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神々を超えし者を創りし世界  作者: 永澄水樹
第一章 入学騒乱編
13/70

♯13 1-12 それぞれの明日へのパワーアップ

遂に第13話です。第一章完結です。という事で拍手〜8888888888(๑≧౪≦)


今回で第一章 入学騒乱編は終了です。


感想を聞いた所、あまり、前書きにネタバレするのは良くないと言われたのですが。


個人的にはある程度、こんなふうになるよと言ってもいい気がします。


まぁ、個人個人でいろんな意見があるんで分かりませんが。


さて、今回は毎度後書きで書いてきたミリスの新装備と


刹那、アル、奏の3人のパワーアップです。


まぁ、これは前々から言ってるしネタバレじゃないよね?


ということで話しはこれくらいで切って本文を読んでいただきましょう!


第一章 入学騒乱編完結神超第13話「それぞれの明日へのパワーアップ」どうぞご笑覧あれ。

  セレナが泣き止んだ頃、皆で講堂の椅子に着席していた。


  色々と話しながら待っていると入学式が始まった。


  入学式の内容は何処の世界も同じ様で刹那は退屈しながら聞いていた。


  すると新入生総代による挨拶が有った。それに耳を傾ける。



 「新入生総代、リディア・ラインフェルトより新入生の挨拶をさせて頂きます」



  リディアと名乗る少女は丁寧に挨拶を済ませていく。


  この少女は名門の出の様で知っている者が多いように見受けられる。


  挨拶が終わると盛大な拍手と共に壇上を降りた。


  刹那はその少女を見ながら、とても畏敬を抱かせる相手だと思いながら、入学式の終わりを待った。


  入学式の流れはこの世界でも同じ様で、代わり映えしないものだった。


  しかし、気になる事も言っていた。それはこの学園のシステムだ。


  まず、クラスはAからOまでの15クラスあり、試験は学期末の能力測定試験のみで、中間は無いらしい。


  そして、その学期末試験において優秀な者は一つ上のクラスに行き、逆のものは一つ下のクラスに移動になるそうだ。


  ちなみに、どんなに成績が良くても一つしかクラスは上がらない様で、能力測定試験の結果がどんなに良くても一つクラスが上がるだけである。


  又、6年後の高等科卒業時にAからCまでのクラスに入ってないと大学へは行けない。その為、皆がその3クラスに残ろうと必死になるらしい。


  後、クラスは入学式後に掲示板にて貼られてるそうなのでそれを見に行くのだが…



 「おっ。俺はOクラスだな」


 「げっ、俺もOだ。最下位クラスからかよ」


 「ほっ、よかった〜僕もOクラスだよ」


 「良くないだろ!」


 「何処がいいんだ!」



  刹那とアルにツッコミを入れられるミリスであった。


  奏達3人はと言うと。



 「私はHクラスです」


 「あっ、私もHクラスだ」


 「何でだ?私もHクラスだぞ」



  どうやら男組も女組も同じクラスだった様である。


  だが、セレナは不満が有る様だ。



 「私は特別特待だぞ?なのに何故Aクラスじゃないんだ?」


 「確かにセレナの言う通り、ペンタゴンの奏さんと特別特待のセレナが、特待生の最下位クラスなのは変ですね」


 「そうだろ?せめてCクラスまでには入っていてもおかしくないと思うのだが…」



  そんな事を言っていると後ろから声を掛けてくる人物がいた。


  学園長のエリザであった。



 「刹那君、奏さん。お久しぶりね。それに他の皆さんも試験以来ですね」



  そう言うとフードで顔が見えないようにしているエリザが話し掛けて来た。



 「貴方達のクラスは私がわざと最下位のクラスにしました」



  そんな事を言うエリザにアルとセレナが文句を言い出した。



 「学園長、いくら何でも最下位はないんじゃないか?それだと俺はいい笑いものだ」


 「私も特別特待でありながら最下位クラスなど、馬鹿にされる原因になるではないか」


 「そうね。最初はそうかもしれない。だからこそこの編成にしたのよ」


 「どういう事だよ」


 「アル君は家の事情でよく思われていないでしょ?それが最下位からAクラスになってご覧なさい。皆が貴方を無碍に出来なくなるわよ」


 「つまり、私の場合も同じという事ですか?学園長殿」


 「そうよ、セレナさん。貴方にはこちらから無理を言って来て貰ったのに迷惑かけてごめんなさいね」


 「全くだ。これで私が馬鹿にされるのが決定したような物だからな。だが、奏とリースを同じクラスにしてくれた事には感謝する」



  それを聞くとエリザは笑いながら答えた。



 「刹那君とミリス君も特殊だし、奏さんは特別すぎるから最下位クラスでも十分上位クラスへ行ける事を確信しています」


 「そうですか。でもリースは何故最下位クラスに?」



  刹那はリースの事について聞いた。



 「リースさんは最初はCクラスの筈だったのだけれど私が、奏さんとセレナさんと一緒にいることによって、成長ができるのではと無理やり変えたのよ」


 「それはちょっと強引ですね。リースはそれで良かったと思うか?」



  リースの問題なので刹那はリースに答えを求めた。すると返事が返ってきた。



 「私も2人と同じ方がいいですし、結果を残せばどの道上位クラスに行けるんですから気にしてないよ」


 「結構さっぱりしてるな?」


 「もしCクラスになってもどの道、クラスを上げるか、下がらない様にするかですから、別にHクラスから始めても同じです」



  リースは結構芯が強い様でどこ吹く風なのであった。


  こうして、学園長は皆にクラスの理由を話した後消えていった。



 「さて、クラスも決まったし、教室に行くか」


 「ではお兄様、私達も教室へ行きますね」


 「おう、分かった。待ち合わせはどうする?」


 「ホームルームが終わったら今朝の場所で待ち合わせましょう」


 「了解。それじゃあ、リース、セレナ。2人共また後でな」


 「はい、刹那君」


 「おう、刹那。また後でだな」



  そう言って3人は消えていった。


  残った3人は自分達の教室に着いた。


  教室は5段になっており、左右に3人、真ん中に2人といったレイアウトだ。


  刹那達は右上、最上段の窓側の3人席に座った。窓側がミリスで、真ん中が刹那、そして通路側がアルだ。


  3人で話していると教師が入ってきた。



 「私はネスタ・グラフィー。魔術刻印学の教師だ。この学園のシステムは入学式で言った通り、学期末の成績によりクラスが上下する」

 「なので担任という者はいないので、分からない事が有ったら職員室で受付の先生に用件を言ってくれ。そうすれば担当の教員が応対する」

 「後は、この世界で必要な物と学園で必要な物を配っていくので受け取ったら今日は解散だ」



  そう言われ刹那達は教科書等を受け取り、学校指定のカバンに詰めて講堂前へ移動するのであった。


  しばらくすると奏達も来たのでこれからの事を説明する。



 「これからなんだがまず、ミリスの装備を受け取りにマキナ先生の所に行かないといけないんだ」


 「ごめんね。僕の装備が特殊で、今日渡される事になってるから」


 「それではお兄様、皆で最初にデバイス研究所に行きましょう」



 こうして6人はぞろぞろと移動するのであった。


  そして、マキナの所についたのだが。



 「随分と大所帯で来たね」



  人数の多さにちょっと引くマキナであった。


  だが、刹那達が着くとジュラルミンケースの様な物を持ってきた。



 「開けてごらんミリス君」



  そう言われて開けてみると黒く輝く2丁の銃が収められていた。



 「とりあえず、試しに使ってみよう。実験室2でやろう」



  ミリスの機体を試す為に実験室2に移動した。


  マキナが操作すると的が現れた。



