2-48、この世界に魔法は無かった、いいね?
対立期の歴史資料を資料置き場に移動させました。
邪剣使いこうりゃく、73日目、晴れ。
きょうは、例の軍隊を見つけたよ。
野営しているみたいで、ずっと動かなかったよ。
邪剣使いこうりゃく、75日目、晴れ。
軍隊の一部がようやく動き出したよ。
ぜんぜん動かないから、どうしたんだろうと思った。
二手に分かれて、片ほうはまだこの場所に残るみたいだったよ。
だから動き出した部隊についていくことにしたよ。
邪剣使いこうりゃく、80日目、くもり。
軍隊って進むのがめちゃくちゃ遅いんだね。
しょうじき、もうかなり後悔してるよ。
ふつうに自分で動き回ってるほうがよかったかも。
『邪剣使い』攻略、85日目。
おぉぉ……。
すげぇ、すごすぎる!!
これマジで異世界リアルタイムストラテジーじゃん!!!
小高い丘の上、茂みの中にしゃがみ込んで、戦場をこっそりと覗き見る。
いくつもの軍旗が翻る、城壁と空堀に囲まれた都市。
それを攻囲する軍勢。
クシュルパーニャの軍隊にこっそりついていったら、こんな場面に辿り着いた。
軍鼓が打ち鳴らされ、喊声が響き渡る。
壁上から寸暇を惜しんで矢継ぎ早に放たれる雨の中、地上の歩兵は盾を掲げ寄り集まり、前進を続ける。
歩兵の一隊が空堀に接近すると、堀の底の土が唐突に盛り上がり始め、歩兵隊を通す土の橋がゆっくりとできあがっていった。
矢の雨に耐え抜いた一隊は土橋を渡って空堀を越え、城壁に辿り着く。
すると、今度は城壁に繁っていた蔦が動き始め、歩兵隊の一部を拘束、隊伍が乱れ、そこに壁上から岩が落とされ一斉に射かけられる。
ファンタジイイィィィーーーーッ!!!!
すげぇッ!!!
いや必死に戦ってる兵隊には悪いんだけどこれはさすがに興奮を抑えられないッ!!!
(ふむぅ、なるほど)
なになに邪剣!?
なにがなるほど!?
教えて教えて!!!
(くふふ、戦争見てはしゃいじゃってるとかけっこう引くけど、でもはしゃいでるマスターってかわいい!)
早く教えて!!!
(うむ、魔法が無くなったわけだから、どういった戦争が行われているのかと思ったのだが、やはり、『六元分割』の影響で『支配能力』の使い手がかなり増えているようだ)
(いや、『支配能力』にしてはひ弱すぎる、うーむ、『支配能力』の劣化版のような能力が蔓延しているのか?)
土が盛り上がったり蔦が動いたりしてたファンタジーな攻防の話だな!?
『支配能力』って、あー、たしかに、おれが見たことある『風気支配』とか『土魂支配』とか『火因支配』に比べたら、だいぶしょぼいよね。
っていうか、あいつらのアレって、絶対一人でこの戦勝てちゃうじゃん。
普通の兵隊たち見たらよくわかったわ、マジでチートだったんじゃん。
(うむ、なにせあやつら、現『天秤』たちだからな!)
「均衡」の使徒なのにバランスブレイカーなんだよなぁ………。
そういや、魔法があったときって、どんな感じの戦争だったんだ?
いや、ほら、やっぱり魔法が使えるようになる可能性だって、もしかしたらひょっとすれば、なきにしもあらずだし?
その、いちおう、聞いといたほうがいいのかと思って?
(………ねぇマスター、魔法は、もう諦めよう?)
ぐぅっ!!
いや、でも、でもでもだって!!
(戦争のやり方も変わっているくらいだし、これまで一人も魔法の使い手を見なかったであろう?)
(それに、この世界の魔法は、たぶんマスターの性格とは相性が悪いと思うのだ)
ぐうぅぅ……。
ん、性格?
