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今日も平和

 魔王城の魔王の私室で魔王な女の子がのんびりと新聞を読んでいると、どどーんと大きな音がした。気になったので新聞を机に置いて立ち上がり、とことこと外に出る。

 窓からでもはっきりと見えた。

 城の前にまるまると太った巨鳥がいた。

 それはとっても大きい鳥で、城と同じほど、いやそれより大きいかもしれない。その巨大さで魔王城に大きく影を作っている。

 なんだか前にも似たようなことがあったねー、と思いつつ魔王は城の外に出る。もしかしたら自分と仲良くしに来たのかもしれない。なんて甘いことを考えながら城の外に出たのだけれど、あっさりと鳥のあしゆびに踏みつぶされそうになった。

 魔王はにっこりと笑って、鳥を掴んだ。

「とりゃー!」

 邪魔にならない方角へ向かって、巨大な鳥を一気に投げ飛ばす。城よりも大きかったその姿がどんどん遠くへ小さくなって消えていく。

 城に戻ると、執事な男の子が顔をわずかに引きつらせていた。

 魔王は言った。

「大丈夫だよー。ちゃんと誰も下敷きにならないように確認してから投げ飛ばしたしー」

「そういうことではないです……」

 なぜか執事は疲れたようにそう言った。

 その日の午後は、執事に庭へとテーブルといすを用意してもらって、親衛隊のちいさな魔物たちと一緒にお菓子を食べた。

 幸せな時間をすごした。

巨大な鳥を投げ飛ばす話。

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