苺フレーバー
二月中旬らしくない、春うららかな昼休み。キミと私は屋上にいた。
「はい、これあげる」
ポケットの中に入っていた一粒のアメ、イチゴ味。
「さんきゅー」
キミは、そう言ってアメを口に含む。
特に意味も無くあげたアメなのに、キミが本当に嬉しそうに笑うから、
少し恥ずかしくなって、私は空を見上げる。
雲一つ無い青空。
その空が突然、真っ暗になった。と思ったら、それはキミの頭で。
くちびるに柔らかな感触。
──初めてのキス、イチゴ味。
二月なのにあまりにも暖かな陽気すぎて、五時間目の授業中に書きなぐった何か。
創作時間わずか十分ほどの駄文です(汗