おれの性格と相性が悪いってなに?
新五百円玉が出たあと旧五百円玉を全部取っておいたこの性格になにか問題でも?
もしくは、レアな強化素材とか温存しちゃって、使わないままラスボス倒しちゃう、みたいな性格のこと?
エリクサーをどうしても使えない、みたいなところ?
(えっ、うむ、まさにそれ、さすが我のマスター、なぜそういう性格の話だとわかったのだ?)
えぇ、いや、こっちもてきとうに言っただけだったんだけど。
ぜんぜん意味わからん。
なんでエリクサー使えない性格だと魔法使えないの?
(つまり、その、温存癖というか、貧乏性というか、そういうところがあると、このバローグの魔法は使いづらく感じると思うのだ)
ほう。
つまり、なぜ?
(この世界の魔法には、地球の日本のフィクションのような、MPや魔力といった概念が無い)
(とはいえ、無償で使えるなどということも有り得ない)
(だから、このバローグの魔法とは、自らの生命力を対価として成就させるものなのだ)
あぁー。
なるほど、そうきたか。
生命力、ね。
たしかにそりゃ、使いたくなくなるわ。
要するに、魔法を使うと寿命が減る、ってことなのか?
(もちろん寿命も減る。しかしそれだけではなくて、怪我や病気、疲労や老化などでもともと生命力が低下しているときに魔法を使えば、そのまま死に至ることもありうる。健康な状態でも、極度の疲労感に襲われ、老化も早まる)
うわ……。
寿命どころじゃなかった……。
マジかよ、予想以上にえげつねぇな。
(だが、それは攻撃的な目的で使用するような場合に限られるのだ。日常生活の中で用いるような小規模な魔法、「常用魔法」であれば、影響は薄い)
影響は薄い、と。
薄い、ってことは、ゼロじゃないわけだ。
微量ずつでも生命力を消費する、ってことでしょ?
そんなもの常用しちゃって平気なわけ?
(いや、もちろん平気ではないぞ、寿命は明確に縮んでいたようだ。しかし、やはり魔法は便利すぎたのであろう。人間たちにとって、魔法を使わないという選択肢は、有って無いようなものだったようだぞ)
んー。
なんとなくわかる、かもな。
地球でも、車が人を容易に殺し得る道具であるとわかっていても、今さら使わないなんて選択肢は無かったわけだからな。
人類にとって、「便利さ」というものは、被害者たちの人命よりも重い。
その「便利さ」こそが、より多くの人命を支えている側面もあるからだ。
いや、でも、この異世界では自分の便利さのために自分の寿命を削ってたわけだから、ちょっと違うか?
あぁ、発ガン性物質がどうのとか知ってても添加物まみれのもの食べちゃう、って感じのほうが近いか?
(でもマスター、魔法に関しては、自分の寿命を削らない方法もあったのだ)
えっ。
なにそれ、ずるいじゃん。
あぁ、ずるい、つまりチート、ってことですか?
(奴隷や使用人たちに「常用魔法」を使わせればよいのだぞ。それなら快適便利な生活が保たれる)
おほぉーっ。
そうきますかぁ。
労働力だけじゃなくて、生命力すらも日常的に搾取するわけだ。
地球よりひでぇじゃん。
いや、どうだろう、地球もどっこいどっこいか?
っていうか、それ邪神の知識?
人間の生活の知識って、あんまり無かったんじゃないっけ?
(邪神軍族のことだからな、それなら邪神様も知っていたのだ)
そう、か。
あぁ、邪剣は、「か弱いものたちの共同体」って言ってたっけ、その邪神軍族のこと。
搾取される側だったものたち、ってことか。
(うむ、強者が弱者を貪る時代だった、だからその弱者たちが戦いを挑んだのだ)
(持たざる弱者であったから、だから邪神軍族は強かった。命を削る魔法を使うことに、なんの躊躇も見せなかったからな)
なるほどね。
そうか、生命力を消費するとかめちゃくちゃえげつないと思ったけど、捨て身の一発逆転が可能だと思えば、弱者救済要素でもあるわけか。
んー、でも結局、自爆テロみたいなもんなのか?
