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僕が落ちるまでのお話

作者: 如月 命

ふと思った事を文章にしてみました。


空を飛びたいなーって思ったんだ。

思いっきりの開放感を感じて、ね。

素晴らしい事なんだ。

靴はキッチリ揃えている。

皆への手紙も風に飛ばないように靴の下に入れた。

よし。

僕は思いっきり屋上を蹴った。

さすがに48階建てのビルは高さを感じるなーって。

何故だろうね。凄く今悲しくて楽しい気持ちなんだ。ほら見てご覧。夕焼けがあんなに空に溶け出してシミになってる。綺麗だね。

空は本当に丸く高いんだなぁ。星が一つ二つ...五つ六つ....いやぁ数えてたら目がチカチカしてきたよ。

思えば、もっと早くこうして楽になっておけば良かったんだなぁって、そうだなぁいつから思っていただろうか。幼い頃からそんな気持ちは僕の中にじわじわと宇宙のように漠然とあった気がするんだ。

それなのに「いつか、いつかきっと。」だなんてしがみつき続けた僕の醜さが酷く美しく見えるよ。ほんと。

そんなアニメのようなハッピーエンドはなかなかないものだよ。早く気付けば良かった。

いや、わかってたのにすがった僕が。

もういいや。今さらそんな事どうでも良過ぎて笑えるよ。

風に髪がなびいている。体を反転させて地球を見てみた。人がたくさん歩いている。

僕の事に気付いた人もいるみたいだ。

そういえば、誰かがこんなこと言っていたな。「死んだら友達が増える。」って。

増えるだろうね。いやいじめられてるとかではないから。

そもそも僕はなんで死のうとしたんだっけ。

あぁ自分が嫌いだから、か。そうか。

ほんと嬉しいよ。あの時僕のノートを引きちぎったあいつより、あの時僕の鞄を川に投げ捨ててはしゃいでたあいつらより、誰よりも僕は自分が大嫌いだったんだ。

自分のこのどうしようもない性格が。

全ては僕が悪いんだ。どんな時も、考えれば僕に全部の問題があったんだ。本当に皆には迷惑をかけた。

もういなくなるから。もう、皆が、そうだ、大丈夫。

落ちるまで時間は結構あるんだな。

お母さん。ありがとう。焼きそば大好きだ。

お父さん。弟をちゃんと男らしくしてやってくれよな。

もう僕は、僕は、大丈夫なん、だ、よ、な。

もう、もう涙もこれで最後なんだ。

もう、もう。

「皆ごめんね。ありがとう。」


地面がきっとすぐそこまで迫って、少年は悲鳴を上げた。

生きたかったろうに、生きたかったろうに。と周りの大人は少年だったものに涙を流した。

少年は生きたかったのだろうか。

少年は何を望んだのだろうか。

最後に上げた悲鳴は。

少年の心は。

涙は。

いかがでしたでしょうか。

書くことでエネルギーを発散する今日この頃。

お付き合いありがとうございました。

話は変わりますが、最近無性に甘い物が食べたくなってしまってデブまっしぐらです。

スコーンが大好きなんです。

チョコチップが特に。

お待ちしております。なんて。


読んでくださってありがとうございました!

またよろしくお願いします!


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