 「ミリス君、まずは右手に装備するのは攻撃用のオートマチックの銃だ。銃弾は30発で、30秒毎に魔力弾が回復するので1発1秒といった所か…」

 「だがそれだと連射にはきついのでマガジンを交換する事で1発0.5秒で撃てる様にした。後は各属性をイメージしながら魔法の弾丸が出る様にしたまえ」



  そう言われてミリスは右手に銃を握り火の魔法を使うイメージをした。


  すると銃口に魔法陣が浮かび魔法が射出される。


  だが威力がそれなりのフレイムアローの様な物が出るだけだった。



 「ミリス君、刹那君から聞いたんだが、各属性に一極化する技を身につけている様だね、その技で今度は火属性に一極化して撃ってご覧」



  ミリスは言われた通りに火属性に属性変換を一極化して擬似的に火属性のシングル以上の力を出した。


  すると、先程までとは段違いの威力の炎の弾丸が飛んで行き、的を燃やし尽くした。



 「おお、本当に属性の一極化なんて出来るんだね。私は半信半疑だったんだがその技術は貴重だぞ?」


 「はい、でもまだまだ切り替えが遅いので実践レベルにするには鍛錬が必要な様です」


 「そうだな。0.5秒に1発撃てるようになれば完璧だな。まぁ6年あるんだ、焦らずにやる事だ」


 「分かりました。有難う御座いました」


 「後はもう一方の銃だが左手に持ってご覧」


 「はい」



  次にリボルバー式の銃を持った。



 「そちらはサポート用だ。リジェクトヒーリングは1日1発撃てる様にしといた。後は通常のヒーリング弾に毒、暗闇、混乱、石化等の弾を込めておいた」


 「僕には勿体無い位の品物です」


 「ヒーリング弾はアンデット系にダメージを与える。それに毒、暗闇、混乱、石化も攻撃用と解呪用の2つがあるから気をつけて使ってくれ」


 「凄いですね。攻撃サポートと回復サポートができるんですね」


 「凄いのは当然だ。どちらかというとこちらの方がお金も時間も掛かってしまったよ」



  そういうと苦笑いで刹那に話しかけてきた。



 「一応、ミリス君が銃の扱いになれたら、簡易版とかも作ってみて学会に発表するからその時は宜しくね」



  刹那にマキナはそう言うと、それではこれでと言い残して去っていった。



 「とりあえずミリスは銃の扱いをスムーズに出来る様に特訓だな。俺とアルは魔力付加と気力付加の鍛錬だ」


 「お兄様はこの後どうするおつもりですか?」


 「夕方までは俺達は鍛錬で、その後で冒険者登録しに行く予定だが?」


 「私達も鍛錬に付き合ってもいいでしょうか?それにセレナがお兄様に気の増幅法を聞きたいと言ってたのでお願いします」


 「私は気が使えるのだが増幅に関しては詳しくないのだ。だからその事を教えてもらえると助かる」



  セレナは刹那にそう言うと視線を逸らして照れながら言ってきた。


  なので刹那はセレナにその事を了承する事を告げた。



 「気の増幅なんてのは地味な物だが知りたいなら教えるよ」


 「うむ。すまないな刹那」


 「あのう、私も気というのを使える様になりたいのですが」



  リースが小さい声でおずおずと言ってきた。



 「やめといた方がいいぜリースさん。気の開放は死にかけるからな」



  アルがそう言うがセレナが話しに割り込んだ。



 「なんだ、アルも気が使えるのか。だがその口ぶりだと気を邪道で手に入れたな?」



 セレナは鋭かった。又、この世界の人間なのに気の発現方法を知っている様だった。



 「それが何だよ?いいじゃねぇか俺の好きな方法で手に入れても」


 「文句など言ってない。リースはお前さんと違って正道で手に入れたいそうだ。まぁ、魔法大学までにマスターできればいいと言ってたので、できればリースの事も見てやってくれると嬉しい」


 「そういう事なら任せといてくれ。リースには正道でできるだけ早く出来る様に頑張ってみるよ」


 「あっ、あのう。リースさんでも気をマスターしようとしてるのに、僕だけ出来ないのは悔しいな…という事で僕にも教えて」



 リースに釣られる形でミリスも気を学ぶ事にしたようだ


  こうして皆で鍛錬する事になり、鍛練場へと荷物を置いた後で集合になった。



 「おい、アル、ミリス。準備はいいか?」


 「俺はいつでも大丈夫だぜ?」


 「僕も大丈夫だよ」



  男3人組は鍛練場へと赴くのであった。


  その頃奏達も準備を済ませ鍛練場へと歩いていた。



 「刹那君いい人そうでした。奏さんが色々言ってたからもっと、へん…変な人かと思ってたよ」


 「刹那は良い奴だ!私を嫌っとらんし、むしろ好意的なのではないか?ふふふ」



  この2人の言動に奏は自分の考えを主張する。



 「お兄様は基本がお人好しですし、人あたりもいいですから、好意的に感じるかも知れません。ですがそれは幻想です。お兄様に相応しいのは私です!」



  奏は兄を取られないように牽制する、しかし、リースはともかくセレナは真っ向から勝負に出てきた。



 「私は、別に刹那君とそういう仲になりたいのとは違うから」


 「私は刹那になら全てを捧げてもいいぞ」



  リースはこの騒動に巻き込まれないように発言するのだが、セレナはどうやら本気で刹那を気に入ったようだ。



 「恋愛は個人の自由だろ?刹那が私を選んでも恨むなよ」


 「大丈夫です。お兄様は私の事を愛していらしゃるので」


 「それは兄妹としての愛情では無いのか?」


 「それだけではありません。お兄様は1人でいたす時の為に、私の匂いや温もりがする湯浴み着を借りたいと言ってきた事もあるんですよ」



 奏は、ミリスに湯浴み着を借した件を自分の都合の良い様に捻じ曲げて伝えた。



 「それは誠か?リース」


 「うん、一応湯浴み着を2着借りていったのは確かだよ」



  リースの言葉にセレナは考える。



 「なんで湯浴み着なんだ?それに2着借りる意味は無いのではないか?」


 「それにはお兄様のフェティシズムがあるんです」


 「本当か?まあ、奏が湯浴み着を貸すなら私にも策がある」


 「何ですか?それは?」



  奏はセレナに問い詰めたがセレナは不敵に笑うだけで教えなかった。


  そうこうしてる内に鍛錬場についてしまった。



 「奏!こっちだ」


 「お兄様お待たせしました」


 「おい、刹那ちょっと聞きたいんだが?」



  着いて早々セレナがさっきの話しを持ち出した。



 「1人でする時の為に奏に湯浴み着を借りたというのは本当か?」



  突然の質問に刹那が驚きながら言う。



 「確かに湯浴み着は借りたが、別にそういう為に借りた訳じゃないぞ」


 「本当か?」



  セレナの疑惑の目線を浴びて刹那は困ったがすぐにミリスが助けに入るのだった。



 「湯浴み着は僕の為に刹那君が奏さんに借りに行ってくれたんだよ?だから勘違いしないでね?」


 「そうか、まぁミリスなら男共から変な視線を向けられても可笑しくないからな。だが刹那もか?」


 「一応、1人だと目立つからって刹那君も着てるけど。刹那君も2割近い人からジロジロ見られてるんだよね」


 「おい、ミリス。余計な事は言うな…」



  だが時は既に遅かった。



 「お兄様をいかがわしい目で見る輩はどなたですか?私が全員成敗します!」



  奏は怒っていた。見るものが恐怖するオーラが出ていた。顔が笑っている分、尚の事怖かった。


  そこでセレナが空気を読まない発言をする。



 「刹那はノーマルだよな?」


 「ああ、俺はノーマルのつもりだが?」


 「奏の湯浴み着に興奮するか?」


 「いや、別に興奮しないが…」


 「奏の柔肌を包んでいたたった一枚の衣なのだぞ?その事を想像しても変な気持ちにならんか?」



  そう言うとセレナは眼鏡と眼帯を取り、刹那を神眼で見た。



 (確かにそう言われると何だかいけない物を借りたみたいで興奮するような…おっといけないいけない、奏は妹、奏は妹)



