全裸でOKだろ」


 「うむ、そこは同意だ」



  2人の間に謎の信頼関係が出来ていた。しかし、争いはすぐそこに迫っている。


  その事を皆はまだ知らなかった。



 「さて、そろそろ変身だ!」



  そう言うとセレナが変身した。何と、ゴスロリ調の青黒いミニスカートドレスにニーハイソックスで絶対領域完備の衣装だった。アクセントに頭に小さい帽子が乗っかっていたが、それがとても可愛らしかった。


  ちなみに、セレナは縞パンを着用していたのでモロに刹那のハートをキャッチしていた。縞パンにニーハイソックスは刹那の中で正義なのだ。



 「セレナ、よく似合ってるぞ」


 「本当によく似合ってるわね。お兄様が褒めるのも分かるわ」


 「何か珍しい服だね?」


 「うん、僕もあまり見ないなぁ」


 「俺も知らんが悔しいが似合ってる」



  皆からの印象は結構高い様だった。



 「所でデバイスは何だ?」


 「本当ですね。見当たらないですね」



  刹那と奏がそう言うとセレナが帽子を取る。



 「デバイスはこれだ」


 「帽子?」


 「帽子ですね」


 「帽子だね」


 「うん、帽子だ」


 「何故に帽子だ?」



  皆が疑問に思っているとセレナが説明した。



 「この帽子は空間操作の魔法が掛かってるデバイスで色々と転移させたり、収納したりと便利なんだ」


 「それって武器じゃないよな?」


 「私は眼が武器だからな。杖とか剣とかいらないんだ。寧ろ魔眼は動きながら使わないといけないからな運動能力が高い方が便利なんだ。だから、武器はこの身体のみで十分だ」


 「そうか、セレナがそれでいいなら、いいんだが」


 「そうですね。セレナが武器というのも何か似合いそうに無いですし」


 「うん、セレナに帽子はピッタリで可愛いと思うよ?」


 「僕もセレナさんはそれがピッタリだと思います」


 「いいのか?武器無しでそんなんじゃ簡単にやられそうだな?」



  皆が良いと褒めてる中、アルだけが文句を言っていた。



 「なら、またお前が贄になるか?」


 「何だ?俺とやる気か?まぁ、肩を元に戻してくれた後ならいいぞ」



  そうなのである、奏が肩を外してからずっと放置されていたのである。ミリスとリースはすっかり忘れてた様で目を逸していた。刹那と奏は知ってて放置していた。


  とりあえず戦える様に直そうと刹那が近づこうとするとセレナが先にアルの元へ行っていた。



 「どれ、ほいっ」



  ゴキッという音と共に肩が見事に治っていた。しかもセレナは眼帯と眼鏡を外してる状態だった。その右眼でアルの右肩を見ると魔法陣が浮かぶ。



 「どうだ?ヒーリングもしてやったぞ?これで準備はOKだな?」


 「ああ、これなら準備OKだ。だがさっきの様に油断はないぜ?」


 「何、私は街では神童として名を馳せておった。お前如き軽いもんだ」


 「その言葉、後悔させてやる」


 「どう後悔させるって?」


 「寝技に持ち込んでエロい事してやる!」


 「何だ?随分正直になったな?」


 「どうせ、心を読まれるなら正直に言ってやる!それが俺様のポリシーだ!」


 「何だか、格好良い様に言ってるがただの変態だろ?」



  アルが寝技でエロい事をすると言った瞬間から奏、ミリスが即最低の生き物を見るような目で見ていた。


  そして、アルの最後のオアシス事、リースもあまりの正直ぶりにちょっと引いていたが、何だか格好良いと何故か1人ずれた感想を持っていた。


  意外とリースは天然が入ってるのかもしれない。


  そうこうしてる内にセレナとアルが対峙していた。