自分も生命力使ってすぐ死んじゃうんだったら、逆転にはならないか?
(えっとね、マスター、ちょっと違う)
ふむ。
(さすがに自爆というほどすぐには死なないのだぞ。というか、一発で命と引き換えになるほど威力の高い大魔法は、そもそも常人には扱えない)
(命を落とす可能性があるのは、あくまで生命力が大幅に低下していた場合に限られる。だから、捨て身の魔法使用法とは、自爆ではなくて、攻撃魔法の連発だったのだ。普通の神経では、死のリスクを無視して魔法を連発するなどできないであろう?)
ふむふむ。
なるほどね。
命を惜しまずどんどん魔法を使うから、連射力に差が出るわけか。
躊躇してしまう普通の魔法使いが先込め式で単発の火縄銃って感じで、躊躇しない邪神軍族の魔法使いは、ボルトアクション式の連発銃って感じだな?
そりゃ強ぇわ。
それなら逆転できちゃうね。
で、結局、魔法を使ってた頃の戦争ってどんな感じだったんだ?
おれのイメージだと、銃・騎・砲の三兵種が揃ってるナポレオン戦争あたりが近いのかなって思ってるんだけど。
魔法が持ってる火力って地球だと1800年代くらいの火力なのかな、って。
(んーと、たしかに、マスターの魂から得た知識の中だと、その時代が一番近いかも)
(ただ、やはり大きく異なる点がいくつかあって、一番の違いは兵器と魔法の違いだと思うのだ)
うん、おれもそう思う。
さっきのこの戦場の「支配能力モドキ」を使ってた攻防で気付いたわ。
あの能力、あぁやって隊列の中から使われると、「どの兵士が使った能力なのか?」がわからなかったんだよ。
だからたぶん、魔法の場合もそうだったんだろうな。
つまり、最大のポイントは、兵種の不可視化が起こる、ってことだろ?
(うむ、正解だ、さすが我のマスター!)
ってことはやっぱり、この世界の魔法って、杖とか宝玉みたいな「触媒」は必要無いんだよね?
「見た目だけじゃ誰が魔法使いなのかわからない」ってことだ。
(そうなのだ、そこが地球の兵器との一番の違い、このバローグでの魔法は、「何も持たなくても使える」ものだったのだ)
いやー、怖いな。
正直、戦争のこと考えたら、この世界から魔法が無くなっててよかったのかもしれない。
だって、軍支給の普通の一般兵のかっこうしたやつが、いきなり火砲並の魔法をぶっ放してくるかもしれない、ってことでしょ?
槍とか剣とか持ってる古代の戦士みたいな見た目で、ライフルとか手榴弾とかに近い火力を持ってる近代歩兵みたいな性能かもしれないんでしょ?
フィクションのファンタジーみたいに、杖とか持ってて見るからに魔法使い、っていうのとは話が違うわけだ。
(どちらかというと、魔法使いは軽装になる、という傾向は高かったのだぞ。生命力を消費するぶん、疲労を減らす必要があったからな)
あっ、そうなの?
じゃあ見た目で区別がついたってことか?
(いや、だから結局、魔法使いに合わせて、歩兵全体を軽装化するのが主流だったのだ)
(軽装化して、機動性を上げ、密集しないようにバラけて戦う。そうすることで、敵の魔法に一網打尽にされる危険性も減らしていたのだぞ)
身軽にしてバラけて、って、散兵戦術か!?
はー!
なるほど、その辺は地球の戦史とも一致してんだなー!
魔法っていう大火力の攻撃手段があるわけだから、陣形組んで密集してたらただの的だからね。
火砲の発達とともに散兵戦に移行していった地球の場合と同じなわけか。
さすが現実の異世界。
ほら、フィクションの異世界だと、大火力の魔法があるはずなのに中世みたいな隊列組んで戦争してたりするじゃん?
