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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キチガイ京楽

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

平面の狂人はどうしてあんなに色っぽいのか。

髪はセミロング。ぼんやりした半眼で、恍惚とした微笑を浮かべている。薬物中毒者のような雰囲気は、敵であれ味方であれ、危険人物には変わりなかった。そうして今日も彼女は忠義もなく此処に籍を置き続ける。いや半強制的に監禁されている。


彼女の拘束具が外され、共に戦場に出る事になった。けれども自分は何一つ戦って居ない。敵を見つけるや否や、直ぐに駆け出したのは彼女だった。

「怖くない。怖くないよ」

「痛くない。痛くないよ」

「気持ちいい。気持ちいい」

脳を蜜で満たすような甘い声。聞けば聞くほどそう思わせるような口振り。まるで麻薬のように入り込み、毒のように脳を犯す。けれども行っているのはただの鏖殺である。視界に入る全てを嬲り殺す。刃を振るい続ける。何時も半分だけしか世界を映さない目が今は両目ともこじ開けられている。腕が飛ぶ、首が飛ぶ、それでも彼女は止まる事無く蹂躙を続けた。それこそが至高であると体全体で叫ぶ様に。

全てが終わった。そうして血溜まりの中で、彼女はぼんやりと立っていた。けれども何処か飢えた顔付きで死体の一つを抱き起こすと、首のない肩口にチロチロと舌を這わす。

狂っている。この光景の何もかも。けれども何処かセクシャルな気持を掻き立てるのは、彼女の存在に関わっているのだろう。

突如、死体に食い付いた彼女と目が合う。標的を定めた様に抱えた死体をその場に捨てると、あっという間に間合いを詰めてきた。

「君、此方側だねぇ。上の奴ら、ただの腰抜けかと思っていけれど、ちょっと見直さなきゃ行けないかなぁ」

そうして、俺の手首を両手で、むんずと掴むとそのまま指先を口に入れた。咄嗟の事で唖然とする最中、彼女は何時ものぼんやりとした目で指に夢中でしゃぶりつく。

まずは爪の先、生え際、それから関節に至るまで丁寧に舌で詰っていく。それから一度口を離すと、蕩けた顔でボヤく。

「君の指はとーっても甘いねぇ」

そう言って、また口の中に指を入れた。今度は吸い付くだけではなく、歯も使って噛み跡を付ける。より奥まで指を入れて、唾液塗れにしていく。

手を離そうと、自分の元に引き寄せるも、彼女の手がそれを許すことは無かった。

「離しても良いけど、そうしたら君の指先、無くなっちゃうよ?」

そうして一頻り舐めしゃぶった後、だらしなく舌を出して手を離した。

「今日はずーっと気持が良くて、昂ってばかりだよぉ」

その言葉を否定する事も肯定することも出来なかった。ただ狂人の色気に当てれて、熱が灯るのを感じた。

何度かこの狂人ちゃん横切っているので、また出るかも知れません。


何処までも頭おかしくて、けれども何処か色っぽくて目が離せない。そんなキャラです。


何で殺しを続けるのか? 何で終わったら気が向いた様に死体を舐め回すのか? 何で思い付いたように付き人の指を舐めまわしたのか?

それは私にも分かりません。だって違うベクトルの狂人なんで。


ただ一つ言えるのは、歩く□□□の様に京楽主義だし、相手に享楽を与えるのに躊躇いがない。

カマキリやチョウチンアンコウの交尾を見ている様です。

食い殺されるの前提でお一つ如何?

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