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マイホームが出来るまで・・・(5)

金融関係の皆さん、ごめんなさい。

いち庶民のひがみだと思ってお見逃し下さい。


 当たり前の事ですが……

 竪穴式住居(※)でもない限りお金が無ければ家は買いません。

 (※建築基準法に合致していればですが……)


 しかし数千万のキャッシュを用意できる人というのはそんなには居ません。

 数百万の車だってカーローンを組むのに。


 ……という事で銀行の住宅ローン窓口へとやって来ました。

 いつも行く窓口とは違う場所へと通され、紳士になり損ねた感じのオジサンが対応してくれました。

 お金の事を四六時中考えているからでしょうか?

 それとも人間不信になる程、大変なことが多かったのでしょうか?

 はたまた持って生まれたものなのでしょうか?


 にこやかに対応していても、目が笑っておりません。

 対応は丁寧ですが、何処となくこちらの隙を突くような視線と、怪しげな商品を売るセールスマンのようなオーラを漂わせております。


 実際に契約して思う事は、銀行というのは『どんなことがあっても絶対に損をしない』という考えの上で成り立っているという事です。

 正直思いました。

『こいつら汚ねぇ』と。


 勿論、銀行というのは預金を元に貸し出しを行い、利息を得ることで利益を確保する『信用創造』により資金を増やし、損失を回避する組織であるので当然の事です。

 多層的な仕組みによりリスクをコントロールしながら利益を確保するため「絶対に損をしない」という前提のもとで機能しているのはある意味当然です。

 それでも尚、経済危機や経営判断のミスで損失が発生する可能性はありますし、過去にバブル崩壊という大きな失態を仕出かしているのですから、それを最小限に抑える体制が構築されている訳です。


 しかし借りる側からすると、契約書に判を押した瞬間に家の利権が銀行に握られた感覚は拭いきれません。

 マイホームなのに……。


 ちなみに、その目付きが油断のならない行員さんからして、上客、下客は当然あります。

 まずは『属性』

 銀行からして最上位に位置する客は公務員です。

 なので相手が公務員となると、利率も違います。

 そしてプライム上場企業の社員さん。

 絶対に潰れないであろう将来性と、一般公務員よりも収入が大きな事が魅力な客です。

「A」と呼ぶ銀行もあるみたいです。

 逆に自営業者さんは厳しいみたいですね。

 昔は芸能人は例え売れっ子でも住宅ローンが組めないと言われましたが、今はどうでしょう?


 もう一つ重要なのは健康。

 病気の有無や、健康診断で何か指摘があると通り難くなったり、利率が上がるみたいです。

 住宅ローンを組むためには団体信用生命保険(団信)への加入が必要ですが、健康状態によっては団信への加入できないのだそうです。

 若いうちは健康診断で引っ掛かる人は少ないでしょうが、ある程度年齢を重ねた方で新規ローンで組める人は居るのでしょうか?

(※団信に加入していない住宅ローンもあります)


 住宅ローンを計算してくれる無料のスマホアプリがあります。

 それを使って塗りの無い返済計画と安定した利率をチョイスしました。



 さて、いよいよ家の建築が始まりました。


竪穴式住宅の建造について

ネットの書き込みによりますと、床面積50m2未満であれば竪穴式住宅であっても建築基準法の適法になるみたいです。

しかし火災等を考えますと不燃性の材料で作らないと危ないので、竪穴式住宅とは言えどもゼロ円で建てるのは難しいでしょう。

建築確認もありますし、骨組みをしっかりと組んだ竪穴式住宅をまじめに建造すると、意外とお金がかかりそうです。

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