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編入生が来たりてオホホ吹く

2学期開始。

登校中のバスの中で昨日の衝撃的な事件を冴子に話すとケタケタ笑っていた。

笑顔を見るのは久しぶりだ。

私もモヤモヤはおさまった。

いや衝撃的な事件によって吹き飛ばされたといったほうが正しい。


8時のHRが始まると私たちの担任の先生はこう言ってきた。


「え~、今日からみんなの仲間を紹介する。...入りなさい。」

「失礼します。」


銀の髪の色でストレートロングをなびかせながら絶世の美女が私たちのクラスに入ってきた。


「おおおお!」


男子の声が一斉にあがる。


「今日から皆様と勉学を共に励むことになりました、北条真樹菜でございます。よろしくお願いいたします!」


編入生はペコリと頭をさげた。


「うおおおお!パチパチ!」

「あなたたちはいずれ私の美しさにひざまつくことでしょう!!おーっほっほっほ!」


拍手喝采に調子にのったのか編入生はいきなりそんなことを両手を広げながら言った。

途端にクラス内に静寂が訪れ拍手喝采は陰口へと変わっていく。


「...なんだアレ?」

「いやあね、美人だからって。」

「もしかして残念系?」

「ヒソヒソヒソ」


そしてその編入生は私の席の後ろに座った。


昨日からの違和感をまたも私は感じている。

何か気になる。

昨日の下水処理車がなぜ突っ込んできたのか。

変態さんは何かその前に言ってた。


「私の両腕が交差すればとかなんとか。」


それって...

そして今、編入生としてうちのクラスに来た北条さん。

昨日の変態さんにそっくりなんですが。

顔はストッキングで隠されていたけど長い髪にスラッと高身長なことなど容姿がそっくりだ。


休み時間になっても北条さんに話しかけるものは誰もいなかった。

存在が超越すぎて近寄りがたいのだろう。

私は話しかける覚悟を決める。北条さんの前にいるのだし挨拶ぐらいしないと。


「あ、あの、私は御燭寺処。よろしくお、お願いします。北条さん。」

「は?あなたはご飯食べるとこなの?」

「え、いえ。...名前がそうなんです。」

「は?面白い名前ね!おーーーっほっほっほ!」


なんだか豪快に笑われてしまった。

ていうかあなた同い年なんですか?


「こちらこそよろしくね。御燭寺さん...呼びにくいわね、ところちゃんで良くて?」

「あ、はい。構わないです。」

「私の事はマキナ様って呼んでちょーだいね!おーーっほっほっほ!...ゲホォッ!ゲホ!」

「...」


(どんびきなんですが。)


というかもし北条さんが昨日の変態さんだったら私たちは今頃ひざまづいてるだろうからやっぱり違うのだろうか。

笑い方は変だけど北条さんの外見は今までに見たことがないほど美しかった。

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