クーリングオフしてぇ……
「貴方様のメス奴隷のミランダですワン……えぐっ……」
「優しく可愛がってほしいですワン……えぐっ……」
カクヨーム王国から帰国した俺の部屋に、何故か鎖で繋がれていたミランダ先生とオードリー理事長が意味不明な事を言って泣いていた。
「ミランダ先生……100文字以内で説明頼む……」
「ご主人様を期日までに王のところに連れて行かなかった罰で性奴隷となりました。これは王の厳命で奴隷紋も既に埋め込まれていますワン」
「だから我等は既にご主人様の物ですワン」
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「パパが固まっている……」
「12歳のエレンに30過ぎのあんたたちはキツいだろ……」
「自業自得とはいえ、これって嫌がらせになっていませんか?」
アイナの言う通りだよ! ミランダ先生もオードリー理事長も30半ばでまだ綺麗な方とはいえ! 俺は妙齢の婦人に興味はねぇよ!!! てかヘタしたら母ちゃんと同い年だろ!
しかも性奴隷って最低ランクの奴隷。殺そうが犯そうが一切おとがめなし。一応奴隷制度にも法があって。彼等も王国の労働力の一端を持っているので意味なく殺したり犯したりすると持ち主が罰せられる。
だから、重罪人や死刑囚にならないと性奴隷にかせられないし、国から許可も得ないと購入することすら出来ない。それは他国でも同じで、だから、俺の自然武器にあれほどカクヨーム王は執心なされたのだ。
「エレン……しっかりと可愛がってやりなさい」
哀れに見つめる母さん。歳近いもんな……
「んっんん。エレン。今度こそ俺がなぁ……うへへへ……まてまてまておまえ!? 店の武器は止めろ! え、え、エレン助けぐほぉ……」
「親父……学習しろよ……」
奴隷を解放してやりたいが、そうなると奴隷は殺傷処分にしなければいけない決まりなのだ。
「クーリングオフしてぇ……そんでもって、こんな嫌がらせする王にはますます会いたくなくなった……親父、母ちゃん、王の使いが来ても丁重にお断りしてくれ。」
「まかせときな! あんたもいいわね。」
「ばがりばひた……ぐふ……」
「でだ。ミランダ先生に巻き添えを喰ったオードリー理事長も俺の物になったのか…………親父、母ちゃん、あと、三人も済まねぇが俺が言いと言うまで部屋にこないでくれ。……その……わかるだろ?」
母ちゃんは俺の方を叩きながら「しっかりやんな! 出来れば女の子ね」と何故か応援してくれる。そして親父は……言うまでもないな……察してくれ……
アイナ達は素直に聞いてくれる。ここでごねても仕方がない事をわかっているからだ。何故なら既に回避しようのない状況。それにそもそもは売られたケンカから発していて、俺は買っている。だから、ヘタな同情は掛けないことにした。
「ひっ!? つ、つ、つ、ついに散るのね……」
「ご主人様……私……初めてなんです……」
たっく、しょうがねえな。とは言え二人は犬人族で鎖に繋がれているのが何故か絵になり、少し俺の欲情を駆り立てていた。
「……ミランダ先生。あのとき、ちゃんと俺の武器を検証してればこうならなかったのによ……ついてないよな。オードリー理事長なんて巻き添えもいいとこだろ……」
「その通りですよご主人様……ミランダのばかぁー!」
「ご主人様の言う通りです……でもこんな年増なんて興味がないでしょ? だから放置して下さって構わないですわ……」
目が死んでるし……
「まあ、先生達には悪いけど自業自得だし、解放することも出来ない……繰り返して言うが、先生達から売ってきたケンカだ。だから俺を受け入れてもらう。これはけじめとしての落とし前だ。」
「うぅ……」
「エレン君はそういうところは頑としてまげないよね……」
「当たり前だ。オードリー理事長も巻き添えとは言え、これまでミランダ先生のこういった事を許してきた一端はあるし、俺だって真実かわからんが、色々と噂は聞いたことがある……つまり、ツケが来たんだよ。諦めてこれからの人生は俺のために奉仕してもらう。と言うわけで早速二人には若返ってもらおうか」
「「は?」」
この際だから二人には俺の望みを叶えてもらうことにした。つまり、人間誰しも鬼畜な行為をしたいと思ったことがある筈だ。だからそれをするために二人をカスタマイズすることにした。
