そのダンジョンコア売って下さい!(男のロマン)
ドキドキ……勢いで貴重なダンジョンコアに書き込んじまったけど、コレどうなるんだ?
俺の書き込んだ8文字は【俺之嫁超美人変形】である。
その結果_____
まるで精巧な人形、いや、小人と言ってもいい美人の女の子が真っ裸で三指をついてお辞儀をしている。
「旦那様、初めまして。ふつつか者ですがよろしくお願いいたします。」
「ちょ!!裸!!服着てって、無いか!」
「嫌ですわ貴方ったら。夫婦なんですから何をしてもいいのですよ。」
「ちょっと待つんだ!いかんぞ、いくら俺の欲望がだな……」
「ふふふ、そこをそんなにさせても説得力ございませんのよ。」
俺の股間を指指して指摘される。うぅ~……
「すまん、説明力はないがこのままじゃ俺が困るんだ、えーと……」
「名前がないと不便ですよね。貴方が私の名前を付けて下さい。その……出来れば可愛い名前にして下さいね。」
うっ、凄い可愛いですけど。フィギュアとか大好きだった俺にこの子はドストライクだ。
銀髪の腰まで丈のあるストレートの髪に小麦色の肌。そして、少し尖った長い耳……俺の趣味のダークエルフそのものじゃあねぇか!
あぁ~俺の性癖がモロバレだよ!
……俺の前世の小説のキャラの名前を付けよう。
「アイナ。君は今日からマーク・アイナだ。」
「はい、貴方。素敵な名前です。末長く可愛いがって下さいね。うふふふ。服はこんな感じでよろしいですか?」
おお~~! アイナは裸体から変形させてスク水に着替える。
「おうふ……アイナさん、何故にスク水なんですか?」
「貴方の妻ですから。」
笑顔でそう返され、俺は四つん這いになった。
「俺以外の奴には秘密にしてね……エグッ……」
「ふふふ、分かりましたわ。」
幼妻に振り回されてばかりだが、俺はツルハシをカバンから取り出して坑道の最奥を堀り始める。
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【製作者】⇒マーク・エレン
【所有者】⇒マーク・エレン
【分類】⇒掘削道具⇒ツルハシ
【材質】⇒鉄
【攻撃力】⇒5
【掘削力】⇒1050
【入力文字 】⇒【掘削極大】4/4文字
【総合評価】⇒Aランク
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流石は俺のツルハシ。豆腐を削っているのと何ら代わりない。
ザクザクと掘り進んで行くと後ろで……
「んがっふっふ……」
この某有名なセリフはまさか……
「ちょ!!!アイナ何をしてるの!?」
はい、予想通りに採掘した鉱物を飲み込んでいました。
「鉱物を少々。好物な物なので。」
「上手くないからね!って大きくなってない?」
サッカーボールサイズのダンジョンコアから変形したアイナは体長30cm位だったのが、今や1m近くまで成長してる。
「はい。同じ金属ですからね。私が一時的に吸収すれば旦那様が持ち運ぶ手間もかかりませし、それに小さいままですと、いろいろご奉仕出来ませんでしょ。」
ペロリと艶めかしく舌舐めずりをして、悪戯な笑顔を俺に向ける。
「煩悩退散!!!!!」
ツルハシをガムシャラに振るう俺。何かにエネルギーを向けないと俺がおかしくなりそうだった。
「あらあら、うふふふふ。」
ザクザクと進んで行くと突如穴が開く。20近く掘ったがまさかこの先が空洞だったなんて……
俺とアイナはそこでお宝を発見する。