マイホームが出来るまで・・・(6)
家の建築は嬉しくもありますが、不安もいっぱいです。
ついに大きな買い物をしてしまった焦燥感みたいなものがあります。
そして新しい生活への期待と不安。
まだ見ぬ完成後の家のイメージが、徐々に形となって表れてきます。
地鎮祭を終えて、いよいよ建設がスタートします。
勉強も建築も基礎は大切です。
スウェーデン式(でしたっけ?)地盤調査の結果、地盤の固さは合格でした。
これが軟弱地盤である事が判明すると、地盤の改良工事が必要になります。
地盤調査の結果によって50万円から150万円くらい負担額が違ってきます。
昔は床下がスカスカの布基礎という土台が多く用いられてきましたが、最近は木造建築でもベタ基礎が一般的みたいです。
工事の途中で雨が降りますと、チャップンチャップンになり、不安になります。
基礎はコンクリートだけではなく、鉄筋も入っております。
夏の厚いさ中、おじさんおばさん達が鉄筋の組み作業をやっておりますので、冷たい飲み物を差し入れました。
目に見えない部分ですから、少しでお気持ちよくやってもらうための投資です。
コンクリートは化学反応によって固まるのですが、十分な反応が行われためにはある程度の日数が必要です。
気温や湿度によってだいぶ違いますし、真冬ですと凍結もあり得ますが、この期間を養生期間と呼んでいて、大体コンクリを流し込んで5日後に木枠を外すのだそうです。
悪評の立ち易い住宅メーカーではこの期間がとんでもなく短いという話ですが、真偽のほどは分かりません。
基礎が完成すると建て方です。
大量の木材が運び込まれ、組み立てられていきます。
木材は予め加工されており、重機と職人さん達が檜の角材を組み立てて家の形を成していきます。
ちなみに上棟式は行いませんでした。
最低でも10万円、本格的なものになるとその数倍掛かると言われ、諦めました。
そして屋根が出来て、ようやく雨ざらし状態が解消され、外壁サイディング工事が施されて、窓枠とドアが取り付けられますと”本当の家の形”になります。
感慨もひとしおですが、この頃からその後の記念になりそうな写真の撮影もしなくなりますね。
家の中では配管工事や、床、壁、階段、キッチン、ユニットバスなどが運び込まれ、明日にでも住めるんじゃないかと思う程の完成度へと近づきます。
ここまできますと、この家が自分の家なんだという実感も湧いてきます。
実際には引き渡しまでは自分の所有物ではありませんけど。
しかしここで試合終了ではありません。
厳しい検査の上で、間違いや不具合が無いかをチェックします。
私の場合、階段の照明の位置が設計と違っておりました。
ハウスメーカーさんによってはエアコンなどが標準装備となっておりますが、我が家の場合は全てオプションで、照明も自前です。
住んでいるアパートの照明が自前なので、出来るだけそれを活用しましたが、エアコンだけは諦めました。
エアコンの移設工事費用と新品の費用との価格差、そして耐用年数を考えた結果、6年前に買ったエアコンを移設するよりも新品を買って取り付けた方が得だと判断しました。
さて、いよいよ引っ越しです。
引っ越し業者さんの選定、実はこれも一苦労でなのす。
のんびりと更新していきます。
いつになったらタイトルが回収できるか?