  セレナは刹那の心を読んだ為、刹那がわずかながらでも奏を意識してるのが気になった。


 そこでさっきから考えてる事を実行することにした。



 「ちょっと待っててくれ!」



  そう言うとセレナはどっかへ行ってしまった。しばらくすると戻ってきて刹那の右手を握った。



 「えっとな、刹那。今日からはこれでしてくれ…」



  その言葉と共に右手に何かが握らされた。何だか暖かくてふわふわした物だった。


  手を開きそれを見るとパンツが握らされていた。



 「おっ、おい。セレナこれは…」


 「皆まで言うな。わっ、私の脱ぎたてだ。これで今日からは妹なんて、アブノーマルな物に手を出さずに済む。私の事を想ってしてくれ」



  セレナはとても可愛らしい顔で、とても照れた笑いを浮かべ、もじもじしていた。



 「ち、ちなみに今はノーパンだから覗こうとするなよ?」



  照れた表情で下から見上げられるととてもいけない気分になってしまった。


  そのやり取りを皆が見ていて、皆が動揺していた。



 「おっ、おい。セレナ!さすがにそれは不味いんじゃないか?」

 (セレナは言動はともかく可愛いし俺も欲しいぜ…刹那ばかりモテやがって)


 「セレナさん!僕はそういうの反対だな!冗談でもダメだよ」

 (刹那君がセレナさんので満足できなくなって僕を襲ってきたらどうしよう)


 「セレナ!刹那君になんて物渡すの?刹那君だって困るでしょ?」

 (奏さんに対抗してるにしろ、脱ぎたての下着を渡すのはやりすぎだよ〜もしも私のも欲しいとか言われたらどうしよう?)


 「セレナ!なんて物を渡すんですか!非常識にも程があります!」

 (私が渡そうとした時は断られたのにこんなのずるいです。そうだ私も渡そう)



  セレナは刹那以外の感情を読んでいた。



 「アル…言動の事は知らんがお前、何げに私の事を可愛いと思っとたのか。だが刹那がモテるのは刹那故だ。お前はもっと乙女心を知ってから出直せ」


 「なんだと?別に可愛いなんて…心読みやがったな?じゃあ欲しいって思った事も?」


 「もちろん知ってるぞ。何だかんだ言ってもやはり男の子だな。可愛い女の子のパンツは欲しいか?」


 「うっ、うるさい!」



  アルはバツが悪そうにそう言った。



 「ミリスは自分が襲われるのが怖いのだな。安心しろ。刹那はそんな奴じゃない。なんならその劣情を私に向けてくれても構わないしな?刹那」


 「俺は劣情に駆られて襲うなんて真似はしない。なんなら心を読んでくれてもいいぞ?」


 「それじゃあ見させてもらう」


 「そっ、それは待って?」

 (そうは言ったが、ミリスって妙に色気があるんだよな…絶対襲わないけど欲求が溜まりそうって心を読まれてるんだった!)


 「もう、遅いわ。口では格好良い事言ってるがやっぱり男の子だな。絶対襲わない様だが欲情はあるようだ。やはり私のあげたので我慢しろ」


 「刹那君?本当に襲わない?」



  ミリスはとても可愛らしい姿で尋ねてくるが、そんなだから惑わされるんだと言いたい刹那だった。


  そこでリースが刹那に言ってくる。



 「刹那君は悪い人じゃないよね?信じてるよ?」

 (でも無理やり君が欲しいなんて言われたら…刹那君ならいいかな?って何を考えてるんだろ私)


 「おい、リース。さっきから考えが暴走してるぞ。とりあえず刹那からリースにパンツをねだったり。身体を迫ったりはせんから安心しろ」


 「セレナ。あんまり私の心を読まないでね…」


 「で、奏は?うん?どこ行った?」



  そう言ってセレナが奏を探すと刹那の元に駆け寄る奏がいた。



 「はい、お兄様これを…」



  左手を掴み、握らせたのは奏の脱ぎたてパンツであった。



 「お兄様。我慢できなくなったら是非、セレナのおこちゃまパンツ等ではなく私のをお使いください」



  刹那は頭が痛くなってきた。



 「お前らな、俺を変態にしたいのか?いいから2人共履いてきなさい!」



  そう言って刹那はセレナに縞パンを渡し、奏に白のレースが付いたパンツを渡した。



 「良いのか?こんなチャンス滅多にないぞ?」


 「俺は変態のレッテルを貼られたくない!」

 (確かにパンツは嬉しいが着けてる所を見れてこそだろ!それに自分でするなら抱きたいわ!)


 「おい、刹那。心の本音は格好良く無いな。ただ、抱きたくなったら奏では無く私を抱いてくれよ?」


 「セレナ。お兄様を誘惑しないで。お兄様はそんな無い胸なんかより私の様に程よくある方がお好みなんです?」


 「そうなのか刹那?」


 「えっ?」

 (うん?俺は無い胸も程よい胸も好きだぞ?というか女性は大好きだ)


 「刹那は女性好きで、胸は特に好みは無い様じゃぞ?」


 

  そう言いつつ2人はパンツを履き直して戻ってきた。



 「さて、おふざけはこれくらいにして鍛錬するか?」


 「そうだな?刹那、ミリス。がんばろうぜ!」

 (あ〜あもうセレナも奏さんもパンツ着けてるんだよな?あわよくば見えれば良かったのに)


 「おい、馬鹿アル!卑猥な事を考えとらんで真面目に鍛錬するぞ。それにお主は私は好みじゃなかったのではないのか?」


 「おう、お前のようなちんちくりんに興味なんてないぜ!」

 (セレナも意外と可愛い所あるんだよな。って心読まれてるんだった。何にも考えないぞ。パンツを俺も欲しいなんて考えないぞ)


 「アルよ。もう考え事するな、どんどん評価が下がっていくぞ?」


 「うるせぇな!なら心を読むな」


 「じゃあ最後に、刹那は私の事が好きか?もちろん女の子としてだ」


 「どうせ心読んでるんだろ?じゃあ、堂々と言わせてもらうけど俺はセレナの事好きだぜ」

 (繊細で純粋な心持ってる所とか、中二設定が現実化してる所とか、単純に女の子としても好きだな)