反魔対抗術式だとか、カウンターマジック的なものがあるタイプの世界観だったら納得できるんだけどさ。
なんつーか、魔法文明なりの戦術史、みたいなものをちゃんと見てみたかったんだよね。
っていうか、ホントにそれ邪神の知識なの!?
あいつ人間の戦争のやり方とか興味あったの!?
(対立期に、『浅謀短慮蛮人』という使徒がいてな。そやつが邪神様に、こういった知識を何度も何度も嬉々として語っていたのだ)
なにその使徒。
蛮人ってストレートすぎない?
名前が完全に脳筋キャラじゃねーか。
戦術語る脳筋、ってなんだよ、演義と史実の燕人の張さんを足して二で割った感じかよ、それどっちみちお酒で失敗しちゃうじゃねーか。
そんなキャラじゃなかったとしても、その異名、棍棒片手に半裸で敵陣に突っ込んでくゴリラみたいな雰囲気しか思い浮かばないんだけど。
(うむ、まぁ、その、半裸は正解だぞ)
まーた脱いでやがんのか邪神関係者は!!
(返り血まみれになるから装備を着替えるのが面倒になったらしい)
コワイ!!
えっ、ちょっと待って今何の話だったんだっけ?
やたら戦争に詳しい邪神の知識についての確認だったよね!?
なんでそんな修羅の話になっちゃったの!!?
それじゃマジで燕州の張益徳さんじゃねーか!!
(『浅謀短慮蛮人』は、知勇兼備の猛将だったのだ。だからどっちかというと、演義の美髯公とかそっちのタイプなのだぞ)
うん、わかりやすいたとえをありがとう。
この邪剣、もうおれの魂に毒されすぎちゃってるから、すっごい伝わる。
二つ名が紛らわしいから、素直に「深謀遠慮蛮人」とかにしてくれればよかったのに。
いや、それはそれで、どんな蛮人だよ、って感じになるか。
うん、そうだ、しょうがない、あの邪神の使徒に常識とか求めちゃいけなかったよね!
そうだったそうだった!
(そうだぞマスター、邪神様の関係者はみんな常識が非常識だぞ!)
などと邪神関係者の邪剣さんが供述しており……。
(でもマスターもそのまた関係者なのだぞ?)
藪蛇つついたわー。
で、そう、魔法の話に戻ろうか。
もうちょい邪剣データベースの引き出しある?
散兵戦に移行済みだったってことは、塹壕戦とかはどうだったの?
六元って、木霊、水精、土魂、雷子、火因、風気、だったよな。
塹壕戦、土魔法の見せ場だったんじゃない?
(さすマス、こういう話題だと冴えててすごく早口で言ってるの、やっぱりすごくオタクっぽいな!)
あぁ、うん、自覚はしてるんだけど、うん。
いや、今さらもういいんだけどさ、もうちょっと、ねっ?
ちょっと釈然としないよね!
(魔法使いの兵士は「法兵」と呼ばれていてな、特に魔法を用いる工兵を「法工兵」と呼び、土魔法を扱う「土法工兵」の存在は、陣地作成に欠かせない存在だったのだ)
ほー、「土法工兵」とか、くっそ熱いんだけど。
ロマンがやばい。
(法工兵部隊の中には、他に「水法工兵」や「木法工兵」もいたのだが、水魔法、木魔法の使い手は、やはり「木法・水法糧給兵」に充てられることのほうが多かったのだぞ)
ふむ、「糧給兵」とな、つまり「輜重兵」か?
(うむ、しかし「蝶々蜻蛉」などと揶揄されていた旧日軍のそれとはだいぶ違う扱いを受けていてな、敵にとっては最優先撃破目標、味方にとっては最優先警護対象だったのだ)
えっ、そんなに補給線を狙い合ってたの?
