表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/52

第三十三話 ???


ーーーー???ーーーー


 ほとんどの者が辿り着くことができない、暗黒の世界。

 その世界は一見すると完全に闇ではあるが、目を凝らしてみれば微かな明かりが灯っている。

 微かな明かりは巨大な門を照らしており、その巨大な門にはある一人の男が立っていた。


「……」


 男が門へと触れると、門は音を立てることなくゆっくりと開いていく。

 門の中もまた暗黒ではあるが、床には皮が敷かれ、奥へと道先を示すように続いている。

 男は臆することなく、その皮を伝って歩んでゆく。


 しばらく男が歩くと、開かれた空間に到着した。

 男は歩くのをピタリと止め、その場に頭を下げ跪く。


「ルシファー様、計画の進捗についてご報告があります」


 男が頭を上げれば、目の前にはいつの間にか玉座があり、その玉座には女が座っていた。

 三対六枚の黒い翼を持ち、微笑む紅髪の美女の名は堕天使ルシファー。

 神と反逆の天使たちの戦争、天使戦争を起こし、天界から追放された堕天使の一人である。


「……ちょうどいいタイミングだわ、ルヴァデツ。私もあなたに言っておきたいことがあるの」

「……なんでしょうか……」


「誰かが魔のペンダントを手に入れたわ」


 その言葉に暗黒の世界はざわめいた。

 行方知れずのペンダントの所在が分かったという驚声、計画が進むという歓喜の声。


「いかがいたしましょうか、ルシファー様」

「こちらから干渉する必要はないわ、アンユラマンユラは復活するために互いに互いを導かせる。いずれその者とは巡り逢うでしょう」

「御意」

「遮ってしまったけど、計画は順調かしら?」

「はい、問題なく」

「報告ありがとう。では、解散」

 

 暗黒の空間はより一層暗くなり、門を照らす灯りもフッと息をかけられたように消える。

 ルヴァデツが顔を上げれば、ルシファーは幻の如く消えていた。


「もう少しか……」


 ルヴァデツは誰もいなくなった空間で、一人呟いた。


第一章 完

次章へ続く……

 

【Pendant ~忘れられし英雄たちと戦いの物語~】を読んでいただきありがとうございます!

面白いと思ったらポイントの評価とブックマークの登録をお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