 「それではアルよ!掛かってこい!その願望を叶える為に襲っていいぞ?特別にエロい事するのを刹那以外に認めてやる」


 「そんなこと言っていいのか?俺は無い乳の方が燃える男だぜ!お前はマジストライクなんだ実は!」


 「お前、散々人を小娘やら、無い乳呼ばわりしといて本当は好みだったのか?」


 「ふっ!そうさ!有るのもいいが!無いのは背徳感があって燃えるんだ!」


 「お前は本当に変態だな!それ掛かってこい。だが一つ忠告しとく。お前は2度同じ目に遭う」


 「何だそりゃ?脅しなら通じないぜ?」


 「寝技を狙った時点で積んでるんだよ」


 「ふん、行くぜ!今度は全ての力を持ってな!」



  そう言うとアルは何と魔気混闘を使った。


  さっき習得したばかりだというのにチャレンジャーだった。



 「ついさっき覚えた魔気混闘の割にだいぶ強化されてるな。馬鹿アルの癖に戦闘のセンスはピカイチの様だ。だが、私に魔気混闘で勝てると思ってるのか?」



  そう言うとセレナも魔気混闘を使う。だが、刹那は自分が使える様になって初めて分かったが修練を積んだ魔気混闘は凄まじい物があった。


  セレナからは尋常じゃない力を感じる。アルは感知の能力は低いようでその事に気づいていない。


  そして、セレナを押し倒そうと襲いかかるが、次の瞬間にはアルが襲いかかったのと同時にセレナがアルの懐に潜り込み、背負い投げの要領で投げ上げた。


  アルが宙を舞う瞬間に自分もジャンプして、空中で左手をアルの頭の後ろに添えて、左膝を首の上に当て、右手はアルの右手を巻き込んで極めながら落下する。


  そのまま、落ちるのだが、着地の瞬間に首に当てた膝を背中の鎧の部分に変えてから技を決めた。


  つまり、さっきの奏の技をそのまま決めたのである。



 「何故?あの技を?」


 「ああ、綺麗に決まったな。体術は奏の十八番だろ?どうだ勝てそうか?」


 「正直驚きです。しかも私の技より上を行く能力です」


 「やっぱりか?」


 「悔しいですが、私の技をそのまま真似された様です」


 「だが、見せたのは1回だったよな?」


 「はい、お兄様。セレナはその一回で私の体術をマスターした事になります」



  刹那と奏が驚いていると遠くから悲鳴が聞こえた。セレナが予言通り、最後は綺麗に肩を外してからこちらに来た。



 「どうだ刹那?私の言った通り2度同じ目に遭っただろ?」



  セレナは得意そうに胸を張って刹那に褒めてもらおうとする。しかし、奏の技を使ったのが気になりその事を聞く。



 「ああ、あれか。あれは戦略眼で起動コピーした後に身体を起動模写で動かしただけだ」



  セレナは何でもなさそうに言うがそれはつまり、一度見た技なら完璧にコピーできるという事だ。



 「セレナ?お前はどんだけ強いんだ?」



  刹那は心底セレナが気になった。



 「おっ、私に興味を持ってくれたか?嬉しいな」


 「興味はもうとっくに持ってるさ。それより、戦略眼ってのは何だ?」


 「戦略眼は戦略系の能力の眼だ。透視眼でも心が読めるだろ?あれは透視眼のバリエーションで読心眼だ。今のも戦略眼のバリエーションの1つだ。ただ、記憶眼も使ったがな」


 「何だか眼の種類が多すぎるな?とにかくそれでコピーできるのか?」


 「そうだ。そして、脳に記憶された記録を元に身体を動かしただけだ」


 「それは、言うは簡単だが反則級の技だな」


 「ただ、使うにしても負担がでかいし、そもそも同じ動きを出来るだけの力を持ってないと出来ない。もし、奏があの技を気力付加と神気付加を同時に使ってたら真似できずに私が自滅だった」