「俺好みの女にするってことだよ。まあ、俺の性奴隷になって良かったと思わせるくらいの装備品を作ってやるよ。それがせめてもの情けだ。」
ガクブルしている二人を放っておいて俺はカバンから未記入のプレートタグとネックレスを取り出す。カクヨームで実は勇者達からダンジョンコアの依頼が殺到し、2日ほど残るハメになってしまったのだ。
なのでその間にプレートタグとネックレスを作ったのだが、エンガイさんもついにおれて俺にダンジョンコアを差し出して来た。その時に彼とわかり会えた気がした。
かなり葛藤してたもんな……でもよ、欲望ってのは大なり小なりあるもんだよ。それが人様の迷惑にならない限りはある程度許されるべきだ。
と言うわけで俺の欲望を満たすネックレスをサクサクっと打ち込む事にした。
………………
…………
……
…
完成である。俺は鬼畜だ! それを偽るつもりはない。目の前には美幼女のミランダ先生とオードリー理事長がいる。
そう……告白しよう。
俺は少し困っていたんだ。モモが俺にその……父親として以外の感情をもって接してくることにクラッとくるときがある。
この前も目を覚ましにモモが俺にキスをしていて飛び跳ねた。「パパおはよう♡」って凄く照れた顔で……あの時はすぐにモモを部屋から出して、アイナとリンメイに朝から相手をしてもらったことでなんとか押さえた。
そう……俺の今の年齢もあってか、モモが守備範囲に入ってしまってるのが不味いんだ……
そこで二人にはその貯まった欲望を叶えてもらう為の姿に変わってもらった。
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【製作者】⇒マーク・エレン
【所有者】⇒マーク・エレン
【分類】⇒アクセサリー⇒プレートタグ×11+ネックレス
【材質】⇒鉄
【防御力】⇒10
【入力文字 1】⇒自然回復 4/4文字
【入力文字 2】⇒異常回復 4/4文字
【入力文字 3】⇒精力極大 4/4文字
【入力文字 4】⇒身体強化 4/4文字
【入力文字 5】⇒快感極大 4/4文字
【入力文字 6】⇒美幼女化 4/4文字
【入力文字 7】⇒性技極大 4/4文字
【入力文字 8】⇒不老不死 4/4文字
【入力文字 9】⇒避妊体質 4/4文字
【入力文字10】⇒全身性器 4/4文字
【入力文字11】⇒処女回復 4/4文字
【総合評価】⇒SSSランク
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ああ、変態と言ってくれて構わん! 二人は俺専用の美幼女と化し、モモに決して出来ないような事を俺は全て吐き出すかの如くして、して、しまくった! 飯も食わずにひたすらやりまくり、次の日の朝には悟りを開いた顔で部屋から出て来た俺を、モモ以外の全員は微妙な顔で見ていた。
アイナとリンメイ……あと母ちゃんもかな。美幼女と化したミランダとオードリーを見て察してくれたのか、何も言われることがなかった。ただ親父が血涙を出しているのを見てため息を吐きたくなってしまった。
だから俺は作っておいた。これと似たネックレスを数種類用意して、その効果と組み合わせを記したメモを二人に手渡す。最初はキョトンとする二人だが、その効果が書かれたメモに目を通して顔が上気する。
「親父、母ちゃん。何も言わずに今夜これを二人ともつけて一緒に寝てくれ。あと、声はなるべく押し殺してくれな。寝不足になるから」
真っ赤になる母ちゃんと親父は黙って受け取ってくれた。その日は部屋が凄い状況になってしまったので、お片付けをし、精神的になんか疲れたのでまったりとだらけて1日を終えた。
その日の夜……母ちゃんの押し殺せなかった声が一瞬家中に響くが、そのあとは聞き耳を立てなければ大丈夫だった……うん、寝よう。ネックレスは無事上手くいったようである。
翌日の二人は新婚夫婦ばりのキャッキャッウフフで、俺達はそれを見て胸を撫で下ろした。そして、やっと俺は品評会用の武器を作ることに決めた。カクヨームの王様や勇者達の依頼で素材を報酬としてたくさん貰った俺は今日ついに作る! 俺の夢を叶える為の武器を! 見ていろよ総合ランキング! きっと300位入りを果たしてみるぜ!