 「中二設定ってのはよく分からんが、好きという気持ちわ伝わってきた。ありがとうな刹那」



  そう言うとセレナの左目は形も色も元通りになっていた。



 「さて、それじゃあ、鍛錬と行くか」


 「そうだな?刹那。俺は何の練習をすればいいんだ?」


 「アルは気力付加かな?とりあえず気力強化で行こう」



  アルにはとりあえず気力付加と魔力付加の同時行使を練習する為に、まず気力の強化をしていた。



 「刹那君僕は?」


 「ミリスは攻撃型の銃で魔法を使う練習と奏達が気の力を勉強するなら一緒にすると良い」



  ミリスには早く銃の精度を上げてもらう為に銃の練習を主にやっていく事にする。気は大学入学までの切り札として覚えさせる気だ。



 「おい、刹那。私達は一応この私がメニューを組む事にしたのだが、お前とも相談したい」


 「まず、私だが気力を強化したくてな、その練習法を教えてくれ」


 「セレナは気だな。分かった。アルと一緒にしよう」


 「げっ馬鹿アルとか?」


 「なんだよ、げっ、って。俺だって奏さんとリースさんと一緒がいい!」


 「アルには奏でもリースも近づかない様に」


 「なんでだよ?」


 「アルが移る」


 「なんだよアルが移るって?」


 「馬鹿って事じゃないのか?刹那」


 「よく分かってるじゃないかセレナ」


 「まぁな!」



  そんな事を言いつつセレナの練習は気の増幅を主にした練習になった。



 「そこ!なんで得意そうなんだよ!というかアルを蔑称みたいに使うな!」


 「まぁ、アルはほっといて、リースさんはどういう鍛錬するんだ?」


 「私は魔法の行使の練習と魔力強化、そして気の勉強です。それで良いよね?セレナ」


 「ああ、それでいいんじゃないか?」



 リースは魔法を主に練習して、気を大学までに覚えるのを方針にした。



 「最後に奏。お前はどうする?昔みたいに、気だけじゃこの世界じゃやっていけないみたいだし、とりあえず奏でも魔力付加を覚えるか?」


 「魔力付加ですか。どういったものか存じませんが私はそれを学んでおいた方がいいのですね?」


 「魔力付加はこの世界の大抵の人が出来る技らしいからな、お前も覚えておいたほうがいいだろ」


 「ちょっと待て」



  そこでセレナから横槍が入った。



 「奏に関してはもっと重要な物を覚えてもらう」


 「何だそれは?」



  よく分からなかったので刹那はセレナに質問をした。



 「奏は神気を持っておる。魔力付加や気力付加以上に強力な力だ」



  それを聞いて刹那は驚いた。そんな力があったのかと…



 「それじゃあ、奏はセレナに任せていいか?」


 「ああ、任されよう。だが、ちょっと気になったのだが刹那は何の鍛錬をするのだ?」


 「俺か?俺は魔力付加の練習をしようかと…」


 「それは何でだ?」


 「いや、俺は気力付加しか使えなかったんだが、アルが魔力付加でかなりのパワーを出してたから、両方使えるようにと思ってな」



  それを聞くとセレナは微妙な顔をして、聞いてきた。



 「お前はその力を何に使う気だ?」


 「俺は俺が大切だと思ったものを守り切る力が欲しいんだ」


 「お前自身の力の誇示では無くか?」


 「俺自身の力を自慢なんてする気はない。そんな暇があるならどんな状況でもやっていけるだけの力が欲しい」


 「そうか、まぁいいだろう」


 「何がいいんだ?」


 「お前達、刹那とアルがやろうとしてる事のやり方を教えてやると言ってるんだ」


 「何だって?」



  セレナの一言で刹那は驚いた。どうやら魔力付加と気力付加について何かしら知ってるようだ。


  そして、刹那の今しようとしてる事は気力と魔力を同時行使する術だった。



 「セレナ。気力と魔力を同時行使出来る事は可能なのか?」


 「可能だ。私自身が使ってる技だからな」


 「そんな技があるなら、なぜ皆使おうとしないんだ?」



  刹那は素朴な疑問をぶつけた。するとセレナが言った。



 「この世界は魔法に偏りすぎてるんだ。気力なんて使えるのは僅かだし、今から教える技法は禁書に書かれてた物だしな」


 「禁書?」


 「私の両親は国立図書館の司書をしててな、その伝で禁書を見てたんだが、そこに魔力と気力を混合させて使う戦闘術、魔気混闘というのが書いてあった」


 「魔気混闘?」


 「ああ、それがお前達がしようとしてる技に近いものだ」


 「近いもの?っていうと同じって訳じゃないのか?」


 「そこは今から説明する」



  こうして説明が始まった。


  魔気混闘(まきこんとう)とは魔力と気力を混合して力と為す技だ。


  だが刹那達の目指した魔力付加を全開にして、気力付加も全開にして使う技ではないようだ。


 魔気混闘は魔力と気力、そのどちらかの最大値と同じ量にしなければ発動できない。


  つまり、刹那の場合、気力を重視して来た為に気力は十分あるが、魔力が足りない。


  もし、魔気混闘を使うなら気力を魔力に合わせなければならないのだ。


  その為、魔気混闘は気力を十分に使えないこの世界に人々にはなかなか適さず、埋もれていった技法の様だ。


  しかし、気力が微量な者が魔気混闘を使った場合、純粋に魔力付加をした方が強い場合がある。


 それがもし、魔力を豊富に持った、気力のマスターレベルが使った場合はその技は神をも制すとされる究極の技法へと変わるのだと言う。


  その説明を聞き、刹那は自分で試す為にセレナに協力を求めた。



 「いいだろう。まず、お主の気力を見させてもらうぞ?」



 そう言うと、左目が又、違う模様になり経絡眼が発動した。するとセレナが驚き、恐怖していた。



 「どうしたセレナ?急に黙り込んで」


 「いや、奏の時も驚いたが、刹那。お前は神気を持っておる」


 「神気?」


 「奏にも説明したが、簡単に言うと神々が使う気や魔力と違った第3の力だ。これは単体で究極の技法と呼ばれる魔気混闘を1つの力で実現させる様な物だ」


 「そんな力が俺に?」


 「そうだ、だが、恐ろしいのはそちらではない、気の量が尋常では無いのだ。お前は本当に人間か?」



  セレナの目は恐ろしいものを見る目になっていた。そこでセレナが謝ってきた。



 「済まん。こんな目向けられるのは嫌だよな。私が昔、この眼の為にその様な目を向けられた覚えがある。本当に済まなかった」



  どうやらセレナは自分が刹那に恐ろしさを表してしまった事に申し訳なさを感じている様だった。やはり、セレナは心の優しい少女であった。



 「気にするな、まぁ、お前達だから言うが。確かに俺は普通の人間じゃない。時守という一族の異能者だ」



 刹那は今まで秘密にしてきた事をあっさりとバラした。ここにいる人間にバラしても問題ないという判断だった。



 「そうか、異能者というからにはその一族でも特別だったんだな」


 「ああ、俺は気力が通常より物凄い多いらしい。他にも色々あるらしいが他の力は廃れたらしい」


 「それでもこの量の気なら、魔気混闘を使えば一気に最強クラスになれるぞ?まぁ魔力次第だが」


 「やっぱり、そこか…魔力は自信ないんだが」


 「とりあえず刹那は分かった。ついでにアルも見てやろう」


 「ついでかよ!」



  そう言ってセレナはアルを見たのだがまたも驚きの顔をしている。



 「お前、いつから気力が使える様になったんだ?」


 「2日前かな?」


 「お前は刹那に迫る量の気力があるぞ。といっても刹那の7割程度だがそれでも異常だ」


 「へぇ、俺ってそんなに凄かったのか?」


 「私の予想だが、お前はマギヌスのフォートタイプの初期だったな?」


 「ああ、そうだが、嫌な事を思い出させるな」


 「いや、重要な事だ。多分フォートタイプの生命力強化のおかげで気力が異常にあるんだと思う」


 「それ、マジか?」


 「ああ、嘘じゃない。この量の気力に魔力を載せればとんでもなく強くなれるぞ?」


 「おお、それがホントならある意味俺も出来損ないなんかじゃなかった訳だ」


 「そうなるな、馬鹿アル。良かったな」



  セレナは馬鹿アルと言いながら顔を背け泣いていた。どうやらセレナは意外と涙もろい様だった。



 「おい、折角なんだから馬鹿とか言うなよ馬鹿セレナ。お前こそ俺なんかの為に泣くなよ」


 「うるさい!私は眼が痛くて泣いてるだけだ。だが、まぁマギヌスの出来損ないと言われるお前に、この様な才能が有った事、素直に褒めるぞ」


 「どうせなら、素直になれば可愛いのに?なっ刹那?」


 「何を言うか、刹那ならこんな私でも可愛いと思ってくれてるわ!」


 「まぁ、なんだ?アルおめでとう。あとセレナは可愛いぞ」



  そう言うと2人共照れくさそうにしていた。



 「さて、次は魔力を見てみよう。気力だけあっても魔気混闘は使えんからな」


 「じゃあ、俺からよろしく頼む」


 「刹那からだな、よし見てやろう」



  そう言うとセレナは又驚いている様だった。



 「今の刹那の魔力は物凄い量だ、奏に次ぐ勢いだ。だが、恐ろしいのはまだ魔力が全快になっていない事、そして、魔力回路が錆び付いている事だ」


 「それだとどうだって言うんだ?」


 「いいか?魔力を使う時に魔力回路を使うのは知ってるな?」

 「その魔力回路が錆び付いていてうまく魔力が通っていないんだ。つまり、力を全部出し切っていないのに魔力値がすごい事になってる。」

 「もし、魔法力が全快して、魔力回路も正常になればお前は魔法士としてとんでもないレベルになる」

 「そうだ。刹那は確か属性無しだったな?私と同じ属性無しなら特殊な属性を持っているのかもしれない。それにお前が属性なんて持ったら危なすぎて落ち着かないわ」


 「俺ってそんなに魔法使えない筈なんだがな?試験の時に一般入学にされる程に」


 「その時は魔力が枯渇してて弱かっただけだろ?試験官の見る目がなかったのだな」


 「学園長もいたぞ?」


 「学園長は属性無しのお前を引き止めたんだろ?きっと何かしら思う所があったのではないか?」



 セレナの話しを聞くと学園長は刹那に何かしら感じていた様だった。



 「さて、後はアルだが、おお、流石はマギヌスの強化素体。魔力量も抜群じゃな?何かやたら土属性が強いがまあいい感じだ。これならちょっと調節すれば魔気混闘を扱えるだろ」



