表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

その4  決戦! 女王の城!

その4  決戦! 女王の城!


 ドアが開く。

しまったぁー

と思った、その時聞こえてきたのは。

「あれ?イクミ達だー」

え?

その声は!

なんと、ヒトミの学校のお友達、ナオちゃんだったのです。

その後ろからは、やっぱり学校のお友達のオノマンが!。

「なっなんでここにいるの?

二人とも」

と、メグちゃんがきくと

「なんでってねぇ」

と、二人で顔を見合わせました。

「右大臣と」

と、オノマン。

「左大臣の」

と、ナオちゃん。

最後に二人で、

「アルバイトしてるんだもん」

と、声を合わせて言いました。

えっ?ええっ?。

だっ大臣?

じゃ敵じゃないか!

と、ヒトミがパニックに陥っている時、部屋の奥の奥から、人一倍でかい、どこかで聞いたような声が響き渡りました。

「右大臣!左大臣!何をしているのっ」

女王だっ!

と、誰もが思いました。

あたふたと、ナオちゃんとオノマンは奥へ行きます。

 それに続いて、ヒトミ達も部屋へとちゃっかり入っていきました。

部屋の奥の奥にたどりつくと、薄い垂れ幕の向こうにイクミの目的の人物は、いました。

「もぉー。

待ちくたびれたー」

女王は、ヒトミ達を見ると、驚きもせずに一言そう言いました。

と、言うことは始めから知っていたことになります。

女王は、どうやってヒトミ達が来ることを知ったのでしょうか?

でも、答えは簡単でした。

垂れ幕をかきあげて、出てきた人がいたからです。

なんと、用があるというので別れた、ミズエちゃんでした。

「ごめん。つい、口がすべっちゃって・・・」

ミズエちゃんは、申し訳なさそうにあやまりました。

「ううん。別に奇襲かけるつもりはなかったし、それに口止めしなかった私の方が悪いんだから、気にしないでね!」

という風に、皆、口々にミズエちゃんを許してあげました。

 しかし、さらに驚いたことに女王の正体は!・・・

なんとぉ!。

アリリンでした。

アリリンはヒトミの学校の先生なのです。

これにはびっくりしました。


「ひとーつ、人の世の税をすすり・・・」

 突然イクミちゃんは、大声で、クィーン・アリリンに向かって、桃太郎侍みたいなセリフを言い始めました。

メグちゃんもイクミちゃんの真似をして言いました。

「ふたーつ、ふらちな悪行三昧」

オノマンも加わります。

「みっつ、みにくい浮世のクィーンを…」

「退治してくれようナオミ!」

と、ナオちゃんが割り込んで言うと、みんなが

「ちっがーう!」

と、抗議したので、ナオちゃんは素直に

「はいはい、違いますねぇ」

と言いました。

 気を取り直して、ヒトミは最後のしめを・・・

「退治してくれよう。……三の一!」

と、言うと、いきなり地響きがして、どこからともなく三年一組のクラスメイト達がやってきて、クィーン・アリリンを、ぶっ倒し、またどこかへと地響きをさせながら、去って行きました。

安全な場所に避難していたヒトミ達は、じっと見ていました。

「後に残るは、ぶっ倒されたクィーン・アリリンのみなり・・・」

 しかーし、それで終わりではなかったのです。

(できれば終わりにしてほしかった!)


運命のいたずらか、彼が帰ってきたのです。

彼の名はユウサク!。

 彼はあろうことか、やっと起き上がった、クィーン・アリリンをわざとらしくも、もう一度、地面とお友達にしてしまったのです。

これには、さすがのクィーンも我慢できなかったのでしょう。

 ヒトミは、とってもいやな予感がしました。

そしてその予感は…くしくもあたってしまうのです。




 怒りに燃えるクィーン・アリリン。

その瞳から、彼女の史上最強の武器『アリリン・ビーム』が、発射されました。

その第一弾は、ユウサクにそそがれました。

ビームをくらい、かれは

「うわぁあぁぅー・・・」

という、悲鳴とともに倒されました。

 しかし、やはりというか、クィーン・アリリンの攻撃は、それに留まりませんでした。

彼女のアリリン・ビームは、一度発射されると、気が済むまで発射しなくては止まらないのです。

アリリン・ビームは情け容赦なく襲ってきます。

とうとう城まで壊し始めたので、上から石や砂がたくさん降ってきました。

「だっ誰かクィーンをとめてぇー!」

ヒトミは叫んでみましたが、止められるようなすごい人なんてここにはいません。

ただ、みんな逃げるばかり。

いつの間にか、みんなともはぐれてしまったようです。

心細くなってきたその時、ポンッと肩をたたかれて振り向くと、オノマンが微笑んでいました。

オノマンは、人にすばやく耳打ちしました。

「クィーン・アリリンを、王座に座らせるの。

おもしろいことが、おこるよ!」

なにやら、くすくす笑っています。

何が始まるのでしょうか?

「みんながアリリンの気を引くから、イッチーがなんとか座らせてくれない?」

なんあかみんな楽しそうなのでヒトミは言いました。

「うん。やる!」

ひとみは、わくわくしてきました。

依然として、アリリンは、暴れまくっています。

まず、イクミちゃんがラッパを吹いて、次にみんなもそれぞれアリリンの周りで、いろいろとやり始めました。

オノマンは、エレクトーン。

メグちゃんは、タンバリン。

ナオちゃんは、たいこ。

ミズエちゃんは、木琴。

アリリンは、突然の音楽の嵐に怯みました。

「今だっ!」

ヒトミは、アリリンに後ろからスライディングをかけました。

宙に浮いたアリリンの体は、見事王座に!

座ったとたんに、上から水が降ってくる・・・

「それだけかいっ?」

「あら?

私どうしたのかしら?」

しかし、アリリンはさっきとは、まるで別人になっていました。


 かくして、国に平和が訪れました。

クィーン・アリリンは、平和を嫌う黒魔女に、タチの悪い呪いをかけられていたそうで、今は、普通の人に戻り、良き政治をしているそうな




めでたし、めでたし……???


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