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底辺装備?

家の両親は本当に心が広いね。三ヶ月分の資金、銀貨90枚に必要な物をカバンに詰めて用意してくれた。


「しっかりとレア素材を手に入れるまでは帰ってこなくて良し!」と、母ちゃんは言ってくれたけど……俺のこと愛してくれてるよね?


嬉しいのやら悲しいのやらなんとも言えない複雑な心境であった。


で、俺は既に西のブルザック鉱山に着いている。馬で1日掛かる距離を僅か2時間で着いたのには訳がある。


それは俺の底辺装備が優秀だからだ! 


□■□■□■□■□


【製作者】⇒マーク・エレン

【所有者】⇒マーク・エレン

【分類】⇒ブーツ

【材質】⇒鉄

【防御力】⇒10

【移動力】⇒+500×2

【入力文字】⇒移動極大 4/4文字 

【総合評価】⇒Aランク


□■□■□■□■□


□■□■□■□■□


【製作者】⇒マーク・エレン

【所有者】⇒マーク・エレン

【分類】⇒鎧⇒鎖帷子くさりかたびら

【材質】⇒鉄

【防御力】⇒10+1000

【入力文字】⇒防御極大 4/4文字 

【総合評価】⇒Aランク


□■□■□■□■□


□■□■□■□■□


【製作者】⇒マーク・エレン

【所有者】⇒マーク・エレン

【分類】⇒アクセサリー⇒プレートタグ×3+ネックレス

【材質】⇒鉄

【防御力】⇒10

【入力文字 1】⇒自然回復 4/4文字

【入力文字 2】⇒異常回復 4/4文字

【入力文字 3】⇒剣術極大 4/4文字

【総合評価】⇒Sランク


□■□■□■□■□


某どこかの○戦士みたいに瞬間移動みたいな事をして、「ふっ、それは残像だ。」とかして遊んだのは内緒だ。


アホな事は止めてサクサクと進む俺は鉱山の廃坑道へと入る。


この廃坑道は良質な金属が取れる事で有名だが、危険な事で名を知られている。


まさに虎穴に入らずんば虎児を得ずだ。と、言ってるそばから早速モンスターが登場だよ!


マッドゴーレムが四体コチラに向かって来るので短剣を抜いて軽く一閃……


「ふっ、つまらぬ物を斬ってしまったぜござる。」


中2病の抜けきらない俺はゴ○モンごっこをして更に奥へと進む。


その途中もモンスターが出るが一閃で即終了。ハッキリ言って作業である。


20分もしないうちに最奥の目的地に辿り着く。その大きく開けた場所の中央に、土で出来た台座が作られ、そこに通称ダンジョンコアと呼ばれる物が光っていた。


そう、この廃坑にモンスターが溢れる原因となった金属モンスターである。


このダンジョンコアなる物は、己では攻撃はして来ないが、ある日突然人気の少ない所に発生しては、モンスターを次々と召喚し、巣窟化する非常に厄介なモンスターである。


たが、金属としては非常に価値があり、俺みたいな底辺鍛冶職人でもDランククラスの装備品が作れる。


つうわけで一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃一閃!!!!


ジャイアントバットやアーマーダンゴムシがゴミのように倒せる。


おお!良く見たらジュエルスライムがいるじゃありませんか!


優しく一閃。ふふふ、いや~漢字様々ですな。物の五分もしないうちに全滅をさせて台座からサッカーボールサイズのダンジョンコアを引っこ抜く。……重!?何これ……


コアが徐々に光を失い只の玉に戻る。これでダンジョンコアは倒した。コイツは台座から引き抜くだけで倒せるのだ。……重いんで地面に置くわ……えー聞いてないんですけどこの重たさ。


どないしよ。コレを担いで帰んなきゃいけないの?…………いやいやいや! 無理だし。ん~~~~~~~~!


加工前だけどインプリートしちまうか! つうわけで鑑定。


□■□■□■□■□


【分類】⇒金属⇒ダンジョンコア

【入力文字】⇒未記入 0/8文字 


□■□■□■□■□


加工すればもっと文字数は増えるんだが、俺の手にコイツを持ち帰るのはちと骨が折れる。


なんて書き込むか…………決めた!


カキカキカキ……俺はダンジョンコアの表面に漢字を書き込み唱える。


「インプリート!」


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