『紫神』
○紫神国の元ネ種。
†‡『タイトル』○●メモマトメ▽▼追記△▲付記
○物語定型。世界観設定+居場所設定+キャラクター設定+何した設定=設定ストーリー。
○真空空真想像創造世界=真空空真の想像によって作られる世界、魔法と聖法と科学とダンジョン。魔法=定型、聖法=不定型。科学=魔鉱。ダンジョン=鉱石。全性恋愛友愛多夫多妻。不老不死、無痛無病無傷、呼吸必要なし、睡眠食事必要なし、排泄排出必要なし。神人体=真空空真が設定した体。骨なし。影なし。真空空真政治経済。人々のご飯は空固肉野菜のみ。
○紫漣しれん、紫神神社の神主、9歳90センチの少年。ムラサキ、紫神神社の守神、?歳200センチ。
†‡
○真空空真想像創造世界。紫神神社。紫漣、ムラサキ。朝の日課、紫漣は掃除、ムラサキはお世話。
▽朝の日課、紫漣は着替えをした後、神社の掃除をしていた。掃き掃除に拭き掃除、よく働く子だ。
「紫漣、朝ご飯が出来たよ」
「ん、ありがとう」
ムラサキは過保護ぎみだ。朝起こす、着替えさせる、ご飯を作る、お風呂に入れる、添い寝する。紫漣が自分のことは面倒くさがりなのもいけないか。
ムラサキがどうしてこの神社にいて、自分を引き取って、世話してくれるのかはわからない。とてもありがたいことだと思う。紫漣の居場所はここしかないから…。
○真空空真想像創造世界。神社。紫漣、ムラサキ。お仕事。
▽紫漣には神主としての仕事がある。しかし、実際に働いているのはムラサキだ。祝物を作り、それを売っている。呪物の引き取りなんかもしている。
実は、ムラサキはこそこそと呪物作りなどもしているが、紫漣は気づかないふりをしている。隠し事を暴くのは怖い。
紫漣には首に外れないチョーカーが着いている。何らかの呪物でムラサキの手製らしいが、効果は教えてくれない。隠し事を暴くのは怖い。
紫漣とムラサキは客の相談に乗って寄り添った祝物を提供している。それが仕事。
○真空空真想像創造世界。神社。紫漣、ムラサキ、紫漣の親。返してください!、僕のものだ!
▽プチッ、嫌な感じがした。紫漣のチョーカーが切れたのだ。
その当日、紫漣の親を名乗る者が神社に来た。
「私達の子供を返してください!」
「縁切って捨てていったのはそちらでしょう!」
「私達には、子供が必要なんです!」
「では、なぜ捨てたんだ!」
紫漣は知ってしまった、自分が捨てられた子供だということを。だから、隠し事を暴くのはよくないんだ…。
その夜、
「僕はあの親の元へ行かなきゃならないんですか?」
そう、紫漣がムラサキに尋ねると、
「嫌やだ!」
ムラサキは夕飯をひっくり返す勢いで立ち上がった。
「紫漣は僕のものだ、絶対に返さない」
抱きしめられた。
ならば、
「そうしてください」
「え、いいの?」
「はい」
「親元へ帰らないの?」
「僕の養い親はムラサキですから」
この人は、意外と、寂しがり屋だしね。
「黙っててごめんね、紫漣」
「聞いていいですか、ムラサキ」
「何?」
「ムラサキはこっそりと呪物を売っていますよね」
「それもバレたか、うん、ごめん」
「あと……、ムラサキってこの紫神神社の守神ですよね」
「え!?、それはどう知ったの?!」
「蔵を掃除してたら手がかりがたくさんありました」
「そっか…、バレちゃったか」
「なぜ隠していたのですか?」
「ごめん」
「まだ隠し足りませんか?」
「ごめんね」
「いいですよ。隠し事は隠したままがいいんです。だって、ムラサキの優しさでしょう?」
「そうなの?」
「はい」
「そうなのか」、たまに人じゃない顔をするムラサキ、
「僕、隠し事は暴きませんが、だいたいわかってしまうんです」、暴きたい時もあるし。
「え、親のことも?」
「そんなことだろうとは思っていました」
「ごめん」
「ムラサキ、」誰に似たのか、紫漣もたまに人ではないような顔をする。
「大好きです、ムラサキ」
「僕も大好きだよ、紫漣!」
ギュウギュウと抱きしめられる。
二人ともかすかに笑った。




