物語は突然に その1
今私は何が書きたい?
私は何を読者に伝えたい?
私は…今本当に物語を書きたい?
色々考えて3時間が経った。
―――9月のとある金曜の夜―
私は、河西春姫。
17歳の若小説家です。
今…ものすごく考えてます。
ストーリーが思いつかない。
書いてみてもこれは今書きたくない。
みたくなって…。
「春姉そんなに忙しいの?」
「春人まだ起きてたの?
うん…ストーリーが思いつかないの。
どうしたらいいのかわからなくて。」
「そうなんだー。
てかさ、春那が
寝付けなくってさあ…。
ママとパパ寝ちゃったし」
「春人、一緒に布団はいってあげて。」
「うん、いいよ。
ところで春姉、仕事は?」
「春那と春人が寝たら
ひとりでやるからヘーキ
ご飯も今から食べるし」
ホントはひとり嫌いなんだけど…。
「俺、起きててやるよ。
一人さびしいんだろ?」
このちょっとツンデレな可愛い男の子は
私の弟。春人っていうんだ。
今は小学5年生。11歳。
春人の名前の由来は
私の名前が春姫だし
春に生まれたから
春いれようってことになって
春人になった。
そして春那っていう子は
私の妹。本当にかわいくて仕方がない。
今保育園に通ってて2歳なんだ。
本当は春梨っていう名前に
する予定だったけど、
なんか言いづらかったから定番の春那にしたの。
母らしい理由だな(笑)
春って入れるのはもう決まってる。
「春姉…。
おねんねしたい…」
「眠たい?
ママといつも寝てるんじゃ?」
「ママが先寝ちゃった…」
「春人と寝るじゃダメ?」
「春にぃ寝ちゃったもん」
「ええ?春人寝たの?
しょうがないな。
今日はもう寝るか…」
―――翌朝――
「春姉!起きて!ねえ!」
「なに?春人?」
「ママがいなくなったんだよ!」
「え!?どゆこと!?」
「朝起きたら置手紙と離婚届があって!」
カサッ…
『パパ・春姫・春人・春那へ
私はこの家を出ます。
春姫たちが嫌いなんじゃないよ。
すごく好きだよ。
理由はいつしかわかるでしょう。
心配ないわ。パパがいるもの
それと春姫。春人たちをよろしくね
私もまた会いたくなったら
そっちに顔出すから。
連絡先はそのままだから
いつでもメールしてください。
河西家が大好きなママより。』
いったいどういうこと!?




