何がなんだか
スィネルガティス。
マキナ様は私に向って確かにそう言った。
なんだかわからない私はスマフォでヤヘー検索してみた。
調べるとギリシャ語で『相棒』。
相棒?
私がマキナ様の?
私もマキナ様と一緒に正義の味方をやれってことなんだろうか。
それはイヤだ。
なんで私が。
せっかく普通の学園生活をおくれるようになったのに。
休み時間。
これから面倒なことに巻き込まれそうなイヤな予感で憂鬱な気分でいるとマキナ様が後ろからトントンと背中を叩いてきた。
私は後ろを振り返った。
...後ろの席に居るハズのマキナ様がいない。
「?」
前を向きなおすとマキナ様はいた。
...こんな時になんでそんなことをする必要があるのか。
「なんだか面倒なことに巻き込まれそうでイヤな顔をしてるわね。」
「...マキナ様ってするどいところあるよね。」
「あなたたちはものすごく素直で正直だからすぐ表情にでてわかりやすいですわ。おーっほっほっほ。」
「で、そのさっきの話なんだけど私もマキナ様のやってることを手伝えということ?」
「...あなたには特別な力がある。あなたも気が付いていると思うけど。」
「力?...どうなのかな?私は今まで偶然の産物とか占い程度にしか思ってなかったけど。」
「占いや偶然の積み重ねで私のケガが治ったりしないわ。」
「それはそうなんだけど...」
「ところちゃん、私は無理強いはしないわ。でも、私に協力してくれたらとてもありがたいのだけれど。」
「...」
「それにこれからはあなたが見てきたこと以上のことがおこるかもしれない。」
「ええ!?」
「ま、そうしたらあなたは私に協力せざるをおえないと思いますわ。おーっほっほっほ。」
「そんな、何がおこるか勿体ぶらないで教えてよ?」
「実は何がおこるのか私にはわかりませんわー。おこらないかもしれないし。」
「はあ。」
「...これだけは言っておくけどせっかくのあなたのその力。くだらない私利私欲の為に使わないでほしいですわ。」
「!!」
私の心にグサッとトゲトゲしいものが刺さったような気がした。
「...マキナ様のあの力って...なんなの?」
「さあ?私にもまったくわからないですわ。いつからか言葉に発したことがその通りになるようになりましたわ。」
「...」
「でも、あまり大きなことはできませんわ。」
マキナ様もなんだかわからないってことか。
でも、知っててとぼけている可能性も。
...マキナ様に限ってそんなことはないか。
その時、視線を感じたのでバッと視線が感じる方向を振り返ると冴子ときょんちゃんだった。
「なになに?占いの話ー?」
きょんちゃんたちはそう言いながら私たちの席に近づいてきた。
「アハ、アハハ、まあ、そんなとこ。」
「トイレ、行かないー?」
「あ、行く行く。...マキナ様は?」
「私は結構ですわ。」
そう言うとマキナ様はニコッと笑った。
「じゃあ、行ってくるね。」
「はい、いってらっしゃい。」
きょんちゃんたちとトイレに行く途中
(そういえばマキナ様っていつトイレに行ってるのだろう。行ってるとこ見たことないな。)
そんな小さなことも私は気になりだした。




