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広隆寺

この作品はシナリオです。読みにくいでしょうがよろしくお願いします。

○府警本部、外


○同、盗難課

こっそりと扉を開ける本部長。

出羽、亀山が気付く。本部長2Fを指差す。

出羽、亀山そっと抜け出す。


○同、本部長室、内

デスクにでんと座る山本本部長。

出羽と亀山が入室して敬礼。

(出羽)「本部長、御用は何でしょうか?」


本部長、デスクの上の紙をかざす。

『次の新月の夜、広隆寺の黄金の仏像を頂く。怪盗変面』

出羽、亀山、覗き込み驚く。


(出羽)「こ、これは?」

(本部長)「私が書いた」

ガクッとする二人。


○広隆寺、境内

本殿の真裏の白土塀。

愛と太一が塀を乗り越えて忍び込む。

本殿脇から木蔭伝いに隠れながら庫裏に近づく。

せむし男が庭を掃いている。

住職と出羽、亀山が話している。


(住職)「近頃変わったことと言われても?」

(出羽)「ほら、たとえば脅迫状とかお面とか?」

住職、腕組みして考え込む。

メモを取る亀山、ちらちらとせむし男と目が合う。

木蔭から愛と太一が覗いている。


(住職)「おお、そういえば」

住職、僧衣をまさぐるが見つからず、付近を捜す。

せむし男が近づいてきて紙くずを住職に渡す。


(住職)「おお、これじゃ」

せむし男、またもとのところに戻り掃きはじめる。

出羽、亀山、二人の動きを見つめている。


(住職)「子供のいたずらじゃと思うとったがの」

住職、紙を手にかざす。

『次の新月の夜、広隆寺の黄金の仏像を頂く。怪盗変面』


出羽、亀山、驚く。

(出羽)「こ、これは?まさか?」


笑う本部長のイメージカット。

愛と太一、顔を見合わせて木蔭から姿を消す。


(出羽)「(せむし男を見)あの男は?」

(住職)「ああ、あの作男はおしでな。耳もよく聞こえない。

もう30年以上になるかな・・・捨て子じゃよ。門前にな」

出羽、亀山、悲しげにうなづく。

つづく

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