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落とし...まえ?

「マキナ様、お茶持ってきたよ。それとほらケーキも!」

「...どうぞ、お構いなく...」


マキナ様が突然、なんの前触れもなく私の家を訪れてきた。

というか、構ってほしくてうちに来たんじゃないの?

いけない!いつからか私はミモフタもないことを考えるようになってしまっていた。


「何かあったの?」

「...」

「マキナ様?」

「...ところちゃん、性転換手術ってどう思われますの?」

「ブッフォーー!!」


私は盛大にお茶を吹いてしまった。


「どうって...別にその人がいいならいいんじゃない?」

「そうではなくて...気持ち悪いとか...ありますの?」

「んー。...正直に言うと...ちょっと引くかも。」

「そ、そ、そう...」

「それがどうかしたの?」

「い、いいえ。」

「なんかマキナ様、元気ないね。あ!そうだ、あさってさ、みんなでディスティニーランドへ行くのだけどマキナ様も行かない?」

「...ディスティニーランド...楽しそうですわね。」

「でしょ?行こうよ!」

「...家でもんもんとしてても仕方がないですわね。行こうかしら。」

「うんうん!マキナ様が来てくれればもっと盛り上がるよ!」



てなわけでディスティニーランド当日。



「いやー晴れたね。」

「そうだねー。」

「...」

「ん?なんだ、北条?いつもならここで『おーっほっほっほ。』とか出るじゃん?」


私と冴子ときょんちゃんとマキナ様は入場口で男性陣を待っていた。

男性陣は市ケ瀬くん小西くん、それとなぜか根津川くん。


男性陣はチケットを買いに窓口に並んでいる。


「...そうでしたかしら。」

「...あのさ...もしかして佐藤となんかあったん?」

「...」

「あー!御手洗くんも呼べばよかったのに!」

「...」

「マキナ様?」


もしかして...


「御手洗様とはお別れしましたわ。」

「え?」

「なにーーーーーー!!」


こないだ私の家に来た時もしかしてとは思っていたがやはりそういうことだったのか。


「あんなにラブラブだったのに?」

「なんで別れたんだよ?」

「...それは言えませんわ。」

「...あいつぅ!ふざけやがって!ぶんなぐってやる!!」

「...京本さん、それはやめてくださる?」

「なんで!?」

「...お互い、納得の上でのことですわ。」

「はあ!?...なんで?なんでだよ!?あいつに振られた女はみんな同じことを言う!!くそがあ!」


ベシ!っと持っていた水入りのペットボトルを地面に冴子は叩きつけた。


「ちょっと!冴子落ち着いて!どぉどぉ!」


私は冴子をなだめる。


「ふっーふっー...。」


「お待たせ...京本どうしたんだ?」


市ケ瀬くんたちが私たちのところにチケットを手にし戻ってきた。


「あははは、なんでもないの。さ、行きましょう。最初はどれに乗る?」


私は体裁をつくろいそう言った。


「...ところ、今日、これが終わったらつきあって。」

「うん、いいよ。」

「佐藤んち行くぞ。」

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