 「つまり、お前以上の力はコピーできないって事か?」


 「そうだ。劣化版ならできるかも知れんが、身体がついていかなきゃ話しにならない。だから私は身体能力向上を最優先にしてるんだ」


 「そうか、まぁ何にしろお疲れさん」


 「ああ、ありがとう刹那」



  こうしてアルの2度目の犠牲により無事セレナの戦闘能力も分かり、皆が装備を見せるお披露目会は終わった。



 「さて、これからだがそろそろ俺は冒険者ギルドに登録に行くつもりだがどうする?」


 「冒険者ですか?私も考えたんですが、冒険者になってみようと思います」


 「何でだ?お前は必要ないだろ?」


 「いえ、実はセレナも冒険者になるそうで、お兄様と組めば良いと言ったんですが…」


 「何だ?つまり、セレナと一緒なのが駄目なのか?」


 「駄目ではないですが、セレナだけ一緒に冒険だなんてずるいです」


 「分かったよ。一応、アルとミリスも冒険者になるって言ってたし、セレナもなるなら奏でも一緒でも大丈夫だろ。だがリースはどうするんだ?」



  そうなのである。この中でリースのみ冒険者希望では無いのであった。



 「私、戦うの苦手で冒険者とかやってけるか不安なんですが1人だけ仲間はずれの方が嫌です」


 「そうだよな?リースは俺の後ろで奏と一緒に行動する事を約束してくれるか?」


 「えっと?はい、それでいいならそうしますが何故?」


 「奏と一緒に居てくれた方が守り易いからな。リースの安全は俺が保証する。誘っておいて放置は出来ないからな」


 「あっ、ありがとう刹那君」


 「気にするな。じゃあとりあえず。リースとミリスにはアルの治療を頼む。まずミリスはリボルバーのヒーリングの試し打ちで肩の治療を頼む」


 「治療はいいけど、肩が外れてるんだけど?」


 「そうだったな、よいしょっと」



  そう言うと刹那はアルの肩をはめるのだった。



 「じゃあ、ミリスは肩をヒーリングしてみてくれ」



  ミリスが銃を構えてヒーリング弾を肩に狙いを着け撃つ。するとヒーリングが掛かり痛みが引いたようだ。



 「サンキューなミリス」


 「大丈夫?アル君」


 「実は肩より背中の方が痛い」


 「えっ?」



  そう言うとアルが後ろを向く、すると背中の鎧は砕け散り、背中に膝の跡がクッキリと残っていた。



 「おい、セレナ?どんだけパワーを込めたんだ?」


 「あいつの煩悩と同じ位だ」


 「そうか…」



  その会話を聞いてアルに同情する者は居なかった。


  そして、リースがアルの背中を念入りにヒーリングしていく。


  アルが復活したので皆、制服に着替え直して冒険者ギルドに行く準備を始めた。



 「それじゃ、いざ、冒険者ギルドへ行くか?」


 「「「「「おう!」」」」」



  こうして6人は皆で冒険者になりに冒険者ギルドへ向かうのだった。


  そして、これから、冒険者としての人生がスタートするのである。


  それはまだ見ぬ様々な事が待ち受けているのだが皆はその事に気づかず意気揚々街へ行くのであった。

遂に第二章突入と第14話。二章では1話目公開でした。


まずは軽ーく刹那達の装備をご紹介。


しかし、奏がアルと戦う事に、しかし、刹那以上にエグいアクロバティックな体術でアルを完封!


だが、アルの真の攻撃は口から発せられた!


それは、負け犬の遠吠えというアルの真の究極奥義なり!(嘘です♪)


だけどこの効果が抜群すぎて、刹那君とミリス君の秘め事暴露攻撃が痛恨の一撃に。


そのせいで奏が負けじと唇と唇が触れるだけの軽いキスで対抗!


だが、アルはまだ負け犬の遠吠え使い続ける。


その結果がセレナの腹パンして、強制ディープキスという恐ろしい事態に。


その後、奏の刹那に対しての想いが遂に公開。


そして、刹那君がちゃっかり楓とファーストキスを済ませている事が発覚。


つまり、ミリスはファーストキスだったけど刹那はセカンドキスだったんだな?これが。


だが、奏の想いを受け止めた刹那は奏とセレナ2人を愛すか、2人共振るかの究極の二択に。


結局、奏さんのハッピーエンドコースに、ちなみにセレナもハッピーに!


こうして、愛する人が2人誕生した刹那。とりあえず2人はハーレム要員確定に。


そして、2度目のアルとの戦闘でセレナのチート疑惑勃発。


セレナの戦闘能力がどう考えても刹那以上に感じるのは気のせいか?


