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魔王城の一室で魔王な女の子と執事な男の子が会話を続けている。
「そういえばねー、人間の国には永遠の都って呼ばれている都市があるんだってー」
「……千年の都があると思ったら、その次は永遠の都ですか。いろいろな都があるんですね」
「そうだねー。他にも霧の都でしょ、水の都に、芸術の都、音楽の都とかー、花の都とかもあるみたいなの。すごいよねー」
「……いっそ、うちの国もなにかそういう方向性で売り出してみたらどうですか」
「え……死者の都とか?」
なんとなーく骸骨がいっぱいの街とかを思い浮かべた魔王はそう答えた。
執事が嘆息する。
「やっぱりやめときましょう」
「えー」
色々な都の呼ばれ方の話。




