第一記 悪夢の始まり
表現方法が少し乏しいかも知れませんがよろしく。
「……………ぐぅ」
布団にくるまっている黒に近い青髪の青年。
彼の名前はマスター。
右手には黒の、指先の出ている手袋をしている。
彼が心地良さそうに寝ていると、目覚ましがけたたましく電子音を鳴らし始めた
ジリリリリリ…バゴンッ!
「…朝からうるさい…」
かなり不機嫌な状態で目覚ましをチョップで止めた。
「ん〜〜〜〜〜…」
彼は大きく伸びをした。
「…さっさと着替えるか」
そう言うとパジャマを適当に脱ぎ捨て、制服に着替えた。
すると…
チャーチャーチャチャー♪
朝から電話がかかってきたようだ。
「…もしもし?どちら様?」
電話の相手を確認する。
〔今起きたのか?〕
「何だよ。ロンか…」
電話の相手はロンだった。 彼はマスターの親友であり、最高のライバルでもある、マスターにとっては掛け替えの無い親友だ。
「どうした?こんな朝から?」
〔あのなぁ…〕
やれやれといった感じの声が聞こえてきた。
〔時計確認したか?〕
「…?」
現在:8時20分
学校到着:8時40分
つまり…
〔早くしろよ?〕
電話を切られた。
「…遅刻じゃああぁっ!」
マスターはカバンを取り、大急ぎで学校に向かった。
かなり長い長編にする予定ですので、最後までお付き合いして頂ければ幸いです。