まあ、2度目の攻撃でアルは自分の煩悩分のダメージを負う。


そのダメージとは、肩が外れ、背中に膝の跡がくっきりしてしまう程の攻撃でした。


つまり、アルは損だけ煩悩が多いんですね!(納得♪納得♪)


そして、ミリスのヒーリング弾の実験台になるアル。


一応成功して無事、リースの手を借り復活。


遂に一行は冒険者になるべく冒険者ギルドへ行くのであった。


次回は遂に冒険者生活開始です。お楽しみに。






第二章スタート さて最初の能力値表記です。皆変身したのでしっかり書きます。


変わらない所も多々在りますが気が向いたら見てください。




まずは男性陣より




第一の男性キャラ 主人公 魔気混闘と神気による強化で人からもはや外れる化物!現在奏とセレナの2人を篭絡!+α(ミリスもか?)ハーレムを着実に作っている 時乃宮刹那 4月12日生まれ。ブラットタイプB。


力 ここは最後だけ1文追加。

12歳の身体では普通の人間の頂点に君臨するレベル。

時守一族の異能者である為、身体の作りが人間離れしており、

気の力はセレナを恐怖させる化物級。

現在気力付加を完全マスター。

魔力付加はトリプルチャントまで。死にかけるのにトリプルチャントまで使っちゃうお馬鹿さん。

セレナより、魔力と気力を混合させて使う究極の技法、禁書に記述されし魔気混闘を習得。

さらに神の力である神気を習得。

気力付加、魔力付加、神気付加とトリプルブーストでやっとチートな主人公爆誕!

しかし、現在、能力的にはセレナがチートレベルでは段違いの模様



技 ここは変わり無し。

瞬刻永神流、基本技閃、これにはバリエーションがあり、一閃、翔波閃などがある。

他の瞬刻永神流の技は今の所画龍点睛と龍牙追。

神の一族の守護者として育てられた時に従者教育をされ執事の様になり、又、完璧執事に憧れるようになった。

その為、家事スキルは完璧な領域。炊事洗濯洗い物、なんでもござれの超絶執事。

しかし、料理で負けた奏がお茶を入れる事だけは負けまいと頑張った為にコーヒー^、紅茶、緑茶etcのスキルは負ける。

文献より得た技はクロノスシフト、クロノスドライブ、クロノスバインド、思考加速、アイテムを創造する技マジックルーフェンと消す技マジックラディーレン。


魔法 ここも変わり無し。

現在この世界に来て4日目魔法力がまだ内包できる量のMAX値に到達してません。セレナによると魔力回路も錆び付いてるとか…。

その為フレイムアローもどんだけ強くなってるか不明

ダブルチャント、トリプルチャント。そしてフォースチャント。

ちなみにフォースチャントは命を削る技の為使用不可。

一応技としてはあるだけ。


変身 ちょっとだけ変化。

デバイスは時守一族の秘剣の大剣、名前はもうちょっと後で出てきます。

バリアジャケットは黒い服に黒いズボン、銀のプレートメイルに黒のロングコート、10本の剣付きスカート、黒い指出しグローブ着用。

これが刹那君のバトルスタイル


容姿 ここは変わらず。

髪は相変わらず黒のショートボブ。目は黒。顔はやっぱり女の子に間違われるレベル。まだ女体化してないのにすでに可愛い。

体はまだ発展途上だが、現段階では限界まで鍛え上げた筋肉に包まれている。しかし、やっぱり筋肉質に見えない謎体型。

女子寮で女の子達から格好良い女の先輩と勘違いされるという、刹那ならではのイベント発生。今後もご期待をば。


支持される層 1文追加

遂にチート級主人公に成り上がった主人公。女の子にパンツを貢がれる体質。

まぁ前と同じなら 変態という名の紳士を受け入れられる人 ミリスと危ない関係になりそうでも気にしない人

妹や逢って間もないセレナとディープなキスをしてる所を想像しても萌える方。


キャラを表すと

王子のキスで目覚めるヒロイン体質 今回は女子寮で女に間違われてた男。現在2人とお付き合いしてる状態。でも女の子化すればやっぱりレジェンドオブヒロイン







第二の男性キャラ ルームメイト1号 読者的立場の人間。一応そういった役割 熱血大食い馬鹿野郎 フードファイター アルフォート・マギヌス 8月31日生まれ ブラッドタイプA


