表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/17

変面参上!

この作品はシナリオです。読みにくいでしょうがよろしくお願いします。

○広隆寺、本殿前、夜

庫裏上空の大スクリーンに変面の顔が映る。

スピーカーからの声が響く。

(変面)「ワッ八ッハッハ!怪盗変面参上!お待たせしたな。

ワッハッハッハ!怪盗変面参上!ワッハッハッハ」

居眠りの警官、驚いて立ち上がる。


○同、山門前、夜

パトカーの二人、スピーカーの声に驚き飛び出す。

その隙に赤忍者がパトカーに何かを細工する。


○同、本殿、内、夜

眠りこけていた出羽、亀山、警官、目を覚ます。

(出羽)「ん?なんだ?」

(亀山)「ん?」


警官、立ち上がり入り口へ走る。

(警官)「あ、大変です!変面が現れました!」

(出羽、亀山)「なんだって!」


三人、入り口へ走る。

柱の影から原田、仏像を見ている。


○同、木蔭の拠点、夜

完全に目を覚ましスクリーンを見つめる

山本、木村、高田、愛、太一。


○同、本殿前、夜

スクリーンで変面がしゃべっている。


(変面)「さあ諸君。今はスクリーンだが、

このあとすぐに本物が現れるからお楽しみに。

まずは我らのすばらしい踊りを紹介しよう!

レッツゴー!変面ダンサーズ!」


画面で忍者のヒップポップダンスが始まる。

皆、ボーっと見とれている。


○同、本殿、内、夜

柱の影で像を見つめる原田。

突然、像が台座ごとガタンとゆれる。

ゆっくりと像が下降する。


完全に見えなくなって5秒後、ゆっくりと

『笑う人魚の像』が上がってくる。

(原田)「あわわわ?」

像の台座に『怪盗変面作』とある。


○同、本殿裏、夜

一瞬にしてパネルをたたみ像を乗せ、

土塀を開けて荷車を押し出す青忍者。

(忍者達)「エッサーホイサー。エッサーホイサー」


○同、本殿前、夜

皆、スクリーンに見とれている。

(変面)「それでは本物を紹介しよう!怪盗変面参上!」


画面が消え真っ暗。すぐにスポットライトが点き、

シルクハット、マントがなびくシルエットが画面に浮かび上がる。


(変面)「ワッハッハッハ。諸君、怪盗変面はここだ!

捕まえられるものなら捕まえてみたまえ!おっとその前に、

国宝と黄金の像は確かにいただいた。ワッハッハッハ!」


怪盗変面は本殿の屋根の上。

変面の体が宙に浮き、天空のワイヤーを

滑空して山門を超えて消える。


○同、山門前、夜

パトカーの後方で赤忍者が白馬を用意している。

変面が滑空してきて白馬にまたがる。

赤忍者と変面うなづきあう。

白馬が山門前を駆け抜けていく。


○同、本殿前、夜

皆、混乱している。

(出羽)「変面を捉えろ!いや、仏像が先だ!」

右往左往するみんなの姿。


結局、警官四人が追跡に向かう。

出羽と亀山、本殿に入る。


○同、山門前、夜

パトカーに乗り込む4人の警官。

何度やってもエンジンはかからない。


○同、本殿、内、夜

『笑う人魚の像』の前に呆然と立ち尽くす出羽と亀山。

同時に手帳を落とす二人の後ろ姿。


○東寺、五重塔、夜

白馬で駆け抜ける変面。

白馬止まり、前足を掲げていななく。

ステッキで天をさす変面。


(変面)「ワッハッハッハ!」

忍者達が荷車を猛スピードで押してくる。

(忍者達)「エッサーホイサー!エッサーホイサー!」

変面たち、夜の闇に消えていく。

つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