  その事を聞いてアルは喜んでいた。そこでセレナが刹那に尋ねてきた。



 「刹那の場合は力が両方共強いから扱うのに苦労するかもだが、がんばれよ?それと私には気力の増幅法を教えてくれ」


 「そういえば、そういった話しだったな」



 そこで刹那の説明が始まる。



 「気力は毎日の鍛錬と気力付加同士のぶつかり合いによって高められる。後は邪道に近い方法で気を活性化する事を毎日する事かな?」


 「具体的にはどうするんだ?」


 「まずは普通に気力付加をして、その状態でどこまで気を絞り出せるかチャレンジ。その状態で気力付加した物同士で戦えば互いに気力が活性化する」


 「つまり、相手がいないとダメなのか?」


 「今の所、俺と奏、アルとセレナが使えるから、奏と戦えばいいんじゃないか?」


 「刹那はダメなのか?」


 「やっぱり女の子同士の方がいいしね。それにアルはどうするんだ?」


 「それは奏が…」



  そう言うと奏が物凄い笑顔と鋭い目線でセレナを牽制する。



 「すみません!私、奏とがいいです」


 「そうですよね?セレナ?」



 奏に脅されて結局奏とセレナで戦う事になった。



 「じゃあ、後は鍛錬の最後に気を活性化する技法を皆に施す事にする」


 「まぁ、こんな感じでどうだ?」


 「分かりました。お兄様」


 「了解だ。刹那」


 「僕も大丈夫だよ。刹那君」


 「私もいいです。刹那君」


 「私もOKだ刹那」



  こうして6人の鍛錬が始まった。


  まず、刹那とアルの魔気混闘から練習は始まった。


  その間、奏とリースは魔法の鍛錬。ミリスはとにかく銃に慣れる為1人黙々と的に向かって魔法を撃っていた。



 「刹那、とにかくお前は気力を全開にしすぎだ。今はまだ魔力に合わせてちょっと弱くしろ」


 「アルの方は逆に魔力が強すぎる。まだ、気力に慣れてないんだからうまく力を調整しろ」


 「そんな事言われたって、結構むずいんだぞ?」



  そう激が飛ぶ中2人は黙々と気力と魔力の調整をしていた。



 「う〜ん、どうも魔力の出力が弱い気がするんだよな」



  刹那がそう呟くとセレナが答える。



 「刹那は魔力回路が正常でないから違和感があるんだ。魔力を無理やり流して流れを良くしてもいいんだが、危険だからな」



  刹那に聞かせてはならない事をセレナは言ってしまった。



 「やっぱりか。魔力が強く感じられたのはトリプルチャントした時だったな。ダブルチャント位ならいいか?」


 「おい、チャントってやめとけ!」



  言うが遅く刹那はダブルチャントしていた。



 「ぐっ、やっぱり堪えるな」


 「そりゃそうだろ。はぁ、刹那無茶はやめてくれ、心臓に悪い」


 「ごめんなセレナ。だが俺はすぐにでも強くなりたいんだ」


 「分かったから、トリプルチャントはするなよ?特にフォースチャントだけは絶対するな、死ぬからな」


 「分かったよ。ダブルまでしか基本は使わない様にする」


 「トリプルも本当は使って欲しくないのだが?」


 「そんな事行っても無駄だぜ?刹那の奴は強くなる為なら平気で死ぬ覚悟してしまう様な馬鹿だからな?」


 「アルだって邪道で気力付加手に入れたんだから、お相子だろ」


 「ふん、今はそんな場合じゃない!気力が今一でかくならないんだよな。刹那?チャントみたいな方法ないのか?」


 「点穴を突いて無理やり出す以外にないぞ?」


 「いや、あの状態を又味わうのは流石にきついぞ?」


 「なら、諦めて自力で出すんだな」



  そう言い合いながら刹那とアルは魔気混闘を練習し続けた。


  そして、アルが魔気混闘の片鱗を見せ始めた。



 「おっ、今バチッてなったぞ?これって魔気混闘じゃないか?」



  それを言われてセレナは魔気混闘を見せるのをすっかり忘れていたのを思い出した。



 「魔気混闘はこうやるんだ。はっ!」



  その掛け声と共に体が右手に集めた魔力と左手に集めた気を混合させ、バチッっという音と共に体からオーラを発してるセレナがいた。



 「これが魔気混闘だ。基本的には摩と呼ばれる力は右に宿り易く、気と呼ばれる力は左に宿り易い。この法則を利用して混合して流動させるのが魔気混闘だ」


 「それを早く言わないか!」



  そのやり方を聞いたアルは右手に魔力、左手に気を乗せて混合した。両の手の力を同じ位にして混合すると身体を強烈な力が駆け巡るのが分かった。



 「なんで刹那より、馬鹿アルが出来てるんだ」



  セレナがそう言うとアルは嫌味っぽく言ってきた。



 「愛しの刹那君より才能があってごめんな?」



  アルは笑いながらセレナに言った。だが、それが刹那の心に火をつけさせた。



 「おい、ミリス?エレウィス先生にリジェクトヒーリングが今日はまだ使えるか聞いてきてくれないか?」


 「えっ、それってどういう事?」


 「いいから、聞いてきてくれないか?」



  そう言っているとリースが話しに入ってきた。



 「えへん!実は私、リジェクトヒーリング使えるんですよ!1日1回だけですが」



  リースは自信満々に知らせてはならない情報を知らせてしまった。



 「本当かリース?」


 「はい、刹那君。ちゃんと使えますよ?」


 「それは有難い!ならこれを使えるな!」


 「駄目!刹那君を止めて!」


 「おい、刹那やめろ!」



  ミリスとアルが叫ぶ。しかし奏とリースは状況が分かってなかった。



 「おい、まさかトリプルチャントでもする気か?」



  セレナのみ正解に行き着いた。だが止めるまもなく刹那はトリプルチャントを実行した。



 「うっ、うわぁーーーーーーー!」



  刹那の全身の魔力回路が悲鳴をあげる。


  セレナはその様子を魔力眼で捉えた。



 「刹那にすごい付加が掛かっている…だが、ちょっとずつだが魔力の通りが良くなっている。これを毎日続ければ魔力回路を正常化できるかもしれん」



  セレナはそんな風に冷静に感想を述べているので皆が非難した。



 「セレナ!お兄様がこんな状態になっている時に何言ってるの?」