力 1文追加

強化素体の為刹那同様、普通の人間と違う作りで人間離れしている。通常時の力も刹那より上だが、気力付加状態の刹那には魔力付加しても敵わない。

遂に気力の力と魔力の力が確定。気力は刹那の7割程度。魔力は一般人離れ。そして、魔気混闘習得。ヽ(〃'▽'〃)ノ☆゜'・:*☆オメデトォ♪

気力付加状態の奏に倒されるレベル。セレナにはもっとこっ酷く倒されるレベル。力自慢が取り柄なのに既に置き去りにされ気味なアル君。


魔法 ここは変化無し

フレイムアローは属性的関係によりしょぼいと判明。しかし、ロックアローは刹那の通常フレイムアローと同程度だとか。

ただ、アルも魔力増幅は当然使えるわけで使い方次第でいくらでも強化できそう。しばらくは魔法は成長しません。残念。


変身 ちょっと変化。

全身鎧のガッチガチの盾職でした。盾は小さいのが着いてた模様。一応メイン盾装備ではありません。使う獲物はランス。しかも馬上で使うようなどでかい奴。


容姿 ここは変化無し

髪は短め、目と髪が黄土色。顔は男っぽさのあるちょっと残念なイケメン。

某医務室の方からのコメント追加。「黙ってればそれなりなんだけど」だそうで密かに好感度アップしてました。


支持される層 ちょっと変化

暑苦しい奴 馬鹿共 エレウィスからは好感度高し。実は年上に好かれる体質。ちなみに登場してくるモブは意外とアルの事が好きだったりする。

セレナとは良きライバル。煩悩全開で現在ヒロイン(ミリス含む)から最も支持されない男


キャラを表すと 書き換え

モテ期が遠ざかりまくってる哀愁が良く似合う煩悩キャラ





第三の男性キャラ ルームメイト2号 セレナの神眼の被害者になりそうな魅了能力ヒロイン? ミリスティム・セフィラム 3月14日生まれ ブラットタイプO


力 変化無し

刹那の方針で3年で気力付加マスター計画発動。現段階ではキャラ中最弱。リースと仲が良くなり、一緒に気力を鍛錬する様です。

魔力付加は出来るがそこまで強くない。魔力増幅の方が得意。


技 変化無し

コンダクトは主人公との契約。家事能力は結構ある。武術系統全般ダメポ。相手の力を利用する合気道すら使いこなせない残念さん。

ただし、いつかは男として見返すと息巻いているので暖かく見守っててください。でも技は全然追加されない。


変身 ちょっとだけ変化

デバイスは自動拳銃の攻撃用デバイスとリボルバー銃のサポート用デバイスの2丁拳銃でした。バリアジャケットはやっぱり刹那作画の執事服に決まりました。

字は銃を使い続ける内に○○(魔弾)のコンバットバトラーと呼ばれる様に。


容姿 変化無し

遂に判明。茶髪の長い髪をアップ気味に後ろでリボンを着けポニーテールに、目は皆を魅了する赤い瞳。

体は華奢で顔は小顔でとても可愛いのが特徴。


支持される層 変化無し

男同士のキスが許せる方 腐な方々 魅了され始めた寮生一同 新たなるジャンルを開拓するベンチャーな方々






ヒロイン説明



第二章最初ですので変更は僅かですが、是非おさらいがてら見てください。




ヒロイン1 遂に兄から女として見られる事になり歓喜で周りが見えてない(読者含む)。キングオブ妹ヒロイン 時乃宮奏 3月3日生まれ ブラットタイプAB


力 1文追加

多少の気のコントロールすると3階から飛び降り、登ってく位は朝飯前な模様、意外?と強い。神気がセレナによって遂に発現!