こっちの戦争ってそんなに高機動な感じだったのか?
(いや違うぞマスター、そこもバローグと地球の、魔法の有無による大きな差だな)
(こちらの戦争では、「補給」という概念はあるにはあったが、そこまで重視されていなかったのだ)
んん?
ちょっと意味わからん。
重視されていないはずなのに、最優先で攻めたり守ったりするべき部隊だった?
(マスター、だから「補給部隊」ではなくて、「糧給兵」だったのだ。彼らは「補う」部隊ではなかったのだ)
ふむ?
(くふふ、まだわからんか?)
わからん。
そう焦らすなよ。
(地球の常識とはだいぶ違うからな、特にマスターのように中途半端に軍事知識を持っていると、余計に思い浮かばんのかもしれんな!)
焦らすなってば。
(「糧給兵」たちは、輜重輸送が主任務なのではなく、魔法を使ってその場で食糧生産をする部隊だったのだ)
……………はっ?
(「木法兵」は種の状態から即座に収穫できる状態まで植物を育て上げることが可能で、「水法兵」はその際に必要となる水と、飲料水や煮炊きに使う水を作り出すことができた)
………兵站チートぉ!!
あやまれ!
木牛流馬とかがんばって考えてた、はわわ軍師にあやまれ!!
(マスター、今日は三国系な気分の日なの?)
異世界やっぱりおかしいって!!
そのファンタジー完全に行きすぎてるから!
手から麦を生み出すとか救世主の特権すぎてファンタジーどころかバイブルだから!!
(麦は手間だから、戦場生産は芋や豆が主流だったのだぞ!)
超えるなッ!!
そんな軽々しく地球最高峰の聖人の偉業を超えるなッ!!!
フィクションだったらいろんな方面から怒られちゃうからッ!!!
(大丈夫、現実だぞ!)
そんな現実あってたまるか………。
散兵戦とか兵種の不可視化にも驚いてたんだけど、これはさすがにひどい。
ひどすぎる。
(しかしまぁ、欠点も大きくて、即時栽培で一粒の種から得られる収穫量は通常よりも少なかったのと、あと木法兵の消耗がかなり激しくてな。長期間に渡って陣を敷く場合は、やはり通常の輸送による補給との併用が必要だったのだ)
あぁ、そうなの。
でも、長期間じゃなかったらそこまで問題にならなかったわけでしょ?
充分チートだわ。
まさか火力とかの前線部隊よりも、後方のほうが魔法の恩恵がでかかったとは。
(前線で使われる攻撃魔法として扱いやすかったのは、死属の火魔法と風魔法だけであったからな。それにその風魔法を使う「風法兵」も、「風信兵」としての任務のほうが多かったのだ。だから実質、攻撃魔法とは主に火魔法のことを指していたのだぞ)
おいちょっと待て。
またか。
またやばそうな兵科が出てきたな?
風、信?
(正式には「風法通信兵」だぞ、風魔法で離れた位置に音声を届けることができたのだ)
無線通信かよぉ……。
ダメだろ、マジでやりすぎだって。
異世界だからってファンタジーだからって、なんでも許されると思っちゃいけないよ?
1800年代なのは火力面だけじゃねーか!!
その火力だって、魔法だから兵士の外見じゃ判断できないんでしょ!?
ファンタジー戦争こわすぎ!!!
(でもマスター、魔法はもう無くなったから、安心して?)
うん!!
良かったよ!!!
本当にこの世界の魔法が無くなってて良かったよぉ!!
(それでマスター)
うん?
どうした邪剣?
(この後って、どうするの?)
魔法の無くなったファンタジー世界、その戦場を眺める。
大国クシュルパーニャの軍隊が攻め寄せる、都市を眺める。
この都市の名前は、まだ知らない。
さて、と。
おれは立ち上がった。
どうしようかな!!
(うん、どうせまたこんなノリだと思っていたのだぞ!)