 「そうだよ!セレナ!なんでそんなに冷静なの?」


 「刹那君が又、暴走しちゃったよ〜セレナさんもなんでそんなに冷静なんですか!」


 「刹那の馬鹿が!俺に対抗しなくても良かったのに!セレナも何とかしろ!」



 皆が喚いているのでセレナは怒った。



 「お前らに刹那の何が分かる!刹那はな、表層の意識に出てしまうほど、自分の弱さを後悔してきたんだ!強くなる事に貪欲で何が悪い!自分の為ならまだしも、刹那は他人の為に強くなろうとしているんだぞ!お前らに刹那を止める権利はない!文句があるなら刹那と関わりを持たぬ事だ!」



  セレナは刹那の心をよく分かっていた。心を読むたび、表層にまで後悔の念が現れていたからだった。



 「刹那!苦しいかもしれんがそれだけの量の魔力があれば、相当強い気力でも魔気混闘できるかもしれない。まずその魔力を右手に集中させろ」



  そう言うと刹那は無理やり右手に向かって魔力を集中させた。



 「次だ刹那!右手に集めた量と同じ量の気力を左手に乗せろ!後は手を合わせて身体を魔力と気力が循環するイメージを保て」



  セレナの支持通りにすると刹那もアル同様バチッという音と共に魔気混闘が出来ていた。


  ただ違う点がある。


  アルの拙い魔気混闘では無く、既に高いレベルで魔気混闘ができてるセレナとも違う、物凄いパワーの魔気混闘が誕生していた。



 「はぁ、はぁ、はぁ。こっ、これでいいんだな?」



  刹那は意識が朦朧になりながらもセレナに確認をとっていた。


  そして、セレナが頷くとその場で倒れてしまう。


  刹那は最後にリースにリジェクトヒーリングを頼んで意識をなくす。



 「お兄様、なんて無茶を…昔からですが今回は酷いです」


 「私がリジェクトヒーリングできるって言ったからかな?ごめんね奏さん」


 「いえ、リースのせいじゃないですよ。お兄様が無茶苦茶なだけです」


 「そうだぜ?リースさんが気にすることじゃねぇ」


 「うん、僕達の時もリジェクトヒーリングを知らなかった時ですら無茶してたしね」


 「本当に人騒がせな者だな?刹那は。早くリジェクトヒーリングを掛けてやれリース」


 「わかりました」



  リースはこの世界に来て初めてのリジェクトヒーリングを使う。


 「我が意に従い、かの者に癒しを非とする傷を、万物全てを否定する聖なる再生の光と癒しの水になりて、復活の階を伸ばさん」

 「リジェクトヒーリング!」



  すると刹那に光と水が染み渡り、意識を取り戻す。



 「この馬鹿者が!」



  ベチン!という音と共にセレナの手が刹那の頬を叩いていた。



 「皆がどれほど心配したと思っている。確かに刹那が心に抱えている物は大きい、だが今を蔑ろにするな!」



  そう言うと刹那に抱きつき泣いてしまうセレナであった。


  刹那の事を分かっていたからこそ止められず、その為に涙するという矛盾した対応だが、それも刹那の事を想っての事だと、皆が分かった。


  こうして刹那とアルは魔気混闘という秘技を身につけたのであった。


  そして、次に刹那と奏の神気開放が行われる事になった。



 「神気開放は私も実際にやった訳では無いから詳しくは分からない。だが、力を本当に欲する事が出来た時、神の力はその身に宿るとなっていた」


 「力を欲するですか…」


 「それって具体的にはどうするんだ?」



  奏と刹那の質問にセレナは困りつつも言った。



 「刹那の場合、己の無力を嘆いていたな。その事を強く思えば自然と力を欲するのではないか?」


 「俺が無力を感じた時か…」


 「奏の場合は知らないが、自分の力の無さを嘆いたことは無いか?そういった体験が多分キーになると思う」


 「私が無力を感じた時…」



  そこで2人が思い出したのは楓の事だった。


  一番最初に狙われた奏。


  そこを何とか剣で受け止め助けた刹那。


  しかし、結局楓を守ろうとした時に逆に守られた刹那。


  そして、その後胸を無残に貫かれるのを黙って見ている事しか出来なかった奏。


  2人の共通点が結ばれた時、2人は深い絶望に染まった。


  そして、奇しくも今日は楓の誕生日の4月7日、2人は共に願った。



 「俺はあんな風に守られてるだけなんて嫌だ!」


 「私は自分の無力で目の前の人達が傷つけられていくのは嫌です!」


 「俺に!」


 「私に!」


 「「目の前の理不尽に立ち向かい覆す力を!!!」」



  2人同時にその様に叫んだ瞬間。


  セレナの眼に写っていた心臓に蓄積されていた神気が全身を駆け巡りだした。


  その神気は皆の目にも移る程の濃度を持っており、白い気が全身から吹き出していた。



 「奏、凄い事になってるぞ?」


 「お兄様こそ、凄い事になってますよ」



  そうして2人は笑いながら泣いた。



 「お兄様。何で泣いてるんですか?」


 「奏こそ。何で泣いてるんだよ」


 「いえ、私はちょっとお姉様の事を思い出してしまって」


 「俺もな?ちょっと楓の事を思い出した。だって今日は…」


 「楓の」


 「お姉様の」


 「「お誕生日!」」



  こうして2人は泣きながら、楓を想い笑った。


  きっとこの神気は楓からの贈り物だと思う、刹那と奏であった。

遂に第一章が完結してしまって感慨深いですね。


今回の第13話如何だったでしょうか?


最初は普通の入学式。


そこではリディア・ラインフェルトなる新キャラ登場!新入生総代の女の子です。


一応、仲間になるキャラではありませんが、絡みがない訳でもないです。


そして、1人、お姫様キャラを次章で登場させる予定です。


入学式はかるーく話しを流してクラス分けに…


しかし、何故か刹那達はこの学園の最底辺クラスへ決定


奏達も特待生では最下位のクラスに編成されてしまいました。


それは学園長のエリザの仕業でした。


無事クラスが分かり、自分のホームルームを受けた後に刹那と奏が合流


そして、ミリスの新装備のお披露目です!


銀色の拳銃と黒光りの拳銃あなたならどっち?