神気を纏った奏さんはヒロインにあるまじき力技を使う可能性有り。現在力を使わなくてもそれなりに戦える事が判明

気力付加のみでアル撃退、セレナ曰く、気力付加と神気付加でセレナより体術が上になる模様。


技 今回の話しに出てきた体術が追加。

素敵な笑顔をあなたに届ける。パーフェクトスマイルと。泣き顔しながら上目線の誘惑攻撃。現在技の追加は刹那と同時の予定。

体術は全般を学んでいる様です。合気道等を使っている模様。

アクロバティックな体術も使う模様。


魔法 変化無し

まぁ、どんな魔法もそつなくこなし、炎と雷系は正に神がかり的。そろそろ体調が回復してくる模様、実は旧型のスカウターは既にいくつもパリン済み。

魔法を使えばたちまち最強クラスの化物になる予定。


変身 五角形の金色プレートに五芒星が書いてあり、そこに小さな水晶が5つと中心に大きな珠があるペンダントが収納デバイス。

現代風魔法少女物の様な姿の服が奏さんのバトルスーツ。

色は赤と黄色で炎と雷の模様が入った物で、武器であるデバイスは槍の様になった杖。色も服とお揃いで赤と黄色で先が金属。


容姿 変化無し

髪は黒のロング。刹那とデート後に髪型帰るか検討中。瞳は刹那とお揃いの黒。顔はこの世で表現できる限り最高の顔…の一歩手前。なぜなら一番は主人公に奪われるから♪哀れなり奏さん

身長体重BWHは乙女の秘密。正し12歳にして既に男性をその気にさせる色香を纏っているのでご想像にお任せします。


支持される層 変化無し

妹萌えの方々 妹萌えの方々妹萌えの…以下永遠と 真面目に書けば男も女も魅了するので全層射程のあいも変わらずスーパーヒロイン


キャラを表すと 遂に兄との恋を成就させた幸せ絶頂の妹。読者様に対しても「私を見て良いのはお兄様だけ」と言ってしまう危険物指定系妹







ヒロイン2 皆のアイドルお嬢様。聖女の如き微笑みになぜだか萌え〜な言葉遣い。ちょっとだけ刹那が気になりだしてる リース・フラメル 2月16日生まれ ブラットタイプO


力 変化無し

通常時ひ弱。魔力付加はミリスより上。使っても常人よりちょっとだけ動ける程度。気力をセレナの提案で学ぶ事に…だが、ミリス同様刹那の気力開放計画により3年で習得


技 変化無し

魔法担当なので技がでない可能性あり。力も無く技もないが氷系魔法の腕だけは超逸品。

刹那君のちょっかいで技が完成するのか乞うご期待。


魔法 変化無し

水の属性のハイシングルなので聖属性の氷を使える。とにかく回復はこの人にお任せというお助けキャラ。

回復系上位魔法 リジェクトヒーリングの使い手。(1日1回のみ)


変身

胸に着けた青い雫の様なアクセサリーが収納デバイス。

青を基調に白い模様が入った、法衣をドレスにしたような衣装。

デバイスの方は大きな青い魔石が付いた大きな杖。

ある意味一番魔法使いっぽい装備。


容姿 変化無し

見た目は先にウェーブが掛かった長めで水色に白を混ぜた様な色の髪に青い瞳。とてもおっとりとしている感じの顔立ちでとても可愛い。可愛さランクは10段階で8だがお好きな人には未知数。

身長体重BWHは乙女の秘密。まだまだ体は発展途上。餅をつく音が聞こえてくるような…


支持される層 変化無し

何だか癒されたいと思う人々 言葉遣いが何故か萌える方々 普通に好みの方 ちなみに回復魔法を受けるともれなく惚れさせるスキル持ち


キャラを表すと 変化無し

一見普通の美少女だが好みにハマると中毒になる可愛さ。言葉遣いもちょっと僕っ子よりなのが特徴のおっとりお嬢様。常に皆の心を癒す聖女様系ヒロイン。







ヒロイン3 眼帯してるのに眼鏡までしてる。眼帯メガネっ娘という新たなジャンルの開拓者。実は男性恐怖症だが、刹那と遂に恋仲になった セレナ・クロウリー 2月14日 ブラットタイプAB


