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 夜。というかそれなりに暗くなってきたころ。

 魔王城の訓練場で魔王な女の子が花火をしていた。草とか生えていないのでこの場所がちょうどよかったのだ。

 筒の先から橙色の光が噴き出している。

 消火用の水もバケツに入れて用意してある。用意していなかったとしても、もちろん魔術で消すことができるのだけれど。

 近くではメイドの少女がねずみ花火に目を回していたり、執事な男の子が火をつけることに参加せずに立ったままふたりの花火の様子を眺めていたりした。

 魔王は執事に言った。

「人間のところからもらってきたかいがあったねー。花火に使われてる金属によって、炎の色が変わるんだって。だからこんなに色とりどりできれいなんだねー」

「たしかにきれいですね。うちの国が花火を作らないのはなぜなんでしょう」

「んー。作る必要ないからかなー。炎を出すだけだったら、私たち簡単にできるもん」

「人間は魔術が使えないからこうやって花火を作る、ということなんですかね」

「それに、火薬を使ってるから事故で町が燃えたり爆発して人が怪我したりっていう話も聞くねー。この国ではあんまり売れないし作るのにも危ないかもってことなら、作りたがる魔族はいないかも。人間のところからもらって、たまに遊べれば私はいいかなー」

 そう言いつつ、魔王は花火を眺めて楽しそうに笑顔になっていた。

花火の話。

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