この問に作者は黒光りを選びました。


シルバーは結構あるので純粋に黒光りにしてみました。


さて、武器を手に入れ早速鍛練場へ。


しかし、いきなり、セレナから渡されたのは縞パンでした。


その後も対抗した奏に白のレース付きパンツを献上される始末。


だがその後は真面目に、セレナから魔気混闘という究極技を教えて貰う事に。


だが、刹那は気の量が異常でセレナはちょっと怯えます。


その事を気にして謝るセレナに作者は萌えました。


さらに神気まで持ってる事が判明。


そして、アルも強化素体の為か気力が相当高い様です。


その後は魔力測定。


刹那は魔力の内包量が異常で現在でもまだ全開してない様です。


又、魔力を流す、魔力回路が錆び付いており前回を出せていない模様。


アルはやはり強化素体の為魔力も高めで、特に土属性に高い適正が、それでもシングルですが。


そして、2人は魔気混闘をマスターすべく鍛錬。


先に発現したのはアルでした。


アルの場合は強化素体の為、魔力と気力のバランスが良かった為早く覚えました。


一方の負けず嫌いの刹那はリジェクトヒーリングが使えるか確認後トリプルチャントという無茶をやります。


みんなの非難を浴びる中唯一の見方をしたのは奏では無くセレナでした。


セレナは神眼を使う時軽く心を読んでるので刹那の気持ちが痛く分かったみたいです。


そして無茶の果てに遂に刹那も魔気混闘を習得。


その後は神気の開放イベントでした。


本当はもっと長くなりそうでしたが今回は短めにまとめました。


この日は4月7日の入学式の日で楓さんの誕生日でもあります。


その為2人は強く楓さんの事を意識していた様で。


共に後悔したのは楓さんを無くした襲撃事件の時の無力さでした。


その後悔を切っ掛けにして2人は神気を習得。


無事に刹那は魔気混闘と神気を習得。


アルは魔気混闘を習得。


奏は神気習得。


と、こんな感じで第一章で習得できる技は全て覚えさせました。


さあ、これからは「第二章 学園と冒険者と闘技場の日々編」をお楽しみに!








第一章最後の能力値表記ですのでしっかり書きます。変わらない所も多々ありますが第一章最後なので折角だから復習をば




まずは男性陣より




第一の男性キャラ 主人公 魔気混闘と神気による強化で人からもはや外れる化物!だけど女の子3人+αに気に入られるハーレム野郎 時乃宮刹那 4月12日生まれ。ブラットタイプB。


力 12歳の身体では普通の人間の頂点に君臨するレベル。

時守一族の異能者である為、身体の作りが人間離れしており、

気の力はセレナを恐怖させる化物級。

現在気力付加を完全マスター。

魔力付加はトリプルチャントまで。死にかけるのにトリプルチャントまで使っちゃうお馬鹿さん。

セレナより、魔力と気力を混合させて使う究極の技法、禁書に記述されし魔気混闘を習得。

さらに神の力である神気を習得。

気力付加、魔力付加、神気付加とトリプルブーストでやっとチートな主人公爆誕!


技 瞬刻永神流、基本技閃、これにはバリエーションがあり、一閃、翔波閃などがある。

他の瞬刻永神流の技は今の所画龍点睛と龍牙追。

神の一族の守護者として育てられた時に従者教育をされ執事の様になり、又、完璧執事に憧れるようになった。

その為、家事スキルは完璧な領域。炊事洗濯洗い物、なんでもござれの超絶執事。

しかし、料理で負けた奏がお茶を入れる事だけは負けまいと頑張った為にコーヒー^、紅茶、緑茶etcのスキルは負ける。

文献より得た技はクロノスシフト、クロノスドライブ、クロノスバインド、思考加速、アイテムを創造する技マジックルーフェンと消す技マジックラディーレン。


魔法 現在この世界に来て4日目魔法力がまだ内包できる量のMAX値に到達してません。セレナによると魔力回路も錆び付いてるとか…。

その為フレイムアローもどんだけ強くなってるか不明

ダブルチャント、トリプルチャント。そしてフォースチャント。

ちなみにフォースチャントは命を削る技の為使用不可。

一応技としてはあるだけ。


変身 デバイスは時守一族の秘剣の大剣、名前はもうちょっと後で出てきます。

バリアジャケットは黒い服に黒いズボン、銀の胸当てに黒のロングコート、10本の剣付きスカート

これが刹那君のバトルスタイル


容姿

髪は相変わらず黒のショートボブ。目は黒。顔はやっぱり女の子に間違われるレベル。まだ女体化してないのにすでに可愛い。

体はまだ発展途上だが、現段階では限界まで鍛え上げた筋肉に包まれている。しかし、やっぱり筋肉質に見えない謎体型。

女子寮で女の子達から格好良い女の先輩と勘違いされるという、刹那ならではのイベント発生。今後もご期待をば。


支持される層 遂にチート級主人公に成り上がった主人公。女の子にパンツを貢がれる体質。

まぁ前と同じなら 変態という名の紳士を受け入れられる人 ミリスと危ない関係になりそうでも気にしない人


キャラを表すと

王子のキスで目覚めるヒロイン体質 今回は女子寮で女に間違われてた男。でも女の子化すればやっぱりレジェンドオブヒロイン







第二の男性キャラ ルームメイト1号 読者的立場の人間。一応そういった役割 熱血大食い馬鹿野郎 フードファイター アルフォート・マギヌス 8月31日生まれ ブラッドタイプA


力 強化素体の為刹那同様、普通の人間と違う作りで人間離れしている。通常時の力も刹那より上だが、気力付加状態の刹那には魔力付加しても敵わない。

遂に気力の力と魔力の力が確定。気力は刹那の7割程度。魔力は一般人離れ。そして、魔気混闘習得。ヽ(〃'▽'〃)ノ☆゜'・:*☆オメデトォ♪


魔法

フレイムアローは属性的関係によりしょぼいと判明。しかし、ロックアローは刹那の通常フレイムアローと同程度だとか。

ただ、アルも魔力増幅は当然使えるわけで使い方次第でいくらでも強化できそう。しばらくは魔法は成長しません。残念。


変身

全身鎧のガッチガチの盾職でした。正し盾は装備してません。使う獲物はランス。しかも馬上で使うようなどでかい奴。


容姿

髪は短め、目と髪が黄土色。顔は男っぽさのあるちょっと残念なイケメン。

某医務室の方からのコメント追加。「黙ってればそれなりなんだけど」だそうで密かに好感度アップしてました。


支持される層

暑苦しい奴 馬鹿共 エレウィスからは好感度高し。実は年上に好かれる体質。ちなみに登場してくるモブは意外とアルの事が好きだったりする。

セレナとは良きライバル。


キャラを表すと

1人だけ男で疎外感を感じ始めてる、根は寂しがり屋な馬鹿な真似もただのかまってちゃんなアル君でした。





第三の男性キャラ ルームメイト2号 セレナの神眼の被害者になりそうな魅了能力ヒロイン? ミリスティム・セフィラム 3月14日生まれ ブラットタイプO


力 刹那の方針で3年で気力付加マスター計画発動。現段階ではキャラ中最弱。リースと仲が良くなり、一緒に気力を鍛錬する様です。

魔力付加は出来るがそこまで強くない。魔力増幅の方が得意。


コンダクトは主人公との契約。家事能力は結構ある。武術系統全般ダメポ。相手の力を利用する合気道すら使いこなせない残念さん。

ただし、いつかは男として見返すと息巻いているので暖かく見守っててください。でも技は全然追加されない。


変身

デバイスは未登場だけど自動拳銃の攻撃用デバイスとリボルバー銃のサポート用デバイスの2丁拳銃でした。バリアジャケットはやっぱり刹那作画の執事服に決まりました。

字は銃を使い続ける内に○○(魔弾)のコンバットバトラーと呼ばれる様に。


容姿

遂に判明。茶髪の長い髪をアップ気味に後ろでリボンを着けポニーテールに、目は皆を魅了する赤い瞳。

体は華奢で顔は小顔でとても可愛いのが特徴。


支持される層

男同士のキスが許せる方 腐な方々 魅了され始めた寮生一同 新たなるジャンルを開拓するベンチャーな方々






ヒロイン説明



第一章最後ですが変更は僅かですが、是非おさらいがてら見てください。




ヒロイン1 皆の妹と言うと「いいえ私はお兄様だけの妹です」と言う。キングオブ妹ヒロイン 時乃宮奏 3月3日生まれ ブラットタイプAB


力 多少の気のコントロールすると3階から飛び降り、登ってく位は朝飯前な模様、意外?と強い。神気がセレナによって遂に発現!