力 1文追加

神眼により、肉体に宿る気力を操る謎の人。だったが今回の話で能力が判明

気力と魔力を合わせて戦う技を○○○○と言うのを禁書より発見し実践してる人(○の中は魔気混闘でした)

ちなみにこの物語で最初に気力と魔力を同時行使した人。

力は常人の遥か上を行く天才児(天災児)

既に冒険者の様に魔物退治などしてる戦闘経験者。

魔気混闘状態ではアルを軽く足らうレベル。


技 神眼。ヒロイン2人の心と身体(下着)を丸裸にした能力者。

他にも神眼により色々出来る模様。

神眼 千里眼で熱紋照合機能付き、ちなみに暗視もできます。

透視眼 使いすぎると廃人化するので注意が必要

魔力眼 魔力を見通す眼

経絡眼 気を見通す眼

戦略眼 戦略系のあらゆる技能が詰まった眼

便利な眼


魔法 変化無し

魔眼は魔法を使う為の物。神眼は技。魔眼は魔法。これが神超ルール。

魔眼を遂に使いました。使い方は目を凝らして相手の姿を捉えるだけ。

それで無詠唱で魔法が発動。結構チート気味なお方。

コヨーテタイプの魔物を幼くして火炙りにした元幼女。


変身

ゴスロリ調の青黒いミニスカートドレスにニーハイソックスで絶対領域完備の衣装。アクセントに頭に小さい帽子が乗っかっている。、それがとても可愛らしい。

セレナは縞パンにニーハイソックス。



容姿 変化無し

青っぽい黒髪に銀色の瞳。左目に眼帯をしていてその上にメガネを掛けている眼帯メガネっ娘という新たなるジャンル。ちょっとツンツンしてそうな顔立ちで、とても可愛い顔をしている。

ちなみに胸からは餅をつく音が聞こえてくる。つまり(ペッタンペッタンつる?かどうかは秘密)です。でも胸はペッタン。体は引き締まっており意外と運動できそう。


支持される層

重い過去に共感出来る方 中二好きの方々 眼帯属性の方々 メガネっ娘属性の方々 ボーイッシュ1号のセレナが好きな人々 このお方についていける方々。刹那との恋仲を許せる人。


キャラを表すと

ちょい格好良いけどとっても可愛いボーイッシュ娘。神眼と魔眼を持ってるので中二設定な女の子 技をコピーするチートな眼も保有 ちなみに天才故に天災を巻き起こすヒロイン。










今回から新章1話スタートでした。


ボリューム時間と戦いながら結構行った。


時間が前書きまで書けない始末orz


この後書きは書籍化しても載せられない部分も書いてあるので小説家になろう限定特典とも言える物です。


作者は後書きが長くなってしまう呪いに掛かってます。神父さんがいたら解呪をば。


さて、--------ここまで読んだ-------方々は勇者の称号を与えましょう。


それでは毎度お馴染みのセリフと共にお別れしましょう。


目指せ書籍化!第二章スタート♪現在第14話です。


現在ブックマークが増えて22人で安定中♪(感謝です感謝(*´ω`人)感謝(TдT) アリガトウ○┓ペコリ)


まだまだ伸びたいので、ですので皆さん御慈悲を下さいorz


では評価、感想お待ちしております。ちなみに感想くれた方ありがとうでした。


他の方もよければどんどん感想をば


今回はちょっとの変化をした後書きだけど使い回しと切りby貼るがありました。


というか最後の言葉はやっぱり書籍化目指して頑張るぞ(*´ノд) ダヨネー( ´゜д゜)(゜д゜` )ネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー(書籍化を望む人が増えてる気がする!(作者の中でだけw))


最後の方も使い回しでごめんね?では神超をよろしくです♪♪♪(音符を増やしたw)


ちなみに第一章が終わったので第一章を読んでない方は要チェックや!


第二章はテイストが変わるかも要読破!1話しか書いて無いけどどうだろうか?

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