なろう系が扱き下ろされる理由を考えてみた
ちょっと前に、盛大に燃え上がった邦画がありましたね?
何とは言わないけど。
それ関連で、近頃の邦画がクソな理由を解説しているお話を聞いて。
これは、なろう系が嫌われている理由にも通じるな、と思ったので語ってみようかと思い立ちました。
増えましたよね、最近。
何がって、なろう作品の書籍化とか漫画化とかアニメ化とか、そこら辺。
そして、同時に酷評レビュー系も増える増える。
酷評されている作品と作者には悪いけど、個人的には面白く拝見している者でありますが。
世の中には、酷評すらして貰えない寂しい作品もあるんやで……。
ともあれ、何でまたこれ程に嫌われてボロカスに言われるのか。
そんな事を徒然なるままに考えてみたので、思考回路の露出をしていこうかと思います。
特殊性癖やなぁ~。
◆◆◆◆◆
まぁ、あれよ。
面白くない、というのは大前提として、ですね?
単純に言って、にもかかわらず金を取ってるからやろうなってさ、思うんよね。
小説ってさ、一冊500円以上はするやん? なろう系は大判小説も多いから、基本1,000円以上かな?
漫画でも、まぁ500円は超えるよね。
どっちもページ数次第で相当に値段が変わるけど、それくらいのラインは最低値としてあるよね。
庶民生活的にさ、その値段って割りと贅沢なご飯が食べられる数値なのよね。
本気で節約にかかれば、数日分の食費にも換算できるし。
一日から数日は生きられる金銭を支払わせておきながら、クソつまんない物語を読ませられたら、そりゃキレるわな、と。
ストーリーは支離滅裂、設定は矛盾だらけ、キャラクターには魅力もない。
1,000円も支払わせておいて、これ? っていうね。
それまでの、まぁ一応はちゃんとした物語を楽しんでいた者(ラノベはなんだかんだ言われつつも、設定破綻だとかは無かったと思うんだよな)にしたら、こんなもんに1,000円は高過ぎるやろって気分にもなるし、金をドブに捨てたって気分にもなるやろがい、と。
でさ、まぁ、なろう内で素人の無料作品ならさ、別に厳しくも言われなかったと思うんだよ。
まぁ、素人だし?
こんなもんよね。
ってな感じで。
読むに値せん、という言われ方はされたかもしれないけど、ここ最近のように憎悪を持って酷評される、という事にはならなかったと思うんだよ。
だけど、金を取ってるんだよ?
金銭が絡むって事は、つまりプロの仕事って事だよ?
それに見合うだけの仕事をしろって思うやろ?
支払ってる側としては。
しかもや、値段設定がさ、本当にちゃんとした作品たちと、同じ設定なんだよね。
これ、食事で考えてみ?
1,000円で大盛りの豪華丼が食べられる店があります。
似たようなコンセプトの店が出店したので、いざ行ってみました。
同じ1,000円で安っぽい茶漬けが出されました。
キレるやろ?
ふざけんなって思うやろ?
ぶっ潰してやろうってなるやろ?
そんな店があったら、グルメサイトで星一つだし、クソ程に扱き下ろした酷評レビューを書き殴っちゃうのも、仕方ないよな?
つまり、そういう事だ。
現在のなろう系が酷評されている現実は。
俺たちは、豪華丼を食べに来たんだよ。
間違っても茶漬けなんかじゃねぇ。
いや、茶漬けでも良いけど、せめて鮭茶漬けにしろと。
そうすれば、まぁ命くらいは許してやらんでもない。
酷評はするけど。
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では、簡潔な結論。
素人仕事のままで、プロの賃金を要求してる。
だから、嫌われるんや。
憎悪と怨嗟を込めて酷評されるんや。
無料だとかは言わん。
もっとお手軽な100円くらいのワンコインなら、多分、今ほどにはならなかったんとちゃうかな、って思った次第でありました。
これは、youtubeにある「プラガブ暗黒面(サブ)」という方の「日本でクソ映画が作られる理由とは?」という動画を見て思い立った内容です。
面白い喋りをしているので、気になった方は是非ご視聴してみて下さい。
飯関連の比喩は、ほぼそちらのままですので。
妥協点は、鮭茶漬けではなく、梅茶漬けでしたが。
おのれ、異教徒め。