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ろうばのはなし
ある、空間に老婆が座っている。
老婆の周りには、ロウソクが立っており、そこだけは、足元まで薄っすらと、見ることができるがそこ以外は暗くて何も見えないため、老婆のいる空間は広いのか狭いのも分からない。
老婆と目が合った。
初めは小さかった老婆の目は、だんだんと大きくなっていった。
「どうもこんにちは。私は、たった今この作者から名前と形を貰った。空虚な、存在です。」
「私の役目は、この短ストさん!!の語り部を務めるこです。」
と、老婆は笑いかけ、しわくちゃな顔を見せた。
「ちなみ、この短ストさんとは、短編ストーリー小説三分間の略称です。」
「拙い語り部ですが、聞いてくださると幸いでございます。」
と老婆は、言うとこちらに体を向けこうべを垂れた。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
次回から話を書きます。