神気を纏った奏さんはヒロインにあるまじき力技を使う可能性有り。現在力を使わなくてもそれなりに戦える事が判明


技 素敵な笑顔をあなたに届ける。パーフェクトスマイルと。泣き顔しながら上目線の誘惑攻撃。現在技の追加は刹那と同時の予定。

体術は全般を学んでいる様です。合気道等を使っている模様。


魔法 まぁ、どんな魔法もそつなくこなし、炎と雷系は正に神がかり的。そろそろ体調が回復してくる模様、実は旧型のスカウターは既にいくつもパリン済み。

魔法を使えばたちまち最強クラスの化物になる予定。


変身 まだ書かれてませんが黄色と赤が使われる予定。デバイスは杖を選択した模様


容姿 髪は黒のロング。刹那とデート後に髪型帰るか検討中。瞳は刹那とお揃いの黒。顔はこの世で表現できる限り最高の顔…の一歩手前。なぜなら一番は主人公に奪われるから♪哀れなり奏さん

身長体重BWHは乙女の秘密。正し12歳にして既に男性をその気にさせる色香を纏っているのでご想像にお任せします。


支持される層 妹萌えの方々 妹萌えの方々妹萌えの…以下永遠と 真面目に書けば男も女も魅了するので全層射程のあいも変わらずスーパーヒロイン


キャラを表すと 兄を他の女に近づけさせないように画策する影の暗躍者。妹分担当なのにお兄様しか目に入らない超絶ブラコン妹。読者様に対しても「私を見て良いのはお兄様だけ」と言ってしまう危険物指定系妹







ヒロイン2 皆のアイドルお嬢様。聖女の如き微笑みになぜだか萌え〜な言葉遣い。ちょっとだけ刹那が気になりだしてる リース・フラメル 2月16日生まれ ブラットタイプO


力 通常時ひ弱。魔力付加はミリスより上。使っても常人よりちょっとだけ動ける程度。気力をセレナの提案で学ぶ事に…だが、ミリス同様刹那の気力開放計画により3年で習得


技 魔法担当なので技がでない可能性あり。力も無く技もないが氷系魔法の腕だけは超逸品。

刹那君のちょっかいで技が完成するのか乞うご期待。


魔法 水の属性のハイシングルなので聖属性の氷を使える。とにかく回復はこの人にお任せというお助けキャラ。

回復系上位魔法 リジェクトヒーリングの使い手。(1日1回のみ)


変身 まだ書かれてないのでしばしお待ちを。とりあえず青色なのは確定要素


容姿 見た目は先にウェーブが掛かった長めで水色に白を混ぜた様な色の髪に青い瞳。とてもおっとりとしている感じの顔立ちでとても可愛い。可愛さランクは10段階で8だがお好きな人には未知数。

身長体重BWHは乙女の秘密。まだまだ体は発展途上。餅をつく音が聞こえてくるような…


支持される層 何だか癒されたいと思う人々 言葉遣いが何故か萌える方々 普通に好みの方 ちなみに回復魔法を受けるともれなく惚れさせるスキル持ち


キャラを表すと 一見普通の美少女だが好みにハマると中毒になる可愛さ。言葉遣いもちょっと僕っ子よりなのが特徴のおっとりお嬢様。常に皆の心を癒す聖女様系ヒロイン。







ヒロイン3 眼帯してるのに眼鏡までしてる。眼帯メガネっ娘という新たなジャンルの開拓者。実は男性恐怖症な セレナ・クロウリー 2月14日 ブラットタイプAB


力 神眼により、肉体に宿る気力を操る謎の人。だったが今回の話で能力が判明

気力と魔力を合わせて戦う技を○○○○と言うのを禁書より発見し実践してる人(○の中は魔気混闘でした)

ちなみにこの物語で最初に気力と魔力を同時行使した人。

力は常人の遥か上を行く天才児(天災児)

既に冒険者の様に魔物退治などしてる戦闘経験者。



技 神眼。ヒロイン2人の心と身体(下着)を丸裸にした能力者。

他にも神眼により色々出来る模様。

神眼 千里眼で熱紋照合機能付き、ちなみに暗視もできます。

透視眼 使いすぎると廃人化するので注意が必要

魔力眼 魔力を見通す眼

経絡眼 気を見通す眼

便利な眼


魔法 魔眼は魔法を使う為の物。神眼は技。魔眼は魔法。これが神超ルール。

魔眼を遂に使いました。使い方は目を凝らして相手の姿を捉えるだけ。

それで無詠唱で魔法が発動。結構チート気味なお方。

コヨーテタイプの魔物を幼くして火炙りにした元幼女。



容姿

青っぽい黒髪に銀色の瞳。左目に眼帯をしていてその上にメガネを掛けている眼帯メガネっ娘という新たなるジャンル。ちょっとツンツンしてそうな顔立ちで、とても可愛い顔をしている。

ちなみに胸からは餅をつく音が聞こえてくる。つまり(ペッタンペッタンつる?かどうかは秘密)です。でも胸はペッタン。体は引き締まっており意外と運動できそう。


支持される層 重い過去に共感出来る方 中二好きの方々 眼帯属性の方々 メガネっ娘属性の方々 ボーイッシュ1号のセレナが好きな人々 このお方についていける方々


キャラを表すと 実は結構重傷な過去を持っていたお方。ちょい格好良いけどとっても可愛いボーイッシュ娘。神眼と魔眼を持ってるので中二設定な女の子 ちなみに天才故に天災を巻き起こすヒロイン。










今回で第一章終わり


ボリュームは抑え気味でも結構行った。


時間が一分過ぎてしまったorz


この後書きは書籍化しても載せられない部分も書いてあるので小説家になろう限定特典とも言える物です。


作者は後書きが長くなってしまう呪いに掛かってます。神父さんがいたら解呪をば。


さて、--------ここまで読んだ-------方々は勇者の称号を与えましょう。


それでは毎度お馴染みのセリフと共にお別れしましょう。


目指せ書籍化!第一章終了で現在第13話です。


現在ブックマークが増えて19人で安定中♪(感謝です感謝(*´ω`人)感謝(TдT) アリガトウ○┓ペコリ)


まだまだ伸びたいので、ですので皆さん御慈悲を下さいorz


では評価、感想お待ちしております。ちなみに感想くれた方ありがとうでした。


他の方もよければどんどん感想をば


今回はちょっとの変化をした後書きだけど使い回しと切りby貼るがありました。


というか最後の言葉はやっぱり書籍化目指して頑張るぞ(*´ノд) ダヨネー( ´゜д゜)(゜д゜` )ネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー(書籍化を望む人が増えてる気がする!(作者の中でだけw))


最後の方も使い回しでごめんね?では神超をよろしくです♪♪♪(音符を増やしたw)


ちなみに第一章が終わったので第二章はテイストが変わるかも要読破!

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