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(改)逢いたい気持ちが起こした奇跡

作者: ろぐなむ

 俺が体験した列車事故回避 …思えば奇跡でした。



 桜が舞い散る穏やかな4月のある日。

 「璃人(りと)ごめんなさい5月の連休、一緒に行けなくて」

 「大丈夫、用事なら仕方ないよ、貴子こそ慌てないで来てね」


 と言う訳で俺は一人先に夜行バスで大阪駅に向かった。



 翌朝…大阪駅に到着して駅前に立つ…大きなビルが沢山、さすが西の大都市だな。



 貴子が新幹線で新大阪駅に着くまでまだ時間があるので神戸まで足を伸ばす事にした。


 三宮駅に着き自動運転で運行しているポートライナーに乗ってみた。


 「やはり…無人は違和感があるな」


 そんな独り言を呟いていると貴子から電話が…。


 「璃人ごめんなさい。新大阪13:00着の、新幹線に乗ったから新幹線改札口近くで合流しましょう」


 「俺は今ポートライナーに乗っているから貴子の到着に合わせて新大阪駅に行くよ」


 貴子に少しでも早く逢いたい気持ちが奇跡を起こすとは、まだその時は思ってもいませんでした。




 「貴子にラインで連絡しておくか」


 -今特急列車に乗って新大阪駅に向かってます-


 新大阪駅に着いた俺はなにか駅構内が慌ただしくなっている事に気がついた。


 「すいません。何かあったんですか?」


 すると駅員から衝撃の一声が!!


 「特急列車で列車事故があったんですよ」



 …え!?それって俺が乗る予定だった特急列車?…



 俺は慌てて貴子に電話する。



 「あれ?、バッテリー切れた」

 まずい。俺は新幹線の改札口に急いだ……



 駅の構内で貴子を見つけ声を掛けようとすると何か様子がおかしい事に気がついた。


 貴子がふらつきその場に倒れそうになる。


 「あぶない!、貴子!」


 俺は急いで駆け寄り貴子の体を支える。



 落ち着いた貴子が俺に話しかける。

 「璃人!!、あなたが乗った特急列車が事故に合ったと聞いて私……」


 「貴子、心配させてゴメン早く逢いたくて1つ早い特急列車に乗ったんだ」


 「私、電話が繋がらなくて心配したんだからね」



 「ゴメン充電忘れてバッテリー切れた……」


 「もう心配させないでね」



 俺は早く貴子に会いたくて事故に合った電車の1つ前の電車に乗り事故を回避した、何と言う奇跡。

 



 その後心配をかけてしまった俺は食い倒れの大坂で貴子に大量に奢らされたのは言うまでも無い。

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