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Magic of dusk  作者: 蒼月 ルイ
宵闇の書編
1/16

始まり

新たな物語が始まります。

「とまれ!」

「チッしつこい野郎どもだ」


少年は天を駆けていた。いや、多数の大人たちから逃げていたというほうが正しい。


「ライトキャノン!」

「え?嘘!?ここでそんなの放つの!?」


放たれた光線は少年の右肩をかすめた。痛みに態勢が崩れる、その時握っていた本が手から離れた。そのまま下に落ちていく本を取ろうと少年は手を伸ばすがあと少しのところで届かない。少年はしかなく本から視線を外し、戦う体制を取る。


「ディバイン起動!イプリクス!!」

「おはようございます。我が主」

「挨拶いらない!すぐ片づけるよ!クリエイトブレイカー!!!」


少年が握っていた槍状の武器から太い光線が放たれる。少年を追っていた大人たちは光線をかわすように散らばるが、光線には追尾する機能があるらしくしつこく付きまとって来る。


「チッ...一旦ひくぞ」

「今なら!」

「ブレイクスラッシュ!!」

「え?」


少年を後ろから切りつけたのは雷を帯びた刀だった。しかしそれは音も気配もなく近づいていた、避ける暇もなく背中を斬られた。血を流しながら夜の空を落ちていく。そして少年は地面につく前に意識を失った。


「追わなくてよいのですか?」

「あいつは本を持ってなかった。追うだけ無駄だ」

「では本訴捜索を続けます」

「よろしく頼むよ」


この出来事が、ある男子高校生の日常を大きく狂わせていくのを今は誰も知らない。


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